テスタメント/誓願 #8 心砕かれて(相関図あり)

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# 8 心砕かれて Broken あらすじ

リディアおばによりグリーンガールの結婚相手が正式発表された。アグネスはウェストン司令官と婚約、ベッカはチェイピンと婚約することに。
そんな中、デイジーは初潮を迎えてしまう。

相関図

まとめ

公式発表

リディアおばからグリーンガールの婚約が発表された

ジェホシェバ コールドウェル司令官
フルダ トーマス司令官
アグネス ウェストン司令官
ミリアム ルイス司令官
ベッカ チェイピン次期司令官

情報通のシュナマイトは、「チェイピン司令官の父親は大物司令官だったって。家柄って大切だから良かったわね」とベッカに言うが、デイジーはメーデーの工作員であるチェイピンの結婚に衝撃を受ける。

ミリアムの相手はコロニー担当司令官

 

婚約

ベッカはチェイピンと婚約、アグネスはウェストン司令官と婚約した。だがアグネスの心は砕かれたまま。だが継母ポーラは大物司令官ウェストンとの婚約を喜び、早速結婚式の準備をはじめてしまう。ウェディングケーキ、フラワーアレンジメントと次々と決めるよう求めるポーラに、結婚に夢も希望も持てなくなったアグネスは、暗い表情で、「お母様に従います」と言うだけ。

ウェストンはそんなアグネスに、「キミの式だから楽しんでほしい。キミとの将来が楽しみなんだ」と微笑む。その言葉でアグネスは、生花はカラーにしたいと言うが、「それよりもラナンキュラスにしましょう」と自分の好みを押し付けるポーラ。だがアグネスは、「いいえ、カラーにします」と言い切り、ウェストンも、「アグネスが決めてくれた」と肩を持つ。

 

性教育

グリーンガールたちの結婚相手は誰なのか・・・生徒たちがその話題で盛り上がる中、グリーン限定の性教育授業が行われたが、「夫が導くから従えばいい」と言うだけ。

 

初潮

そんな中、デイジーが初潮を迎えてしまう。
「おばには言わないで。結婚させられてしまう」と初潮の事実を隠して欲しいと頼むデイジーにシュナマイトは、「報告するべきことよ、何のためにギレアドに来たの?」と言うが、シュナマイトの本心は、大気汚染が酷い国に育ったパールガールにまで先を越されたことに大きく傷ついていた。

シュナマイトが背負うもの

数日経っても神の祝福を隠したままのデイジーにシュナマイトは、「いつまで隠す気なの?」と言うが、「生理が来ない最後のひとりになりたくないでしょ」とデイジー。するとシュナマイトは、「やるべきことはすべてやったの。なのに神は祝福してくれない。あなたより結婚が遅いなんて恥ずかしすぎる。親の期待に応えたい。弟は”涙の夜”で連れ去られた。母はずっと写真を持ち歩いてる。これで私が不妊だったら母が可哀想よ」と大粒の涙を流し、心の内を吐露するシュナマイト。

【涙の夜とは】
天使のフライトと呼ばれ、ジューン、メーデー、女中(マルタ)などと協力し、ギレアドから86人の子どもたちを密かに貨物飛行機でカナダ、トロントへと脱出させたプロジェクトのこと

デイジーはシュナマイトを励ましたい一心で、「セックスのことを教えてあげる」と妊娠するまでの行程を説明するが、何も知らないシュナマイトは、「すごい。本気で関心したけど、私のことバカにしすぎよ」と言い出す始末。

 

性被害

フルダ

フルダの様子がおかしかいことに気づき、「どうしたの?」と声をかけるアグネスに、「グローブ医師が、私の手を先生が自分の身体に押し当てた。神に背いた私は地獄で永遠に焼かれる」と告白、涙を流すフルダ。アグネスは、「おばに話すべき。許されることじゃない」と言うが、フルダは、「私が悪いの。私の身体が先生をたぶらかした。話せば大騒ぎになってしまう」と言う。それでもアグネスは、おばへの告白を勧める。それはアグネスも不確かながら、グローブ医師からセクハラ被害を受けたと思っているからだった。(詳細はココ)

おばたちの判断

そんな中アグネスはビダラおばに呼ばれる。そこにはフルダが座っていた。
「フルダから相談を受けたと思うけれど、それはフルダの勘違い、妄想だったようです。この話しはここだけに留めましょう。これ以上はフルダの婚約に響きます」とビダラから言われ、「わかりました」と言うしかないアグネス。

