日本語タイトルが読めなかった
【奸計(かんけい)】と読み、悪巧みや邪悪な図り事のことだそうです(むずかしい)
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#5 アティアの奸計(かんけい) The Rama Has Touched the Wall あらすじ
ポンペイウスはカエサルからの休戦の申し出に合意する。カエサルにとって、それは予想外の展開だった。カエサルは、ひとまず休戦の申し出を反故にする。軍を去り、貿易商になったヴォレヌスだったが、事業は失敗続きで収入は少なく、娘の結婚持参金を出せずにいた。カエサルは愛人セルウィリアのもとに入り浸り、ローマを発とうとしない。二人の関係に嫉妬したアティアは奸計を企て、カエサルの妻カルプルニアを動かす。
相関図
まとめ
カエサル vs ポンペイウス
ポンペイウスの決断
ポンペイウスは、戦わずしてローマと国庫(金)を手に入れたカエサルから、【罪に問わない保証と互いの武装解除】を打診される。カトーは、「これは屈辱的な降伏だ」と怒りを顕にする中キケロは、「休戦を受け入れ直接カエサルと話し合う意思を示せ。それが正しいやり方だ」と助言するが、ポンペイウスは、「これは降伏じゃない。時間を稼ぐために休戦するだけだ」と休戦合意の書簡を送る。
カエサル
ポンペイウスから、”休戦を受け入れるが、カエサルとの会談は拒否する”と書簡を受け取ったカエサルは、ポンペイウスが休戦を受け入れるとは思っていなかったと驚くが、アントニウスは、「ポンペイウスは面会を拒否してる。情けは無用、すぐに攻めるべき」とけしかける。だがカエサルの決断は、「機が熟すのを待つ」だった。
カエサルは今、愛人セルウィリアに夢中で、毎夜一緒に過ごしていた。
休戦反故
カエサルからの返事は、「休戦反故」だった。
明らかな劣勢状態にキケロは、「ここに残る意味はない」とブルートゥスに離脱を持ちかけるが、断られてしまう。結局、ひとりで抜ける勇気がないキケロも残ることに。
アティア
嫉妬
伯父カエサルの最も大切な人物でいたいアティアだが、何度夕食に招待しても断られていた。
女中から台所の貯蔵部屋でオクタヴィウスとカエサルが怪しかったと聞いたアティアはオクタヴィウスに確認するが、オクタヴィウスはそれを否定し、カエサルが病気だと口走ってしまう(詳細は暴露しなかった)。
カエサルが出陣しないため、暇を持て余す兵士たちが町で問題を起こしはじめていた。
その対応に追われるアントニウスは思わず、「セルウィリアに骨抜きにされたカエサルには困ったもんだ」と愚痴をこぼすが、それを知ったアティアは、「耐えられない。女のために進軍しないなんてあり得ない」と苛立つ。
貶められるカエサルとセルウィリア
ローマの町にはカエサルとセルウィリアの関係を暴露する下品な落書きが横行、民衆たちはそのゴシップに盛り上がり、カエサルと妻カルプルニアを笑いものにする。
その屈辱にカルプルニアは、「愛人と別れないなら離婚する」と最後通告を突きつける。
カルプルニアの実家からの資金援助が絶必のカエサルはセルウィリアに別れを告げるが、それを受け入れられないセルウィリアと最後は互いの頬を叩き合う酷い別れになってしまう。
憎しみ
カエサルの愛を失い泣き暮らすセルウィリアに奴隷たちは、”町の落書きを指示したのはアティアに雇われた男たちだった”と報告。その途端、セルウィリアの愛情は憎しみへと変わった。
呪いでカエサルとアティアに報復する。
ヴォレヌス
資金がない
クィントゥスとのいざこざで姿が見えなくなった少女エイレネは、すでに他者の奴隷になっていた。
ヴォレヌスは金のないプッロに代わりエイレネを買い取ると、ニオベの奴隷として面倒を見ることに。
しかし資金の綱のガリア人奴隷が赤痢感染で全滅、ヴォレヌスは一銭も儲けることができなかった。
ヴォレヌスは、唯一生き残ったのは小さな少年を見捨てることができず自宅に連れ帰ると、「元気になればまた売り物になる」と世話するよう言うが、ニオベから、「家族の食いぶちにも苦労している、お金がない」と言われてしまう。
仕方なくヴォレヌスはエラステスに金貸しを紹介して欲しいと頼むが、エラステスから、「用心棒として働かないか」と打診される。ヴォレヌスはそのオファーを受けることに。しかしその仕事は、返済しない相手を拷問する仕事だった。「喉を掻っ切れ」とエラステスから命じられたヴォレヌスは、仕事を放りだしその場を立ち去る。
家族のため
ヴォレヌスに残された道はカエサル軍に戻ることだった。
家族のために身を売る決断をしアントニウスと面会したヴォレヌスは、「申し出の条件でお受けしたい」と言うが、アントニウスは一度オファーを断ったことを理由に、1割を引いた金額と第一部隊長ならと提示、ヴォレヌスはその条件でカエサルに忠誠を誓う。
信心深いヴォレヌスは、神殿で軍神マルスに夜を徹して祈り、カエサル軍へと戻る
オクタヴィウスとプッロ
家庭教師
アティアは本に夢中なひ弱な息子を心配し、プッロを男の所作や戦い方、女の抱き方を指南する家庭教師として雇う。プッロは早速剣術をレクチャーするが、そもそも剣術に興味のないオクタヴィウスは、「私は戦いには向いていない。剣術の練習などしたくない」と本音を見せる。
そんなオクタヴィウスに親近感を抱いたプッロは、「ずっと心にわだかまっていることがある。女の疑わしい場面を見たら、その夫に言うべきだと思うか」と聞く。
カンの良いオクタヴィウスはすぐにそれが、ヴォレヌス隊長夫婦の話しだと気づくが、「疑いだけなら言わない。ウソならヴォレヌスが恥をかく。事実が分かるまでは沈黙するべきだ」と誠実に返答する。
制裁
確たる証拠を掴むため、エウアンドロスを見張っていたプッロは、エウアンドロスと妻リュデの口論を聞き、エウアンドロスとニオベが浮気をしていたと確信。その夜、プッロはオクタヴィウスと共にエウアンドロスを捕まえると、「真実を吐け」と迫る。最初はニオベとの関係を否定していたエウアンドロスだったが、「ウソを言うなら拷問する」とオクタヴィウスに言われ、とうとうニオベと愛し合いっていたこと、赤ん坊のルキウスはニオベと自分の子どもだと告白。その真実にプッロはエウアンドロスに”死”を持って終わらせた。
オクタヴィウスはプッロに、「これで災いは封じた。二度とこのことを口にするな。ヴォレヌスに知られてはならない」と言い聞かせる。
出陣したカエサル
愛人にうつつを抜かすリーダーと揶揄されたカエサルは民衆によって追い込まれ、ポンペイウスを攻めるため出陣するが、ポンペイウスたちはギリシャへと向かった後で、野営地は焼き払われていたー。
感想
最初、オクタヴィウスのこと嫌いだったんだけど、プッロとの関係、良いですよね。
日本の弥生時代にローマにこの文明があったことに驚く~。
原題の「The Rama Has Touched the Wall」の”Rama”はヒンドゥー教の神ラマ=ヴィシュヌ神で、日本では三大神シヴァのことのようです。ふ~んですけどね
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