アウトランダー 7 #5 タイコンデローガ砦（相関図あり）

今回のエピソードは歴史とリンクしているエピソードです。
歴史リンク部分について、注釈を入れてますよろしければココへ

シーズン７は全16話。毎週金曜日にhuluで新エピソード追加です
まずは前半の1～7話の配信があり、後半（8～16話）は2024年配信予定）

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#5 タイコンデローガ砦　Singapore あらすじ

大陸軍に加わったジェイミーは、迫りくるイングランド軍の攻撃に備える。
現在、ダム施設の監督の座を射止めたブリアナだったが、作業員たちのイジメに遭う

相関図

まとめ

タイコンデローガ砦　1777年6月

”フレイザーの非正規軍”を率いてタイコンデローガ砦に駐在中のジェイミーは、攻撃に備え防衛強化していた。そこへショーニー族の集落から戻ってきたイアンも加わる。

砦を守るために

ジェイミーは、タイコンデローガ砦は難攻不落と考えているフェルモア准将に、「シュガーローフの丘にイングランド兵士が大砲を担ぎ上げれば、砦はイングランド軍の攻撃圏内に置かれてしまう。それを阻止するために丘に兵士を置くべき」と主張するが、フェルモア准将はそれを一笑し、ジェイミーの提案を却下する。

何とかしてフェルモア説得したいジェイミーは、クレアの、「百聞は一見にしかず」の言葉から、ある作戦を思いつく。

”百聞は一見にしかず”作戦

見張り塔にフェルモア准将を呼んだジェイミーは、望遠鏡でシュガーローフの丘を見るよう言う。
そこにはフレイザー非正規軍の兵士数名と大砲が！
「我々に登れると言うことはイングランド軍にもできると言うことです」と言うと合図を出すジェイミー。すると、砦近くに大砲の弾が着弾した。慌てふためく大陸軍。
ジェイミーは、「これで理解してもらえるでしょう。丘からこの砦は射程内。このままでは陥落させられる」と主張するが、フェルモアは納得するどころか、「無謀な見世物で私に恥をかかせた。本来なら処罰されるべき事案だ」と怒り心頭に。ジェイミーの”百聞は一見にしかず”作戦は失敗に終わる。

イアン

セントクレア少将からモホーク族の言葉が話せることを買われ、シャドウ・レイク村へ行き、”タイアンデネーガことブラント”に手紙を渡して大陸軍につくよう説得せよと任務を与えられたイアンは、個人的理由で一度は命令を固辞するが、結局、任務につくことに。
実はイアンにはシャドウ・レイク村に行きたくない理由があったのだ。

元妻エミリーとの再会

シャドウ・レイク村に着いたイアンは、エミリーと再会する。
二人目を出産したばかりと言うエミリーから長男を紹介されたイアンは驚く。まさしくその子はイアンの血を継いだ子どもだったからだ。
”最も素早いトカゲ”と言う名前を持つ少年は、「おばあちゃんからあなたのことを聞いた。ボクはあなたの魂の子だって。でもパパには言っちゃダメなんだ」と。
イアンはエミリーから、「息子にそちらの世界の名前をつけて」と言われ、”イアン・ジェームズ”と言う名を送った。

ウィリアムとハンター兄妹

タイコンデローガ砦を目指している途中、出会った農民から、「オールバニーへ向かっているなら道を間違っている。もう日が暮れる。今夜の食事と寝床を提供しよう」と申し出を受ける。

しかし農民は、イギリス軍と大陸軍の軍隊に作物も馬も奪われたと言い、腐った匂いのするネズミのスープを出す始末。
その夜、腹痛でウィリアムが目を覚ますと、農夫と妻が３人に襲いかかろうとしていた。
ウィリアムは応戦、火鉢で農夫の腹を刺し、デンゼルに襲いかかる妻を殴り、デンゼルを助けた。
彼らは旅人を自宅に誘い込んでは殺害、物品を奪う夫婦だったのだ。
正当防衛とは言え、はじめて人を殺してしまったことに動揺し苦しむウィリアムにレイチェルは、兄を助けてくれたと感謝を伝える。

