●これまで見てきたエピソードの繋がりや説明などを一気に見せるエピソード。
今回は解説を入れてまとめています。
シーズン3 相関図、人物まとめ
| エピソード：1 異世界（黒髪マルタの世界） |
| エピソード：2 1987年版、1888年、2020年、2053年、異世界版 |
| エピソード：3 2019年異世界 |
| エピソード：4 1954年、2054年ヨナスの世界、2053年異世界 |
| エピソード：5 ヨナスの世界（1987年、 2020年、2053年）、 異世界（2019年） |
| エピソード：6 相関図なしです |
| エピソード：7 相関図 |
#7 時の狭間で Between The Time あらすじ
2020年の終末のとき、中年ヨナスと1888年にタイムトラベルしたヨナス、バルトッシュの1911年までの21年間のストーリーと、終末の翌年2021年～2041年までのヨナス、クラウディア、ノアの20年を描く。
まとめ
ヨナスの世界
1890年
ヨナスはタンハウス機械工場で、ヤケドを負いながらもタイムマシン製作を続けているが、完成にはほど遠い状況だった。
そんな状況にバルトッシュは、「2年経つがポータルさえ機能してない。本当は戻る気も終末を止める気もないんだろ？囚われてるだけだ！」と残酷な言葉を投げかけるが、「目的はもっと大きい。ポータルを使えば起源を捜せる。すべての始まりを破壊してそこから派生するものを消す。それが楽園だ」と言い切るヨナス。
そんなある日。
防護服を森の中に隠す女性がひとり・・・。シリヤだった。
シリヤはバルトッシュと出会う。
1904年
シリヤとバルトッシュは夫婦となり、待望の男の子を授かる。
ふたりは、【ハンノ】と名づける
1954年、行方不明となる牧師ハンノ・タウバーの名前と同じです。
ノアが生まれたと言うことでしょう。
1910年
しかしその6年後、シリヤは出産により失血死してしまう。
生まれたのは女の子。アグネスと名づけられる。
1911年
突然ハンナが女の子を連れてタンハウス機械工場にやって来た。
「ヨナスを捜しに来た」とハンナ。
しかしバルトッシュはハンナの連れている女の子が亡き妻にソックリなことに驚く。
ハンナの前に現れたヨナスの容貌は、すっかり変わっていた。
バルトッシュは、「旅の痕跡が身体に残ってしまった」と言う。
ハンナは女の子を、「娘のシリヤ、あなたの妹」と紹介するが、ヨナスの興味は、ハンナがナゼ、ヨナスがここにいると知ったのかだった。
ハンナは、「数日前にエヴァが突然訪ねて来てここにいると教えられた。私を捜してたのね？すべて私のせい。何もかも壊した」と謝るが、ヨナスは淡々と対応する。
その夜、ヨナスはハンナを首を絞めて殺し、シリヤを部屋から連れ出す。
1974年～1986年
タンハウスは1971年11月8日に事故死した息子家族に会いたい一新で、山小屋の貯蔵庫（地下室）を研究室にしタイムマシン製作に没頭する。
2021年
青年ノアとエリザベートは、閉じてしまったトンネルの掘り出し作業を続けていた。
エリザベートは青年ノアが話す”楽園”の話しが好きで、何度も聞かせて欲しいと言う。
青年ノアは、「楽園では痛みや苦しみから解放される、これまで経験したすべての痛みも消え、死んだ者も生き返る。アダムは約束を守る。通路は再び開く」と言い聞かせるよう話すのだった。
2023年
ヨナスはクラウディアと共に原発の廃屋内で＜神の粒子＞を利用しダークマターを完成させようとするが失敗続きだった。
「明日から別の方法を試す。時間はかかるけど成功するわ」と言うクラウディアにヨナスは、「もう諦める」と言うと原発を去る。
ヨナスは廃屋の自宅へ帰ると、父と同じように屋根裏部屋で首を吊る・・・が死ねない。
宙ぶらりんのヨナスを助けたのは青年ノア。
「約束しただろ。アダムは約束した。救うために終末は不可欠だ。それで全員が救われるんだ。キミは死ねない」と実弾が入っている銃を渡す。
ヨナスは躊躇なく頭を撃ち抜くが・・・発弾しない。ヨナスは死ねないのだ。
青年ノアは、「キミの命は消せない。未来のキミが存在する以上、時間が許さない。エリザベートとオレは通路を見つけた。キミも約束を守れ」と言うと見つけた通路の行き止まりの位置までヨナスを連れて行くと、「また開通する。そしてキミが、アダムが楽園に導くんだ。ボクらは友人になるが、キミは裏切る」と未来を預言です。
2040年
ヨナスとノア
