ヴァイキング:ヴァルハラ 3 #2 名誉と不名誉(相関図あり)

海外ドラマヴァイキング:ヴァルハラ

ヴァイキング 海の覇者たち」のスピンオフドラマとして始まった、「ヴァイキング ヴァルハラ」は、「ヴァイキング 海の覇者たち」から100年後のストーリー。そしてこのシーズン3が最終シーズン、全8話

 

#2  名誉と不名誉  Honour and Dishonour あらすじ

城塞を破り町を占拠、城を包囲したロマヌス皇帝に総督はある提案をする。
ヨームスボルグで次々と人々が倒れはじめる。
カテガットにオラフの息子、マグヌス・オラフソンがやって来る。来訪を喜ぶ息子スヴェン王と対照的に、危機感を感じるエルフギフ太后。

相関図

まとめ

ヨームスボルグ

スティーグと一夜を共にしたフレイディスは、翌朝、息子ハーラルと楽しそうに過ごすスティーグを見て、幸せな気持ちを味わうが、それもつかの間、村人たちが次々と倒れはじめる。

盛られた毒

痙攣を起こしたコルル(フレフナの夫)を診たスティーグは、その症状から毒を疑い、料理担当グンに確認。
グンから、「ほぼ自給自足だけどライ麦だけはカテガットから買ってる」と聞き、ライ麦樽を調べる。
すると樽の中から毒キノコが出てきた。スティーグは、「薬草を探しに行く、これをフレイディスに見せ、すぐ戻ると伝えてくれ」と言うと、森に向けて出発する。

犯人容疑のスティーグ

中毒症状で倒れたのはコルル、息子ハーラルだけじゃなく住民のほとんどだった。
フレイディスはスティーグを呼ぶよう言うが・・・スティーグの姿がない。
そのとき男たちは森に向かって走るスティーグを見てしまう。
アキたちは、半死半生のグンが手にしていた毒キノコを見て、スティーグがライ麦の中に毒を入れ、逃げたと断定、報告するが、それを信じることができないフレイディス。
だが息子ハーラルは危篤状態に、そしてフレイディス自身にも症状が出始める・・・。

村の状況

森で薬草を採取し村へ戻ったスティーグが見たのは、生き絶え絶えの惨状だったー。

スティーグを見つけたアキたちは、拘束しようとするが、「薬草を取りに森へ行っていた。犯人だったら戻らない」と言い、植物の茎を切り刻み、皆に飲ませるよう言うと、昏睡状態のフレイディスとハーラルに与える。
フレイディスの意識は戻った。

しかし残念ながらフレクサの夫コルルは亡くなってしまう。

 

カテガット

カテガットの港に司教を伴いやって来たのはマグヌス・オラフソン。
フレイディスとの戦い敗れ亡くなったオラフの息子だった。
現在、カテガットはクヌート王の息子スヴェン王が統治していた。
スヴェン王はマグヌスの訪問を歓迎するが、エルフギフは来訪の理由を懸念する。なぜならオラフはスヴェン王の祖父スヴェンと取引をしていたからだ。

前デンマーク王スヴェンとオラフの取引】
スヴェン王の祖父はデンマークの元王スヴェン、父はクヌート王、母親はエルフギフ王妃。
(現在はクヌートが王位を継承、デーマーク、ノルウェー、イングランドの王となっている)
スヴェン王は孫スヴェンをノルウェー王にするためにオラフに献身的な守護者となるよう命じる代わりに、オラフの息子マグヌスを預かり、育て、ゆくゆくはノルウェー王にすると約束、取引した。

その詳しいエピソードは ↓↓

マグヌスはカテガットに来た理由について、「教皇が父を聖人にすると宣言された。ヴァイキングで初の名誉。よってカテガットに霊廟を建立する許可が欲しい。だがそれには父の遺体が必要。引き取りたいのでフレイディスを紹介して欲しい」と求めるが、フレイディスと締結した和平を守りたいエルフギフは、マグヌスを牽制する。

