ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #5 鐘

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Photo 引用 all by: IMDb

あ・・・そうなるんやね、そうか・・・
難しい状況でも、選択肢はあったと思う。
だけど、その中で1番最悪の道を進んでしまったのね・・と言うエピソード5でした。

5話目もたっぷりの約1時間15分です

感想、めっちゃ長いです(笑)
GOTだと熱く語りたくなるのよねぇ~・
誰か私の感想に賛同してくれへんかな?(笑)

感想はコチラ

 

#5 鐘 The Bells あらすじ

ミッサンディを失い塞ぎ込んでいたデナーリスだったが、ジョンの出生の秘密をティリオンやヴァリス公が知っていることに憤慨し、ヴァリスを処刑する。
デナーリスの怒りは収まらず、今すぐ王都を攻撃すると言い出す。
デナーリスからジェイミーが王都へ向かっていたところを拘束したと聞いたティリオンは、ジェイミーにある提案をする。

 

まとめ & 感想

デナーリスの行動

デナーリスはミッサンディを惨殺された哀しみと怒りで部屋に閉じこもり、食事も取らない状況だった。

ヴァリス公は「ジョン・スノウこそが鉄の玉座の真の継承者」と手紙を記していた。

ジョンが船でドラゴンストーン城へやって来た。
デナーリスを心配するジョンに、迎えに出たヴァリス公は、「今後の彼女の決断が不安だ」と言う。
ジョンは、「我が女王として彼女が下す決断だ」と言うが、ヴァリスが事情(ジョンが継承者)を知っていることに気づく。
ジョンが「何が望みだ?」と聞くと、ヴァリス公は「”鉄の玉座”に正当な支配者が就くことです」と言う。
しかしジョンは、「王座は欲しくない、望んだこともない。彼女は我が女王だ」と言いきるのだった。

ティリオンが、デナーリスの元へ報告に行くと、憔悴しきったデナーリスは、「ジョン・スノウが私を裏切った」と言い出す。
ティリオンは驚き「ヴァリスです」と答えたが、その返答で、デナーリスはジョンの秘密をティリオンもヴァリスも知っていると確信する。
ティリオンは「自分もヴァリスも陛下と同じくよりよい世界を望んでいるんです」と伝えることしかできなかった。

しかしその夜、グレイワームがヴァリスを捕らえ、浜辺にいるデナーリス、ジョン、ティリオンの前に連行する。
ヴァリスは甘んじて自分の運命を受け入れる姿勢を見せる。
「すまない」と言うティリオンに、「正しい裁きだと願います。私が間違っているといい」と言うヴァリス。
デナーリスは裏切り者としてドラカラスでヴァリス公を焼処刑した。

処刑後、デナーリスの部屋へ行くジョン。
「妹たちに話せば、何が起こるか警告した。ヴァリスの死の責任はサンサにもある。ウエスタロスの人々はジョンを愛している、ここには私への愛はない。あるのは恐怖だけ」と言うデナーリスにジョンは、「愛している。キミは俺の永遠の女王だ」と言うと、キスをするふたり。
デナーリスはジョンとのキスで、彼が ”恐怖” を選んだと理解したのだった。

 

デナーリスの決断

ドラゴンストーン城の玉座に座り、デナーリスはティリオンに命令を下す。
それは、王都に総攻撃を仕掛けると言う内容だった。
ティリオンは驚き慌て「王都の攻撃はあなたの民を殺すのと同じことです!」と言うが、デナーリスは「攻撃をためらう慈悲をサーセイは私の”弱み”と見なしている」と言う。
ティリオンは必死でそうじゃないと説明するが、まったく聞く耳を持たないデナーリスは、穢なき軍団(アンサーリード)のグレイワームにすぐに準備して出航せよ!と命令する。
ティリオンは、「王都が降伏したら鐘が鳴り、門が開きます。そうなったら直ちに攻撃を中止して下さい」と食い下がる。
デナーリスは、仕方なく小さくうなずき、グレイワームに「王都の外で待機しろ。私が合図を出す!」と言う。
デナーリスに挨拶し部屋を出ようするティリオンの背中にデナーリスはジェイミーが我が軍より先の王都へ入ろうとして捕らわれたと告げる。
驚くティリオンに、「結局、サーセイを見捨てられなかった。また私を失望させたら次はない」と宣言した。

 

