ブレイキング・バッド5 #8 完璧な静寂(相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマブレイキング・バッド

マイクを殺害したあとのからのエピソード

 

#8 完全な静寂  Gliding Over ALL  あらすじ

ウォルターは刑務所にいる9人のリストを手に入れるため、リディアと会う。
スカイラーはあるものを見せ、ウォルターに現実を見せる。

 

相関図

まとめ

マイクを殺したあと

ウォルターから、マイクのクルマをスクラップにするよう頼まれたトッドが倉庫に戻ってきた。
問題なく処分したと報告を受けたウォルターは、次に自分のクルマのトランクを開けると、「何も聞くな。仕方がなかった」と言う。トランクの中には、マイクの死体が・・・。

ウォルターはトッドの協力で、マイクをいつものように化学薬品処理しようとするが、そこへジェシーがやって来た。トッドは素早くトランクを閉める。

「マイクは無事に逃げたか?」と聞くジェシーに、「消えたよ」とウォルター。その言葉にマイクが無事逃げたと理解したジェシーは安堵するが、「だけど刑務所の9人は黙ってる理由がなくなった。オレたちで対策を考えないとマズイ」と言うが、ウォルターは、「ビジネスから抜けるお前は関係ないだろ。私が対処する」と言うと、ジェシーを追い出すようにシャッターを閉めるのだった。

 

DEA

デニス(クリーニング工場主任)は、弁護士同席で司法取引を申し出る【フリングの麻薬組織の販売ルートから製造に関する情報を提供する代わりに刑の免除】が、DEA側は、「免除はない。減刑までだ」と言い、ハンクは、「情報提供者は他に8人もいる」と言い、デニスの取引は決裂する。

 

リディアとウォルター

カフェでリディアと会うウォルター。
「リストを渡してくれ。私にケリをつけて欲しいんだろ」と言うウォルターに、「リストは頭の中にある。今は弁護士も加わって10人。私はそのリストに入りたくない。リストを渡せば私は知りすぎた人間として用済みになる」とリディア。
その後互いの探り合いの中で、ウォルターがマイクを始末したと確証を得たリディアは、「ビジネスを拡大する方法がある。私なら役に立てる。チェコ共和国はメスの需要が高い。だけど向こうの純度は60%程度。質の高いあなたの商品なら今の2倍以上になる」と言い出す。

リディアはマドリガル社ならできる。輸送は自分の仕事だと言い、DEAが捜査中の飲食部門以外を使うと言う。
ウォルターは、「そんな上手い話ならフリングがしていただろ」と言うが、リディア曰く、話を進めている途中で殺害されたと言う。
しっかり自分の取り分は30%だと交渉するリディアに、「まずはリストが先だ」とウォルター。
リディアはリストを書き出すと、右手を差し出し、「商談成立ね。大金を稼ぎましょう」とカフェから去って行った。

ウォルターは、ハットの下に隠していた”リシン”を持つ。

ウォルターがリディアを殺すつもりだったらしい。リディアもリストを渡せば私は用済みになると殺害を恐れている。それは当たっていた。
その後、ウォルターはリシンをコンセントの蓋の裏にまた貼り、隠す。

 

9人の始末

ウォルターの依頼

ウォルターはトッドに電話すると、トッドの叔父さんを紹介してくれと言う。

トッドの叔父は、ムショとコネがあるらしい

ウォルターの依頼は、「3ヶ所の刑務所にいる9人を2分以内に同時に始末すること」だった。
トッドの叔父は、「それは難しい。同時はムリだ。確実にならやれるぞ」と言うが、ウォルターは、「望むとおりに頼む。報酬が欲しければ何とかしろ」と言う。

9人

3ヶ所の刑務所で計9人が殺された。
ウォルターは自宅で、「完了」の電話を受ける。

ハンク

もちろん数カ所の拘置所での殺人事件はTVニュースになり、「綿密に計画されたものとみられる」と報道された。
ホリーに会うためにハンク宅を訪ねていたウォルター。しかし帰って来たハンクは、心底疲れている様子を見せる。

