「ヴァイキング 海の覇者たち」のスピンオフドラマとして始まった、「ヴァイキング ヴァルハラ」は、「ヴァイキング 海の覇者たち」から100年後のストーリー。そしてこのシーズン3が最終シーズン、全8話。
今回から舞台が5つに!
◉ コンスタンティノープルのハーラル
◉ グリーンランドのフレイディス
◉ カテガットのクヌート王、エマ王妃、エルフギフ王妃、ゴドウィン
# 6 再びカテガット Return to Kattegat あらすじ
仲間を守るためにハーラルはすべてを犠牲にする。
クヌートは息子たちをカテガットに集める。
フレイディスをグリーンランドの引き留めようとする父エイリーク。
相関図
まとめ
カテガット
クヌート王の凱旋
7年ぶりのクヌート王がカテガットに戻ってきた。
エルフギフ王妃はクヌートの来訪を待ちわびる。
エルフギフはノルウェーの摂政
クヌートは、エマ王妃とハルサクヌート(ふたりの子ども)、そしてエドワードとアルフレッド(共にエセルレッド2世の子)を連れてやって来た。
エマ王妃とエルフギフ王妃
大広間でクヌート王を待ちわびるエルフギフの前に現れたのは、エマ王妃。
エマは、「王の許可を得て先に来た」と前置きし、クヌートに死期が迫っていること、この事実を知っているのは一部の者だと言うと、「カテガットに来たのは、王位継承者を決めるため。互いに継承権のある息子がいる。王にしたい気持ちは同じ。クヌートの気持ちはわからないが、カレは流血沙汰は望んでいない」と言う。
エマの自分へのリスペクトを感じたエルフギフは、エマを気遣う。
大広間
クヌートは大広間に入ると、「ラグナル・ロズブローグ、ビヨルン、アイヴァーが過ごした場所だ。オレは偉大なる北部のヴァイキング軍を、この場所に集結させ、ロンドンに出征した。ヴァイキングにとって特別の場所だ。アルフレッド、エドワードの先祖、初代ノルマディー公ロロが育った場所でもある」と言うと「エルフギフ王妃はノルウェーの摂政、そしてここは彼女の広間だ」と敬う。
そこにデンマークからヘアフット(ハロルド)王子とゴドウィンがやって来た。クヌートは息子との再会を喜ぶが、ゴドウィンから父王スヴェンが出発直前に亡くなったと聞かされる。
エルフギフ王妃とゴドウィン
ゴドウィンに与えられた部屋は納屋だった。
エルフギフは、ゴドウィンの裏切りは忘れていないと言い、滞在中は息子たちから距離をおくよう命じるが、「私は王室の一員、あなたは私に命令はできない。それにハロルド(ヘアフット)は正しく導けば全員に勝てる」と言い、部屋を準備するよう要求する。
◉ゴドウィンの妻はスヴェン父王の姪ギーダ
レイフとクヌート王
自分の死期を悟り、かつてヴァイキングたちを鼓舞し、イングランド襲撃の決起を行った場所に立ち、これまでの人生を思い返すクヌート。そこへ姿を見せたのはレイフだった。
◉ヴァイキングをひとつにまとめたクヌート王のエピソード
レイフから、ヨームスボルグは無人で、襲撃か疫病で全滅したのかフレイディスの姿もなかったと聞いたクヌートは、フレイディスがオラフを殺害、自分の息子、現カテガット王スヴェンの命を助け、ヨームスボルグと和平を続けていたと聞かされる。
レイフから、カテガットで船と船員を集め、西の大陸を目指し航海に出るつもりだと聞いたクヌートは、イングランド襲撃での活躍の報酬として船と船員を与える約束をする。
コンスタンティノープル
投獄されたハーラル
牢獄に皇妃ゾーイが姿を見せる。
ハーラルは、「皇帝からすべてを聞いた。オレを利用したのか」と怒りを向けるが、「皇帝の子を望めず、ふたりであなたを選んだ。どうせ私を本気で奪う気はなかったはず」と言われ、何も言えない。
ゾーイは、マニアキス将軍がハーラルの裁判が教会の総主教に委ねたと言い、「私の権限が及ばない方法を取られた。この事態は想定外だった」と言う。
