デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~ シーズン1 #9,#10(最終話/相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマデッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~

Netflixドラマ、1話30分、ダークサスペンス
2話ずつレビュー。
10話目がシーズン最終話

#9 秘密 I Have to be Honest あらすじ

ニックが事件の真実に近づく中、チャーリーから隠したかった真実を突きつけられ、心の内をジュディに話すことに。
一方ジュディも、もう黙っておくことができなくなる

 

相関図

まとめ

ニック

【TKGアート】を訪ねたニックは、ジュディの絵が1枚9000ドル以上で売買されていることを知り驚く。

9000ドル≒118万円

「TKGアート所有のマスタングについて聞きたい」と言うニックに対応したのはスティーブだった。
「マスタングは芸術家の持ち物だ」と言うスティーブに、「ジュディ・ヘイルのものか?」とズバッと真髄を突いた。

ペレス刑事

ニックはペレス刑事に、「ジュディ・ヘイズとスティーブ・ウッドがひき逃げした。ふたりは共犯だ」
と言い、細かい事実を伝えるが、「それだけでは逮捕できない」とペレス。
その上ペレスは、ニックがジュディと別れたこと、精神的理由で3ヶ月休職していることを挙げ、「捜査は私たちに任せて」とニックを退ける。

 

現状

ジェンがダンスを再開して新しく踏み出す一方、(子どもを産めない)と言う現実を受け入れることができないジュディは、落ち込んだまま。
そんなジュディに朝食を差し入れる気遣いを見せるヘンリー。ジェンも、「私たちが側にいる。あなたは家族の一員」と寄り添い、励ます。

だがジュディは、ハーディング家の家計が火の車で、ローン支払いさえも厳しい状況だと知ってしまう。

 

ジュディ

ジュディが介護施設と賃金交渉をしていると、そこへ慌てた様子でやってきたスティーブが、「ギャラリーに刑事が来てマスタングについて聞かれた」と。だがその刑事がニックだとわかり、「カレと付き合ってた。捜査協力して私から目を反らすように仕向けてた」とジュディ。だがスティーブは、「キミのマスタングだとバレてる。はっきり言っておく。捕まるとしたら運転していたキミだけだ。ボクは目撃者ってだけだ」と共犯だと言ってたスティーブは態度を一変させる。

すべての話を聞いていたエイブは、ジェンの夫をジュディが殺したと知った上で、「すべてを話したい」と言うジュディに、「ウソをやめれば自由になれる」と背中を押す。

エイブはジュディの良き理解者である入居者

ジェン

頭を下げる

ジェンは生活費を稼ぐために屈辱に耐え、ローナに頭を下げ、雇用を頼むが、ローナから、「パートナーに去られたのは自業自得。私はあなたが私を裏切ったことを忘れてない」と厳しい言葉を浴びせられてしまう。それでも、「息子たちのために働かせて欲しい」と言うジェンの態度に、「孫のため」とローナは雇い入れることに。

以前ジェンはローナの部下として働いていたが、突然退社、ローナを裏切り個人事業を始めたのだった。

そして、「テッドが死んだ日、息子がかけてきた電話に出なかったことを悔み続けている」と言うローナに、
「あなたのせいじゃない。自分を責めないで」とジェン。

スティーブの価値

仕事ができる人材であることをローナに知らしめるため、結果が欲しいジェンはスティーブをターゲットに、高級住宅地”サファイアテラス”の物件を紹介する。
スティーブは迷った末、即金で2戸を購入することに。

離れていく息子

大口商談をまとめたジェンはチャーリーへのプレゼント(PC)を用意し、ご機嫌で帰宅するが、家にはローナが。
「おばあちゃんの家で住む。父さんが死んだ夜、ママはパパと喧嘩して追い出した。パパは我慢できなかったんだ。オレも同じだよ」
チャーリーはそう言うと家を出ていく。

 

覚悟

ジュディはペレス刑事を訪ねると、「スティーブが資金洗浄、脱税をしてる。TKGアートは架空会社。証拠もある。全面協力する」と言い出す。
ペレスをレンタルトランクルームに連れて行き、「すべての記録書類がここにある」とジュディ。

