ベター・コール・ソウル 6 #12 涙(相関図あり)

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いよいよファイナルまで残り2話。
今回はキムのエピソードを中心に現在のジーンの話しに。

#12 涙 Waterworks あらすじ

6年ぶりにフロリダにいるキムに電話をかけたジミー。そこからふたりの運命が動きだす。

 

相関図

 

まとめ

6年前

ソウル・グッドマン弁護士事務所を構えたジミーは景気よく弁護活動をしてはいるが、豪華に見えるオフィスの柱はハリボテ。顧客も暴行、ドラッグなど危険な犯罪に関わっているものばかり。

そんなある日、事務所にキムがやって来た。だがジミーはすぐに会おうとしない。なぜなら、キムが来た理由は、”離婚申請書へのサイン”だったからだ。
ようやく覚悟を決めたジミーは平静を装い離婚申請書にサインすると、サンドパイパー裁判の報酬を拒み、フロリダへ行くと言うキムを茶化し、「報酬を拒否したことを後悔するぞ。いい人生をな」と。

そんなジミーに何かを言いたげのキム・・・だが何も言わずに部屋を出る。

事務所を出ると、外は大雨だった。
タバコを吸うキムに、「1本もらえるか?」と声をかけてきたのは・・・ジェシー・ピンクマン。

ピンクマンは、「あんた弁護士だろ?コンボを弁護したのを覚える。キリスト像を盗んだコンボをあんたは無罪放免にした。かなりイケてたよ。で、グッドマンは弁護士としてデキルヤツか?ダチの状況は深刻だ。凄腕の弁護士がいるんだ」と聞く。
キムは、「私が知ってるときはね」と言うと雨の中、去ってしまう。

 

フロリダ

現在のキム

フロリダで生活するキム。
仕事はパームコースト・スプリンクラーCo.でカタログ制作をしているらしい。職場は和気あいあいで恋人もいる。
そんなある日、会社に”ヴィクター・セントクレア”を名乗る人物から電話が入る。
その名前を聞き、ジミーだと気づいたキムはオフィス窓にカーテンを引き、躊躇したのち覚悟を決める。

やはりジミーからだった。
ジミーは、「あれから6年も経った。オレは生きている。いまだに逃亡中だ」と言うが、「電話なんかしないで」とキム。ジミーは、「怒鳴りつけも罵ってもいい、キミが生きてるって知りたいんだ。何か言ってくれよ」と言うが、キムが言ったのは、「自首するべき」。
その言葉に怒り出したジミーは、「説教できる立場か?オレがどんな選択をしてきたか知りもしないくせに。罪の意識があるならキミこそ自首しろ。フリングは死んだ。マイクも。ラロもたぶん死んでる。オレに遠慮はいらない。全部ぶちまけろ。オレはただ、キム、キム・・・」とー・・・その言葉を遮るようにキムは、「生きててよかった」と電話を切ってしまう。

 

アルバカーキ

キムの姿はアルバカーキに。キムはレンタカーで裁判所へ。

裁判所駐車場は自動改札に代わり、係員詰所にマイクの姿はない
シェリル・ハムリンとの対面

その後キムはシェリル・ハムリンに会いに行く。
キムが渡したのは、供述書だった。

●ハワードを貶めるための計画を実行した。
●私欲のためにハワードを薬物依存に仕立てた。
●サラマンに頭を撃たれハワードは即死。殺されたのは、運悪く居合わせたから。
●ガス・フリングによってハワードの失踪は自殺に偽装された

「遺体の場所はわからない。警察が再捜査するが、発見はむずかしいと思う。ハワードは一瞬の出来事で苦しまなかった」と言うキムにシェリルは、「苦しまなかった?あなたたちはカレに汚名を着せた。ハワードは汚れたイメージのまま皆の記憶の残ってる」と怒りを向けるが、「それを塗り替えたい。でも、物的証拠がなく、証言できるのも私と生きてるかわからない元夫(ジミー)だけ。検察は追訴しないと思う」とキム。それを聞きシェリルは、「民事裁判を起こしてあなたからすべてを奪う」と言うが、キムはそれを受け入れると言う。

キムはフロリダへ戻るためバスに乗車するが、堪えきれず嗚咽を漏らし号泣するのだった

 