17年が経過し、ヨナスとノアは友人となり、クラウディアと共にダークマターの完成を目指すが、まだ未完成だった。
ノアは、「成功しないのはクラウディアのせいでは？なぜ彼女を信じるんだ？」と言うがヨナスは、「キミはなぜアダムを信じる？アダムは騙してる。楽園なんてない。アダムはボクじゃない。ボクはならない。ボクが戻れば変えられる」と言う。
しかしノアは、クラウディアは何か隠してる。信用できない。用心するべきだと忠告する。
クラウディアと異世界のクラウディア
実はクラウディアは2人に隠れて異世界のクラウディアと接触を続けており、彼女の指示どおり、ダークマターを完成させないよう手を加えていたのだった。
異世界クラウディアは、ヨナスが異世界の存在に気づいていないことを確認すると、「誘導を続けて。両世界の結び目を維持して」と指示し、球体タイムマシンで去ろうとするが、「エヴァはずっと私に指示してきたけど、すべてを知ってるの？結び目は解けるはず。誰も死なずに。エヴァもアダムも知らない道を私が探し出す。両方の世界で」と言うと、異世界クラウディアを銃殺する。
そして球体タイムマシンで、異世界のクラウディアになりすましエヴァの元へ戻る。
エヴァはタイムマシンの設計図をなりすましクラウディアに渡し、「クラウディアにこれを。タンハウスに渡すの。彼女にすべてを繰り返す理由を理解させて」と言う。
2041年
ノアとエリザベートは女の子を授かり、＜シャルロッテ＞と名づけた。
楽園を信じているノアは、「通路はきっと開く。その時は3人で楽園へ行こう」とエリザベートに言う。
その頃、未来からワープして来たシャルロッテとエリザベートは、ノアたちの隙を突いてシャルロッテを誘拐していく。懐中時計と共に。
シャルロッテがいなくなっていることに気づいたノアとエリザベート。
ノアはヨナスが誘拐したと考え、「娘はどこだ？アダムの言葉を考えてた。これがキミの裏切りか？クラウディアと共謀したのか？」とヨナスを責め立てるが、「何の話しだ？知らない。オレじゃない」とヨナス。
ノアは、「お前を心から呪う」とヨナスと決別する。
ノアはエリザベートに、「必ずあの子を捜して取りもどしてみせる。約束する」と誓うと、ノートを持ってタイムトラベルする。
2041年のヨナスは、”ボクではない”と言ってたけど、2053年からシャルロッテとエリザベートがやってきて、シャルロッテを誘拐（文字にするとややこしいけど）してるワケで、アダムの指示と考えて良いかと。そうなるとヨナス＝アダムの仕業。
ノアをヨナスが裏切ると言う言葉は本当と言うことですよね。
そして誘拐された赤ん坊シャルロッテは、シャルロッテとエリザベートのよって1970年代のタンハウスに預けるのでしょう。シャルロッテの出生についてのエピソードでその話しがありました。
ノアが懐に入れたノートは、これまでにも何回も出て来たこのノートです。
1920年
ノアがタイムトラベルしたのは1920年だった。
身体を休めようと宿屋を訪れたノアは、そこでハンノ（青年ノア）と出会う。
将来牧師になるノア。そしてエリザベートと夫婦になる青年ノアと思われます
そしてノアはアダムに会いに行く。
「いつ来るかと待っていた。私に騙されたと思っているだろうがシャルロッテを奪ったのは私ではない。クラウディアだ。私たちを騙した。あのノートを持っているか？最後が破かれているが、それを探し出せばシャルロッテとキミの目的地へ行ける。キミの楽園が見つかる。ヘルゲが助けるだろう」と言うと、違う本を渡し、「人生はループになっているが今回は最後の周期になる。準備はいいか、ノア」とアダムは言う。
タンハウス機械工場の中にアダムの本拠地があると言うことでしょうか？
そして、あれから11年。ヨナスは、その風貌もアダムとなってました
2052年
貯蔵庫（地下室）で老人クラウディアは、「遂に物質の安定に成功した。これですべてを繰り返せる。若き日の自分を誘導して同じ事をさせなさい。どんな困難でも進路を守れば、すべてを変えられる。あの装置はタンハウスが直してくれる。進路を壊して結び目を解きなさい。今回は成功する。希望を捨てないで」と言うと、タンハウス著”時間の旅”の本を渡して送り出し、ノートの最後の数ページを破る。
それぞれのポジションで
●中年ヨナスは2019年のウィンデンにタイムトラベルし、失踪したミッケルを捜す様子を丘から見下ろす。
そしてヨナスの部屋に忍びこみ、洞窟の地図に印と道順を記入。
●ノアは青の子ども部屋を作ってヘルゲを使う。
