ザ・クラウン 5 #4 恐ろしい年(相関図)

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ピーター・タウンゼント氏が再登場。
知らなかったけれどウィンザー城は火災に遭っていたと言うエピソード

#4 恐ろしい年 Annus Horribilis あらすじ

在位40周年のエリザベスにとって1992年は、子どもたちの離婚問題に振り回され、ウィンザー城が火災により消失すると言う最もツライ1年になった。

相関図

まとめ

マーガレット王女に届いた手紙

かつての恋人ピーター・タウンゼントから、「カレドニアンクラブの懇親会に出席するためロンドンに行く」と書かれた手紙を受け取ったマーガレット。

ピーターから35年ぶりに届いた手紙と会えるよろこびで浮かれるマーガレットにエリザベスは、「彼は70代、幸せな結婚生活を送ってる。子どもも孫までいる」と釘を刺す。

ピーターとの再会

マーガレットはカレドニアンクラブの懇親会に出席、ピーター・タウンゼントと40年ぶりに再会する。

互いを意識し合いながらも距離を取っていたふたりだったが、ピーターがマーガレットにダンスを申し込んだことで一気に距離が縮まり、楽しい時間をピーターと過ごしたマーガレット。

別れ際、「楽しかった。次はまた40年先?」と冗談を言うマーガレットに、「近いうちにロンドンに来る。キミに返したいものがある。保管してきたキミからの手紙だ。読むと昔に戻れる大切な思い出だが私はもう若くない。何かあった時に間違った人間の手に渡らぬようキミに持っていて欲しいんだ」とピーター。実はマーガレットもピーターからの手紙をすべて保管していた。

エリザベスにのしかかる子どもたちの問題

アンドリュー

バッキンガムにやって来たアンドリューは、「妻セーラのスキャンダルがスクープされる。屈辱そのものだ。もう離婚しかない。でも悪いのは王室だ。セーラを家族に迎える時点でこうなることは読めていたのに皆が賛成した。特に母さんがね。王室には個性、独創性、輝き、機転はそぐわない」と言う。

セーラの浮気相手はジョン・ブライアン(財務アドバイザー)
アン王女

マークと離婚したアン王女は、3年前から付き合っているティム・ローレンス海軍中佐と再婚すると言い出す。
エリザベスは、「離婚して間がないしセーラの記事も出た。時機を待つべき。王室に生まれた以上、あなたには王女として生きる宿命がある。私は英国国教の最高権威、元の配偶者が存命中の再婚は禁止されている」と言うが、アン王女は、「信念を曲げ、自分の幸せを後回しにしてまで義務を最優先してきた。十分に捧げた。お母様の許可は必要ない。ティムと結婚する」と言いきる。

チャールズ

「ダイアナ妃の真実」が発売され、今やチャールズは、【疑惑の皇太子】と呼ばれていた。
エリザベスは、「あの本は純然たる悪意だ。離婚以外の選択肢はない。母さんに従ってこの11年間夫婦関係の改善に努力して来た・・」と言うチャールズの言葉を遮り、「未来の国王として果たすべき義務がある。君主の結婚で期待されるのは世継ぎを残すこと。幸せな結婚生活は必須条件ではない」と言うが、チャールズは、「ダイアナの目的は王室を壊すことだ。それを許すのか?マーガレット叔母さんとアンは離婚、アンドリューもスキャンダルの末、離婚に向かっている。ボクもこんなに離婚を望んでるのにまだ倫理を説くんですか?」と言うが・・・。

エリザベスの苦悩

エリザベスは大主教に心の内を打ち明けるが、「同情を禁じ得ない。私の娘も離婚、息子は別居中だ。我々は神にお導きを求めるしかない」と大主教。エリザベスは毎夜、神に祈りを捧げる。

ウィンザー城の火事

だがエリザベスに更なる災難が降りかかる。ウィンザー城から出火したのだ。

消防隊の鎮火作業も虚しくウィンザー城は15時間も燃え続け、9つの大広間、115室、2点の美術品が焼失した。
焼け跡にただ立ち尽くすエリザベスをフィリップは優しく抱きしめる。

