シーズン2も残すところ2話
#9 転落 Fall あらすじ
ジミーはサンドパイパー・クロッシング訴訟の和解金受け取りを目論み、動く。
キムはケヴィンの紹介、ガトウッド石油の案件に着手する。
ハワードはチャックを巡る新たな問題に直面、大きな判断をするが、チャックの抵抗に遭う。
相関図
まとめ
チャックとハワード ①
保険会社の通告
HHMにやって来た保険会社(サンタローザ)は、HHM所属弁護士の保険料を2倍にすると通達、しかもチャックの担当案件には必ずパートナーが監督すること言う条項付きだと言う。
それを聞き、「正当な扱いができないなら訴訟を起こすだけだ」とチャック。話し合いは決裂した。
訴訟に向けて早速動こうと言うチャックに、「一線を退いてはどうだ?後進の育成など道はいくらでもある」とハワード。
その言葉にチャックは、「提案は受け入れられない。保険料のために引退しろと言うのか?」と怒り出すが、ハワードは、「提案じゃない。皆の忠告に従う時です。今回のことでもうムリだと思った」と言う。
するとチャックは立ち上がり、部屋の明かりを点け、ランプを握ると、「病気は良くなってる。平気だ」とアピールするが、ハワードから、「そうは見えない。あなたは優れた法律家だが、今はあなたの判断を信頼できない」と言われてしまう。
ジミー
サンドパイパー・クロッシングとの訴訟
猫クッキーを手土産にサンドパイパー・クロッシング介護施設入所中の原告団代表アイリーン・ランドリーを訪ねたジミー。目的は訴訟の状況を知ることだ。
アイリーンは、「訴訟はまだ何年もかかるんだって」と書面を見せるが、それを見たジミーは動揺を隠せない。なぜなら、和解金の総額が1740万ドル。つまり、ジミーが受け取る額は116万ドル≒1億6千万越えだったからだ
直談判
ジミーはハワードに、「提示額を見た。和解するべきだろ。依頼人に正しいことをしろ」と直談判するが、ハワードは、「我々の目標額はもっと上だ。キミは配当金が欲しいだけだろ?惨めだな、恵んでやるよ」と札束を差し出す始末。
作戦、実行
原告団がまったく和解する気がないと知ったジミーは、次の手に出る。
まずは”モールウォーク”をするアイリーンに接触すると、「歩き易い高級シューズ」をプレゼントし、「ボクから貰ったことはナイショに。2人の秘密で」と約束させる。
その後、アイリーン以外の入居者(ヘレン、ローズ、マートル)と仲良くなるためレクレーションに参加すると、「アイリーンは高級シューズを履いてる。お金には困ってないんだろう。彼女がみんなのことを思って和解すれば、みんなも潤う」と吹込み、どんどんアイリーンを孤立させる。
ジミーの画策でどんどん友だちがいなくなり孤立していくアイリーン。
とうとうジミーが細工したビンゴ大会で、友だちから無視され、その上1番ビンゴになってにも関わらず、拍手ももらえなかったアイリーンは会場を飛び出してしまう。
何があったのかと心配するジミーにアイリーンは、「皆に嫌われたみたい。理由はわからない」と涙する。
するとジミーは、「和解のことかも。みんなは人生をよくするためにお金が欲しいんだ。原告団の代表であるあなたが和解をするべき」とアドバイスするのだったー。
チャックとハワード ②
チャックからハワード宛に手紙が届いた。
ハワードはチャックが自分の提案を受け入れたのだと思い込み、秘書に”引退パーティー”の準備をするよう指示するが、手紙は退職届どころか、HHMを契約違反で訴えると訴状だった。
家にやって来たハワードをチャックは、電気が点いた部屋で、エプロンをつけ、料理を作って向かい入れる。
「どういうことだ?」と問うハワードに、「キミの挑発に応えただけだ。私が作った事務所だ。持ち分は払ってもらう」とチャック。
チャックの持ち分は、800万ドル(≒8億円)。
そのあまりの態度にハワードは立ち去るが、チャックはかなりムリをして演技していたのだった。