2019年にはバルトッシュと接触。シャルロッテと出会う。
●老人クラウディアは、発電所の新所長となった娘クラウディアに会いに行き、
”アダムと止めて”とタイムトラベルを掘り当てる地図を渡す
●その後アダムの指示でアグネスによりノアは銃殺され・・・・
同じ事が繰り返されている
2020年、終末のとき
アダムは、「この世界を終えて新しくはじめる」と言う理由でマルタを撃ち殺した。
その直後、原発全体が黒い球体に覆われ始め、激しい揺れと風圧が家屋を襲う・・・
バルトッシュの役目
終末のとき、左眼下にケガ痕のあるマルタLはカーンヴァルト家へ急ぐが、それを止めたのはバルトッシュ。
「アダムは騙してる。キミを殺すつもりだ。終末を阻止する気はない。みんな死ぬ。カレのせいで。オレは起源との繋がりを知ってる。見せるから一緒に行こう」と言うと、最新型球体タイムトラベルを作動させ、ワープする。
その直後、原発は大爆発を起こす。
ヨナスは家の地下室へ逃げ込み、終末を生き延びた。
これは、異世界のマルタではありません。（異世界のマルタの傷は右目下）
確認したけど、シーズン2の最終話。ヨナスを別世界へと誘う別人マルタの顔にはケガ痕がない。
ん～・・・悩ましいところ。
「いつから来た？」と聞いたヨナスに、「いつじゃない。どの世界からよ」と答えている時点で、別世界のマルタと思われる。
以後、マルタの表記を以下としてレビューします。
| 左眼下にケガのあるマルタ＝アダム側 | 右目下にケガのあるマルタ＝エヴァ側 |
|
マルタL
|
マルタR
|
異世界
2020年（ヨナスの世界の終末のあと）
バルトッシュはマルタをエヴァの元へと連れて来て、「彼らは光だ。彼らだけが救える」と言うが、「すべて彼らの過ちなのに？私はあなたとは違う」とエヴァの行為を否定する。
エヴァは、「忘れられない痛みが私たちの人生を決定づける」と言うとナイフでマルタの顔を切りつけ、「どちらに属するか忘れないための印よ。私たちを選択することは生を選ぶこと。アダムを選べば死ぬ」と言う。
どういうこと？？？
ここがわからんところなんですけども
バルトッシュが連れて来たのは、マルタLだったハズなのにな～・・・
2053年
エピソード6の続き
ダークマターの下にマルタLを縛り付けたアダムは装置を作動。
マルタLの中の子ども、アダム、マルタLのすべてを消し、すべてを終わらせようとしたアダム。
マルタLはダークマターに飲み込まれた消えたが・・・アダムは消えなかった。
「そんなバカな・・・・」と驚き動揺するアダムの前に現れたのは老人クラウディア。
「ハロー、ヨナス」と。
感想
もうさ～、どっちが光でどっちが影なんかどうでもいいしって気分。
ほんでどっちが騙してるのかも、もうここまで来たらハッキリして欲しい。
常識で考えて、時間軸がループするのって異常。
時間は一方向に進むべきものでしょ？
だから、ループを断とうとする陣営が正しいと思う。
そう考えるとループを断とうとしてるアダムが正しいと思うけど、エヴァ、バルトッシュなどは、アダムにはその気がないって言う。
だったら、もうどっちが正しいのかさえ分からん。クラウディアが正しいのか？
ヴィンデンの町だけ一生ループしてるんか～ぃ
それは置いておいて・・・
今回のエピソードは、（なるほど～こう繋がるねんなー）と感心したところもありました。
基本的に、シーズン1，2で見てきた【ヨナスの世界の2019～2020の終末まで】を軸に考えます。
●アダム側のマルタLは、1888年にいる中年ヨナス、マグヌス、フランツェシカ、バルトッシュ
（2020年のヨナスの世界、終末の瞬間、中年ヨナスによってタイムトラベルして来た）と接触するためにタイムトラベルし、装置を完成させるのに必要な核燃料を中年ヨナスに渡し、2023年のアダムの世界へと戻った。
（S3ー2，3）
●シャルロッテ（2019年以降）の両親は、ノアとエリザベート。
そして、ナゼかアダム陣営がワープさせたエリザベートとシャルロッテにより、誘拐されました。
誘拐された理由は不明。
だけど、愛娘を取りもどすためにノアはタイムトラベルしたことに。
2023年頃、完成してなかったタイムマシンは、2041年では完成してて、それを使ってノアは、
1920年にワープ。そこから娘を捜す旅を続けた・・・と言うことなのかな？
とにかく次が最終話でございます。
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