ベター・コール・ソウル 5 #8 運び屋(相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマベター・コール・ソウル

シーズン5も残すところ3話。
今回のエピソードは秀作、素晴らしいです。【IMDb 9.7】

#8 運び屋 Bagman あらすじ

大金に目がくらんだジミーは、ラロの保釈金を受け取りに国境まで行くが・・・

 

 

相関図

まとめ

サラマンカのドラッグマネー

サラマンカのアジト、自動車工場の奥に鍵のかかった部屋(金庫室)がある。
サラマンカ兄弟(マルコ&レオネル)は、金庫から700万ドルをカバンに詰め持ち出す。

しかし仲間の中には裏切り者が。「情報がある」とどこかに電話する

 

ジミー

大金に目がくらんで・・・

取調室でラロと面会するジミー。
ラロは、ロス・ポジョス・エルマノスチキン店が襲撃されたニュースを新聞で読み、ご満悦の様子。
そしてジミーに、従兄弟が持ってくる保釈金を受け取りに国境近くまで行って欲しいと言う。
最初は拒否していたジミーだったが、ラロから、「それなら他を当たる」と言われ、突然、惜しくなったジミーは、「10万ドルで」と交渉、ラロはOKする。

10万ドル≒1200万円
キムの反対

ジミーから、サラマンカの保釈金700万ドルを取りに国境まで行くと聞いたキムは、一瞬にして表情を変え、「あなたは弁護士、運び屋じゃない。高報酬でも断るべき」と言うが、「オレを信用して頼んできた。大丈夫だ。危険を感じたら逃げる」とジミー。それでもキムは、「私はイヤ、行って欲しくない」と言うが、キムをハグしても、”止める”とは言わないジミー。

 

運び屋 1

カネの受け取りのはずが・・・

麻薬カルテル絡みの仕事に緊張するジミーは、約束の場所で待ちぼうけを食らう。

ようやくやって来たラロの従兄弟に、覚えたてのスペイン語で、「私は弁護士だ」とジミー。
しかし従兄弟はあっさりとカバン2つを渡し帰ってしまう。
心配は不要だったとばかりにご機嫌に帰路につくジミー。しかし、気がつけばジミーは尾行され、結果、3台のクルマに包囲され、停車させられてしまう。

銃を向けられ、抵抗せずにクルマのキーを渡したジミー。
ひとりの男がトランクからカバンを出すと、中身をチェックし、”殺せ”のジェスチャーを見せる。
それを受け、ジミーの額に銃口を向ける男。
ジミーは必死で、「やめてくれ!弁護士だ、カルテルの友人だ」と叫ぶが・・・

次の瞬間、ジミーに銃口を向けた男が何者かによって狙撃され倒れた。
返り血を浴び立ち尽くすジミー・・・途端に銃撃戦が始まる。
ジミーは地面に伏せて身を守るが、襲撃者たちが目の前で次々と撃たれ、倒れて行く。

ようやく銃撃が止んだ。
そこへ一台のクルマがやってきた。
しかし生き残っていた襲撃犯のひとりが乱射し、クルマで逃げてしまう。
何者かはそれ以外の男を全員始末すると、頭を抱え震えるジミーに近づき、「撃たれていないか?」と声をかける。マイクだったー。

帰路

マイクは750万ドルのカバンを自分のクルマに積もうとするが、銃撃されガソリン漏れを起こしていた。そこでマイクはジミーのクルマを使うことに。
帰路につきながらマイクは、ショック状態のジミーに、「あんたは生きてる。その事実だけを考えろ。大丈夫だ」と声をかける。

しかしクルマは途中で停まってしまった。ジミーのクルマもオルタネーターをやられていたのだ。
マイクはナンバープレートを外し、ガスタンクの蓋を外すと、ジミーに手伝えと言う。
クルマを崖から落とすためだ。ジミーはクルマの中からキムのプレゼント(コーヒータンブラー)を探す出すが、それは見事に銃撃を受けていた。

荒野を歩く

移動手段は徒歩だけになったー。
「こうなることを知ってたのか?」と聞くジミーに、「知ってたら援軍と来た。さっさとカネを届けよう、行くぞ!」とマイク。
マイクは道路を歩こうとするジミーに、「襲撃犯がひとり逃げただろ?道路を歩くのは避けたほうがいい」と荒野を歩きはじめる。仕方なく従うジミー。

