ROME(ローマ)2 #8(20)貞淑と裏切り(相関図付)

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#8 (20)  貞淑と裏切り  A Necessary Fiction あらすじ

ヘデロからも賄賂を神殿に届ける任務を任されたのはアヴェンティヌス組合。しかし襲撃を受け・・。
ヴォレヌスは金を探すうちに、娘ヴォレナの裏切りを知ってしまい・・。

相関図

まとめ

ヘデロからの賄賂

マエケナスの裏切り

ヘロデからの賄賂(金)輸送を任されたマエケナスは、「運搬はアヴェンティヌス組合に依頼する」と報告、オクタヴィアヌスはそれを了承し、「内密に進めてくれ。私は賄賂には一切関与していないことに。賄賂が明るみに出たらアントニウスの責任にしろ」と指示する。

が、実はマエケナスはポスカと結託し、金の一部を抜き取る計画を立てていた。
「これは泥棒です。バレたらふたりとも殺される」とビビるポスカにマエケナスは、「貢献に対する見返りを少しもらうだけだ。バレることはない」と言い切る。

金の輸送を任されたヴォレヌス

マエケナスから金の輸送を任されたヴォレヌスは、プッロとマスキウスに、それが金の輸送で、オクタヴィアヌスからの依頼だと説明すると、「予定では”水路”で輸送することになっているらしい。だから”陸路”で運ぶ」と言い、その役目をオクタヴィアヌスから信頼されているプッロに任せる。

エイレネの死

だがその夜、エイレネは赤ん坊を死産、出血が止まらず亡くなってしまう。
死産した赤ん坊は男の子だった。

プッロとヴォレヌスは、「火葬しないで。広い草原に赤ん坊と一緒に埋めて」と言うエイレネの遺言どおり埋葬した。

エイレネの死はガイヤが淹れた堕胎薬入りのお茶を飲んだせい
襲撃

金の輸送はプッロの代わりにマスキウスが担当するが、襲撃され、組合に運び込まれる。
大ケガを負ったマスキウスは、「オスティア門で待ち伏せされてた。助かったのは二人だけで、他は殺され、金は盗まれた。相手は誰かわからない。だが間違いなく待ち伏せだった」と言う。

報告

「奪ったヤツは必ず見つけ出します」と報告するヴォレヌスに、「都合が良すぎないか?」と意見したのはマエケナス。マエケナスは、オクタヴィアヌスが1番信頼しているプッロを使わなかったのは、アントニウスが絡んでいるのではないかと言うのだ。
オクタヴィアヌスは、「今は揉めているときではない」とマエケナスを諌め、アントニウスは、「失くしたのはお前の責任だ。かならず取り返せ」とヴォレヌスに命じる。

金を手に入れることができなかったマエケナスはその悔しさからか、「金の強奪はアントニウスの仕業だ」とオクタヴィアヌスに申し立てするが、「何か証拠があるのか?和解以降、アントニウスは誠実だ」とオクタヴィアヌス。
するとマエケナスは、「アントニウスは誠実じゃない。あなたをバカにしてる。母上との関係は続いているし、オクタヴィアもあなたに隠し事をしている」と言ってしまう。

メッミオとヴォレヌス

メッミオの関与を疑いヴォレヌスはメッミオの組合を訪ねるが、そこで見たのは大量のお酒に料理、娼婦を買っているメッミオたちだった。
「昨晩ウチの荷が奪われた。国の財産が盗まれた」と言うヴォレヌスに、「そりゃ大変だ。だがオレたちじゃねぇぞ」とメッミオ。
「誰の仕業かわかったら教えてくれ」と言い去るヴォレヌスに、「忠告してやる。裏切るのはだいたい身内だ」と言い放つ。

身内を疑え

エイレネと息子を亡くし、2日間飲まず、食わずにも関わらず、奪われた金を心配するプッロにヴォレヌスは、「お前は心配するな、オレが取り返す」と言うが、プッロはメッミオの関与を疑う。
そこでヴォレヌスは、「十中八九メッミオが犯人だろう。だがヤツから”身内を疑え”と言われた」と話す。
するとプッロはマスキウスを疑いはじめる。ヴォレヌスは、「ヤツは大怪我を負ったし、これまでずっと忠実で一度も裏切ったことはない」と言うが、「だがあり得る」とプッロ。