ラニスター兄弟の絆

王都でダヴィスと合流するジョンとティリオン。
戦闘準備で忙しい中、ティリオンはダヴォスに頼み事をする。
それはジェイミーに会うことだった。
夜、捕らえられたジェイミーに会いに行ったティリオンは、サーセイを説得して彼女の選択を変えさせろ。罪なき民衆百万人のためにと言う。
しかしジェイミーは兵力が落ち、ドラゴンも1頭になった今、サーセイが負けるとは限らないと言う。
「明日、王都は陥落する」と言い切るティリオン。それなら死ぬだけだと言うジェイミーに「サーセイとふたりで逃げろ!」と言う。
驚いた表情を見せるジェイミーに「やるんだ、さもなくば二度とサーセイに会うことはない。説得に成功したらすぐに降伏の合図を出せ(鐘と門開放)」と誓わせ、赤の王城(レッドキープ)からの逃げ道を教え、ふたりでやり直せと言って拘束を外す。
ジェイミーは、デナーリスに背くティリオンの処遇を心配するが、ティリオンは「無血で王座の就けることができれば慈悲を見せるかも知れない。でなければ何千もの罪なき人々のために罪深き小男が犠牲になるだけだ。」と言う。そしてティリオンは、ジェイミーに対する気持ちを言う「おまえだけだった、俺をモンスター扱いしなかったのは。俺にはおまえしかいなかった・・」と。ジェイミーはティリオンを抱きしめるのだった

朝を迎えた

ブラックウォーター湾には、ユーロン率いる鉄水軍が、城壁には何十機ものスコーピオンが準備され戦闘態勢に入る王都。
赤の王城(レッドキープ)の門が開けられ、民衆は城内に避難しはじめる。
ハウンドとアリアは民衆に混じりってレッドキープを目指す。
黄金兵団(ゴールデンカンパニー)が王都の門前の配置に着いたと同時に、王都の門が閉められた。
彼の目の前には、ジョン、ティリオン、ダヴォス率いる連合軍と静かなにらみ合いが続く

ティリオンは「鐘の音が聞こえたら彼らが降伏した合図だ。聞こえたら攻撃の中止を!」とジョンに言う。

サーセイはレッドキープの上から町を見下ろしていた。

突然、レッドキープの門が閉められはじめた。
アリアとハウンドは、ギリギリでレッドキープ内に入れたが、ジェイミーは閉め出されてしまう。
多くの民衆が「開けてくれ!」と叫び懇願する中を、ジェイミーは別ルートを急ぐ。

 

静かな戦闘開始

ブラックウォーターにいる鉄水軍。
気配を感じたユーロン・グレイジョイが空を見上げたとき、ドラゴンが彼らに向かって突進してくるのが見えた。
彼らはすべての船に配備しているスコーピオンでドラゴンを撃ち抜こうとするが、デナーリスはドラゴンを巧みに操り交わし、ドラカラスで鉄水軍船を燃やし始めた。
船を破壊されたユーロンは海に放り出される

鉄水軍を全滅させたデナーリスは、城壁に設置されたスコーピオンを破壊しはじめる。
兵士とスコーピオンはどんどん炎で焼かれ破壊されていく・・・。

 

破られた王都の門

王都門前でにらみ合いが続く黄金兵団と連合軍。
しかし、何やら音が鳴り始める・・・皆が何の音だろうか?と思っていた時、王都の門が内側から吹っ飛ばされ炎に包まれる黄金兵団。
背後からドラカラスで攻撃したのだった。
王都城壁が壊れたことを合図に、グレイワームらは雄叫びをあげて王都に突進、続いてドスラク人たちも突進する。
王城の中で激しい戦闘になる。

レッドキープ城から王都を見下ろすサーセイの元へクァイバーンがやってきて、スコーピオン、鉄水軍、黄金兵団すべてが全滅し、門は侵害されたと知らされるが、サーセイは「我が軍はどんな傭兵よりも勇敢に戦い最後まで女王を守り通す。レッドキープは奪還させない」と降伏する気など微塵も見せなかった。

ティリオンは瓦礫と死体の山になっていく王都を見て、哀しそうに鳴らない鐘を見つめる。
その頃、ジェイミーは必死でレッドキープを目指していた。

ジョン、グレイワーム、ダヴォスが王都を進むと、ラニスター軍と向かい会う。
城壁に降り立ったドラゴンが雄叫びをあげる中、ラニスター軍兵士は剣を地面に置き、降伏する姿勢を取る。