【カテガットとヨームスボルグの和平締結】
オラフはフレイディスとの戦いに負け、死亡。
フレイディスは幼いスヴェン王をエルフギフの元に送り届けると「和平」を提案。エルフギフは必ず守ると約束した。

しかしマグヌスは、何かを企んでいる様子。同行した司祭も聖職者のフリを装っている様子。

エルフギフの懸念

マグヌスはヨームスボルグへ向けて出港した。
エルフギフは笑顔でマグヌスを見送る息子スヴェンに、「マグヌスが二度と戻らないよう祈るべき」と警告するが、「オレには軍隊があるがヤツにあるのは司祭と船1隻」と気にも止めていない様子のスヴェン。
しかしスヴェン王とオラフの取引を知っているエルフギフは、マグヌスが二度とカテガットに戻らぬよう祈る。

 

ローマ

クヌートは教皇と接見、承認を得ようとしたが、枢機卿の高圧的な態度にキレてしまい承認を得られなかった。ゴドウィンは多額の賄賂で枢機卿を買収、承認が得られる状況を作ったと言うが、エマ王妃はそのやり方に不満を持っていた。
エマ王妃

エマ王妃は教皇と接見、ラテン語で直接教皇と会話しようとするが、「例外は認めない」とそれを制する枢機卿。エマは、夫クヌートが敬虔な信者であり強力な支援者であると訴えるが、「クヌートはイングランドを襲撃した上、謁見で聖下に攻撃的だった。教会は残忍なものとは同盟は結ばない」と枢機卿。するとエマは、「教会も必要に応じで強力な支持者を持つべきです。枢機卿もゴドウィンの賄賂を受け取っている」と枢機卿の不正を暴露する。枢機卿はあらゆる言い訳を述べると、「時間切れだ」と接見を切り上げようとするが、教皇は自らエマ王妃の前に進み出ると祝福を与え、「今後も変わらぬ献身を願うと王に伝えるように」と言う。

貶められたゴドウィン

翌日、クヌート王はエマ王妃と共に教皇に接見するが、時間になっても枢機卿が現れない。ゴドウィンは枢機卿を待つべきと言うが、「カレを待たずに教皇と交渉したい」とクヌート。そこでゴドウィンは仕方なく通訳をはじめる。
クヌートは教皇への無礼な態度を謝罪した上で、「人の価値は功績で決まる。妻の勧めで贈り物をさせてください。これをもって、ヴァイキングとの同盟は恥ずべきことではなく、有益であることをわかっていただきたい」とクヌート。
贈り物は枢機卿の斬首だった。
教皇は、「陛下の申し出を受け入れ、示唆に富んだギフトの礼を言う」と接見を終えた。

ゴドウィンはイングランドに戻る手はずをつけるが、「お前はデンマークに行き、今回の合意を父に伝えてくれ」と別行動をさせるクヌート。エマ王妃はクヌートがゴドウィンを遠ざけたことに満足気。

 

シチリア シラクーザ

ロマヌス皇帝 vs サラセン人総督

レイフの斬新な作戦で市街地を占拠、城を包囲したロマヌス皇帝はシラクーザの総督に降伏を迫るが、総督は、「降伏しない。もうすぐ援軍が来る。籠城するだけの食材と物資も十分にある」と余裕を見せる。だがレイフはすでに城の水路も断った。
「水がない、もって1週間だ。民が苦しみ、多くの死者を出すことになる」と言うレイフに表情を一転させた総督は、「ならば1対1の決闘を提案する。そちらが勝てば土地を受け渡し報復はしない。もし負ければここから永遠に立ち去れ。ただしどちらにせよ民には手を出さないこと」と条件をつける。
ロマヌス皇帝はそれを受け入れた。

自らが戦うと言う総督にマニアキス将軍は、「私が戦う」と名乗り出るが、ロマヌス皇帝が選んだのはハーラルだった。(嫉妬を怒りの表情でハーラルを見るマニアキス将軍)

ハーラルとレイフ

レイフは決闘を受けたハーラルに、「総督を見くびるな。カレは民のために戦う」と言うが、「この7年、戦い続けたのは財宝を手にし、ノルウェーの民を守る王になるため、そのために戦う」とハーラル。
その決意を聞いたレイフは、「どちらかが死ぬんだ。覚悟を決めろ」と現実を示す。

