シーズン3のレビューです。
この作品は2019年配信のNetflixドラマです。
現在シーズン4まで配信済み。ファイナルシーズンは2024年公開のシーズン5の予定。
#4 サウナテスト The Sauna Test あらすじ
影のモンスターが戻ってきたことを確信したウィル。マイクたちは皆を集め、作戦会議を開く。
一方閉鎖中の研究所で暴漢に襲われたホッパーは、ジョイスの一言で、市長クラインが関係していることに気づき、追求する。
スティーブ、ダスティン、ロビンは、倉庫のダンボールの中身を調べるために、ルーカスの妹エリカに協力を頼む。
相関図
まとめ
ホーキンス、嵐の夜
エルの不安
ヘザーが元気だったことを確認したものの、「やっぱりヘザーもビリーも変だった。何かおかしい」と不安を口にするエルに、「もう心配することはない。お泊り会を楽しもうよ」とマックス。
救急搬送されるドリスコル夫人
その頃、ナンシーとジョナサンの911要請でドリスコル夫人は救急搬送されるが、「放して、戻らないとダメなの、ダメなの」と半狂乱の状態で病院へと搬送された。
廃屋工場の地下
見知らぬ地下室で猿ぐつわに両手足を拘束された状態で目覚めたトム。隣には同じ状況の妻ジャネットが。
そこへ娘ヘザーがやって来た。
ヘザーはトムに、「もう止められないの、パパ。すぐにわかる」と言うとビリーと階上へ。
すると奥から獰猛な動物の唸り声が聞こえ、モンスターが近づくと、触手のようなものを伸ばし、トムとジャネットの口に接続、脳を吸い取りはじめるー・・・
ホッパーとジョイス
暴漢に襲われたホッパー
翌朝、ホッパーが自宅で目覚める。閉鎖中の研究所で暴漢に襲われたホッパーをジョイスが連れ帰ったのだ。
ホッパーは暴漢の顔を見ていなかったが、「犯人はバイクで走り去った」とジョイスに言われ、ある人物を思い出す。
クライン市長
ホッパーはクライン市長を突撃すると、「バイクの男を探してる。2日前にこの部屋から出てきたのを見た。でかい黒髪の男だ。誰だ?」と問い詰めるが、クラインは、「配管工事の作業員だ」と惚ける。
どれだけ追求しても決して口を割らないクラインに、何か大きな隠し事があると踏んだホッパーは、「昨日その男に殺されかけた。話すんだ」とクラインの指をシガーカッターに入れ、脅して口を割らせることに。
観念したクラインは、「男の名前は知らない。ほんとうだ。スターコートの所有者だ。イーストコートの土地を欲しがってる。でも住民が反対してるから私に賄賂(カネやギフト)を渡し、協力を頼んでる」と打ち明ける。ホッパーは土地売買記録を見せろと言うが、クラインはそれを自宅金庫に保管していると言うので、ホッパーとジョイスはクライン宅へ。
クラインは、ヤツらが危険な連中と思っているらしく、何かあった時のために、”土地と物件の譲渡書類”を自宅金庫に保管していたらしい。
するとジョイスが、「買い上げてるのはホーキンスの南東、ジョーダン湖周辺ばかり。そこには発電所がある。4日前、ホーキンス全域で停電があり、その翌日からマグネットがつかなくなった。クラーク先生は巨大な電磁波装置を動かすには大量の電力が必要だって。巨大なマシンがあるならこのあたりなのかも」と。
ホッパーは逃げようとするクラインを手錠で自宅に軟禁状態にすると、リストにある土地をジョイスと廻り、調べはじめる。
ジョナサンとナンシー
編集長トムはナンシーの説明を聞こうともせず、ジョナサンとナンシーに”クビ”を言い渡す。
ふたりは夏期休みを使ってインターンとしてホーキンス・ポストに働いていた
ナンシーは、「ドリスコル夫人が統合失調症?そんなのウソよ。狂犬病様のネズミも問題ないって?そんなワケない。きっとトムはドラッグをやってる。汗ばんで様子がおかしかった」と言うが、「トムから取材するなと止められたのにキミは止めなかった。おかげでオレまでクビになった」とジョナサン。