 

真実の告白

帰宅したジュディは、庭で落ち込むジェンを見つけ、(何があった?)と気遣う。そんなジュディに思わず、「テッドがここにいないのは私のせいなの・・・」と言い出すジェン。

テッドが死んだ日。
大喧嘩の末、家を出て行ったテッド。テッドはジェンが乳房切除術を受けて以降、ジェンに触れようとしなくなっていた。乳房切除を理解してくれていると思っていたジェンは打ちのめされ、それ以降喧嘩が増え・・・とうとうその日、ジェンは苛立ちのあまりテッドの顔を殴りつけたのだったー。

「ランニングしてたんじゃない。カレは私を避けるために家を出て行って事故に遭った。私がカレを殺した」と自分を責め続けるジェンにジュディは、「やったのは私。私がやったの。66年製のマスタングを持ってたー」と告白してしまう。
ジュディは事故当時の状況を説明すると、「あなたに罪滅ぼしがしたかった。だから支えようと近づいた。なのにあなたをこんなに愛することになるとは思わなかった。あなたの息子たちと家族のように過ごせるとは思わなかった」とジュディ。

だがジェンはジュディの告白にフリーズしたまま。
「お願い、何か言って。償う方法を教えて。なんでもする。何か言って!」と懇願するジュディにジェンは、「死んで」と。

 

動き出した

ペレス捜査官

FBI捜査官と共にスティーブのトランクルームの書類のすべてを持ち出したペレスは、トランクルームの床にある油のシミに気づく。

ペレスはニックからの情報の証拠では?と気づいた様子
ジュディ

ジェン宅を出たジュディは介護施設へと行くが、エイブが亡くなっていた。
「さよならも言えなかった」と泣き崩れるジュディ

ジェン

真実の告白を聞いたジェンは、セキュリティボックスの中の銃を持ち出す。

 

感想

結局、ジュディは悪い人間になりきれなかったんですよね。
だけど、今更真実を告白されても、そんなもん受け入れられるワケがないジェン。
むしろ怒りは憎しみに変わるし、どうやってジュディと折り合いをつければいいのか、ジェン自身がわからないと思う。
”許すこと”でしか前に進めないと言うけど、許すほどむずかしいことはないし。

いよいよ次がシーズン1の最終話。

 


 

#10 ここから消えて You Have to Go あらすじ 最終話

夫テッドを轢き逃げした犯人がジュディだったと知ったジェンは、ペレス刑事にその事実を突きつけるが。
一方ジュディは、過ちを償いたいとジェンに接触する。
そしてジュディに資金洗浄、脱税を告発されたスティーブは窮地に立たされる

 

相関図

まとめ

真実を知って

夫テッドを轢き殺したのはジュディだった。
その事実にジェンは、ゲストルームにあるジュディの荷物をすべて燃やすと、監視カメラを設置し家のセキュリティを上げる。

ジェンはペレス刑事に、「ジュディが夫を轢き殺したと自白した。逮捕して欲しい」と申し入れるが、「別件が絡んでいてそれが解決するまで逮捕できない」とペレス。
当然ジェンは納得できず、ひき逃げ犯を野放しにするのか?と言うが、「償いは必ずさせる」と言うに留まるペレス。

「この世から消えて」

高級住宅地”サファイアテラス”の内覧の日。
ジェンはスティーブが契約を破棄したとローナから聞き、驚く。

その内覧に姿を現したジュディ。
ジェンは驚き、「来ないで。近づかないで」と言うが、「お願い。償いをさせて。自首する。だけどあなたを失いたくない。あなたに幸せになって欲しい」と言うジュディ。
その言葉にジェンは、「あなたは夫を轢いたのに放置した。夫は死んだのに、あなたは私に接触し、ウチに住み、子どもたちまで手なづけた。ソシオパスよ」と言い切る。
それでも、「何かできることはないか」と言うジュディ。
「あなたができることは、この世から消えることよ。今度、私や家族に近づいたら、銃で頭を吹き飛ばす。さっさの消えて!」とジェンは最後通告する。

