THIS IS US シーズン3 #11 ソングバード通り 前編

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いよいよジャックとニックの真実が明らかになります。
ん~、キツイ事実です。

 

#11 ソングバード通り 前編 Songbird Road:Part One あらすじ 

戦死したはずの叔父ニックが生きていると知ったケヴィンは絵ハガキの住所を頼りにペンシルベニアへと行く。

 

まとめ

過去:戦争のあと

兄、弟

ジャックに届くハガキ

ある時からジャックの職場に時々ハガキが届きはじめた。
差出人は、「C.K」ー。
それがニックであると気づいたジャックだったがそれを無視し続けた。
「元気か / 話しをしよう / 諦めたくない/ 5分でいい」いつも一行だけのハガキ。

ある日とうとう自宅に、「これが最後だ」と書かれた絵はがきが届いた。
自宅に届いたこと、最後だと書かれていたことでジャックはニックに会いに行く決意をする。

ニックとの対面

弟に会いに行くとは言えないジャックは、仕事を理由にする。
ペンシルベニア、ブラッドフォードへ向かう道のり、幼いニックが、「ボクは医者になる。そして湖畔の屋敷に住むんだ」と語っていたのを思い出すジャック。
しかしニックの自宅は、トレーラーハウスだった。

ジャックは、「自宅にハガキを送るな。大事なことだ。じゃぁ元気で」とだけ言うと、帰ろうとするが、「ビールでもどう」と引き留めるニック。「酒はやめた」と言うジャックに、それでも「ココアを淹れる」と言うニックにジャックの態度は軟化する。

トレーラーの中でココアを飲みながら、昔話しをしたふたりは笑い合うが、ニックが本題に入ろうとした途端、「聞きたくない。あそこへはもう戻りたくない。過去は過去で置いておきたい」と話しを遮るジャック。
だけどどうしても【誤解】だと伝えたいニックは、「聞いてくれるだけでいい。言わせてくれ」と話し出すが、ジャックは、「頼むから止めてくれ。手紙も出すな。オレには家族がいる。オレは前に進んだんだ。こんな状況を望んでなかったが元には戻れない」と言う。
ニックはもう話せなくなってしまった。
帰ろうとするジャック、「オレが兄貴を壊したのか?」と尋ねるニック。
ジャックは振り返り、「いいや、オレは幸せだ」と言うと、家族写真を見せる。
ランダルに反応したニックにジャックは、「ランダルはオレの元に来たんだ」と言う。

幸せそうな家族写真を見てニックは、「分かった。もう2度とハガキは出さない。帰ってくれていい」と言う。ジャックは躊躇を見せるが、「行けよ」と言うニックの言葉でトレーラーハウスを後にし、2度とニックに会うことはなかった。

ジャックがレベッカに伝えたこと

自宅に戻ったジャックはレベッカに、「実は仕事じゃなく、戦争の時の知人に会いに行ってたんだ。以前、カレとは親しい間柄だったが、カレがベトナムでした不幸な出来事が原因で不和になった。連絡してきたから会いに行ってきた」と打ち明ける。
「会って良かった?」と尋ねるレベッカに、「そうだな、少しは」とジャック。
「誰かに相談するほうが・・」と言うレベッカに、「シャワーをするよ」と話しを打ち切った。

 

現在

家族に伝えられた事実

ケヴィンは母レベッカ、ランダル、ケイトに、
●叔父のニコラス・ピアソンは戦死していなかった
●生きていることを父ジャックは知っていた(1992年にハガキを受け取ってるから)
●ニックは1997年までペンシルベニアに住んでいた
と事実を話し、「叔父さんに会いに行こうと思う。一緒に行かないか?」と提案する。
この事実を全く知らなかったレベッカとケイトは混乱し、行かないと言うがランダルは、父ウィリアムを捜し当てた時を思い出し、ケヴィンの側にいてやりたいと言う思いから行くことを決める。

しかし結局出発の朝、ケイトはやって来た。
6時間の道中、ケイトは、「母さんはかなりショックだったハズよ」と気遣う。

叔父ニック

ハガキの住所の場所にあったのはボロボロのトレーラーハウスだった。
ノックしても応答がなく、ランダルは誰もいないんだと言うが諦め切れないケヴィン。
その時、「誰だ?」と老人が戻って来た。

「ジャックの息子です」とケヴィンが握手を求めるが、老人はそれには応えず、「ジャックに言って来たのか?」と聞く。
1998年にジャックが死んだと聞いたニックは、黙ったままトレーラーハウスを開け、3人を迎入れる。

荒れ果てた部屋を片づける叔父にケヴィンは、「あなたは戦死したと聞いてた。なぜ父はそう言ったんでしょう?」とケヴィン。
しかしニックは、「ムダ足だったな、もう帰ってくれ」と言う。
唖然とするケヴィンとランダル。
しかしケイトは、「兄はベトナムまで行って、ここにたどり着いた。だから帰りません」と言う。
その言葉に、「ジャックの子だな」とニック。

