#9のエピソードからの続きです。
#10 コード・シルバー Code Silver あらすじ
ライカーズ島女性刑務所の暴動でケガをした数名の受刑者のうち、3人が刑務官から銃を奪ってERから逃走を図った。
それに気づいたケイシーは、「コード・シルバー」を発令、それにより病院は警察により封鎖されることに。
コード・シルバーが発令されたことでフロムはマーティンと向かい合う機会を持つことに。
まとめ
ヘレンの処分
ブラントリー理事長から【腫瘍科共同部長と医療ディレクターの解任】を言い渡されたヘレン。
それを知ったマックスは処分に納得できないと言い、「今週中に元通りにする。腫瘍科部長とボクの補佐はキミだ。患者も病院も、ボクもキミを必要としてる」と言うがヘレンは、「私がこの病院に残る理由がない。しばらく考えたい」と言い出す。
カストロもマックスに、「ヘレンの処分撤回を求める。協力して欲しい」と言う。
コード・シルバー発令
ライカーズ島女性刑務所での暴動事件で、ERに搬送された3名の女性受刑者が、刑務官の銃を奪い、ERから逃亡。
コード・シルバーが発令され、病院は警察官により封鎖される。
逃げた受刑者は、ドミニク・アン・リード、スーザン・パーカー、そしてジャッキー・コナー。
マックスはライカーズで協力的だったジャッキーが刑務官を襲い逃走したことに驚く。
3名の受刑者
彼女らの目的は、州の証人のフラン殺害だった(薬物過剰摂取も彼女らの仕業)。
オペ着を奪って着替えたジャッキーとスーザン。
スーザンは看護師から奪ったIDでオペ室へと侵入する。
受刑者フランとレイノルズ
フランはレイノルズの執刀でオペ中だった。
スーザンはフランを見つけると、看護師になりすましオペ室へ侵入。
突然メスを握ると、オペ中のフランの身体を滅多刺しにし、逃走する。
咄嗟に患者を庇ったレイノルズは脇腹を刺されてしまったが、オペを中断せず、刺されて出血するフランの処置をする。
しかし中々出血点が見つからず、フランは危険な状態に。
刺されたレイノルズも、出血のためフラつきはじめる。
それに気づいたデュークはレイノルズのキズを圧迫し、フォロー。
レイノルズは無事フランを助けた。
受刑者ドミニク
転院が必要な患者のために、地下の出口1つだけを解放したマックス。
ヘレンもマックスを補佐する。
その時地下の廊下に滴下血痕を見つけたマックス。
血痕を辿ると、ひとりの患者が倒れていた。
患者は、「避難の途中ではぐれた」と言うが、出血は左脇腹の刺し傷からだった。
地下でケータイは圏外のため、マックスは必要物品を取り戻ることに。
残されたヘレンとドミニクー。
その時ヘレンは、ドミニクの手首にIDバンドがなく、手錠の跡らしきものがあることに気づく。
ヘレンは戻って来たマックスにドミニクが囚人だと言うが、「私じゃない。刑務官には触れてない」とドミニク。
「キミを助けるから仲間がどこにいるか教えて欲しい」と言うマックスにドミニクは、「州の証人のフランが過剰摂取で死ななかったからジャッキーがこの計画を企んだの」と言う。
マックスは、フランをオペしてるレイノルズにこの事実を知らせるため、走るが・・・
すぐにジャッキーから銃を突きつけられ戻って来た。
企てを手伝う
ジャッキーから脅されたマックスは、ふたりの逃亡を手伝うことに。
出口へ向かっている時、マックスとヘレンのケータイに連絡が入る。
「第7オペ室に襲撃あり、患者が危険」
そのメッセージを見たジャッキーは、「失敗したんだ。フランはまだ生きてる。戻らなきゃ」と言うと、マックスとヘレンに、第7オペ室へ連れて行けと要求する。
マックスは、「病院は今、封鎖されてる。出口なら連れて行くことができるが、オペ室はムリだ」と言うが、ジャッキーは引かない。
するとヘレンが、「警察を避けてオペ室へ行く道を知ってる」と言い出す。
「手術室はまだ?」と言うジャッキーに、「このドアの先」とヘレン。
「私を信じる?」と言うヘレンに、「命をかけて」とマックス。
ヘレンがドアを開けた先は、警察の対策本部のある場所だった。
すぐさまジャッキーは逮捕された。
イギー・フロム
今日はセラピストのタビサ・パークの勤務評価をする日。
フロムはタビサに解雇を言い渡すつもりでいた。
そこへやって来た恋人のマーティン。
このエピソードの続き
怒っていると思っていたマーティンが来てくれたことに喜ぶイギーだったが、「52通もメールが来たから来た」とマーティン。
しかしイギーは、「この件はただの誤解なんだ」と的外れなことを言い出す。
マーティンは、「誤解じゃない。キミはボクに相談なく養子を迎えようとしたんだ」と言うが、イギーは、仕事を理由にしてこの話しを終わらせようとする。
