このレビューは、Netflix配信ドラマ「ストレンジャー・シングス シーズン2」です。
シーズン2は、2017年制作、全9話で、1980年代の架空の町ホーキンスが舞台のSFチックドラマです。
シーズン1、全8話のレビューはコチラ
#8 マインド・フレイヤー
研究所の地下から這い上がって来たデモゴルゴンは、1体ではなく、5体・・・。
デモゴルゴンの襲撃で研究所は血の海に。
一方、襲撃されたものの、突然去ったデモゴルゴンを探し、森へとたどり着いたスティーブ、ダスティン、ルーカス、マックスは、思わぬところでジョナサンとナンシーに出くわす
相関図
まとめ
ホーキンス国立研究所で
デモゴルゴンの襲来
6人の研究員を食い殺し、地下から這い出て来たデモゴルゴンは5体以上で、司令室の窓に体当たりしはじめる・・・最初は、「頑丈な樹脂ガラスだ。簡単に割れるワケがない」と言っていたオーエンズだったが、デモゴルゴンの激しい体当たりに、警告ボタンを押してしまう。
司令室のガラスを破り、デモゴルゴンが研究室へと侵入してしまった。研究員が逃げ惑う中、オーエンズはホッパーを導き階段を使って階上へと避難する。
だがエレベーターを使ったスタッフは、司令室から飛び出てきた3体のデモゴルゴンの襲撃を受け、全員食い殺され、デモゴルゴンは階上に侵入してしまう。
操られたウィルなのか、それともウィルなのか
その頃、警告音を聞いたマイクは、「もう手遅れだ!ヤツらが来る。ウィルを眠らせよう。ウィルはスパイだ。眠らせないと居場所が影のモンスターにバレ、ボクたちも殺されてしまう」と言うが、「ウソだ、ウソつきだ」と大声で抵抗しはじめるウィル。
その時、何発もの銃声が聞こえた(デモゴルゴンが階上に侵入)
目の前にいる息子がウィルなのか、それとも影のモンスターに操られているのか判断がつかず、「私は誰?」と聞くジョイスに、「あなたはママ」とウィル。ジョイスはウィルを眠らせる判断をする。
そこへホッパーとオーエンズがやって来た。ホッパーは、「ヤツらが来る。逃げるぞ!」と言うとウィルを抱き上げ、廊下を走り出すが、逃げ道をデモゴルゴンらに塞がれてしまう。
オーエンズは近くにあったモニタールームに皆を導き避難するが、モニターに映る研究所の廊下には、デモゴルゴンに襲われ、食い殺された研究員、警備委員の酷い姿が!その時、研究所の電源が落ちてしまう。
研究所の外ゲート
スティーブ、ダスティン、ルーカス、マックス
急に姿を消したデモゴルゴンを探すスティーブたち。
猛獣の雄叫びを聞き、その方向へ進んだスティーブたちは、電気が消えている研究所を発見。ルーカスは、「ヤツらは家に戻ったんだ」と。
ジョナサンとナンシー
同じ頃、自宅の異変に研究所へとやって来たジョナサンとナンシー。だが、研究所は真っ暗で、ゲートに警備員はおらず、ボタンを押してもゲートが開かない。
その時、森からスティーブ、ルーカス、ダスティンとマックスが歩いて出てきた。
互いに驚き、「何してるの?」と言い合う6人は、研究所からの猛獣の雄叫びを聞く・・
研究所を脱出するために
勇気
「電源が落ちてしまった。つまりエントランスも非常口もロックされた」とオーエンズ。ホッパーは解錠するため、地下3階にある電源室へと向かおうとするが、「ブレーカーを上げても解錠はされない。解錠するにはシステムの再起動とプログラミングの知識がいる。オレがやる」と言い出す。
ホッパーは銃の使い方をレクチャーすると、「何かあればすぐに戻れ」と言うが、「オレを待つな。解錠できたら逃げてくれ」とボブ。ホッパーは、必ず皆を逃がすと約束し、ボブを見送る。
電源室
ボブはひとりで電源室へと向かうが、至るところに警備員の遺体が・・・・。
何とか辿り着き、ブレーカーを上げたボブ。研究所の電気もつき、モニターには電源室にいるボブの姿を映し出された。
ボブはパソコンでBASICを打ち込み、解除に成功する。(同時にジョナサンらがいる外ゲートも開いた)
だがホッとしたのもつかの間、オーエンズから、「ここへ戻るための西階段にデモゴルゴンがいる!」と無線が入る。そこでボブは再びパソコンで、スプリンクラーを噴射、デモゴルゴンをそちらへ引き寄せ、電源室から脱出を図る。
二手に分かれて
脱出するためウィルを担いだホッパーに無線を渡すと、「モニターを見て誘導する。行ってくれ」とオーウェンズ。ホッパーは躊躇するが、従うことに。
その頃、エントランスに向かっていたボブに、「道案内をする」とオーエンズから無線が入る。ボブは指示に従い移動するが、デモゴルゴンが出現。オーエンズはボブを用具室へと導き、デモゴルゴンが通り過ぎるのを待つよう言う。緊迫する中、何とかデモゴルゴンはその部屋の前を通り過ぎるが、物音に気づきデモゴルゴンがすごいスピードで戻って来た。「ボブ、走れ!走れ!」とオーエンズ。
ボブは必死に走り、エントランスまでたどり着く。
ホッとした次の瞬間、ボブは違う扉から飛び出してきたデモゴルゴンに、ジョイスの眼の前で襲いかかられてしまう。
ホッパーはデモゴルゴンを銃撃するが、ドアから3体のデモゴルゴンが!