「私の勘違いだった。ごめんね」と謝るフルダに、「あなたは婚約した。未来は明るいわ。幸せになれる」と言うことしかできない自分を恥じるアグネス。

。

 

ベッカの婚約パーティー

チェイピン次期司令官宅でベッカとの婚約パーティーが開催された。
チェイピンの父親は障害があり車椅子を使っていた。

チェイピンの父親は元は司令官、暗殺を企てたメーデーに毒を盛られ障害を負ったのだと言う。
アグネスと父

ちょっと淋しげな父親に、「私の結婚はうれしい?」と尋ねるアグネスに、「お前が幸せならね。お前たちは幼い。だが出生率の低さを考えれば社会規範を変えるしかない。ウェストンを選んだのは適切だ。お母さんは喜んでる。お前が嫁いだらポーラが侍女を迎えたいと言ってる。思い立ったら聞かないからね」と父。アグネスは、「何とかなるわ」と父に声をかける。

ガースとデイジー

疲れが出た父親を外へと連れ出すガースに、「お手伝いします」と申し出たのはデイジー。
「どうやって結婚から逃げるの?」と問うデイジーに、「逃げられない。ギレアドでは愛のない結婚は普通だ。恋など求めてない」とガース。ガースの覚悟を知りデイジーは、「生理になった。おばにバレたら結婚させられる。早く脱出させて。もう終わりよ」と要求するが、「勝つまでは終わらない」とガース。デイジーは、「話が違う。ジューンと話をさせて」と要求するが、「ジューンなんて知らない。オレの立場はキミと変わらない。いいか、オレはギレアドを倒したいんだ。危険を冒してまでキミを入国させたのはキミも同じだと思ったからだ」と逆にデイジーの覚悟を疑う。

 

恐怖感

「娘のために良く来てくれたね」と笑顔で声をかけるグローブ医師。その瞬間、アグネスとフルダは身体がすくんでしまう。にも関わらずグローブ医師は、「治療のあとを確認したい。来週受診に来てくれ」と言う。アグネスは恐怖と気持ち悪さで庭へと逃げる。

そこにリディアおばがいた。意を決したアグネスは、「ビダラおばからフルダのことを聞いていますよね?あれは絶対に事実です」と訴えるが、リディアは、「あなたはとても権力のある方と結婚する。もう歯科には用がない。フルダも。”悪しき者や主の敵は必ず滅びる。煙のように消えるのだ。主を待ち望む者は新たな力を得る”」と伝える。

この言葉の解説はココ

 

告白

リディアおばに訴えても、どうすることもできない現実に打ちのめされ、グローブ医師に会うのが怖くて庭で時間を潰すアグネス。そこへデイジーが、「マッケンジー夫人が会場に戻るように言ってる」と呼びに来た。アグネスは、デイジーにそっと生理用品を手渡すが、「おばに報告した?」とデイジー。だがアグネスは、「話してない。友だちは裏切らない」と言う。
デイジーはアグネスが庭にいるのは、ガースと結婚する親友を見たくないからだと推測するが、「そうじゃない。ベッカのお父様から隠れてる。するべきでないことをされた・・・あなたにしか言えない。周りに迷惑をかけるから。私が悪いの、ガースへの恋心のせいなの」と自分を責めるはじめるアグネス。デイジーは、「あなたは悪くない。リディアおばに言うべきよ。私も付き添う」と言うが、アグネスは、「もう話した・・・・」と首を振る。デイジーはアグネスを抱きしめると、「良く話してくれた」と言う。

感想

リディアおばがアグネスに言った言葉は、『詩編』第37編20節、『イザヤ書』第40章31節の言葉だそうです。私には意味が理解できなかったのだけど、ジェミニによると、

「グローブのような悪者は、私が必ず滅ぼしてやる(煙のように消す)。だからアグネス、今は怒りを抑えて耐えなさい。大物司令官の妻となり、ギレアドの深部で生き残ることで、お前は誰も手出しできない『新しい力』を手に入れるのだから」

表面上は「神の教えに従って大人しくしていなさい」という宗教的な慰めに聞こえますが、本質は「生き残って力を蓄え、腐敗した男たちを見返してやりなさい」という、リディアなりの非常にリアリスティックで力強い指導(そして愛)が込められた言葉だそうです。
そう理解すると深いなぁ、なるほどと。どうしてもすぐに裁きが欲しくなるけど、時を待てと言うことなのかな。時を待っている間に、被害者は増えていくと思うのだけどね

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