POSE / ポーズ season2 #4 新しいカテゴリー(相関図付)

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主役はキャンディ

#4 新しいカテゴリー Never Knew Love Like This Before あらすじ

どんな時でも自分に正直なキャンディとプレイ・テルは犬猿の仲。
ボール運営について話し合っている席に突然やってきたキャンディは、新しいカテゴリーに”リップシンク”を加えて欲しいと言い出すが、テルは話し合うことなく却下してしまう。
「私は諦めない」とキャンディ。しかしその後、キャンディは残虐な事件に巻き込まれることに。

 

相関図

まとめ

テルの状態

「エイズ・キャバレー」の打ち合わせと言われブランカと共に病院へやって来たテル。
実はこれは、テルにAZTを飲むよう説得するためのブランカとジュディの作戦だった。

AZT(ウィルス抑制剤)HIV治療薬

テルはジュディから、「AZTを服用してブランカのT細胞の数値が増え始めてる。あなたの数値は落ちてきてる。AZTを使う時よ」と説得されるが、「こんな風に説得されるのは好きじゃない、止めてくれ」と言うと怒って帰ってしまう。

キャンディ

犬猿の仲

マドンナの「ヴォーグ」がビルボード2週連続1位を獲得
テルは、「私たちは文化を変えた。世界中の人々がヴォーグを踊ろうとしている」とボールを盛り上げると、ヴォーグを変化させた新カテゴリー「ロフティング」をスタートさせる。

その時、フロアに突如現れたのはキャンディはマドンナに扮し、下手なヴォーグを踊りはじめたー。

空気を読まないキャンディの行動に苛立ったテルは、「これはダンス・カテゴリーだ。キミはダンサーでもヴォーガーでもない。それにお尻の入れたシリコンが破裂するぞ」と辛辣な言葉を投げる。
「ナゼいつも私を侮辱するの?あんたは私を見下して、ちゃんと見ようとしない。私にも心と才能がある」とキャンディ。
しかしジャッジは最低点。
それでもキャンディは臆することなく、「私は特別、スターよ」と堂々した態度をみせる。

MC協議会

ボールの運営、費用の工面など話し合うMC協議会の初会合に参加したテル。
そこへ突然乱入してきたのはキャンディ。
「世界は今、私たちを見てる。チャンスを掴みたい。私はパフォーマーよ、新カテゴリーに、”リップシンク”を入れて」とオファーをはじめるが、「口パクはカテゴリーにしない、却下する」とキャンディの意見を一刀両断するテル。
キャンディはテーブルのナイフを掴むとテルに向け、「真剣に聞いて。私は諦めない」と言い切る。

消えたキャンディ

ある夜ブランカはルルから、「客とモーテルに行くって言った夜からキャンディと連絡がつかないし、戻って来ない」と打ち明けられる。
キャンディは、危険すぎるとルルが止めるの聞かず、ハウスの維持費を稼ぐために行動したと言う。

ブランカは動揺するルルと一緒にモーテルへ行き、管理人にキャンディについて聞くが、「ここは時間貸しで人の出入りが激しい。把握していないと」と管理人。
ブランカは、「何かあったら連絡して欲しい」と頼むと、チラシを作り徹夜でキャンディの捜索をしようとする。
その時、電話がかかってきたー。

真相

ルルがブランカ宅にやって来た。
「何があったの?話して」と言うルルにブランカは、「キャンディが死んだ」と真実を伝える。
キャンディを発見したのは、モーテルの清掃係。キャンディはクローゼットの中で死んでいたと言う。

ブランカたちは早急にキャンディの遺体を安置所から引き取る必要があった。
しかし身内でないブランカたちにはその権利がない。
ブランカはジュディを頼り、安置所のスタッフを説得、キャンディの遺体を取り戻し、葬儀を行うことに。

別れ

エレクトラ、エンジェル、ブランカはキャンディのためにメイクを施し、キャンディの両親に連絡を取るが、「娘はいない」と両親。

葬儀に集まった仲間たちの前に立ったテルは、「キャンディとは犬猿の仲だったが彼女は私のシスターだ。私たちの使命は、この悲劇を乗り越え生きること。私たちシスターを守るために闘い続ける。臆病な男たちに屈しない」と誓う。

テルがキャンディに厳しい態度だった理由、それは、キャンディが悪びれなくてあけすけな黒人女性だったから。テルの中に、黒人であること、トランスセクシャルであることを隠したい気持ちを抱えていたが、キャンディはそんなものが一切ない勇敢な女性だった。テルはそんなキャンディを妬んでいたと言う。

エンジェルはキャンディから、(私たちのために扉を開けて。それがあなたの使命よ)と言われたような気持ちになり、二度と娼婦に戻ることはしないと誓う

式場にキャンディの両親がやって来た。
「彼女はいい人で、愛されていました」と伝えるブランカに、「彼女じゃなく息子でした」と母親。
ブランカは、キャンディと両親の確執を目の当たりにしつつも、葬儀に駆けつけた両親の愛を思う。

出棺を前にテルはMC協議会メンバーと前に立つと、キャンディが望んでいた、”リップシンク”をカテゴリーに加え、その名を、「キャンディの旋律」と名づけると発表した。

 

変化

テルは拒否していた「AZT」を服用する決意をする。
「キャンディの死で気づいた。人生は何よりも尊い。ムダにしたくない。それは私は、人生とアクトアップのために闘う義務がある」とテル。
「あなたを誇りに思う」とブランカは伝えた。

感想

シーズン2になってから、社会色の強い内容になってます。
今回のエピソードの最後に、「2016年以降、性的少数者が世界中で、1000人以上が殺害されている」と記述が。
人種、トランスセクシャル、障害者にも当然権利があり、誰にも蔑まれる理由がない。
30年経った今も、アメリカでは黒人差別やアジアヘイトが問題になっている。
まったくもって進歩ないと悲しいし、それは日本も同じ。

まさかのキャンディが亡くなりました。
想像もしていなかったので衝撃でしたが・・・。
ルルはひとりでやって行けるのかな。

 

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