その態度が許せないマーティンは帰ろうとするが、コード・シルバーが発令されたため、イギー、マーティン、タビサの3人でフロムの部屋を施錠し、コードシルバー解除を待つことに。
タビサのカウンセリング
マーティンは、「コード・シルバーのおかげでじっくり話しをする機会が出来た」と言うが、「緊急事態なんだ。そんな気持ちになれない」と逃げ腰のイギー。
しかしそこにタビサがいることに気づく。
キミに無断で養子を迎えるワケがない。話し合うために情報を集めていただけで、マーティンの過剰反応だとイギーはウソをつく。
しかしマーティンは、「だけどボクらふたりの生活のことや計画はすべてキミの思い通りで決まる。ボクの考えは無視だ」と言う。
ふたりのやり取りを見ていたタビサは、セラピストの血が騒ぎ、「マーティンはフロム先生に引け目を感じてるのでは?」と言い出す。
フロムは、「的外れだ」と言うが、「彼女は正しい」とマーティン。
驚くイギー。
マーティン曰く、イギーが誰かを助けている時はとても幸せそうだが、ボクはイギーをそんな風にさせてるか自信がないと言う。
まさかのマーティンの言葉にイギーは、「キミを心の底から愛してるんだ」と言うが、タビサは、「マーティンはいつもあなたが人を助けるたびに、その尻拭いをするツラい役回りをしている。愛するカレがあなたの行動を変えて欲しいと望んでる」と指摘する。
フロムの問題
タビサはカウンセリングで、フロムの問題を明らかにした。
「ボクは人助けをすることで満たされる。人を助けない自分は悪人なんだ。ボクには人助け以外何もできない。もしボクが人助けをしなかったら、皆がボクを負け犬で、ダサい太った価値のない男だと思う。病的な考えなのはわかってるんだ、だけど頭の中の声が言うんだ。いつかマーティンがオレなど必要ないことに気づく。ボクには人助けしか誇れるものがない」と心の内を打ち明けたフロム。
タビサに促されたマーティンは、「キミは親切で素晴らしい父親で、美しい人間だ。愉快で辛抱強く頭が良い。キミは凄いひとだ。ボクの最愛の人。キミのおかげで素晴らしい人生を送れてる」と気持ちを伝えた。
互いの気持ちを伝え合い、ハグしあうふたり
病名
コード・シルバーが解除された。
マーティンは先に帰ることに。
イギーはタビサに、「今更だけど、合格だ」と採用を伝えるが、タビサは、「先生の行動パターンは、自己愛性パーソナリティ障害”です」とハッキリと診断された。
カプールとエラ
エラは妊娠したため、治療中の”強迫障害(OCD)”の薬を止めたが、その影響で症状が悪化。
「両親の支援なしでは不安なの、すぐにアイダホへ戻る」と言う。
カプールは遠いアイダホへ行ってしまうエラを淋しく思う。
そんな時、コード・シルバーが発令され、病院が封鎖されはじめるー。
カプールはエラが心配になり、彼女を捜す。
パニック
廊下にうずくまり、パニックを起こしていたエラを見つけたカプールは、目の前の材料庫に入りカギをかけ、「ここは安全だ」と言うが、「安全な気がしない」とエラ。
カプールはエラの気を紛らわせるために、単純作業をふたりではじめる。
少し落ち着きを取りもどしたエラ、その時、突然ドアが叩かれ、「お願い、ドアを開けて!入れて!」と声が。
再びエラは、「ダメ、開けないで!」とパニックに。
カプールは、「安全が確認できないと開けられない」と断る。
しかし逃亡中のスーザンを発見した警察が発砲。
それがカプールとエラが隠れている部屋の近くだったため、パニックは酷くなる。
カプールはドアはロックされている。大丈夫だと言うが、「赤ちゃん無事じゃない気がする。ストレスをかけ過ぎたせいよ。もうダメ。病気じゃなければ母親になれた」と言い出すエラ。
カプールは、「キミは強迫障害で最悪のことを考えしまうんだろ?だったから逆のことをしよう。良いことを想像するんだ」と言う。
エラがそれを実行すると、落ち着きはじめるー。
カプールは聴診器で赤ん坊の心音を聞かせる。
エラは、しっかり拍動する心音を聞き、涙する。
ローレン・ブルームとリーゴン
オペ後の激しい痛みに耐えかねるローレンは脂汗を流しながら、「ザック、怒らないから教えて!私の鎮痛剤を盗んだでしょ?私を懲らしめるためなの?痛みで死にそうなの。私の薬を頂戴!耐えられない」と言うが、「キミは依存症になっている」と言い、鎮痛剤を渡そうとしないザック・リーゴン。
患者レノア
そんな中、コード・シルバーが発令された。
ローレンを乗せ車椅子で移動中だったリーゴンはある診察室へと入りカギをかけるが、そこには激しい腹痛を訴え、ナースコールを必死で押す患者がいた。
コード・シルバーのため、医師が診察室へ来ることは不可能だった。
仕方なく診察したローレンは、「虫垂炎が破裂しかかってる!」と言う!
