ブレイキング・バッド4 #9 膨らむ疑惑(相関図あり)

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ジェシーに疑心暗鬼のウォルター

 

#9 膨らむ疑惑  Bug あらすじ

ウォルターは、ガスをリシン毒殺しないジェシーを疑いはじめ、ある行動に出る。
一方ジェシーは、ガス殺害のチャンスを伺うが、思いもかけない現実を知ってしまい・・・。
スカイラーはテッドの問題に関わらざるを得なくなる

 

相関図

まとめ

ウォルター

苛立ち

ウォルターは、「必ずやる」と言いながら、一向にガス殺害を実行しないジェシーに不満を募らせる。

スカイラーからは、洗車場が順調だと言い、「あと2ヶ月もしたら利益がでる。副業から手を引く準備をして」と言われる始末。

ハンクがガスのクルマにGPSを装着して1週間。
ウォルターはハンクを連れてGPS回収に行くが、その道中、尾行されていることに気づく。
GPSには、店と自宅の往復だけの記録しかなく、ハンクは、「逆に怪しい」と言い出す。

苛立ちが募ったウォルターはハンクの家からの帰り道、ハンクを見張るタイラスの横にクルマを横付けすると、タイラスに見せつけるように、「不審者がいる」と警察に通報するのだった。

 

ハンクの独自捜査

早朝にハンクから電話がかかった。
ガスを疑うハンクは、「供給センターを調べたい」と言い出す。
「今からドライブへ行こう」と言われウォルターは、体調が悪いと言う理由でそれを断るが、「お前に頼ってばかりで悪かった。他を当たる」と言い出すハンク。
焦ったウォルターは、「捜査員ごっこを楽しんでるんだ。2日待ってくれたら手伝える」とハンクに約束すると、すぐさまマイクに、この状況を報告する。

 

スカイラー

資金洗浄

洗車場の経営は順調だった。
スカイラーは架空の客を作り、売上を計上して帳簿をコントロールしていた。

テッド

そんな中、洗車場にテッドが現れ、「話しがある」と言い出す。
テッドの話しは、ふたりの関係のことではなく、「国税庁から召喚状が届いた。明日監査を受ける。助けて欲しい」と言うものだった。

この状況にスカイラーは、「助けを求めるなら弁護士よ、CID(犯罪捜査部)が絡んでる刑事事件よ。あなたは重罪に問われるのよ、追徴課税に加えて10万ドルと罰金が課されるし懲役5年よ!」と言うが、「キミの経理の知識で帳簿を修正して欲しい」と言い出すテッド。それが改ざんを頼んでいると分かったスカイラーは、それを断るが、スカイラーは重大なことに気づいてしまう。経理担当のスカイラーは至るところにサインをしており、テッドが有罪となれば、テッドだけじゃなく、帳簿に関係した者全員のメールや電話を調べられると言う事実に。

helping

特別捜査官べカリスの監査を受けるテッドは、しどろもどろだ。
そこへセクシーな装いで現れたスカイラー。
べカリスに帳簿にない収入の説明を求められたスカイラーは、バカな愛人の経理担当を演じ、所得隠しは故意ではなく、過失だと思わせることに成功する。

「刑務所は逃れた。あとは追徴課税と罰金を払えば終わる」と言うスカイラーに、「61万7千ドルなど払えるワケがない」と言い出すテッド。
スカイラーは、「クルマなどの資産を売り、家を抵当に入れてでも払わなければ、捜査が再開されてしまう。何としても解決するのよ!」と言うが、「そうしたいがな」とあやふやな返事のテッド。

眠れないスカイラーは、真夜中に床下を開ける。そこにはお金が・・・。

 

供給センターで

証拠隠滅作業

ジェシーはマイクに呼び出され、供給センターでチキンバケツからブルーメスの取り出す作業をさせられ(ブルーメスは他の場所へと移されるらしい)、その後、工場内の床に付着している蛍光塗料を徹底的に消す作業をさせられる。

一切の説明なしで作業をさせられているジェシーは、自分の推測を入れながらマイクに、「ガスはシュレイダーを殺す気か?この作業もシュレイダーがここへ来るからだろ?普通に考えればシュレイダーは殺した方がいい。だがカレは捜査官だ。捜査中に突然死ぬのは怪しまれる。それにウォルターは家族を殺されれば怒り、ブツを作らないだろうな」と意見する。

ジェシーたちがブルーメスの搬送作業をしていた時、ジェシーの眼の前で、仲間が射殺された。

銃撃の中、呆然と立ち尽くすジェシーを助けたのはマイク。
マイクはジェシーに、「落ち着け」と声をかける。

その時、ガスが丸腰のまま銃撃の中を前に進み出た。
銃撃をもろともせず、(殺せ)とばかりに両手を開いてみせるガス。
それキッカケに銃撃は止まった。

その後ガスはカルテルに、「”YES”だ」と返事する。

 