だがナンシーは、「夏のバイトを失っただけじゃない」と言ってしまう。その言葉にジョナサンは、「住宅ローンに学費の支払い、オレにはそれが現実なんだ。キミは世間を知らず過ぎる。俺たちはインターンだったんだ。記者じゃない。キミが怒ってるクソ野郎たちから仕事をもらってたんだ」と言う。
母カレンの言葉
カレンはナンシーの様子がおかしいことを心配し、声をかける。
ナンシーは、「ジョナサンが正しいと思う。私は誰のことも考えてなかった。ただ正しいと証明したかったの」と言う。カレンは、「現実は厳しいわ。この社会では可能性を否定され能力を認められないことも多い。みんなそれで諦めてしまうけど、ナンシー、あなたは戦える。この事件を追い、記事を書いて大手新聞社に売り込むのよ。クソ野郎の鼻を明かしてやればいい」と励ます。
コード・レッド
ヤツの気配
マイクとルーカスは無線でコードレッドを発令、ダスティンを除く5人が集まった。
ウィルは停電した日から計3回、”感覚がした”と言い、それは前にもマインド・フレイヤーが近づいた時に感じたものと同じだと言う。エルはゲートは閉めたと言うが、「でもマインド・フレイヤーの一部が残ってて、こっちの世界にいるのかも知れない。ヤツが戻ってきたなら、ボクに取り憑いたみたいに、また誰かに宿主する」とウィル。
マイクたちはマインド・フレイヤーが戻ってきたことを想定して動くことに。
ビリー
まずはビリーの様子を見に行くことに。
プールの監視をするビリーを双眼鏡で観察したマックスは、「いつもと同じ」と言うが、ルーカスやマイクは、ビリーが長袖を着ているのはおかしいし、モンスターは熱いのを嫌う。だから氷風呂に入っていたのかもと推測。ウィルも、「マインド・フレイヤーは正体を隠してる。普段は睡眠状態で、必要なときに目覚めて動くんだ」と言う。
そこでマイクは、「プールの営業終了を待ち、誰も居なくなったらビリーをサウナに呼び出し、監禁して、宿主かどうか確認しよう」と言う。
倉庫の謎
ダスティンの調査で、倉庫に荷物の搬入があるときは、かならずロシア人警備員が銃を持って警備、カードキーが必要だと分かり、倉庫に入ることが容易ではなかった。
するとロビンがひらめく!
ロビンは20ドルで登記所から”スターコート・モール”の設計図を手に入れると、「外のドアからしか倉庫に入れない。でもエアダクトを通れば行ける」と言う。
しかしエアダクトは狭く、ダスティンでも移動は不可能だった。
そこへエリカが今日も、「味見をさせて」とやって来た。ロビンはエリカに協力を頼むことに。
だが話しを聞いたエリカは、「で、それって私に何のメリットがあるの?」と言い出す。
そこでスティーブとロビンはエリカに大量のアイスを奢るが、「それって”子どもを危険に晒す作戦”よ。私を使うなら、その対価が必要」と言い、【一生アイス無料】を交渉。仕方なくスティーブとロビンはOKする
倉庫侵入
夜、エリカはアイスクリーム店のエアダクトを出発、倉庫まで辿り着くと倉庫のドアを開け、監視していた3人に、「私が死ぬまでアイスはタダね」と言い放つ。
倉庫に入ったスティーブは、ダスティン、ロビン、エリカが見守る中、中華レストランのダンボールを開けるが、中には鉄製の入れ物が。そのひとつを引き抜くと、緑の液体が入ったガラス容器が。
「なんだよ、これ?」とスティーブが言ったその時、4人はガタッと地震のように部屋が動くのを感じた。
とにかく逃げようとダスティンは「開」ボタンを押すが、倉庫のドアが開かない。
次の瞬間、倉庫は猛スピードで部屋が下降しはじめる。倉庫はエレベーターケージだったのだ!