連絡を受けた主治医は、レノアにはすぐオペが必要と言う。
ローレンは執刀する決意をする。
ザックは鎮痛剤を出し、「必要になる」と言うが、「飲んだらオペできない。私よりレノアに必要よ、何錠か飲ませてあげて」とローレン。
信頼
鎮痛剤が効き、眠りに落ちたレノアのオペをすることに。
しかし、座って執刀することは不可能だった。
ローレンは、「立たなきゃオペできない。私を抱えて」とザックに頼む。
ローレンを抱えたザックは、「手が離れたらキミは一生車椅子だ」と言う。
しかしオペを成功させるのは、リーゴンに対面に回ってもらい、拘具で引っ張り、確認する必要があった。
「足に体重が乗れば折れてしまう。キミは本当に足を治す気があるのか?」と言うザックにローレンは、「私がこんなにツラい治療に耐えているのは、患者を助けるためよ。レノアを助けなきゃ意味がない」と言う。
ローレンは片脚で立ち、オペを続けた。
リーゴンの告白
コード・シルバーが解除された。
病室で休むローレンの元へやって来たリーゴンは、「キミは実にまともな人だ。キミの手助けができると思ってたがボクにはムリだ。キミの鎮痛剤を飲んだ。それもかなりの量を。最低だとわかってる。治療が必要だ。既に友だちも家族も失っている。もう誰も失いたくない」と言う。
リーゴンの痛み、苦しみがわかるローレンは、カレを許すように頬に触れ、キスをし、「リハビリが終わっても、一切の連絡をしないで。もう二度と会えない。わかるわよね?」と言うのだったー。
コード・シルバー解除後
●マックスは事件を解決に導いたヘレンの勇敢さと賢さを讃え、「キミをもっと正しく評価してくれる場所にいるべきだ。ボクはキミの残って欲しいけど、キミ次第だ。毎日会っていたのに、会えなくなるのは淋しい。だけど、時々はお茶したり食事をしよう」と言う。
ヘレンは、辞めないと言うが・・・。
●カプールはエラに、「ウチへ来ないか?」と誘う。
●レイノルズは大事に至らなかった。
イヴィーは、「あなたと離れていることはできない。サンフランシスコのオファーを断る」と言うが、「この街を出よう」と言う。
感想
スタッフ誰も死ななくて良かった。
こういう事件は、「グレイズ・アナトミー」を思い出しちゃうんだよね、やっぱ。
マックスとヘレンはどうなるのかな。
とても気になる。
でもそう簡単に付き合ったりできないもんね。
ローレン・ブルームとザック・リーゴンの話しは、思いの外あっさり解決してしまった。
やっぱりリーゴンがブルームの鎮痛剤を盗んでたんですね~。
薬物依存症ってやっぱり怖いな。
どれだけ強い意思を持ってても、目の前にクスリを置かれたら、手が出ちゃうんだろうな。
リーゴンの苦しみがわかるローレンは、カレを赦し、キスをしたけど、二度と会わないと完全なる別れを告げました。
それは正解だと思う。
1番興味深かったのは、イギー・フロムの話し。
そうだよね、イギーの”誰かを助けなきゃ居られない”は病気だよね。
マーティンを心から愛してるのもわかるけど、ちょっと愛し方も歪な感じがしてたし。
それをズバッと診断したタビサは凄いね~。
ほんとうは解雇される予定だったのに。
こうなると、ひとを正しく見てるのか?ってフロムのことを心配になっちゃうなー。
カプールはエラとどうしてくのかな?
息子の嫁としての接し方だよね?
なんかビミョー。
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