炎天下の移動は過酷だった。
ジミーは、「穴を掘ってカバンを埋め、取りに戻る」と言い、土を掘り出すが、「止めておけ、上手くいかない。体力を失うだけだ」とマイク。
その時マイクは、逃げた襲撃犯のクルマが戻ってくるのに気づいた。
マイクは、「徹底的に探す気だな、あんたのクルマを見つけたんだろ」と言い、とにかく進むことに。
しかし荒野は、どこまで歩いても果てがなかったー。
水も尽きかけ、日も暮れてしまった。当然ケータイも通じない。

マイクは、夜の移動は危険だと言い、野宿することに。
「戻らないオレを彼女が心配してる」と言うジミーにマイクは、「妻に”運び屋をする”と話しているのか?彼女が警察に通報すると考えなかったのか?」と責めるが、「詳しくは話してないし、彼女は通報しない」とジミー。だがマイクは、「知ってるいるなら彼女の関係者だ」と言う。
夜の荒野は冷えるが、火をおこせば襲撃犯に見つかる可能性があるため、サバイバルシートを使うことに、しかしジミーはサバイバルシートを使う気になれない。

電磁波アレルギーだった兄チャックを思い出すからだろう

キム

キムは拘置所の取調室でラロと面会していた。戻らないジミーを心配し、弁護団を装いラロに会いに行ったのだ。
しかしラロはキムを見るなり、「あんたは誰だ?アイツが話しをしたのか?」とジミーの裏切りを疑いはじめる。
キムは、「ソウルは裏切ってない。カネを持って逃げることもしない。私は妻。配偶者特権があるからソウルの話しを漏らすことはない。行き先だけ教えて欲しい」と頼むがラロは、「教えるワケにはいかない。1日待ってみろ。生きていれば戻ってくる。ダメな場合はいつ探しても同じだ」と拘置所へと戻って行く。

 

運び屋 2

限界

2日目。もう水は底をついていた。マイクはジミーに、「尿も水分だ、ムダにするな」と言い、ジミーは水筒に尿を入れて出発する。
しかし炎天下の荒野は過酷で、飲水がないジミーのためにマイクは少量の水を分け与えるが、「もう少し水をくれ」とジミー。マイクは、自分の尿を飲むよう言うが、ジミーは飲めなかった。
もう700万ドルのカバンを持ち続けた両手も肩も限界だった。そこでジミーはマイクが止めるのも聞かず、整地ローラーのように腰で引きずる作戦に出る。

だが予想どおりカバンの底に穴が空き、100ドル札が何枚も周辺に散らばる事態に。
札を集め歩くジミーは、サボテンの針に足を刺されてしまう。
とうとうジミーは大の字に寝転び、「もういい、やめた。どうせここで死ぬんだ。もうやめる、終わりだ。喉もカラカラで身体中が痛い。もう動けない」と言い出す。

だがマイクは、「立ち上がるんだ。オレがそのカネを持って行くワケには行かない。だから立ち上がれ」とジミーを鼓舞し続ける。そんなマイクにジミーは、「なんために?一体、なんのためだ?」と。
「家族がいる。オレの帰りを待っている。仕事のことは何も話してない。守るために。オレがこの仕事を果たせば、彼らは不自由なく暮らせる。オレは生きようが死のうが構わない。死ぬ時、彼らのために力を尽くしたと思いながら逝く。これがオレの歩き続ける答えだ」とマイク。

生きて帰るために

その時マイクは、遠くからクルマが向かってくるのに気づいた。
双眼鏡で確認したマイクは、それが襲撃犯と確信、絶望的な表情を浮かべるが、すぐにジミーに、「しばらくそこにいろ。クルマが通り過ぎるのをやり過ごす」と指示を出す。
しかしジミーは立ち上がり、サバイバルシートを肩にかけると両手にカバンを持ち、「ちゃんと狙え」とふらふらと道路へと向かいはじめるー。ジミーはおとりになったのだ。
マイクは向かってくるクルマにライフル銃を構える。

程なくしてジミーに気づいた運転手は、向かってくる。
スコープを覗き、構えるマイク。

マイクは見事に命中させ、クルマは横転、大破して止まった。これで襲撃犯は全員始末した。
覚悟を決めたジミーは、自分の尿を飲むと立ち上がり歩き出す。キムの元へ生きて帰るために・・。

 

感想

もぉ~マイクのセリフにグッと来てしまったわ~。
神回かも。
最高にカッコいいジィさん=マイクで決定です

コメント

タイトルとURLをコピーしました