ヴォレヌスから、「みんなの命がかかってる。知ってることを話してくれ。輸送の計画を知っていたのはオレたち3人だけだ」と言われマスキウスは、「待ち伏せされてケガを負ったんだ。オレじゃない。オレたちは戦友だ」と反論するが、「真実を言え」と首にナイフを当てるプッロ。
その時ヴォレヌスは、走り回るルキウスから取り上げた縄人形を見て気づいてしまう。
(メッミオの手下が縄人形を持っていたことを・・・)

娘ヴォレナの裏切り

子ども部屋で大量の縄人形が見つけ、「これはなんだ?」と問い詰めるヴォレヌス。最初はごまかしていたヴォレナだったが、「メッミオの手下にもらったんだろ。ウソをつくな!お前が裏切ったんだ。メッミオの手下に騙され手先になったんだ」と恫喝され、「違う、私たちは愛し合ってる」と反論するが、ヴォレヌスから、”利用されているだけだ”と言われ、とうとう、「そうよ、裏切ってやったのよ、いい気味だった。あんたは母さんを殺し、私たちを呪って奴隷にした。私を娼婦にしたのはあんたよ。みんなであんたを憎んでる。あんたなんか死ねばいいのよ!」と言い放つヴォレナ。

ヴォレヌスはヴォレナを殴りつけるが、ヴォレナの父への憎悪は止まらず今度はナイフを向け、「母さんみたいに私を殺せばいい。母さんはあんたを愛してなんかいなかった」と責め続ける。怒り狂ったヴォレヌスは気がつけばヴォレナの首を締め上げていた。

「ヴォレヌス、ヴォレヌス」と呼ぶプッロの声で我に返ったヴォレヌス。
そこには妹ヴォレナとルキウスが・・・ヴォレヌスはそのまま出て行ってしまう。

 

オクタヴィアヌス

結婚相手

政治を有利に動かすためオクタヴィアヌスはマエケナスに、名門出身、若くて健康で子どもを埋める女性を見繕うよう依頼、紹介されたのは、人妻で息子(ティベリウス)もいるリウィアだった。
初対面にも関わらず、「私と結婚する気はないか」と問うオクタヴィアヌスにリウィアは、夫がいると答えるが、「キミの夫の一族は愛国的で良い。離婚に反対はしない」と離婚するよう言い含める。

その後オクタヴィアヌスは、「結婚したら、時々手やムチで暴力を振るうかもしれない。それはお前が悪いからではなく快感のためだ。わかって欲しい」と告白、リウィアはそれを受け入れる。

怒り

マエケナスから真実を聞いたオクタヴィアヌスは食事会と称して家族を集めると、「リウィアです。妻に迎える」と唐突に発表すると、「姉上はこの家の主人である私に反乱を起こしている。母上だけじゃなく姉上までが私の気持ちを裏切った。母上は今でもアントニウスと関係し、姉上は私の親友アグリッパと関係を続けている」と暴露する。
アントニウスは言いがかりだと反論するが、「すべてを認める。私はオクタヴィアを愛してる」とアグリッパ。
すると今度は、「だったら何だ?どうする気だ?」と開き直るアントニウス。
オクタヴィアヌスは、「母上と姉上を屋敷に戻し、監視をつけ、私が良いと言うまでどこへも行かせない。そしてアントニウス、あなたはローマから出ていけ。東の領域に行き、二度と帰って来るな!それを受け入れないなら、すべてを公にする。世間は平民の部下に妻を寝取られたあなたを笑いものにする。そして兵士もあなたをバカにする」と言い切る。
怒りのあまりオクタヴィアヌスの首を掴むアントニウスに、「殴れ」と挑発するオクタヴィアヌス。
しかしギリで耐えたアントニウスは、反論する余地なく立ち去る。

