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#9 荒野の四日間 4 Days Out あらすじ
酷い咳が続いているウォルターは、余命も残り少ないと考え、メスフェタミンの大量精製することに。
しかしジェシーのあるミスで窮地に立たされてしまう。
相関図
まとめ
ウォルターの病状
PET-CT
このところ、咳がますますひどくなっていた。
ウォルターはスカイラー、ジュニアだけじゃなく、ハンクとマリーの付き添いの元、PET-CT検査を受けることに。
結果は1週間後だが、ウォルターはCT室で自分の肺に大きく光る塊があるのを見てしまう。
その画像を見たウォルターは、(残された時間はもうない)と判断、弁護士のソウルにブルーメスで儲けた1万6千ドルの資金洗浄について相談する。
しかしソウルは、資金洗浄は難しくないが、それっぽっちのカネでは、報酬等を差し引くと1万ドルにも満たないと言う。
そこでウォルターは、ブルーメスの大量精製を決める。
ウソ
咳き込みが続き、体調が思わしくないウォルターを気遣い、「検査のことは忘れて週末、出かけない?」と提案するスカイラーにウォルターは、母親に会いに行くと言う口実で、4日間の自由を得る。
スカイラーはウォルターを空港へと送る。
そのウォルターを迎えに来たのは、キャンピングカーに乗ったジェシーだった。
ジェーンとデート予定だったジェシーは、ウォルターからの突然の電話で、「メチルアミンが劣化する前に使い切ろう」と言われ、急遽ブルーメス精製をするハメになったのだ。
荒野の四日間
ぶっ通し
キャンピングカーで荒野にやって来たふたりはメス精製をスタートする。
24時間、交代で休みながらメス精製を続けた結果、19袋、約42ポンド。金額にしてひとり67万2千ドルが手に入るだけのメスを作り上げた。
しかしウォルターは、メチルアミンがなくなるまで作業を続けると言う。
そこでジェシーは、一旦街に戻り、食事やシャワーでリラックスし、再び作業をしようと提案。
ウォルターも承諾する。
最悪の展開
しかしクルマのエンジンがかからない。
原因はジェシーがクルマのキーを差し込んだままにしていたため、バッテリーが上がってしまったのだ。
ウォルターはジェシーの行動をバカの極みだと罵り大喧嘩になるが、結局、何とかするしかなかった。
そこでウォルターは発電機で充電を試みることに。
しかし発電機から発火!
慌てたジェシーは、大切な飲水を消火に使ってしまう。
最後はウォルターのケータイを使い、仲間に迎えに来てもらうしかなかった。
ジェシーはスキニーピートに連絡し、場所を教える。
しかし待てど暮せどスキニーピートはやって来ない。
寒さに震えながらジェシーは再びスキニー・ピートに電話するが、どうやら道を間違えているらしい。ジェシーが場所を教えようとした瞬間、ケータイの充電がなくなり電話は切れてしまう。
朝、ジェシーが目覚めると、ウォルターが手動で充電をはじめていた。
「かなり時間はかかるが理論的にはこれでいけるはずだ。やるしかない」とウォルター。
ジェシーも手伝いふたりは手動で蓄電をはじめる。
その間も、ウォルターは何度も苦しそうに咳き込み、かなりツラそうな様子をみせる。ジェシーはそんなウォルターを見て、彼がメス精製を急いだ理由に気づく。
丸1日かかって手動で蓄電を試みたが、クルマのエンジンは一瞬しかかからなかった。
そして、とうとうウィルターは喀血してしまう。
科学のひらめき
もうやれることはなかった。
”家族のためにカネを残そう”とはじめたメス精製だが、逆に家族にウソをつき、苦しめている現状に、「オレのせいだ。罰が下ったんだ。当然の報いだ」とウォルター。ジェシーは、「家族のためにやったことだ」とウォルターの行動を肯定するが、もうウォルターは気力を失っていた。
ジェシーは、「このままじゃダメだ。しっかりしろ。何か方法があるだろ。このラボのものを使って何とかできないか考えよう」と動き出す。
ウォルターはジェシーの言葉がヒントになり、【バッテリー】を作る方法を思いつく。
ウォルターは必要なものを揃えると、まるで科学の授業をするようにレクチャーしながら、バッテリーを作り上げた。
見事にその簡易バッテリーでクルマのエンジンがかかり、ふたりは荒野から脱出することができた。
約束
予定どおり空港に戻ることができたウォルターはジェシーに、「お前を信用してる」と言う。
ジェシーは、「あぁ、何が起ころうと取り分はあんたの家族に渡す」と約束する。
検査の結果
スカイラーやジュニアだけじゃなく、ハンクとマリーも付き添う中、「ガンの進行が止まってる。腺ガンは80%縮小した。喜ばしい結果」と医師デルカボリ。
家族が喜ぶ中、ウォルターだけはその結果を信じられないと言う。なぜなら、咳はひどくなるばかりだし、喀血もしてしまったからだ。
しかし医師は、咳の原因は放射線治療の合併症(放射線性肺炎)だと説明、薬が処方されることに。
思わぬ朗報にウォルターは家族と抱き合いよろこぶ。
が、ウォルターはその後、トイレで苛立つのだったー。
感想
ラストシーン。ガン寛解の朗報のあと、トイレで苛立ちを顕にしたウォルターの気持ち、上手く言葉にできないけど、わかる気がします。
余命幾ばくもないと思って、死にものぐるいでブルーメスを精製し、お金を残そうとしたワケやしね。
だけど、彼の命はまだまだ続く・・・・。
だけど、今度も治療は続き、治療費は嵩む上、亡くなった時、ふたりの子どものためのお金も必要。
あれだけのメスを売りさばけば、かなりのお金になるけど、そうなると本当に引き返せなくなりそうだと感じたんだと思う。
生きるって大変だなー。
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