ハラハラ、ドキドキ、あぁ・・・
IMDb 9.7エピソード
#5 荒野の作戦 Dead Freight あらすじ
ウォルターはメチルアミン缶に発信機を取り付けたのが誰かを知るため、ある行動に出る。
マイクはリディアを信用しておらず、始末しようとするが、リディアからある大胆な案を打診され・・・。
相関図
まとめ
ビジネスのために
作戦1
ハンクは主任捜査官に昇進した。
そこへウォルターがやって来る。
スカイラーを心配するハンクに近況を話し、「お礼を言いたくて・・・」と口ごもるウォルター。
「どうしたんだ?」と声をかけるハンクに、「妻はもう私を愛していない。どうしたらいいか分からない。妻は私が子どもたちの悪影響を与えると、父親失格だと責めるんだ・・・」と涙を流すウォルター。
ハンクは、「そんなことはない」とウォルターを気遣い、ブラインドを閉めると、「コーヒーを取ってくる」と部屋を出ていくが、もちろんコレはウォルターの作戦だ。
ウォルターはハンクのパソコンに送信機、写真立てに盗聴器等を仕掛ける。
作戦2
マイク、ウォルター、ジェシーはリディアを拘束し、工場跡地に連れて来ると、怯えるリディアに、「最後のチャンスをやる。今からシュレイダーに電話をする。台本どおり話すんだ。助けを求めたり、何かをほのめかしたり、パニックや泣くようなことがあれば、躊躇なく頭に一発ぶち込む」と脅す。
リディアは、マドリガル社のリディア・ロダルテ=クエールを名乗り、「倉庫の化学薬品の積荷をチェックしていたら、GPSのような発信機が見つかった。捜査官が仕掛けたか確認したくて電話をした」と言うが、ハンクの返事は、「こちらで調べて連絡すると」だった。
すぐに盗聴器でハンクとゴメスの会話を聞いた3人は、GPSを仕込んだのはDEAじゃなかったことを確認。マイクは、「私じゃない」と主張するリディアはウソをついている言う。
ジェシーは、「彼女がウソをついていると思えない」と言うが、マイクもウォルターも、リディアを始末することで一致する。
その時、DEAに仕掛けた盗聴器が作動、ハンクがヒューストンの捜査官に電話する声が聞こえてきた。
結局、倉庫のすべての化学薬品缶にGPSを仕掛けたのは彼らだった。
この結果に、「私がGPSを見つけなければ、今頃刑務所だった」と強気な態度を見せるリディア。
しかしマイクは、「彼女は危険だ。オレたちを殺すか警察に売る。オレに殺し屋を送った」と言い、リディアを始末するしかないと言うが、「もっと大量にメチルアミンを入手できる方法がある。脅すのをやめるなら話す」と言い出す。
ウォルター vs リディア
リディアの話しは、ウォルターだけが聞くことに。
「最初に子どもの命に誓って安全を保証して」と言い出すリディアに、「力関係がわかってないようだな。交渉の余地はない。ここは素直に信じた方がお互いのためだ」とウォルター。
まずウォルターはマイクに刺客を送った理由を聞く。
リディアは、「怖かったからよ。ガスの元部下9人が警察に勾留されてる。彼らはすべて知ってる。中にはあなたが製造者だと知ってる者もいる。私はマイクにリストを渡し、殺すように言ったけど、カレは始末するどころか、彼らを庇った。だから殺し屋を雇って実行した」と言う。
リディアの計画
リディアは毎週水曜日、ロングビーチから化学薬品を積んだ列車が出発、アリゾナで列車を再編成されたあと、テキサスへ向かう列車がニューメキシコ、マッキンリー郡を通過すると言う。
積荷には必ずメチルアミンが積載しており、リディアの会社に積荷記録が届くため、どのタンカーにメチルアミンが入っているかわかると言い、「私は職務上、どこに警報装置があるか知ってる。マッキンリー郡はデッドゾーンよ。ケータイも圏外エリア。列車を止め、運べるだけメチルアミンを強奪すればいい」と言い出す。
しかし、「乗組員がいる。5キロも走ればケータイが通じる。通報されれば、FBIに追いつめられ、逃げる時間もない。強奪するなら乗組員は殺すことになる」とマイク。
閃いたジェシー
結論が出ないままだった。