ピーターとの別れ

再びロンドンにやって来たピーターはウィンザー城焼失に心を痛めるが、ピーターが40年も経ってマーガレットに手紙を書いた理由は、医師から余命宣告されたからだった。
かける言葉さえ失うマーガレットにピーターは、「この愛が私たちの人生においてつかの間のものなのか、永遠のものなのか知りたくなったんだ」と言うとマーガレットにキスし、去る。

マーガレットの心の叫び

ウィンザー城の出火原因はチャペルの照明のショートと判明したが、マーガレットは、「放火かも知れない。王室に不満を募らせているダイアナ、スキャンダルから守ってくれない王室に怒ってるアンドリューとエドワード。そして私。ピーターとの結婚を認めてくれなかったことを恨んでいる。ピーターは私の太陽で水だったのに姉さんは認めなかった」とエリザベスを責める。

エリザベスは、「姉としてではなく女王として認めるられなかったのだ」と説明するが、マーガレットはローレンス中佐と結婚するアン王女を引き合いに出し、王位継承権のない王女で離婚歴がある条件は同じなのにアンはローレンスと結婚できるのに私は許されなかったと言い、「40年も経ったと言うのに姉さんは今でも私にもたらした不幸の責任を認めようとしない」と怒りをぶちまける。

ピーター・タウンゼントは1995年、胃がんで逝去。マーガレットは葬儀には参列しなかった。

40周年の昼食会

王太后

在任40周年の昼食会でのスピーチ原稿を読んだ王太后は、「”恐ろしい年”などと表現するべきじゃない。国民が気に留める。王族が個人的感情を表明するなど以ての外、王族には許されてない。失策を認めたら更なる攻撃を国民に促すことになる」と大反対するが、「人生最悪の1年だった。私も生身の人間だと言うことをわかって欲しい。そして私たち王室は模範的な家族でなかったことを謝罪しなければ」とエリザベス。すると王太后は、「謝罪など女王が使う言葉じゃない。王冠を頂く女王は神の化身、謝罪はあなたのみでなく神の威厳を汚す。詫びて得られるものなどない」と言うが・・・

それを隣室で聞いていたフィリップはたまらず、「得られるものはある。心の安寧を得られる。この40年間、彼女は神のご意思を実行してきた。何だって言う権利があり、その彼女を支えるのが我々の努めだ」と言い、エリザベスは、そのまま王太后を残しギルドホールへ向かうことに。

40周年の昼食会

エリザベスは在位40周年を祝う昼食会で、これまでになかった気持ち(王室の失策を認め、この1年の苦しみ、そして家族の犠牲があってこその今があること)を率直に述べた。

そのスピーチを自室で聞いていたマーガレットはその夜、エリザベスに電話するが、「大半の責任は私にある。王室では恩恵を受けるのは君主であって他のものには過酷、私が責めを受けても仕方がない」とエリザベス。マーガレットは、「誰も姉さんを責めてはいない。一度ゆっくり飲みましょう」と提案するが、毎日公務に追われるエリザベスにはそんな時間さえなかったー。マーガレットはエリザベスに、「愛している」と伝え、エリザベスも、「愛している」と気持ちを伝えた。

感想

ここでピーター・タウンゼントが再登場するとは。
マーガレットとピーターの恋は生涯の恋だったと思います。
英国国教会も、王室の制度も、王室の人たちを不幸にしているだけですよね?
マーガレットもピーターと結婚していれば幸せだったかも知れないし、チャールズもカミラと結婚していれば、ダイアナの悲劇はなかったでしょう。
結果、チャールズは今、カミラと結婚しているわけだし、英国国教会のルールで考えると、ダイアナ妃が亡くなったからこその再婚だったと言えるわけで・・・なんか陰謀説もまんざらウソではなかったのかも?と思ったり。

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