POSE / ポーズ season2 #7 年長者の教え(相関図付)

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とうとうマドンナの「ヴォーグ」ブームが去ってしまったようです

#7 年長者の教え BLOW あらすじ

「ヴォーグ」のブームが去った。ダンサーの仕事がなくなったデイモンとリッキー。凄まじかったボールの活気もすっかりなくなり、やる気をなくす仲間を見てテルはある計画を思いつく。
念願の洋服モデルに抜擢されたエンジェルはハメを外してしまい・・・

 

相関図

まとめ

ブームは去った

「ヴォーグ」ブームは既に去り、時代はMC・ハマーへ移っていた。
クラスを増設するほど人気だったデイモンの「ヴォーグ・クラス」も受講者数が激減、閉講に。
あれだけ盛り上がったボールも、今や仲間内のだけのショーで、活気を失くしている現状にテルは、「野次馬は消えた。アメリカのヴォーグ熱は消えたけど、分かっていたことだ。ボールは続く、我々は創造を続ける。自分たちを卑下するな」と若者たちを鼓舞する。

ルルはキャンディが亡くなってから、自暴自棄な生活を送り、職を失ったデイモンとリッキーも昼間からTVを見てダラダラ過ごす毎日。
一方、違法に店を閉鎖した大家フレデリカ・ノーマンに抗議活動を続けた結果、ネイルサロンを再オープンできることになったブランカだったが、ノーマン夫人はゴシップ紙に、「トランスセクシャルたちが使用した注射針、コンドームを側溝に廃棄している」と言うガセネタを書かせ、世間のHIV感染の恐怖心を煽る作戦に出る。

 

子どもたちのために

課題を与えるテルとブランカ

テルは、「私たち年長者が子どもたちを助けるべきだ」とブランカを説得、あるイタズラを仕掛けようと言う。

ふたりはボールにデイモン、ルル、リッキーを呼び出し、「世情を嘆かず立ち上がる機会を与える」と言い、アクトアップが啓発したい【安全なセックス】をマスコミにアピールするために、ノーマンの別荘にコンドームを被せ、フレデリカの偏見とコンドームをアピールする方法を考えるよう課題を出す。期間は1週間だ。

作戦会議

ルル、デイモン、リッキーは頭をひねるが、良い案が中々出てこない。
キャンディを亡くしてからボロボロのルルは、「何もひとりでできない」と泣くばかり。
デイモンは、「ブランカの狙いはボクちが自信を取り戻すことだ。だから方法を考えよう」とふたりを鼓舞する。

そしてルルは、子どものバルンハウスの会社に”巨大コンドーム型バルーン”の製作を依頼することを思いつく。
3人は夜中に別荘へ行き、サイズを測って写真を撮るが、問題は費用だった。

ルルの作戦

ルルはエレクトラを巻き込むことに。
ルルの話しに、「私は慈善団体じゃないのよ」とエレクトラ。
しかしルルは、「あなたは以前、抗議活動に参加しないことでテルに批判され、評価を下げた。今回、僅かな寄付でイメージアップできる。最優秀マザー賞も近づく」とけしかける。
エレクトラは1000ドルを寄付し、「不足分は自分で稼いで」とSMルームで仕事をさせた。

実行

ルルたちは”アクトアップ”のメンバーと共にノーマンの別荘にコンドームを被せる作業を開始する。
ジュディはTV局を呼んでいた。
テルとブランカはインタビューを受け、「政府も教会も真実を教えない。HIV、エイズ予防にはコンドームが有効です」とアピール。
テルも、「この病気が自分とは無関係と思うことは間違いだ」と言い切る。

コンドーム作戦は見事に成功した。

成功を祝うディナーの席でブランカは、「よくやったわ」と3人を称える。
ルル、デイモン、リッキーは、「ボクたちに自力で立ち上がるチャンスをくれた」とテルとブランカに感謝を伝え、3人で作った料理を振る舞う。

立ち直ることが出来たルルは、「キャンディの死は堪えた。でもあなたが救ってくれた。あなたは凄い。子どもたちを育て、ハウスを切り盛りし、店も開店した。私も短大で会計学の学位を取ることにした」とブランカに感謝を伝えた。