別れ

翌朝、ウィリアムはタイコンデローガへの分岐までハンター兄妹を送ると別れを告げ、ひとり北へと向かう。

タイコンデローガ砦で　２

野外病院

野外病院を指揮するスタクトー中尉は、男尊女卑の考えでクレアを医師と認めず、ことごとくクレアを毛嫌いする。
そんなある日、スタクトー中尉とハンターが、患者ウォルターの壊死した足の切断部位について意見が割れ、揉めていた。

ふたりの見立てを聞いたクレアはハンターを支持、医療器具を煮沸消毒すると言うが、スタクトーは、「器具を煮沸するなどあり得ない」と怒り、自分の器具は使わせないと持ち去ってしまう。
クレアはハンターの器具を使い、ウォルターの足を切断した。

撤退

ジェイミーが危惧したとおり、シュガーローフの丘にイギリス軍が集結した。
この事実にセントクレア少将は、「なぜ先回りして阻止しなかった？」と幹部たちを怒鳴りつけるが、「誰にも予測不能でした」とフェルモア准将。
セントクレアは、「選択の余地はない」と撤退を決定する。
ジェイミーは陸より湖からボートで避難する方が早いと提案、セントクレアは頷き、手を尽くすよう言う。

ウォルターとの別れ

撤退の準備がはじまった。
術後経過が順調なウォルターは、「杖をつけば歩ける」と言うが、クレアは、「動けば傷口が開いてしまう、連れては行けない。敵もケガ人には慈悲を示すはず。この戦いはいつか終わる。奥様のところへ帰れる」と言い、痛み止めのアヘンチンキを手渡す。ウォルターはこの運命を、「神のお慈悲を」と受け入る。

ジェイミーたちはカヌーやボートで砦から撤退した。

現代：ブリアナとロジャー一家

厳しい現実

ダム建設現場の監督の座を得たブリアナだが、作業員ロブ、クレイグ、アンディらの洗礼を受ける。
ブリアナを受け入れたかに見えたロブたちは、ブリアナをトンネルの中に閉じ込めてしまったのだ。

閉じ込められたブリアナは、真っ暗なトンネルの中で自力で電気を点け、何とかトンネルから脱出するが、悔しさがこみ上げるブリアナ。ロジャーは、「クレアも医学部で女性差別を受けたと言っていた。だけどキミは今日を乗り切った」と励ます。
その言葉で勇気をもらったブリアナはロブたちが飲んでいるパブへ行くと、「今日のことを忘れてあげてもいいけど、次にこんなことをやれば全員クビよ」と言い切る。「了解、ボス」と言うしかないロブ。

ジェレミーの試練

学校から帰って来たジェレミーの様子がおかしいことに気づいたロジャー。
ジェレミーは、「学校で喧嘩した」と言うが、その内容は、友だちからカトリック教徒への差別発言を受け、ゲール語で言い返したことで教師からのゲール語使うなと怒られ、校長から罰を与えられたと言うものだった。
「ゲール語を使っちゃダメなの？」と聞くジェレミーに、「そんなことはない」と抱きしめるロジャー。

墓地

両親の墓石を見るのが怖くて墓地に立ち入れないブリアナに、「ここでジィちゃんと話しをしてる」と怖がる様子がないジェレミー。
ジェレミーによると、この墓地にジェイミーの墓はないが、ジェイミーから、”ここに来て石を積んで”と言われたと言う。
いろんなことがあったブリアナは、父ジェイミーと話しがしたくなり、勇気を出して墓地に入ると、石を積みながら話しかけるー。

感想

まず最初に歴史の話し。
【タイコンデローガ砦】とは、現在のアメリカニューヨーク州ハドソン川渓谷にあるシャンプレート湖の南端にある砦だそうで、この地を巡って約20年間数度の戦いがあったそうです。

今回のエピソードは、歴史的には以下

この歴史に沿ったエピソードだったようですね。
こういうの好きなのでなんか嬉しい（笑）そして確実に、アメリカ独立戦争の影が忍び寄っていると言うことですね。