ブレイキング・バッド3 #7 ハンクの苦しみ(相関図あり)

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海外ドラマブレイキング・バッド

IMDb 9.6/10 

 

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#7  ハンクの苦しみ One Minute

妻マリーを使われコケにされハンクは自制心を失いジェシーに殴りかかってしまう。

 

相関図

まとめ

失った自制心

怒りに震え、自制心を失ったハンクはジェシーの家へと乗り込むと、拳でジェシーを滅多打ちし、大怪我を追わせてしまう。
その後、冷静さを取り戻したハンクは自ら通報、警察が駆けつけ、ジェシーは救急搬送される。

ジェシー

ジェシーは重傷だった。
ソウルはジェシーの写真を撮ると、「これで刑務所行きは免れる。この写真が流出すればDEAは終わりだ」と言うが、駆けつけたウォルターは言葉を失い、「用心するべきだった」と謝る。

しかしジェシーは(ウォルターの助けがなければ逮捕されたにも関わらず)、「全部あんたのせいだ。あんたの義弟はこれから地獄を見る。すべてのカネを奪い取ってやる。どこに逃げても追いかけてやる」とウォルターを責め、ハンクを告訴する言う。

ソウルは、「それは賢い選択肢じゃない。ここで攻撃すれば容赦なく調べ、ブルーメスビジネスの全貌が暴かれる」と忠告、ウォルターも、「新しい人生をスタートするべきだ」と説得するが、「何も変えない。新しいクルマを買って料理する(ブルーメス精製)。逮捕されても”ハイゼンベルク”のすべてを話せばオレは無罪放免だ。あんたは切り札だ」と言う。

ジェシーの様子にソウルは、「マズイことになった」と慌てるが、「あれだけの暴力を振るわれてもオレの名前を出さなかった。ジェシーはバラさない」とウォルター。
しかしソウルは、「ヤツがブルーメス精製し逮捕されれば、禁固20年は食らう。そうなればキミを売る」と言い切る。

 

ハンク

事情聴取

ハンクは状況説明をするが、【ピンクマンの家に行った詳細】のみ、弁護士のアドバイスで、黙秘権を行使する。しかし市警は、「ピンクマンは告訴する意向だ。カレはメスの常用者だが今回の検査では陰性だった。処方された鎮痛剤ですら拒んでいる」と言う。
追いつめられたハンクはマリーにだけ弱さを見せるが、それ以外では決して弱さを見せようとしない。

壊れた心

マリーは、「自己防衛だったと言えばいい。あなたは仕事をしただけ。正しいことをして罰を受ける必要はない」と言うが、ハンクは、「ウソはつけない。警官としてあるまじき行為をしたんだ。自分を見失った。オレはトゥコの事件以降、少しずつ壊れていたんだ。夜も眠れなかった。胸が苦しくなりパニックを起こす。エルパソで更に悪化した。もう本当のオレじゃない。オレは結果を受け入れる」と心の内を打ち明ける。

 

スカイラーの頼み

翌朝、出勤前にスカイラーがやって来た。
スカイラーはハンクの件について、「あなたに繋がる危険性はあるの?」と聞くが、「ない」と答えるウォルター。
スカイラーは、「告訴されたらハンクはすべてを失う。ピンクマンの告訴を止めさせて。あなたなら力になれるでしょ」と言い出す。
ウォルターは、ピンクマンとは親しい間柄ではないと言うが、「ハンクは家族よ」とスカイラー。

ウォルター

ラボで

スカイラーの来訪で遅刻したウォルター。
しかしゲイルは、すでに準備を完璧に終えていた。
「パーフェクトだ」と褒めるウォルターに、「息の合った連携プレーですね。友情の始まりかも」とテンション高めのゲイル。

しかし作業中、ウォルターは突然、「温度管理を間違ってる」と怒りはじめる。
ゲイルはメモしている、間違っていないと言うが、「私はちゃんと伝えた。キミのおかげで200Lがムダになった」と責め立てるウォルター。

交渉

その後ウォルターはグスタボに、「ゲイルとは上手くいかない。パートナーはジェシーしかいない。ラボを私に任せるとキミは言った。助手をジェシーにして欲しい」と交渉、了承を得る。

ふたりの関係

ウォルターはジェシーに、「パートナーとして一緒に仕事をしよう。売上は折半、ひとり150万ドルずつだ」とオファーするが、ジェシーは、「断る。断るのはカネじゃない。あんたがキライなんだ。二度と関わりたくない。あんたと会ってからオレは大切にしてきたものを何もかも失った。すべて壊されたんだ!恐ろしいほど孤独だよ。あんたに分かるはずがない。あんたはカネさえ入ればいいんだろ?オレがどうなってもいいのさ。オレは使えないクズだと言ったろ。オレのメスは粗悪品だ、ゴミ同然だとけなした!」と感情をぶちまける。

ウォルターは立ち上がると、「お前のブルーメスは良質だった。私のに劣らない」と言い、病室を出た。
しかしその後ジェシーから、「折半だよな?それならパートナーだ」とオファーを受ける電話が。

 

狙われた命

狂気のサラマンカ兄弟

幼い頃からティオ・サラマンカに徹底的なアンダーグラウンド社会の生き方を叩き込まれたふたりは、復讐のために防弾ちょきを準備する。

あと1分

職務責任局の決定でハンクの職務停止が決まった。
銃とバッジを返したハンクに所長は、「内密の話だが、ピンクマンが告訴しない可能性が出てきた」と伝える。
思わぬ展開にハンクの表情も柔らかくなる。

ハンクはマーケットの駐車場にいた。マリーへの花束とプレゼントを買ったのだ。
クルマに乗り込み、エンジンをかけた時、電話がかかる。
「二人の男がお前を殺しに行く。クルマに近づいてる。あと1分しかない」そう言うと切れる。
いたずらなのか、真実か、ハンクの気持ちは揺れる。

ゴメスのいたずらか?と電話するが、留守番電話だった。その時、ハンクは前方に二人組のスーツの男に気づく。
二人を目で追おうとするが、見失ったその時、後ろから銃撃が!
ハンクは咄嗟にバックギアを入れ、アクセル全開で男をクルマで挟むが、もうひとりから銃撃される。
なんとかクルマから逃げ出したハンクを追うレオネル・サラマンカ。
ハンクはレオネルの一瞬の隙きを逃さず銃撃するが、防弾チョッキを着けているレオネルには効果はない。
逆に撃たれ倒れたハンクにトドメを刺そうとするレオネル。

が、突然、「ちがう。簡単すぎる」と言うとクルマから大ガマを持ち出す。
ハンクは必死で落ちている弾を拾い、自分の銃にこめる
撃たれて倒れたハンクはもう動けない。それでも必死に落ちている弾丸を自分の銃にこめる。
レオネルが大ガマを振り上げた時、ハンクはレオネルの頭を撃ち抜いた

 

感想

見応えあります。
サラマンカ兄弟の子ども時代の話も迫力あったなー。
マルコはたぶん生きてると思うけど、この先、メキシコの麻薬カルテルの話はフクザツになるのかな?

私はウォルターとジェシーの関係がかなり興味深い。
家族でもないふたりが、いがみ合って、喧嘩しあうのだけど、どこかでちゃんと信頼してる。だけどそれを互いに言葉では表現していない。だけど、互いに伝わってる。そういうところをすごく丁寧に上手く描いてると思う。
ウォルターの交渉でゲイルを辞めさせ、ジェシーがラボに入ることになったようだけど、ゲイル、なんか怪しげ。
この先、揉めそうな気がします。

 

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