 

順調な毎日と疑問

ウォルター

ウォルターはトッドを助手にブルーメスを作り、それをフェニックスのドラックディーラーとリディアに渡す。
リディアはブルーメスをチェコへと輸送。儲けたカネをスカイラーに渡す。そんな毎日は、問題も起きず順調だった。
しかしウォルターは、幸せを感じなくなっていることに気づくー。

マリーの申し出

スカイラーはホリーに会うため、マリー宅を訪ねる。
歩き出したホリーは可愛い盛りで、笑顔を見せるスカイラー。
その様子を見たマリーは、「子どもたちを預かってから3ヶ月。元気そうになってきたし、そろそろ子どもたちを戻す時じゃないかと思う」と言い出す。

現実を見せる

その夜スカイラーは、「一緒に行って欲しい所がある」とウォルターを連れ出すと、貸し倉庫へとやって来た。
そこには札束が山積みにされていた。

「あなたが稼いだお金よ。保管する場所がなくてここを借りた。もう数えてもいない。いくらあるかも見当もつかない。人生が10回あったとしても使い切れない額よ。洗車場で資金洗浄できる額じゃない。私は子どもたちを取り戻したい。元の生活に戻して。まだ足りないの?いくらあれば満足するの?」と問いかけるのだったー。

 

思わぬ訪問者

ウォルターの突然の訪問に身構えるジェシー。
「突然訪ねて悪かった。ケータイも電話も繋がらなかったから」と言うウォルターをジェシーは、家に入れることに。

しかし部屋は荒れ放題、ドラッグをやっている形跡を見て、フッと笑うウォルター。

ジェシーの現在は、ウォルターが予想どおりだったのだろう

「ソウルから聞いたよ」とジェシーに言われ、言い訳がましく、「それしか方法がなかった」とウォルター。
ウォルターの突然訪問の意図がわからずジェシーは、「オレは戻らない」と言うが、「分かってる。この間バウンダー(キャンピングカー)を見かけたんだ・・・・」と突然、思い出話しをはじめるウォルター。
ジェシーもドラッグビジネスを始めた当初を思い出し、思わず話をしてしまう・・・が・・・
そしてウォルターは、「土産を置いていく」と帰って行った。
玄関ドアの外には、黒い大きなバッグが1つ。
ビビリながらバッグを開けたジェシーが見たのは、500万ドルと思われる大金だった。
緊張が溶けたジェシーは、隠し持っていた銃を置くのだったー。

【私の推測】ウォルターがマイクを殺したことをソウルから聞いたジェシーは、ケータイ電話を変え、電話線も抜き、音信不通にしてウォルターとの縁を切っていたが、突然の訪問に、”殺されるのでは?”と怯え、銃を隠し持ったらしい

 

決断

ジェシー宅から戻ったウォルターは、「終わりにする」とスカイラーに告げる。

 

その後

それから数日の月日が流れた。
ウォルターとスカイラーの関係もそれなりに修復。子どもたちも戻ってきて、以前の生活が戻ったホワイト家。

その日、ハンクとマリーがホワイト家に集まり、食事会をしていた。
歩き出した可愛いホリーに、皆の気持ちも和む。

バスルームに入ったハンクは、置いてある数冊の本からホイットマンの”草の葉”を取ると、読み始めるー。
表ページには、【私のもうひとりのW.Wへ。共に働けて光栄です。G・Bより】と書かれていた。
それを見てハンクは、ゲイル殺害事件で見た資料を思い出し、一気に表情を変える!

 

感想

ようやく目の上のたんこぶ的存在のマイクを始末、トッドを助手にして、リディアに海外ルートを拡大してもらっても、ウォルターは幸せを感じなくなり、とうとう廃業を決めました。
まぁよく簡単に廃業できたもんだなとは思いますけど、そこは目をつぶって今後の行方を見ていこうと思います。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました