リッパー・ストリート 1 #3

リッパー・ストリート
リッパー・ストリート

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主な登場人物

キャスト名説明
エドムンド・リード警視庁警部補
ベネット・ドレイク部長刑事
ディック・ホッブズ巡査
ホーマー・ジャクソン大尉
アメリカ人軍医
フレッド・ベストスター紙の記者
ロング・スーザン売春宿の女主人
ローズ・アースキン売春婦
ジャクソン軍医のお気に入り
エミリー・リードリード警部の妻
シドニー・レスラーシティ警察警部補
フローラ・ゲーブルゲーブル製粉工場のオーナー夫人
クラクストン工場長

#3 The King Came Calling あらすじ

シティは裕福層が暮らす町。イーストは貧しい地域だった。
ある日、イースト地区の給水泉で、男が嘔吐して倒れ、亡くなる。近くにいた神父は男の死に方を見て、「コレラの再流行だ!水を飲むな!」と叫び、町は混乱する。
イースト地区の市民が次々と嘔吐し倒れはじめ、イーストン診療所は患者で溢れる。
同じ頃、シティ地区で既に4人が亡くなっていた。

 

まとめ

”エリザベス・ジャクソン”のバラバラ死体

「エリザベス・ジャクソン殺人事件」についてシティ警察のレスラー警部補は、”切り裂きジャック”が犯人だと考えており、シティ警察管轄の事件だと主張するが、警視庁のリード警部補は、切断したブタを用いて物理的に検証し、遺体遺棄現場は、”バターシー”と特定。警視庁の管轄であり、これまで遺体を隠さず見せたがってきたジャックの殺害方法ではないとの見解を述べる。

 

イースト地区の給水泉で

貧しい地区、イースト。
彼らにとって広場の給水泉は飲料水を汲む大切な場所だ。
そこへ集まる市民に説法をする神父の前で、ひとりの紳士が嘔吐して倒れた。
神父は男を見て言う、「コレラの再流行だ。水を飲むな」と。

診療所を手伝うエミリー

慈善活動に熱心なエミリーは、イースト地区の診療所で、男から乱暴を受け、ケガした売春婦を手当する。
エミリーは、彼女らに売春をさせ、暴力を振るう男の名前を聞くが、女性は話そうとしないどころか、「働かないと生きていけない」と言う。
エミリーは施設に入るよう勧めるが、女性は、「どの施設でも教会へ行かされ、売春婦としての罪を悔いろと言われる」と診療所を出て行く。

捜査 1

検死

男の遺体はリーマン通り警察署へと運ばれた。
アーサートン巡査部長は、「コレラなら給水泉を壊さねば」と言うが、リードは、「事件の可能性もある。給水泉を壊せば、人々は川で水を飲み、街が死者で溢れる」と懸念する。
ジャクソンは、「症状はコレラと一致する。解剖すれば詳しくわかる」と言う。
男の所持品はスリに奪われ、身元不明だった。
リードは男が ”金融紙”を持っていたため、管轄外ではあるが、シティ地区へ向かう。

26号室の捜索

捜査の結果、”金融紙”を買っているのは、26号室の男だとわかる。
リードとドレイクは26号室を捜査する。
部屋にはアヘンでラリって眠っている裸の女性がいた。
リードは女から以下の情報を得る

・部屋の持ち主は ”アルジャーノン・ウィンストン
・銀行で働いている
・昨夜は家にいたが、一晩中、頭と腹を痛がっていた。

 

シティ警察との摩擦

26号室から出て来たリードをレスラー警部補が待ち受け、イヤミをかます。
リードは、「ここの住民が死に私の署で解剖中だ。死因はコレラと思われる」と話すと、「声が大きい」とけん制するレスラー。

リードはホッブズから、イースタン診療所で大勢の病人が出ていると聞き、向かう。

 

イースタン診療所

患者で溢れかえる診療所

診療所は患者で溢れかえっていた。
その中に妻エミリーを見つけたリードは「病気なのか?」と心配するが、慈善活動しているとエミリー。
リードは自宅へ帰るよう促すが、「いつも私はあなたを心配している。不安な気持ちで家にいるより慈善活動をする」とエミリー。

ジャクソンは、「ウィンストンを解剖したが、コレラではない」とジャクソンに報告。
その時、レスラー警部補がイースタン診療所へとやって来た。
それを見たリードは、「この事態について何か知ってるのか?」と問い詰める。
レスラーは、「シティでも2日で4人亡くなった」と隠していた情報を話した。
リードは今更の告白に立腹する。

ドレイクは、錯乱する患者を見て、麦角中毒を疑う。
するとジャクソンも症状(錯乱状態、手足の灼熱感)が一致すると同感する。
しかし、検死の男の症状(嘔吐、下痢)は麦角中毒とは違うと言う。
リードは、レスラーに4人の遺体をリーマン通りの警察署まで運ぶよう指示し、ジャクソンには、麦角中毒かを判別テストするよう言う。

ジャクソンは、死ぬまでの過程を知りたいと、死ぬ直前の病人を捜してくれと言う。
リードは、”ジョージ”と名乗る男を選び留置場へ運ぶ。

検査

シティ内で死亡した4人の遺体が検死室に運ばれた。
ウィンストンは麦角中毒反応は陽性だったが、「それだけではない」とジャクソン。

以下がわかった。

・計画的な毒殺行為が行われた
・死に至るまでは数日かかる
・毒素は徐々に体内に吸収され、死に至る
・多くの患者がライ麦のスキレットを飲んでいた
 (スキレット=粉と水を混ぜたもの、食べるものがない時に飲む)

ジャクソンは4人を解剖し、共通点を探ることに

リードはドレイクに自宅にいるエミリーの様子を見に行ってくれるよう頼む。
ジャクソンも、売春宿へ寄って注意喚起して欲しいと頼む。

 

倒れたエミリー

「施設」を作るためにエミリーは資産家のゲーブル夫人を訪ね、寄付を頼む。
ゲーブル夫人は、女性のための施設を作ることに賛同するが、売春婦には罪の償いをさせるべきだと言い出す。
エミリーが、それを強要する気はないと答えると、「夫が売春宿通いをしまくったことを許せない。彼女らが罪を認め、心を入れ替えるなら寄付するが、そうでないならしない」と怒りを顕わにする。
エミリーは、気分が悪くなり、吐き気に襲われる。そして夫人が悪魔に見える幻覚を見る。
ゲーブル家を走り出たエミリーは嘔吐する。

なんとか自宅に帰ったエミリーは、娘の声が聞こえ、娘の部屋へと行く。
エミリーはそこで娘マチルダを見て、(幻覚)倒れてしまう。

 

警察署で 1

絶命したジョージ

留置場で観察対象となったジョージは、どんどん病状が進み、嘔吐を繰り返し、とうとう幻覚を見てしまう。
そして亡くなった。

 

解明と捜査

ジャクソンはジョージを解剖し、胃の中に未消化のミョウバンを発見する。
シティの4人の検死からジャクソンは、精製された小麦粉に毒を混ぜたのでは推測する。
そして実験の結果、ジャクソンは毒が ”アンチモン” であることを特定した。

犯人は、パン店?製粉工場?スコットランドの可能性もあるとレスラー。
しかしリードは、この様子を犯人は、かならず街のどこかで見ているハズだと推測する。

しかし4人の共通点はシティ在住以外に何もなかった。
死んだ順番は、ダーズリー(外科医)、次にハケット(会社員)、ブラックストーン(飲食店員)、グラブ(保険組合の副支配人)、そしてウィンストン(銀行員)の順。
リードはウィンストンの部屋にあったものを思い出し、カレが脱毛をしたことに気づく。
ウィンストンに女装趣味があったのでは?と的が絞れた。
ジャクソンは、ハケットの腸から精液が出たと言う。
リードたちは再びウィンストン宅へ捜査へ行くことに。

 

発見されたエミリー

ドレイクは自宅の娘の部屋で倒れているエミリーを発見し、警察署へ運ぶ。
リードはジャクソンにエミリーの看病を頼む。
「任せておけ」とジャクソンは言う。

 

捜査 2

町中で死者は増え続けていた

リードらはウィンストン宅を捜査し、女装の服やカツラを発見。
「モリーの館」が関係している証拠を見つけ向かう。

 

モリーの館

女装クラブへと足を踏み入れたリード、レスラー、ドレイクは、女主人モリーに、ウィンストンとハケットの写真を見せると、ふたりが常連だとわかる。

3人は、5人が歩いた経路を辿り、死因の共通点を探る。
レスラーは通りのパン店「スイスパン」の中で授業員が全員亡くなっているのを発見する。
リードはそこで”ゲーブル社”の小麦粉を確認する。

 

ゲーブル社製粉工場

小麦粉は麻袋に入れられ、どんどん出荷されていく。
工場長のクラクストンは、オーナーのゲーブル夫人を工場に呼び状況を説明していた。
そこへやって来たリード、ドレイク、レスラー。
「御社の小麦粉に問題がある。死者が出ている」とリード。
ゲーブル夫人は、「例の病気?」と驚き、捜査に協力するように工場長クラクストンに指示する。

 

工場長クラクストン

協力的な様子を見せていたクラクストン。
しかしリードは、クラクストンの事務所の作りがおかしいことに気づく。
そして、棚を移動させ、小部屋を発見する。
小部屋の壁には、”切り裂きジャック”の新聞記事が貼られ、実験道具があった。

クラクストンは注射器を夫人の首に当て、「研究に研究を重ね、液体化に成功した。ずっと早く毒が回る」と脅す。
そして、夫人に指示し、出荷先リストを燃やしてしまう。

クラクストンは夫人を注射器で脅したまま部屋を出るが、ドレイクが隙を見て注射器を叩き落とし、夫人を助けた。
「他の小麦粉はどこだ?」とリードに聞かれてもクラクストンは、「言うもんか!もっとある!前より大量にな!この瞬間もあちこちに届いている」と言う。

「妻にまで毒を!」と叫んだリードをレスラーは、「手がかりを失う」と止めるが、リードは、「今は殺さない」と言ったかと思うと、注射器を拾い上げ、毒液をクラクストンの口へと流し込んだ。

 

警察署で 2

クラクストンを連行したリードは、「解剖台に縛りつけろ。吐かせてやる」と指示。

クラクストンの殺人動機は、”切り裂きジャック”よりも歴史に残る有名な殺人鬼になること
自分が起こした事件が新聞を騒がすのが楽しく、多く人を殺害し、切り裂きジャックに勝ちたかったのだ。
「私はもっと長く記録される」と語るクラクストンにリードは、「おまえの人生など、誰も興味を持たない。有名になろうとして事件を起こしたようだが、毒ではなく、食品汚染として報道されてる。クラクストン、お前など誰の記憶にも残らない」と言い切った。

それでもクラクストンは、「家族を亡くした者は忘れない。お前も忘れないだろ?お前の妻もな!」と言い放つ。
怒りに満ちたリードをドレイクは止める。

リードは、最後の出荷先を言えば麻酔をかけて骨折を治し、胃洗浄をしようと言うが、クラクストンはそれでも、「誰が言うか。私が死ねば死者がなお増える」と言う。
「吐くまでやれ」とリードは言う。

 

エミリーの回復

クラクストンは、すべてを吐いた。

エミリーは死の淵を彷徨っていた。
「愛しいエミリー。目を開けてくれたらすべてを話そう。なぜマチルダの冥福を祈れないかを。頼む。何でもするから・・・」と心から祈る。
エミリーは意識を取りもどした。
リードはエミリーを抱きしめた

 

事件が解決して

イーストの給水泉には人々が戻った。
ゲーブル夫人は工場を売却し、売春婦を裁いたり罰したりを求めないと約束して「保護施設」建設のための寄付金をエミリーに渡した。

エミリーは保護施設を建設することを心に決めた。

レスラーは4人の死亡を隠したことで、毒入り小麦粉がより広まったことの反省を口にする。
リードは、「警察の仕事に後悔は禁物だ。この街から悪党が消えることはない。我々は予見することはできないが、多くの人々を亡くしたが、もっと多くの命を救った。一緒に闘い続けよう」と伝えた。

 

感想

切り裂きジャックに多少関連した事件をベースに1話完結で進んで行くシステムのようです。
小気味良く進むので、軽く見ることができます。

リードとエミリーの娘のことも少しずつネタばらしされていってます。

 

 

 

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