ジーン

犯罪

ターゲットの家へと侵入したジーンは、男が睡眠薬の薬効で眠っているのを確認し、個人情報の撮影に入る。

20分後、ターゲットの家の前にジェフのタクシーが戻ってきた。
ジーンはそれを確認したにも関わらず中二階にあがると、物色を続ける。
年代物のウィスキーや高価な腕時計を盗み、階下に降りようとした時、寝ていたはずの男がトイレへ行き、そのまま階段に座り込んでしまう。
絶対絶命の状況に、ジーンは男の頭を殴ろうと男の愛犬の骨壷を掴むが、ラッキーなことに男は座ったまま眠っていた。男の横をすり抜け逃げようとしたジーンは、ジェフのタクシーの後ろにはナゼかパトカーが停車しているのを見て待機する。

【停車していたパトカー】
実は警官たちは夜食を食べるために停車していたのだ。
だが、焦ったジェフは突然急発進し、運転操作を誤り停車中のクルマに衝突してしまう。

それを横目に姿を消すジーン。

ジーンとジェフ

翌朝、ジェフから電話がかかった。
「お父さん、自動車事故を起こして逮捕された。強盗だと疑われている」と言うジェフに、「すべて解決する。静かに待っていればいい」と言うジーン。

ジェフが事故を起こした直後、酔ったターゲットの男が家から出てきて、「強盗に入られた」と警官に訴え、挙動不審のジェフを逮捕したらしい。
ジーンとマリオン

ジーンはマリオンに電話し、「ジェフが逮捕されたが誤認逮捕だ。保釈金を支払えば釈放される」と言うが、「すぐに釈放されない。アルバカーキで何回か逮捕されてるけど、そのたびに保釈保証人を探すのに苦労した」とマリオン。だがジーンは、「ネブラスカでは保釈保証人はいらない。アルバカーキとは違う。1時間後に迎えに行くから準備をして待っててくれ」と電話を切るが、やたら法律に詳しく、アルバカーキを知ってる様子のジーンに、ある疑惑を抱いたマリオンはネット検索をはじめるー。

1時間後、マリオンを迎えに来たジーンは玄関ドアをノックするが、反応がない。
勝手口に回ったジーンはキッチンでPCに夢中になっているマリオンを見つける。
ジーンに気づいたマリオンは驚いた様子を見せ、「準備ができてないからひとりで行ってくれない?」と言うが、ジーンはマリオンがネット検索して、自分をソウル・グッドマンと気づいたことを知る。

「ソウルを私だと思ってる?ちがうよ」とジーンは否定するが、マリオンは、「詐欺師、アルバカーキで検索したらあなたの顔が出てきた」と言うと、通報しようとする。
ジーンは電話を奪い電話線を引きちぎると、「ジェフを助けることが先だろ」と言うが、マリオンは後ずさりし、見守りサービスのボタンを握りしめる。

「ボタンから手を離せ、押すな。最後の警告だ」と迫ってくるジーンにマリオンは、「信じてたのに」と。
その言葉に、フッと我に返ったジーン。マリオンは見守りサービスのボタンを押すと、「指名手配犯に脅されてる、名前はソウル・グッドマンよ」と。
警察に通報すると言われ、ジーンは逃亡する。

 

感想

大好きなミュージカル「ノートルダムの鐘」に、”悪人は罰を受ける”と言うセリフがあるんだけど、今回のエピソードはまさにそんな感じ。

11話で公衆電話からフロリダ州にいるキムに電話するシーンがあったけれど、詳細は語られませんでした。その答え合わせが今回のエピソードでしたね。
怒って電話を切り、公衆電話のガラスを蹴り割ったジーン。あの時、キムと繋がり、捨て台詞を吐くほどキムに怒りを向けてたんですね。
キムはジーンに、「キミこそ自首しろ」と言われ、アルバカーキへ戻り供述書を提出することに。
キムは犯罪を犯し、多くの人を傷つけた上、人生を狂わせた事実を受け入れられなくなってたんだと思う。

マリオンに通報され、逃げることになったジーン。でも、もう逃げるのに疲れるだろうな・・って。
正直、極悪人か?と言えばそこまでないのに、ナゼかいつも軽犯罪を犯してるイメージ。
とうとう次がほんとうの最後エピソード。
5ヶ月に渡って全シーズンを見ましたが、ほんとうに素晴らしいドラマでした。
最後はどんなシメになるのか・・・。期待してみようと思います。

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