ブレイキング・バッド5 #6 ウォルターの執念(相関図あり)

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海外ドラマブレイキング・バッド

ウォルターはドラッグビジネスで帝国を築きたいらしい

 

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#6 ウォルターの執念  Buyout  あらすじ

メチルアミン強奪に成功したものの、ウォルターたちは、トッドが起こしたトラブルの後始末をすることに。すっかり気持ちが落ちたジェシーは・・・

 

相関図

まとめ

メチルアミン強奪成功のあと

トラブルの処理

ウォルター、マイク、トッドは、ヴァモス・ペロスの倉庫へ戻ると、トラックの荷台に隠し持ち帰ったオフロードバイクと少年を(いつものように)薬品で溶解処理し、廃棄する。

ジェシーは少年を殺してしまったことに苦しむが、まったく後悔する素振りも見せず、「運が悪かったよな」と言うトッドを殴ってしまう。

裁判

「やるしかなかった。誰にも知られず作戦を完了するための唯一の手段だった」と主張し、少年を射殺したのはチームのためだったと言うトッド。
しかしジェシーは、「イかれてる。殺す必要がない少年を殺した」とトッドとやっていくのはムリだと言い出す。
だがリスクが低い選択肢は、トッドを引き続き仕事させることだった。結局ジェシー、マイクがそれに賛同、マイクはトッドに残留を伝えるが、首根っこを押さえ、「今度オレの許可なしに銃を持ち込んだら、容赦しない」と警告した。

 

DEAの捜査

DEA捜査員はマイクの張り込みを続けていた。そのせいで身軽に動けないマイク。
マイクは仕掛けた盗聴器でDEAの動きをチェックするが、ハンクが、「マイクはプロだがミスをする。そのうち尻尾を出す」と話すのを聞く。

 

スカイラー

スカイラーは子どもたちに会うためにマリーを訪ねるが、ホリーを抱きしめながら、泣き出してしまう。
「子どもたちを守るためにはこれが正しい判断なの。私たちは悪い親、あなたが知ったらニ度と私と口をきいてくれない」とスカイラー。
どれだけ苦しくても真実を語ることはできないスカイラーにマリーは、「テッドのことならよくあることよ」と慰める。

スカイラーはウォルターがテッドとの関係をマリーに話したことを知る。

 

ドラッグビジネスの行方

揺れる

駆除作業中の家でブルーメスを作るウォルターたち。
休憩中、「オフロードバイクに乗っていた少年ドリュー・シャープくん14才が行方不明になっている」とニュースが流れる。

みるみる内に様子がおかしくなり、「親の気持ちを考えたらたまらない」と涙を流すジェシーにウォルターは、「私もここ数日は眠れない。だが進み続けるしかない。大金を手にしたら、立ち止まる時間も持てるだろ。二度とあんな悲劇が起きないようにしよう。あとの作業は私がやっておく。もう帰るんだ」とジェシーを思いやる。
その言葉に甘え、ジェシーが帰ろうとした時、作業を始めたウォルターは機嫌よさげに口笛を吹き始める。それを見たジェシーはウォルターの考えに疑いを持ち始める。

提案

ウォルターが倉庫へ帰ると、マイクとジェシーが待っていた。
ウォルターは、マイクがビジネスを始めた頃からDEAに監視されてると聞き、「報告が遅くないか?倉庫には盗んだメチルアミンがあるのに無責任すぎる。いつか尻尾を捕まれるぞ!」と激しい剣幕で罵倒するが、「だから私は抜ける」とマイク。

マイクが抜けると聞き、虚を突かれたウォルターにジェシーまで、「オレも抜けたい。これ以上ムリだ」と言い出す。
ウォルターは、「命がけでメチルアミンを手に入れた。3億ドルは稼げる」とジェシーを説得するが、「コネがある。オレとジェシーの分のメチルアミンは売ってカネにする。レガシーコストはオレの取り分から払う。お前はそれから解放される」とマイク。
ジェシーも、「500万ドルを提示されてる。先生もそうしないか?」と持ちかけるが、「商売敵にメチルアミンを売るのか?もっと大金が稼げるのにこんな安売りをしていいのか」とウォルター。
そんなウォルターにジェシーは、「オレたちの目的はメスを売ることか?大金を得ることだろ?」と疑問を投げかける。

取引

ジェシーとマイクは荒野で取引相手のデクランと会う。
665ガロン1千万ドルだと交渉するマイクに、「高いが、ブルーメスが市場から消えるなら妥当だ」とデクラン。
しかしウォルターがブルーメスを作り続けると分かると、「これは仕入れじゃない。競合を消し、市場を拡大するための取引だ。すべてのメチルアミンを売ることが条件で、それ以外はない」と言う。