エル vs ビリー
サウナテスト
実行のときが来た。
シャワーを浴びるビリーに、「ビリー、捕まえに来いよ」とからかう声が聞こえた。ビリーはその声を主を探し、サウナ室へ。その時、隠れていたエルが現れ、超能力でサウナ室へ押し込めると、マイク、ウィル、ルーカスがチェーン等を使ってサウナ室を封鎖。サウナ室の温度を100度に上げはじめる。
閉じ込められたビリーは、温度があがるサウナ室から、「マックス、オレをここから出せ!出すんだ!お前らイタズラのつもりか?さっさとドアを開けろ!」と大声を出すが・・・
突然、「オレのせいじゃない、マックス悪いのはオレじゃない」と泣き始める。
「一体何をしたの?」と聞くマックスにビリーは、「酷いことをしてしまった。でもオレの意思じゃない。ヤツがオレにやらせたんだ。でっかい影みたいなヤツだ。でもオレが悪いんじゃない。マックスお願いだ、信じてくれ。オレはヤツを止めようとした」と手を合わせる・・・
そんな哀れで苦しそうなビリーを見て、涙を流しながらドアに近づき、「大丈夫、心配しないで。助けてあげる。助けてあげたいの。だからすべてを話して」と話しかけるマックス。
その時、「ヤツだ。ヤツを感じる。動き出した」とウィル。
戦い
「マックス、ドアから離れろ!」と叫んだと同時に、ビリーがタイルでドアのガラスを割り、ドアを壊しはじめる。すると電灯がチカチカと点滅しはじめ、ビリーの身体に黒いツルのような模様が浮き出し始めた。
ビリーから、ハイブマインドへと変化したビリーは、パワーが一気に増大、体当たでドアを壊し出てきた。
エルは超能力で持ち上げたバーベルでビリーを壁に押し付け首を締めるが、ビリーはそれを跳ね返すと、エルの首を締め上げはじめるー。
皆がフリーズして動けない中、マイクは鉄バーでビリーに殴りかかりエルを助けると、トドメを刺そうとするが、ビリーはそれを払いのけマイクへとターゲットを変えた。それを助けたのはエル。エルは渾身の力でビリーの身体を持ち上げると、そのまま壁へと叩きつけた。
コンクリートの壁を突き破ったビリーは、そのまま逃げ去った。
宿主たち
廃工場へと逃げ帰ったビリーは、「あの娘にオレの正体を気づかれ、殺されかけた」と言うが、「大丈夫」とヘザー。地下には、数えきれない数の宿主された住民が!!!
感想
物語が一気に動き出しましたね。
主に4つのエピソードで動いています。
●影のモンスターに宿主されているビリー、ヘザー。宿主されている住民はビリー以外にも多数いる
●ドルスコル夫人とネズミを取材するナンシー(ジョナサン)
●スターコート・モールの倉庫室に忍び込んだスティーブ、ロビン、ダスティン、エリカ
●巨大な電磁場装置をホーキンス南東を探し回るホッパーとジョイス
なので相関図も家族系列の形から、グループごとに少し変えてみました。
家族は名字(ファミリー・ネーム)で確認してください
個人的にダスティン、スティーブ、ロビン、エリカのグループが気になります。
さてシーズン3は、全8話。いまだに1話のエピソード名にもなったダスティンの彼女スージーが出てこないんだけど、エピソードの絡んでこないのかしら?
あと、今更ですけど、マインド・フレイヤーって、マイクたちは遊んでいるダンジョンズ&ドラゴン(D&D)ボードゲームに出てくる邪悪なモンスターのことだったんですね
D&D日本語版のサイトに掲載されてたのがこれ(リンク付けています)
確かに今回登場してるのはこのモンスターだわ。
口に触手を当てて何をしてるのかと思いきや、生きた獲物の脳を吸い出してるらしい・・・(こわっ)
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