ソシオパスとは、社会のルールを気にしない。平気でウソをつく。良心が欠けた人格

 

ジュディ

最後通告を受けたジュディは、銀行で全額を引き出すと、教会で合唱団の練習をするヘンリーに、洗礼のプレゼントを渡して欲しいとクリストファーに託す。

 

長男チャーリーとの和解

ヘンリーが洗礼を受けることになった。
その席でジェンは、ジュディが家を出て行った。彼女は私たちとは関わりのない人だと言う。
その夜、チャーリーが戻ってきた。
チャーリーが祖母(ローナ)宅へ行ったのは、睡眠薬を乱用してる祖母を助けるためだったと言う。
「悪い母親でごめんなさい。怒って喚き散らして最低だった。夫婦喧嘩まで見せた。許して欲しい。やり直したい」と心から謝る母親にチャーリーは、「愛してるよママ。イヤなヤツにならないで」と言う。

スティーブとの対峙

ジュディのヘンリーへのプレゼントを金庫に封印しようとしたジェンは、底に紙が挟んであるのに気づく。
それは、58万ドル(≒7000万円)の小切手だった。

その時、ジュディを探してスティーブがやって来た。スティーブはジュディの告発で資金洗浄、脱税がバレ、窮地に立たされていたのだ。ジュディはもういないと言うジェンに、「ボクの人生、家族、全部をジュディに壊された」と嘆き始めるスティーブ。
その身勝手な言い分に、「ジュディがテッドを轢いた」と真実を突きつけるジェン。

「今更だけど悪かったと思ってる。運転してたのはジュディだが。人生で最悪の一瞬だった。黙っているのはツラかった」とスティーブ。
その言葉でスティーブも同乗していたと知ったジェンは、「何故テッドを救助しなかったの?」と問い詰めるが、「わからない。誰が悪いか探るのは止めろ」とスティーブ。
スティーブの態度でジェンは、テッドを救助せずその場から逃げ、証拠隠滅を主導したのはスティーブだと確信したジュディは銃を向けると、「今すぐここから出ていって!」と迫るがスティーブは、「銃をおろせ、ジュディがどこにいるかわかるまでオレは出ていかない」と逆に脅しにはじめるスティーブ。

命を絶つ覚悟

その頃、ジュディはテッドを轢き殺した場所で自殺を図ろうとするが、叶わず、道路に立ち尽くしていた。そこへジェンから、「ウチに来て」と電話が入った。
ジュディはジェン宅のプールに浮いている死んだスティーブを見るー。

感想

ごめんなさい女友だち同士が結託して夫や恋人を殺す、もしくは傷めつけるStoryはあるある。だからこの展開を、やっぱりなと思ってしまったけれど、問題はここからの展開ですからね、どう展開していくのか、シーズン2以降を楽しみにすることにします。
このドラマ、「Big Little Lies」に似てますね。
「Big little・・・」より「デッド・トゥ・ミー」の方が軽妙で見やすいけど。

スティーブを殺してしまったジェンは、これからどうするのかな?
資金洗浄、脱税でペレス刑事とFBIが動いている以上、これを隠蔽するのは非常に難しいと思うワケで・・・。シーズン2はそれをどう展開するのか見ものです。

実はこのドラマはシーズン3がファイナルで、Netflixでは全シーズン配信済みです。
終了が決定した理由は、ジェン役のクリスティナ・アルプルゲイトが多発性硬化症を患ったから。シーズン3の撮影は、難病がわかったあとにその病と闘いながら撮影したそうです。
あと、ドラマの中でジェンが、乳がん遺伝子素因があるため両乳房を切除したと言う話しがありましたが、クリスティナ自身、同じ経験をしているそうです。
そういうことをシーズン1を見たあとに知ると、ジェンに対する気持ちが変化しちゃうので、良くないですけどね

ではシーズン2に進もうと思います。

 

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