マイク
リディア
マドリガル社のリディア・ロダルテ=クエールを訪ねたマイク。
マイクはガス・フリングから資金洗浄をしてくれる人物としてリディアを紹介されたのだ。
ID提示を求められ、マイクは資金洗浄方法を懸念するが、リディアは11万人以上の従業員を抱える大企業にとって20万ドルの資金洗浄など問題ないと言い、マイクを20週間、警備コンサルタントとして雇うことに。
それでも解せないマイクは、「これほどの大企業で働くあんたが売人のために危険を犯すのはナゼだ?」と聞くが、リディアは、「フリングをそう思ってるなら、カレを知らなさ過ぎる」と言うのだったー。
ナチョ
麻薬カルテルからの通達
カルテルから、大事な話があると集められたガス・フリングとヘクター・サラマンカに、メキシコのカルテルは、「ドン・エラディオが輸送の一元化を評価してる。今後はこの方法で輸送しろ」と通達する。
ヘクターは自分を軽視する麻薬カルテルに怒り、返事する前にケータイを叩き壊し、ガス・フリングを睨みつけるが、「頼んでないし、望んでいない」とフリング。
次の瞬間、ヘクターは発作に襲われる。
痛みの耐え、ポケットから薬を出すと飲むヘクター。
痛みが治まったヘクターは、「皆くたばれ!エラディオもボルサもお前もな!」と言い放つのだった。
亀裂
ヘクターの怒りを見たナチョは父親の商売ルートを絶対に使うと言うことは目にみえていた。
そこでナチョは、「ヘクター・サラマンカの下で働いてる。カレがしばらく店を仕切るけど、黙って従ってくれ。オレを勘当し、二度と口を聞かなくていい。父さんの考えはわかる。でも絶対にダメだ。やらないで。カレの言うとおりにして欲しい。数週間の辛抱だ」と告白する。
しかしナチョの父親は、「お前を信じられるか?出て行け!」と追い出してしまう。
キム
ガトウッド石油のビリー
油田はテキサス側にあるが、別の油田層が現れ、境界線を越え90mニューメキシコ側にかかることに。
ビリーは、地主にはカネを払うが、設備はテキサス側にあるとして、2州(テキサス、ニューメキシコ)からの課税は納得できないと言う。
キムはニューメキシコの地主に賠償金を払えば課税はされないと言い、「地主を集めて提案すれば、彼らは応じる」と言う。ビリーは、キムに頼むことに。
思わぬこと
ジミーは見事、アイリーン・ランドリーを追い込み、集団訴訟としては異例の早さで和解成立させて約1億5千万を手に入れた。
高級テキーラ片手に、「和解成立だ。お祝いしよう。もうカネの心配は要らない」とご機嫌のジミーだが、今からガトウッド石油の案件で、ニューメキシコ州の地主との話し合いを前にナーバスで余裕がないキム。
キムは、「帰ったらお祝いしよう」と約束し、会場に向かうが、その途中、事故を起こしてしまうー。
感想
ほんとキムって素敵な女性だと思う。
これまで扱ったことがなく、ケヴィンの紹介と言う失敗が許されない案件にナーバスになっているキムに、高級テキーラ片手に、「もうカネの新お会いはいらない」とお気楽なジミー。
私なら確実にキレるけど、キムは、「今は時間がない。帰ったら聞くわ」って。
ほんとう、キムほど素敵な女性はいないと思うぞ!
ジミーが1年間業務停止になったからそれを補填しようと無理して担当することにした案件なんだし。
事故起こしちゃって・・・命に別状はなさそうだけど、どうなるのかな・・・。キムがかわいそうすぎる。
ジミーが優しいおばあちゃんアイリーンを孤独にさせて和解させる作戦は、見てて嫌だった。
お友だちとの関係が修復され、幸せな老後を送って欲しいな。
自分の弁護士保険料の払い戻しがないとわかったジミーは、腹いせ?に、チャックとHHMをハメたのかしらね?
こちらは痛快だけど。
しかしマジでチャックはイヤなヤツやわ~
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