老人ニックが語りはじめた過去

「オレは徴兵で衛生兵、兄貴は志願してをオレ捜しに来たんだ。ベトナム戦争はツラく、ドラッグに逃げていたオレを兄貴は立ち直らせようとしたが、ダメだった。結局私は精神状態を理由に除隊になった」とニック。
「父さんが戦死と言ったのはナゼですか?」との問いに、「オレのためにベトナムに来たのが間違いだったんだ」と語り始めるー。

【ベトナムで何があったか】

ジャックの思いとはウラハラにニックはドラッグでラリってしまう。
ニックが目を覚ますと、子どもが(足をケガし、手当をしてやった少年)ニックを見下ろしていた。
自分をじっと見つめる少年にニックは苛つき、チョコを食べるのを見せつけ意地悪をするが、少年は突然ニックのメガネを取ると、それをかけて見せ、ケラケラと笑った。
それが可愛らしくてニックも笑い出し、チョコを分け与え、「魚釣りに行くか」とボートで川に出る。

ボートで川に出たニックは、手榴弾を見せて「秘密兵器だ」と言うとピンを抜いて川へと投げ込んだ。爆発と共に魚が腹を見せて浮かんできたのを見て少年は面白がって魚を拾う。
その姿が可愛らしくて、場所を変えて同じことをしようとしたニックだったが、手榴弾のピンが抜けない。慌てるニックに少年はふざけて手榴弾を奪おうとする。
その拍子にピンが外れた手榴弾がボートに落ちた。
「逃げろ!川に飛び込め!」ニックは言うが、少年は理解できない。ニックは川へと飛び込んだ。その瞬間、ボートが爆発してしまう・・・・。
爆発を見てジャックと兵士がボートでやって来た。
ニックは助け出されたが、少年は亡くなった。
その状況にジャックは、「何をしたんだ!言ってみろ!まだ子どもだぞ!もう終わりだお前とは」と三行半を突きつけた。

泣き叫ぶ母親ー。ニックはヘリで精神鑑定のため本国へと送られた。

「結局ジャックにはほんとうのことを話せなかった。ベトナム女性の泣き叫ぶ声が今でも聞こえる。忘れられない。ジャックはすべてに白黒をつける。グレーはない。だからジャックは2つの人生を生きた。オレがすべてを壊す前の人生と、その後の人生。最初の人生には背を向けて立ち去った。ジャックは1度決めたら決して変えない。戦争に背を向けて2度と振り返らなかった。だが、オレはそう言うワケにはいかないんだ・・・」と苦しい胸の内を打ち明ける。

ジャックの死因(火事が原因)を知ったニックは、言葉を失い、「疲れたよ、今日はここまでだ」と皆に帰るよう促した。

ビッグスリーの決断

3人は帰路に着くー。

ブラッドフォードの町のはずれまで戻った時ランダルは、「ケヴィン、お前がはじめたことだ、決めろ」と言う。
しばらく考え込んだあと、「あんな暮らしはダメだ。雨漏りするトレーラーに独りで40年以上も住んでるなんて。オレは放って置けない」とケヴィン。
その言葉に同意するランダルとケイト。

3人はトレーラーまで戻る。
ドアをノックしてもニックは出て来ず、返事もなかったが、ドアは開いていた。
中に入った3人は、テーブルの前に座りこむニックを見つける。テーブルの上には銃が・・・。
ランダルはそっと銃を片づけ、ケヴィンはニックの右肩に手を置くー。
ニックは涙を流しながら、「ジャックに言えなかった。あれは事故だったんだ・・」と後悔を口にするー。

レベッカの後悔

子どもたちから、ニックを見つけたメールを受け取ったレベッカは、「私に何か出来た?出会った頃のジャックは戦争にキズついてた。だからそっとしておいたの。だけど私はその後も何も聞こうとしなかった。なぜもっとカレに聞かなかったんだろ」と後悔を口にするが、ミゲルは、「オレとジャックは20年以上の親友だ。でも知り合う前のカレのことは何も知らない。ジャックは心に闇を抱えてた。恐れてた。もし闇が表に出たら、キミの放つ光、子どもたちの光を飲む込むと恐れてたんだ。でもキミたちはカレのすべてだ」と言うが、レベッカは、「今は真実を知りたい」と言う。

 

感想

ジャックが戦争のことを語りたくない理由がわかりました。これ1つではないだろうけれど、この出来事が、仲良かった兄弟の運命を変えたことは間違いありません。

しかし、何か起こりそうなニックと少年のシーンを見るのはツラかったな・・・

ビッグスリーは真実を知っても、ニックの元へ戻りました。
放って置けなかった気持ち、わからなくもない。
これからどうなるんだろう。

 

コメント

  1. […] エピソード11からの続き […]

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