「マニアキスにあんたと皇后の関係を聞かれた。何も知らないと答えたが、もう隠しきれない」と言うケイサンにハーラルは、「オレを信じてくれ」と言う。
マニアキス将軍の恨み
「お前と皇后が寝ていたことは知ってる。二人共皇帝に対する反逆罪で死刑になる」と凄むマニアキスにハーラルは、「証拠がない」と強気に出るが、「証拠が出るのは時間の問題だ。尻尾を掴んだらお前のために嘘をついている皇后やヴァリヤーグ親衛隊も一緒に処刑してやる」とマニアキス将軍。
裁判
アレクシウス聖下の前に連れ出されたハーラルは、「私は皇帝を殺していない。私は皇帝を敬愛し、7年間仕えてきた。殺すはずがない。皇帝を殺したのは黄金マスクで顔を隠した女でした。今、私の部下に調べさせている。これは私の成功を妬むものの策略です」と申し立てするが、マニアキスは、「ヴァイキングの野望だ。ハーラルを支援する皇后と結託して皇帝を殺した。不貞の証拠がある」とバトウを証言台に出す。しかしバトウはハーラルを裏切ることなく、「何も見ていない」と証言するが、拷問されたドーンを見て動揺する。
マニアキスは更に、「ハーラルは皇后と不貞をしたか?」と追い詰める。
たまらず、「事実だ。私が嫌がる皇后をレイプした。部下は事情を知らない。虚偽じゃない。皇帝はオレが殺した」とハーラル。聖下は、「殺人と強姦2つの罪で死刑に処する。皇后とヴァリヤーグ親衛隊は無罪」を判決を下す。
卑怯な男
ハーラルは島送りにされるが、そこには既に処刑され殺されたヴァリヤーグの仲間、バトウ、ケイサン、ドーンの無惨な死体が・・・。
「仲間の姿を見たか?処刑は避けられない、処刑の日を待ってろ」と言うとハーラルを穴へと突き落とした。
グリーンランド
蛮行
フレイディスが貸した船で、沖に出たエイリークたちは久々の大漁にご機嫌だ。
だが港に戻ると、騒動が起きていた。
グリーンランドの民(ラング、ヴィルヒル)がヨームスボルグの船を奪って出港したと言うのだ。
フレイディスは、「許可は得るべきだ」と言うが、エイリークは民たちの蛮行を諌めようともせず、「お前は助けてくれると言った。魚だけじゃ生きていけない。交易品がいる。イッカクの牙や毛皮が必要なんだ」と言い切る。
しかしグリーンランドの民たちの蛮行はそれだけじゃなく、倉庫のカギを壊し、備蓄食料を石とすり替え、半分を奪っていたのだ。フレイディスは、倉庫に見張りを起き、明日の出港を決断する。
父 vs 娘
宴の席でエイリークは、ヨームスボルグの民たちの尽力に感謝の言葉を伝えるが、フレイディスは、「明日ここを発つ。船にはあと4人乗れる。希望する者は言って欲しい」と言い出す。
エイリークは、「ここを離れたい者など誰もいない」と言うが、希望者が次々と挙手、4人の枠はすぐに埋まってしまう。次の瞬間、テーブルをひっくり返し、怒りを顕にするエイリーク。
「私に刃向かい民を奪った」と怒りを顕にする父にフレイディスは、「父さんは私を見くびり、利用した。勝手に使われた船と種は置いていく」と言うが、「施しのつもりか?」と再び怒りをぶつけるエイリーク。
フレイディスは、「頑固な父さんのせいで母さんが死ぬのを見たくない」と言い切る。
娘の出港を阻止するエイリーク
出港の準備が整った。
それを見たエイリークが動き出す。
まず、エイリークは船長アキを殺すと、孫ハーラルを村から連れ出してしまう。
感想
残り2話なんだけどなぁ。
シーズン4の更新はなく、これがファイナル・シーズンだと聞いているし、つまりは2話で終わり。
ん~、中途半端なところで終わりそうだ。
史実上、ハーラル・シグルズソンはノルウェー王にならなかったのかな?
史実上、次のイングランド王はハロルド(ヘアフット)のはずだけど、どんな決まり方なのかな?
気になる。
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