「オクタヴィアが罰を受けるべきじゃない。悪いのはオレだ。姉上を誘惑した」と謝罪するアグリッパにオクタヴィアヌスは、「キミは才能豊かな男だが誘惑はできない。キミのことは罰しない」と許す。

 

別れ

アントニウスとアティア

エジプトに旅立つ前日、アントニウスはアティアに会いに行くが、門前を警備するオクタヴィアヌスの兵士に、邸宅に入ることを阻止される。それでも”アティアの名”を呼ぶアントニウス。
邸宅から出てきたアティアはアントニウスに走り寄ろうとするが、兵士に阻止されてしまう。
ふたりは最後の別れを抱き合うこともできず迎えることに。
アントニウスはアティアに、「時期が来たら迎えをよこす。命に賭けて約束する」と言い、アティアは、「必ず迎えに来て」と答える。

オクタヴィアとアグリッパ

アティアの計らいでアグリッパと再会したオクタヴィアは、再会をよろこび駆け落ちを提案するが、アグリッパは、「お別れを言いに来たのです。私を許してくれたオクタヴィアヌスを再び裏切ることはできない」と言う。
オクタヴィアは、「臆病者!」と罵るが、涙を堪え受け入れる。

だが、去り際、「赤ちゃんができました」と言い出す。しかし父親が誰なのかは言及しなかった。

 

ヴォレヌスの選択

娘に裏切られ、子どもたちから憎まれていると知ったヴォレヌスはアントニウスに、「エジプトで閣下の軍隊に加えてほしい。ローマにいたくないのです。行かせてください」と懇願する。
ヴォレヌスに何かつらいことがあったのだと理解したアントニウスは、「酒に逃げるな」と忠告すると、軍隊に加わることを許可する。

ヴォレヌスはプッロに、「子どもたちを頼む。努力はしたと伝えてくれ」と言うと別れを告げた。

 

決闘

メッミオ

コッタ、アケルボをはじめ元締めを集めたメッミオは、「ヴォレヌスをぶっ潰す時が来た。アヴェンティヌスを奪おう。皆でやればできる」と提案するが、突然強気に出たメッミオに、「金を盗んだのはお前だったのか」とコッタ。しかしメッミオはそれを認めない。
仲間を出し抜き、自分だけ良い目を見ているメッミオに協力する気などないと立ち去ろうとする元締めたち。
するとメッミオは、強奪した金を見せ、「タダとは言ってない」と言う。

決闘

アヴェンティヌスの町に武装した大勢の元締めが部下を連れてやって来た。
それを迎え撃つのはアヴェンティヌス組合のプッロ、マスキウスたち。

メッミオはプッロに、「話し合おう。争いたくなく。こうなったのはヴォレヌスのせいだ。オレたちは上手くやれる」と握手を求めるが、プッロはその一瞬を狙い頭突きを食らわせると、メッミオの舌を噛み切り、「13軍団!」と号令をかける。
総攻撃するプッロの手下たち。

 

エジプト、アレクサンドリア

ヴォレヌスを従え、エジプト、アレクサンドリアへと赴任したアントニウスは、クレオパトラと再会するが、その妖艶な美しさに一気に心を奪われる。

感想

スピーディーにエピソードが進みますが、意外と理解して見れてます(笑)

やはり偽りの関係は上手くいかないワケです。
母を殺した恨み、父親の呪いで奴隷として売り飛ばされ、娼婦にさせられた憎しみは消えるわけがなく・・
ヴォレヌスの気持ちを思うと切ないけれど、離れて暮らすのがベストでしょう。
でもプッロが面倒をみるのかな。
ガイアは恐ろしい女ですよね、殺さなくてもいいのに・・・。
エイレネは不幸な生い立ちのようでしたけど、プッロと少しでも幸せなときがあって良かったのかも知れません。

統治者としてどんどん冷酷になっていくオクタヴィアヌス。
それでこそローマの君主なのでしょうけれど。
子どもを産める証に、子どもを生んでいる人妻を娶ると言うのはすごい世界だと思います。
オクタヴィアヌスの性癖も倒錯してるみたいだし 怖いっ

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