ボブを助けられないと判断したホッパーはその場からジョイスを引き離すと、エントランスのドアを閉める。そこへ「早く乗って!」とジョナサンのクルマが!
エントランスの扉には、体当たりを続けるデモゴルゴンの姿が!
ホッパーはゲート前にいたスティーブ、ダスティン、ルーカス、マックスをクルマに乗せると研究所を脱出した。
作戦会議
一旦、バイヤーズ家へと逃げたホッパーたち。
ホッパーは研究所の惨劇をアメリカ軍に連絡するが、当然信じるワケもなく、「ここで救援を待つしかない」と言う。
だがマイクは、「デモゴルゴンは影のモンスターの兵士だ。司令官を倒せばデモゴルゴンは死ぬ。今、影のモンスターはウィルにウィルスのように取り憑き、ウィルはツルの痛みも感じてる。つまりデモゴルゴンも、痛みを感じる、”ハイブ・マインド”だ」と説明。するとダスティンとルーカスは、影のモンスターが”マインド・フレイヤー”だと気づく。
3人はホッパーたちに、「マインド・フレイヤーは全種族の王だと思っていて、人類を滅ぼすことが目的。頭脳である影のモンスター=マインド・フレイヤーを倒せば勝てる」と説明。
だが問題は銃でさえ倒せないことだった。
するとマイクは、「ウィルだったら倒し方を知ってる」と言う。
だがウィルを起こせば、影のモンスターがウィルを操る危険があった。そこでホッパーたちはバイヤーズ家の庭の小屋に目隠しの細工を施し、そこでウィルを目覚めさせることに。
ウィルを目覚めさせて
イスに縛り付けたウィルを細工した小屋に運んだホッパーとジョイスは、拮抗剤でウィルを目覚めさせると、「ここはどこ?なんでボクを縛るんだ?」と言うウィルに、影のモンスターの絵を見せ、「コイツを知ってるだろ?ヤツを殺す方法を教えてくれ」と尋ねる。
だがウィルは、「なんでボクを縛るんだ。なんでだ!縄を解け、解け」と大声を出し、暴れ始め、小屋とバイヤーズ家の電気がチカチカと点滅をはじめるー。
ジョイスはウィル自身を呼び起こそうと、ウィルの誕生日の思い出を、ジョナサンはバイヤーズ城を作った話しを、マイクはウィルと出会った日のことを話す・・・。
だがウィルは、「縄を解いて」と言うばかり。
その時、ホッパーはウィルの右手がモールス信号を刻んでいることに気づく。ウィルが送ったメッセージは、”HERE(ここ)”と”CLOSE GATE(ゲートを閉めろ)”だった。
だがウィルの様子がおかしくなる。「俺たちの居場所がバレたのかも」とホッパー。ジョイスはすぐにウィルに麻酔薬を打つが、獣の雄叫びが聞こえ、何かが迫ってくる気配が!
ホッパーとナンシーが銃を構え、ルーカスもパチンコを構える中、建物の外では、獣の声と何かの音が。
すると窓ガラスを割って何かが飛び込んできた!1体のデモゴルゴンだったが、それは死んでいた。
その時、玄関のカギが外されドアが開く。姿を現したのはエルだった。
ビリーの環境
マックスが窓から家を抜け出したことを知らず、デートの準備に忙しいビリー。
だが帰宅した父ニールとマックスの母スーザンから、「マックスが家にいない。妹の面倒を見る約束だろ」と言われ、「ゲーセンにでも行ってんだろ?アイツは13才だ。子守りは必要ないし、妹じゃない」とビリー。
その言葉に父ニールはビリーを殴りつけると胸ぐらを掴み、「スーザンに敬意と責任を持つ約束だ。スーザンに謝るんだ。そしてデートを断り、マックスを探しに行け」と命令する。ビリーは悔しさに涙を流す。
感想
ボードゲームやファンタジー小説を知らないので、ハイブ・マインドやマインド・フレイヤーなんて単語が出てくると、意味わからん!とはなってしまうものの、ハラハラドキドキはするワケで・・・面白い。
そんなことを言ってるうちに、シーズン2も次が最終話。
子どもが主役のドラマって難しいよね?
小学生って一気に成長するから、つながりが・・・ね「ハリーポッター」なんかいい例。
マイクもダスティンもシーズン1から考えると、確実に成長してるもんね
ボブが亡くなって残念。カレ、絶対にいい人やった。確かに冴えない男ではあるけれど、ジョイスとウィル、ジョナサンのことを大切に思っていたし、自分が思うよりも勇敢だった。
BASICって懐かしいプログラミング用語まで出てきて、やっぱり1980年から1990年代の空気感。
コメント