エンジェル

不安

細々とモデルの仕事をしているエンジェルは、会員制クラブ「ネルズ」の会員になる。
しかし、「凄いじゃないか!」と喜ぶパピにエンジェルは、「私はニセモノに思える。彼らにバレたらと思うと・・・」と不安を口にする。

エンジェルがトランスセクシャルであることをフォード事務所は知らないらしい
ハメを外す

洋服のモデルの仕事が決まり、有頂天になるエンジェル。
ふたりは「ネルズ」でお祝いすることに。
入場に長蛇の列ができる人気クラブに、VIP待遇で迎えられるエンジェルとパピ。
しかしふたりは店内にいた知り合いからVIPルームに誘われ、ドラッグを勧められる。

パピは、「ドラッグはダメだ。ブランカが許さないし、コカインはヤバい」と止めるが、「処方箋のある最高級ドラッグって言ってた。それなら危ないワケがない」とエンジェル。その意見に納得したパピは、一緒にコカインを使い、気持ち良くブッ飛ぶ。

そしてふたりは関係を持つ。
パピはエンジェルから、「愛してる」と言う言葉を聞き、幸せを実感する。

秘密

デイモンは部屋でイチャついているエンジェルとパピが”コカイン”を使っていることに気づいてしまう。
パピは、「見なかったことにしてくれ」と言い、エンジェルは、「もらったの。もうしない」と窓から残りのコカインを捨てたので、デイモンは2度としない約束で、黙っていることを了承する。

暗雲

撮影現場に2時間も遅刻したエンジェル。
ボロボロの状態のエンジェルを見てフォードは、「皆があなたのためにココにいる。あなたはスターなのよ?私はこの業界に長くいて、あなたのような輝く星が消えていくのを見て来た。もう少しですべてが手に入る。あなたも望んでいたハズでしょ?」と言い聞かせると、撮影準備に入るようスタッフに指示する。

鏡の前に座るエンジェルに、「久しぶりだな」と声をかけたのはカメラマンのアンドレ・タリオーニだった!

【アンドレ・タリオーニ】
フォードに紹介され、コンテスト用の撮影を依頼したのがアンドレ。
アンドレは、「キミが娼婦だったのを知ってる」と言い、エンジェルは半ば強請りの形でヌード写真を撮られてしまった。つまりアンドレは、エンジェルがトランスセクシャルであることを知ってるのだ。
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厳しい現実

ノーマン夫人

ネイルサロンにやって来たノーマン夫人は、「私の家と名声を汚し、侮辱した。私は笑いものになり偏見があると思われてる。あなたのせいよ。夜は気をつけて。このあたりは危険よ」と妙な忠告をする。

リッキー

別れたクリスからHIV陽性になった連絡を受けたリッキーは、不安のあまりテルに打ち明ける。テルは、「自分の行動に責任を持つんだ。すぐに検査を受けろ」と進言する。

検査結果がわかる日、テルはリッキーに付き添うが、結果はHIV陽性だった。
「死ぬんだ・・・」と死の恐怖、HIV感染の恐怖に立ち尽くすリッキーをハグし、「死なない」と強く言ってやるテル。

 

感想

大きなチャンスを得たのに、それを自ら棒に振るような行動をするエンジェル。
その上、念願の洋服モデルのカメラマンは、エンジェルがトランスセクシャルだと知っているカメラマンと言う不運。
魅力的な美しさを持つエンジェルが、モデルとして化粧品や服を映えさせるのなら、正直、男でも女でも関係ないんだけど、それがそうはいかない時代。なんせ、’90年代だし。
2021年の今でさえ、トランスセクシャルの方たちが生きやすい時代じゃないし。

あれだけブランカ、テルがHIVの怖さを伝え続けて来たのに、リッキーは(オレは大丈夫)って変な自信なのかコンドームを使わず陽性。・・言葉失うわ。
まだ20代前半なのに。まだまだ何もやっていないのに。
ブランカやテルの陽性とはまたツラさが違う気がする。

(オレだけは大丈夫)って感覚、若い世代は思うのかな。
コロナ感染と一緒だよね。

 

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