決闘

総督の勝利を願いサラセン人の、「殺せ!」「叩きのめせ!」の怒号が飛び交う中、ハーラルは総督との決闘に望む。緊迫する戦いの末、ハーラルは総督に勝った。

満足気に惜しみない拍手を送るロマヌス皇帝の隣で、悔しさを噛みしめるマニアキス将軍。

マニアキス将軍が抱く憎悪

ハーラルの活躍でシチリアを手に入れたロマヌス皇帝は、ハーラルを褒め称えると、マニアキス将軍にもこれまでの功績を称え、略奪の指揮を執るよう命じる。
略奪は、総督との約束どおり民衆の安全を担保して行うことが決まっていたが、マニアキスは、「サラセン人を始末しない限り脅威はなくならない」と進言、しかしロマヌスは、「総督との約束だ。命令は絶対だ」と言いおき、コンスタンティノープル(ビザンツ帝国の首都)へ帰還の途につく。

サラセン人とはイスラム教徒のこと。つまりサラセン人の宗教はイスラム教

ロマヌス皇帝から、民衆を傷つけるなと念を押されたものの、サラセン人とその宗教にひとかたならない恨みを抱くマニアキスは、斬新な城塞破壊計画を考案したレイフのテントを偵察することに。
そこでマニアキスは、硫黄粉とある道具の設計図に興味を示す。

図書館

民が逃げ惑う中、略奪が始まった。
レイフは図書館に直行すると、その書物の多さに感動する。
レイフはまだ残っていた司書にアラビア語で、「破壊ではなく書物を守るために来た。この模様が入った書物を見せて欲しい」と左腕のタトゥーを見せる。

司書は、「”未知なる者の書”の模様だ。その本は神聖なことに疑問を呈しているので邪悪な本と言われてる」と言うが、「私はイスラム教でもキリスト教信者でもない。真実が知りたいだけだ」とレイフ。

レイフの目的は、”未知なる者の書”からレイフが行くべき場所の地図を探すことだった。
1つの地図?めいたものを見つけたレイフに司書は、「この地図の入手先はコルフ島だ」と教える。

マニアキスの虐殺

城内広場に集められた民衆たちに食料や水が配給され、民衆たちはそれに飛びつく。

だがそれと同時にすべての城門が閉められ、2台の投石機が運び込まれる。
その投石機はマニアキス将軍がレイフのテントで見た設計図を元に作り上げたもので、兵士たちは投石機に硫黄粉をセッティングすると、民衆がいる広場へと投げ入れ始めるー・・・降ってきた硫黄粉に大混乱する民衆たち。

民衆の悲鳴を聞き図書館の窓から様子を伺ったレイフは、中広場が硫黄粉で黄色に染まっているのを見た途端、図書館を走り出る・・・

レイフの、「やめろ!」と言う声も虚しく、マニアキスが命令を出し、広場に火矢が放たれた、その途端、広場は大爆発してしまう。

宗教への憎悪

泣き叫ぶ人たちを前にし、助けることさえできなかったレイフは斧を振り上げるとマニアキスに向かって突進するが、兵士たちに取り押さえられてしまう。
そこへハーラルも駆けつけた。
ハーラルは、「ロマヌス皇帝は市民を守ると約束した」とマニアキスの行為に抗議するが、「サラセン人は害虫だ。撲滅しなければ増殖し、キリスト教は一掃される。だから始末した。でもやったのはオレじゃない。レイフ、お前だ。爆薬も投石機もお前の知識が生み出したんだ。オレはそれを使ったに過ぎない」とマニアキス。

その事実にレイフは衝撃を受けるー・・・

感想

オラフの息子まで出てきました。
あの感じだとフレイディスに復讐する気?
話しがますます複雑ですね。

現在、ヨームスボルグ、カテガット、ローマ、シチリアの4箇所でそれぞれエピソードが展開中。
いずれはつながるんだろうけれど。

ところで、エミール=総督の意味とは エミール、名前だと思ってた。

コメント

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