それと同時に「鐘を鳴らせ!鐘を鳴らせ!」と声があがる
なかなか鳴らない鐘。
デナーリスもドラゴンに乗りながら、その時を待っていた。

 

無慈悲

鐘が鳴った
ホッとする表情を見せるジョン。
しかしデナーリスの表情は険しく変わっていく・・・

デナーリスはドラゴンでレッドキープに向けて飛び立ち、ドラカラスで王都を攻撃しはじめる。
降伏したラニスター軍兵士はこの展開に驚くが、グレイワームはデナーリスの従い、降伏した兵士を攻撃しはじめた。
再び激しい戦闘となる王都。
ジョンは「やめろ!下がれ!待機せよ!」と叫ぶが、もう誰も止められなかった。

とうとう民衆まで巻き込まれる事態になる。
空からはドラカラスの攻撃で、王都が焼き払われる。
地獄絵図だった。

それを呆然と見つめるサーセイ。

とうとうデナーリスは赤の王城(レッドキープ)をも攻撃しはじめた。

 

ユーロン・グレイジョイの意地

ジェイミーが、ブラックウォーター湾側からレッドキープへと入ろうとした時、「王殺し(キング・スレイヤー)」と呼び止めたのは、生きていたユーロンだった。
サーセイを助けだそうとするジェイミーに戦いを挑むユーロン。
ジェイミーはユーロンに脇腹を刺されながらも押し倒し、剣で腹を貫いた。
腹からドクドク血を流すユーロンを置いて城の中へ急ぐジェイミー。

 

陥落

ドラゴンは容赦なくレッドキープを攻撃する。
クァイバーンは、レッドキープの門も破られ、ここは危険だとメイゴルの天守へ避難するようサーセイを促す。
サーセイは最後まで抵抗したが、最後は涙を流しクァイバーンに従った。

アリアとハウンド

レッドキープに入ったハウンドとアリアは、互いの復讐をかけて塔の上へ向かっていたが、中庭まで辿り着いた時、ハウンドは建物を見上げ、「帰るんだ。どのみちサーセイは死ぬ。ここから出なければおまえも死ぬ」とアリアを止めた。
しかし「彼女は私が殺す!」と先へ行こうとするアリア。
ハウンドはアリアの手を掴んで「長い間復讐を望んできたつもりだろうが、俺は生涯望み、それ以外に興味がない。俺みたいになりたいか!? 俺と来たらここで死ぬ」と言い聞かせた。「サンダー、ありがとう」と言うアリアを残し、崩れかかった塔の上へと向うハウンド。

グレガー兄弟

サーセイ、クァイバーン、マウンテンと数名の王守兵たちが塔へのらせん階段を降りていた時、ドラゴンの襲撃を受け、塔が崩れだし、瓦礫が降り落ちる。
マウンテンがサーセイを庇い、ケガを免れたが、その時ハウンドが階段を登ってきた。
ハウンドは、向かって来た兵士を全員倒し、「ハロー、兄さん」と言う。
人造人間となっているマウンテンは、ハウンドに向かって歩き出す。
サーセイが「サー・グレガー、お願い側にいて!」と頼むのを無視するマウンテン。
「女王に従え!」と言うクァイバーンの首根っこを捕まえ投げ捨て殺したマウンテン。
サーセイは、ふたりの横を通り抜けてひとりで階段を下りて行く。

天井が崩れ落ち、てくる崩れかけた塔への階段で、マウンテンとハウンドは戦う。
刺して刺しても死なない兄マウンテン。
反対にハウンドは、マウンテンの一撃で簡単に吹き飛ばされてしまう。
それでもハウンドはマウンテンの腹に剣を突き刺した。
よろけたマウンテンだったが、腹に刺さった剣を自分で抜き、また戦おうとする姿を見て、ハウンドはその化け物ぶりに笑うしかなくなる。
マウンテンはハウンドの両目を指で潰そうとする。ハウンドは必死で短剣をマウンテンの片目に差し込んだ。
しかしマウンテンはそれでも倒れない。
ハウンドは、もう普通には倒せないと悟り、うわぁ~と叫びながらマウンテンにタックルすると、塔から外へと押し出し、ふたりで火の海へと落ちていくのだった。

 