ラボで

死体処理

ウォルターがラボで作業をしていると、搬入口のベルが鳴り、マイクとジェシーが射殺された仲間の遺体を運んできたのだ。
「質問して良いか?」と聞くウォルターに、「答えん」とマイク。

それでも皮肉たっぷりに、「死体処理まで仕事になったのか?この男は何をしてガスを怒らせた?それともこれは警告か?」とウォルター。だがマイクは、「口を閉じてろ。オレもジェシーも話す気分じゃない。今度また警察にオレの仲間を通報したら、お前も容器に沈める」と警告する。

ジェシーの不安

ジェシーはマイクに助けられた礼を言うと、銃撃の中、丸腰で向かって行ったガスの意図を聞く。
マイクは、「カルテルはガスを殺せない。ガスの販売ルートが必要だ」と説明するが、「仲間が殺されたのに、それは問題ないのかよ?」とジェシー。
するとハンクは、「質問があるなら直接ガスに聞け」と言う。

 

ガスとジェシー

ジェシーはガスの自宅に呼ばれた。
ガスはウォルターにしたように、ジェシーにも料理を振舞う。
ジェシーはリシンを入れるタイミングを見計らうが、結局、できなかった。

「なんでオレを呼んだ?」と聞くジェシーに、ガスは表情を変えることなく、「心配なのはわかる。供給センターでの襲撃はあまりにも酷かった」と言うが、「目の前で仲間が頭をブチ抜かれたんだ!」とジェシー。
ガスは、「何が起きているか説明し、質問にも答える。だがその前に、私の質問に答えてくれ。ウォルターの製法でカレの助けなしにメスを作れるか?」と言い出す。

「ムリだ。どうしてだよ?1ヶ月前はオレを始末しようとした。それなのに今日はウォルターを殺してオレにメスを作らせようとしてる。ウォルターを殺すつもりならオレも一緒に殺せ!」と怒りを顕にするが、ガスは、「そんなことは聞いてない!お前を呼んだのは、カルテルとの関係がこじれたからだ。お前の助けが必要だ。全面戦争を避けるためにな。だから質問に答えろ!」と迫る。

 

ウォルターとジェシー

ジェシーからの呼び出し

ジェシーは、「大事な話しがある。家に来てくれ」とウォルターを自宅へと呼び出す。

「連中からメキシコへ行けと指令が下りた。ガスとカルテルが全面戦争になりそうなんだ。死体処理した男は、カルテルに銃撃されたんだ。それだけじゃなくハンクが嗅ぎ回ってて両者に狙われ板挟み状態だ。それでガスは折れることにした。ガスの利権の半分と、メキシコでメスの製法を教える。オレは化学者じゃないのに行かされる。質問されても分からないのに、向こうの化学者に教えるんだ。機材だってスペイン語だろ?もし失敗したらオレは殺されてしまう。だから先生、力を貸してくれ。メスの作り方をノートにして渡して欲しい」と言う。
しかしウォルターが一番知りたいことは、ジェシーがガスと会ったかどうかだった

実はジェシーを信用できなくなったウォルターは、ジェシーのクルマにGPSをつけ、行動をチェックしていたのだ。

「ガスと会ったか?」と聞かれ、「会ってない」と誤魔化すジェシー。
しかしそれがウソだとわかっているウォルターは、「昨夜、ガスの家に行ったのに、なぜリシンを使ってないんだ!」と責め立てる。
ジェシーは、「チャンスがなかった」と言うが、「2時間18分も居たのにやらなかったのか?お前はヤツを殺す気なんかないんだ!」とウォルター。
その言葉に、「なんで知ってるんだ?どういうことだよ!」とジェシー。

ジェシーはウォルターがGPSを使ったと知り、「あんたのためにやったのに、オレを疑うのか?」と言うが、ウォルターは憎々しげに、「お前はメキシコで失敗し終わりだ」と言い放つ。
ジェシーがウォルターに飛びかかり、取っ組み合いの喧嘩に。
最後はウォルターに馬乗りになったジェシーは、「今すぐ出て行け」と言うのだったー。

 

感想

冒頭シーン。
壊れたメガネと滴り落ちる血は、ジェシーと喧嘩したあとのウォルターだったんですねー。

疑心暗鬼になるウォルターの気持ちも理解できるけど、ゲイル殺害を頼んだだけじゃなく、ガスまで毒殺しろってジェシーに重荷を背負わせすぎ。
ジェシーが、「ハンクを殺すのは得策とは思えない」とマイクに話したのは、ウォルターとその家族を守るためだったと思う。それなのにウォルターは、自分の身の安全のことばかり。
実際問題、メキシコの麻薬カルテルがガスに接触してきている今、ガスを殺害したらどんな状況になるか。
それを考えても、今、ガスを殺害するのは得策ではないように思うのだけどなぁ

スカイラーは頭がいい女性だとは思うけど、積極的に動くことによってボロが出なければ良いなぁと心配になる。
スカイラーはたぶんテッドの税金&罰金を肩代わりする気じゃないかと。
それはそれで後で大きな問題になりそう。

コメント

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