マイクは、「原点に戻り、風邪薬で製造し、クリスタルパレスや路上で売ろう」と提案するが、ウォルターは、「8万ドルをかけた機材(メチルアミン用)がムダになる。それに生産量が極端に減り、利益も大幅に減る。いっそメスを製造をやめればいい。そう言う選択肢もある」と言い出し、「ガスを殺し、この事態にしたのはお前だ。だから9人に口止め料は払うのは義務がある」と言うマイクと言い合いに・・・。
その時、「誰にも気づかれず列車強盗できたらどうだ?」と言い出す。
「私は人質」
理由を説明されないままハンク宅にいるよう言われたジュニアは、自宅の部屋に籠もり、部屋から出ないと言う実力行使に出る。
ウォルターの予想どおりの展開に、「あなたの望みどおりね」とスカイラー。
ウォルターは、「理由を聞くまで叔母さんの家には行かない」と言うジュニアに、「父さんと母さんには時間がいる。それ以上の説明はしない。子どもに話す必要がないこともある」と言い切り、マリー宅へと戻らせた。
ウォルターは、「そのうちジュニアもわかる」と言うが、「慰めはいらない。私の気持ちは変わらない。私はあなたの妻じゃない。人質よ。牢獄に縛られている限り仕事はする。資金洗浄はするし秘密も守る」とスカイラー。
ウォルターは、「ほんとうに子どもたちに危険はないんだ」と言うが、「私はあなたの言葉を信じない。いつ殺し屋が来るかわからない。だから子どもたちを避難させる。同意するなら、あなたの言うことを聞く」とスカイラー。
列車強盗作戦
マッキンリー郡
3人は線路に立ち、現場検証すると、「ここならやれる」と確信、準備に入る。
作戦には、”ヴァモス・ペロス”のトッドやフェルナンドも加わることに。
誰にも気づかれない盗み作戦
今回、ウォルターたちは1000ガロンのメチルアミンを抜き取る予定だ。
タンカーは重量で管理されているので、抜いた分を水920ガロンで補填、重量を同じにする【誰にも気づかれない盗み】作戦を実行する。
実行
リディアから電話で、メチルアミンのタンカーがわかった。
ウォルターは仕込みのトラックを踏切で立ち往生させると、合図を送り、列車を急停車させる。
運転手と車掌が列車から下り、トラック運転手に頼まれてボンネットを開けたのを確認したマイクは、「今だ!」と無線連絡。
それと同時にトッドはタンカーの上に登ると、工具でタンカーの蓋をオープン。
ジェシーはタンカーの下の排出口を工具で開けると、ホースを接続、メチルアミンを排出する。
ウォルターは水の注入を開始するが、思いの外メチルアミンの排出、水の注入に時間がかかる。
そこへ1台のクルマがやってきた。
ドライバーは、立ち往生のトラックの脱出に協力をはじめる。
マイクはすぐさま、「善意の助っ人が来た。作業を中止し、すぐに引き上げろ」と連絡するが、まだ作業半ばの状況にウォルターは、「まだだ」と粘る。
とうとうトラックが線路から脱出、運転手らが列車に戻り始めた。
それを見てマイクは、「捕まりたいのか、作業中断だ!」と言うが、ウォルターはそれを無視し、粘りに粘ると、「今だ!引き上げろ!」と叫ぶ。
ジェシーとトッドはすぐさま撤収にかかる。
ジェシーはギリギリで撤収を完了、線路に寝転び、トッドは列車から飛び降りる。
ウォルターたちはやり遂げた。
思わぬ傍観者
メチルアミン強奪成功し歓喜するウォルター、ジェシー、トッド。
しかしそれを見ていたのはモトクロスバイクに乗った少年だった。
この状況に固まる3人。
次の瞬間、トッドは腰の銃を抜くと少年を射殺してしまうー。
感想
アカン、アカン、コレはマジで面白い。
今回は、IMDb 9.7エピソードでしたが、すべては後半10分の列車強盗のシーンに凝縮されてますね。
誰も殺さず、傷つけないと決め、練に練った計画も、思わぬことが置きて、そして結果、またひとりの少年が殺されてしまうことに。
これでまた、ジェシーがおかしくなりそうですよね
私、思ったんですよね。トッドが銃を持っていたこと、躊躇なく撃ち殺したのって、トッドだけの判断ではないって。
で、見返したら、気になるシーンが。ウォルターがトッドを見ていた表情です。
たぶん、我々を見ていたものに気づいたら、躊躇なく殺せと銃を渡したのはウォルターじゃないかと思います。
コメント