デレクに続き、思いがけない人の登場
#4 逆境の越え方 You’ll never walk alone あらすじ
メレディスの容体が良くならない。医療代理人のリチャードは厳しい判断を迫られる。
ジョーは前に進むためにジャクソンを利用する?
オーウェンは、医療診断の壁に当たる
相関図
まとめ
現状
シアトルでは昨日だけで345人の新規感染者、死者29人が出て、陽性率もあがって来てた。
グレイ+スローン記念病院も患者の受け入れが増えるだろうと緊張が走る。
メレディス
メレディスの容体は一進一退で、ずっと眠ったままだった。
主治医のテディとアンドリューは、クオ医師の臨床試験に参加しては?と言うが、医療代理人のリチャードは、「考えてみる」と言うだけで決断できない。
ベイリーはメレディスの意見を聞くべきだと言うが、「ムリに彼女を起こして話しをし、混乱させたくない。コロナは未知のウィルスだ」と決断を先送りするリチャード。
迫られる判断
しかしメレディスの酸素飽和度がまた低下した。
アンドリューは、臨床試験に参加させるべきだと言うが、リチャードは否定的な態度を見せる。
そんなリチャードにたまらず、「彼女から託されたなら責任を果たしてください。待ってるだけじゃなく何とかしてください!」と迫るアンドリュー。
リチャードは眠り続けるメレディスに、「臨床試験に参加して失敗すれば一生後悔する。皆キミを心配してる。私がしっかりするべきなのにオロオロしてしまう」と語りかける。
その時、うなされ、「分かってる、ジョージ」と呟くメレディスを見たリチャードは、臨床試験の参加を決める。
厳しい決断をしたリチャードを、「あなたは正しい判断をした」といたわるベイリーに、「コロナ患者の家族が味わう無力感や心細さがここまでのものとは思っていなかった・・」と苦しい胸の内を打ち明けるリチャード。
オーウェンの判断
ディヴ・オヤドマリ 37才
階段から落ち頭部裂傷を負ったデイヴがERに搬送されて来た。デイヴは他に腹痛、吐き気、高熱の症状があったため、検査することに。
実はデイヴは数日前、腹痛と熱でERを受診し、オーウェンから虫垂炎と診断されて抗生剤を処方された患者だった。
CTの結果、腸穿孔を起こしていたデイヴ。
「先生は先日、虫垂炎と診断されましたが結腸憩室炎だったのでは?」と指摘するツァンにオーウェンはそれを認めた上で、ツァンの診断を褒め、手術に入るよう言う。
しかしデイヴの腸は浮腫を起こしており、閉腹できずにICUへ戻って来た。(浮腫が治まれば閉腹予定)
ツァンは、「アジア系の患者の場合、結腸憩室炎を疑ってCTを撮るべきだったのにカレはそれを怠った。こんな誤診を繰り返して欲しくない。それ伝えるべきだと思う」と言い出すが、「キミはレジデントでハントはキミのアテンディングだ。指摘するならそれなりの覚悟がいる」とツァンを止めるキム。
しかし気持ちが治まらず、あからさまにオーウェンに突っかかるツァンを病室から出るよう促したキムは、「彼女は誤診のことで苛ついているんです」と言うが、「希な症例だったから仕方ない」とオーウェン。
その言葉に、「アジア系の憩室炎の罹患率は白人の10倍です。たとえそれを知らなかったとしてもあなたはCTスキャンを怠った。先生に責任がある」と言ってしまうキム。
大事なことは・・
キムの指摘で自分の判断、診断に不安を感じたオーウェンは、「典型的な症状だったから虫垂炎を疑い診断した。標準的な治療だ。だが憩室炎で穿孔まで起こしてしまった。こんなミスは二度としたくない」とベイリーの意見を聞く。
すると、「それは白人向けの標準治療で、アジア系は白人の10倍憩室炎になりやすい」とベイリー。
続けてベイリーは、「大事なのは今後どうするか。見直して変えていけばいい」と助言する。
ジャクソンとジョー
キツイ勤務が続いている医師たち。
ようやく勤務が明けたジョーにジャクソンは、「オレも終わりだ。ひとりになりたくないならウチに来たらいい。ピザでも頼んで映画見て、友情のリスタートをしよう」と誘う。
ふたりはお酒を飲み、メレディスの回復を祈り、友だちとしての時間を過ごす。
朝、「家で寝るよりこのソファーの方が寝心地が良かった」と言うジョーに、「いつでも使っていいよ、焦らずに乗り越えればいい」とジャクソン。
するとジョーはジャクソンにキスし、「一気に乗り越えたいの」と関係を迫る。
ふたりは一線を越えてしまったが、「一度きりよ、付き合う気はない」とジョー。
「一度きり」と言ったジョーがジャクソンを訪ねてやって来た。
ジャクソンは、「付き合えない。ヴィクと別れたばかりだ。時間をおきたい」と言うが、ジョーはあっけらかんと、「私は夫に捨てられバツ2、セラピーを受けるほどに参ってる。自分を取りもどすには友情とセックスが必要なの」と、身体だけの関係でOKだと言い、ジャクソンにそれを求める。
トム・コラシック
コロナ陽性反応が出たトムは自宅待機中だが、オンライン会議に割り込み、「なんの症状もない、再検査してくれ」と申し出る。
ヘルムがトムの自宅へ出向き検査をするが結果は陽性だった。
しかしヘルムは、「コラシック先生は塞ぎ込んでる。話相手が必要かも知れない」とテディに報告する。
夜、スープを持ってトムの自宅に様子を見に行ったテディ。
しかしドアをノックしても、話しかけても何の反応もない。
テディは、「あなたを心配してる、ひとりじゃない」と言い、スープを置いて帰るが、実はトムは容態が悪くなっていたのだったー。
その他
シュミットとキム
別れたものの身体の関係を持ってしまったふたり。
パンデミックで、明日生きてる保証さえない現実に、シュミットはキムと再び一線を越える。
アメリアとリンク
育休中のリンクとアメリア(※メレディスの子どもたちの面倒も見ている)
アメリアは、メレディスの側にいてやれない無力感や失う恐怖感に苛まれていた。
リンクはアメリアの気持ちを受け止める。アメリアもまたリンクに気遣いをみせるのだった。
マギーとウィンストン
ビデオチャットでしか会えないふたりだが、良い関係が続いている。
ある日ウィンストンはリモート食事会で祖母の誕生日を祝うから参加して欲しいと言う。
マギーは迷った末、リモート誕生日会に参加、ウィンストンの祖母と顔を合わせるが、途中からウィンストンの父親が参加、その途端、態度を一変させたウィンストンはマギーを置いたままオンライン上から消えてしまう。
今までのマギーなら、ウィンストンの行為は許せなかっただろうが、「思いやりを大切にしたいと思う。コロナ渦で物の考え方が変わった」とマギーはウィンストンを許す。
感想
メレディスの容態が悪いですね。亡くなるワケはないと思うけどやっぱり心配。
そして、今回、メレディスの幻想に出て来たのはジョージ・オマリーでした。
ん~、懐かしい!
カレがいた頃が懐かしくなりましたね~。
グレイズを見続けているファンにはとっても嬉しいシーンでした。
トムはやっぱり可哀想な扱いだー!
皆がトムを嫌うのが、正直イジメに見えてイヤだな。
テディとトムのことが原因なら、テディだって責められていいはずだしね。
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