ウォルターの本心

”話しがしたい”と言うジェシーをウォルターは自宅へ呼ぶ。
これまで一貫して自宅に連絡することさえ拒否していたウォルターの変化に驚くジェシー。

ジェシーはデクランとの取引を報告し、「500万ドルは先生が必要だと言ってた額以上だ。メチルアミンを売れば、もう殺人も起きない。終わりにしよう」と言うが、「断る」とウォルター。
ジェシーはそれでも、「家族に危険が及ぶ心配も、捕まる心配もなくなる。先生の目的は家族と一緒に幸せに過ごすことだろ?500万ドルあればそれができる」と説得するが、ウォルターは、「このビジネスのため苦痛に耐え、血を流してきたのに、ムダに投げ出したくない」と言い、大学院時代にエリオット、グレッチェンと立ち上げた”グレー・マター・テクノロジー”について話はじめる。

3人の間で問題が起き、ウォルターは会社を去ることを決め、権利を渡す代わりに、早期退職金5000ドルを手にしたが、今やその会社の価値は21億ドルになったと言う

ジェシーは、「今回とは話しが違う」と言うが、「私は、”帝国を築きたい”」とウォルター。
ジェシーは、「メスで帝国を築いても自慢にならない」と反論するが、そこへスカイラーが帰宅した。
ジェシーは焦り、帰ろうとするが、平然とした態度で、「夕食を一緒にしよう」とウォルター。
ウォルターはほぼ強引にスカイラーに夕食の準備をさせる。

食事中、不穏な空気が漂う中、ジェシーは空気を変えようと必死に会話を振るが、終始気まずいまま。
スカイラーが席を立ったあとウォルターは、「妻は私から子どもたちを引き離した。そして私のガンが再発する日を指折り数えて待っている。私にはこの仕事しかない。すべてだ。それを奪うのか?」と言うのだったー。

自分勝手なウォルター

ウォルターはジェシーが帰ったあと急いで倉庫へ行くと、メチルアミンを持ち出そうとするが、「バカなマネをすると思った」と、倉庫で待機していたマイクに阻止される。

マイクはウォルターが必ず、取引を阻止するためにやってくると考え、倉庫で待機していたのだ。

マイクは、「取引が成立しカネを手に入れるまでここにいてもらう」と言うが、「ブルーメスを作らせろ、倍にする」とウォルター。
しかしもうマイクはウォルターと交渉するなどなかった。
その後マイクは一晩中、ウォルターを監視し続けたー。

朝になり、野暮用で出かけなければならないマイクは、ウォルターの手を結束バンドで拘束して出ていく。
残されたウォルターは、何とか逃げようと画策、最後は電気コードを使い、結束バンドを焼き切って拘束を解いた。

マイクの対処

マイクの野暮用とは、DEAのハンクとゴメスに会うことだった。
ソウルは、DEAがマイクにつきまとうのは不当だとし、”DEAの接近禁止命令”を申請したと言う。

しかしそんな申請が通るわけがなかった。
ソウルはマイクが取引する時間を稼ぐために、即日却下を分かっていながら申請したのだ。
「24時間後には却下される」と言うソウルに、「それだけあれば十分だ」とマイク。

ワル

しかし倉庫へ戻ったマイクは、メチルアミンだけじゃなく機材のすべてがない倉庫を見ることに!
怒りに火がついたマイクは銃を抜きウォルターの頭に突きつける。

ジェシーは必死で割って入ると、「話を聞いてくれ。オレたちには500万ドルが入り、先生にはメチルアミンが手に入る」と言うが、「そんな上手い話があるか?」とマイク。
しかしウォルターは、「全員が得をする」と言いきる。

 

感想

原題は「Buyout」早期退職金の意味です。
邦題は、「ウォルターの執念」だけど、ほんとうにウォルターが執念深い。
自己評価が高いけど、偏向してるのは、何よりも過去(エリオット、グレッチェンと作った会社”グレー・マター・テクノロジー”を自分だけがやめることになり、その後、彼らが大成功していること)に感じた屈辱感のせいなんですね。
そしてウォルターは、”帝国を築く”ことを強く望んでいることに気づいたようです。
結局、これなんですよね、今のウォルターは、牛耳りたいんです。大成功を納めたいの。それがドラッグの世界だって、犯罪だって、わかってるけどわかってない。

5話で、少年を撃ったトッドはウォルターの指示だと思うと書いたけど、違ったみたい

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