サーセイとジェイミーの最期

ひとりになったサーセイは、よろつきながらも必死で逃げていたが、崩れる瓦礫に立ち尽くしてしまう。
そこへジェイミーが現れた。
泣き崩れそうなサーセイに近づき抱きしめるジェイミー。
ジェイミーはサーセイを庇いながらティリオンが教えてくれた避難路を行く。

しかしそこはもう瓦礫で埋まって進めなくなっていた。
サーセイは「私たちの子を生かせたい。私を死なせないで。お願いよジェイミー。死にたくない。こんな風には・・」と泣くサーセイにジェイミーは「大丈夫だ。俺だけを見ろ。他のことはどうでも良い。大切なのは俺たちだ」と言う。
しかし、そのふたりに城の瓦礫が落ち、ふたりは埋まるように消えていった

無残な王都の最期

王都まで戻って来たアリアだったが、ドラゴンの攻撃で町は崩落し、多くの民衆は逃げ惑い、亡くなっていた。
ドラゴンの襲撃が止まらない状況に、ジョンは退却を命令。

アリアは逃げ遅れ、町の隅に身を寄せる母子を見て、「ここにいたら死ぬ!ついてきて!」と彼らを先導して王都から連れだそうとするが、容赦ないドラゴンの攻撃で、母子は焼け死に、アリアも風圧に飛ばされて叩きつけられ意識を失う。
アリアが意識を取り戻した時、アリアの目に写ったのは、破壊尽くされた王都の町と無残に亡くなっている兵士や民衆だった。
アリアは雪がちらつく中を行く・・するとケガを負いながらも立っている白い馬が!
アリアは、馬に乗りどこかへ向かって走り出した。

 

 

結局、王都が全壊滅状態になった今、ヴァリス公じゃないけど、デナーリスに忖度して、彼女を女王においておかなきゃならんかったんかな?と思う。
まぁ、ドラゴンだけじゃなく、穢なき軍団(アンサーリード)にドスラク人・・彼女が率いた精鋭戦士は必要だったけれど。

GOTを見てきたファンとして、美しい王都、赤王の城(レッドキープ城)が全滅していくのは、ツラかった

デナーリスは、両親や兄たちからターガリエン一族の恨み節を聞いて育ったから、王都に特別の思いはないかも知れないけど、ティリオンにとっては、故郷だから、王都と赤王の城(レッドキープ城)が破壊されるのは見たくなかったと思う。

見てる私まで最後の方は、本来玉座に座るべきジョンが、愛がゆえか知らんけど、「俺の永遠の女王だ」とかなんとか言って彼女の権限を与えてしまった結果が、これでしょうがって苛立ってきたわ。

マウンテンとハウンドの兄弟対決、凄かったなぁ
血が繋がっていると言うコトが、憎愛を深く、ドロドロしたもんにするんだなぁと思ったわ
ハウンドは、GOTの中でどんどんキャラとして魅力を増してただけに、最後の最後まで生きてて欲しかったな。
ハウンドも言ってたけど、「復讐する」と言う気持ちだけで生きるのは、哀しすぎる。
そういう意味で、ハウンドが最後にアリアにそのことを伝えたシーンは、心に来ました。

サーセイなー
彼女も可哀想な人やとは思うけど、如何せん、全部自分本位なんよね。
気が強いのはわかるけど、それは他者を思って強いワケじゃなく、ただの負けたくないってヤツ。
子どもをどれだけ愛してたか知らんけど、自分と子どもを守るためなら他者はどうでもエエ!と言う根性が私は気に食わなかった。
だけど、彼女が幸せなのは、兄かも知れないけど、命をかけて心から愛してくれる人がいたことやと思う。
ジェイミーはほんとうにサーセイを心から愛していたし、サーセイも。
個人的には、サーセイを愛するがゆえにジェイミーがサーセイを殺すとか、アリアに代わりハウンドが殺すとか、して欲しかったかな。
どうしてもサーセイには怒りを禁じ得ない私なので、あんな死に方、ズルイなぁ。

で、次のエピソードがほんとうの、ほんとうの最終章の最終話ですね。

こうなってくると、「七王国の玉座には誰が座るねん」と言うただ一点の話になりますよね?
真の玉座に座る権利は、ジョン・スノウにありますが、問題は、皆が周知する事実にはなっていない点。
それが皆に知れると、裏切りものになります。
さりとて、玉座に座る権利がない上に、狂女王と化したデナーリスが、すんなり玉座に座るとは思えない

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