イギリス軍のスパイの容疑で、客人として扱われつつも治療師としてリアフ城に留まるように言われたクレア。
ギャザリングが開かれる日に行動を起こす
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#4 ギャザリング The Gathering あらすじ
ハイランド一族の戦士が領主コラムに忠誠の誓いを立てに集まる“ギャザリング”が行われる日。
クレアは周到に準備してきた逃亡を企てる。しかし計画は上手く運ばなかった。
相関図
まとめ
クレアの逃亡計画
城を抜け出し、何としてでも”クレイグ・ナ・デューン”へ行きたいクレアは、決行日をギャザリングの日と決め、周到に準備をはじめる。
●厨房から食糧を調達。
●イノシシ狩りに同行するからと理由をつけてアレクに馬を用意してもらう。
●見張りのルパートには女性を紹介
馬小屋のアレクは、「ギャザリングの間はみんなのためにジェイミーに構うな」と言う。
ゲイリスの観察眼
だが治療室に戻るとゲイリスが待っていた。
ゲイリスは、「あなた妊娠してるの?すごい量の食料がある。それに眠れないの?薬草のカノコソウの根の粉がたくさん」と言い出す。それらは逃亡の準備だった。
ゲイリスはまるで何かに感づいたように、「クレンズミュアにやって来たとき、私には何もなかった。あったのは薬草の知識だけ。それで夫になる人を見つけた。地位も家もお金もある人をね。見た目が悪いけれど構わない。好きなことができればいい。人は思いも寄らない道を歩むこともあるけど、それでも幸せになる場合もある。ハイランドは女ひとりには危険な場所、そのことを忘れないで」と言う。
ギャザリング
クレアはギャザリングの最中に逃亡を計画するが、「コラムの客人なのだからドレスに着替えてギャザリングに参列しなければ」と言い出すフィッツ。当初の計画が狂ったものの、ギャザリングに参列すれば、アンガスとルパートの警戒が緩むと考え、参列することに。
忠誠の誓い
大広間へと入ってきたコラムの言葉(ゲール語)を、クレアのために翻訳するマータフ。
コラムは、集った一族を労い、剣を抜くことのない平和を願うが、もしそのような事態になっても、最強戦士が守ると宣言。
最初に弟ドゥーガルがコラムに忠誠を誓い、会場からは拍手が起こる。
ドゥーガルを皮切りに次々と忠誠を誓う列にならぶ戦士たち。
恋するリアリー
今がチャンスと見たクレアは、自分を見張るアンガスに、カノコソウの根入りのポートワインを手渡すと、荷物を持って治療室から出ようとするが・・・ドアの前にリアリーが!
「どこか具合が悪いの?」と問うクレアにリアリーは、言いにくそうにしながらも、「男性を振り向かせることができる媚薬はないか」と言い出す。
ジェイミーとリアリーはもう恋人同士だろうと思っていたクレアだが、リアリーは、「ジェイミーが煮えきらない」と言う。そこでクレアは適当に調合した薬を、おまじないの言葉と共に渡す。
クレアの逃亡劇
城を抜け出す
計画どおりの通路を通り、まずは城から脱出しようとするクレア。
だが酒に酔った客人3名に取り囲まれ、抵抗できない。その窮地を助けたのはドゥーガルだった。
クレアは、「こんなところへ来た私が軽率だった」と言うが、酒に酔っているドゥーガルは、「あぁ軽率だ。だから当然の報いだ」とクレアをレイプしようとする。
クレアに頬を叩かれ抵抗されたドゥーガルは、「ここからすぐに立ち去れ!」と言うが、ドゥーガルの足元には逃亡用の荷物が・・・それに気づいたドゥーガルが拾いあげようとしたタイミングでクレアは近くにあった椅子でドゥーガルを殴ると、荷物を持ち、歩哨の目を盗み、城を抜け出すと馬小屋へと駆け込む。
逃亡の難しさ
馬小屋で”ブリムストーン”を捜すクレアは突然足を捕まれ、倒されてしまう。
そこに隠れていたのはジェイミーだった。
クレアの荷物を見たジェイミーは、「逃げ切れると思ってるのか?闇夜に慣れない馬だ。朝には追手が来る。みんな酔ってるからチャンスだと思ったのか」と言うが、ジェイミーに逃亡計画を軽く思われたことにクレアは、「ずっと計画してた。森の道も歩哨の数や場所もインヴァネスへの道も調べてある」と反論する。だがジェイミーは、「万全のつもりだろうが、今夜は森の中にも兵がいる。ギャザリングのためにコラムが安全を期にしてるんだ。逃げれば兵士に追われ、捕まる。そうなればキミはもう客人扱いではなくなる」と言う。
周到に準備してきた逃亡計画が失敗、”そんな方法じゃ無理だ”と言われたクレアは悔しさのあまり、「囚人になっても構わない。ここにいたくない。私はサセナッフ、よそ者よ」と思いをぶちまける。
ジェイミーは、「帰ろう。城まで送って行く」と言うが、クレアは、「帰れない」とドゥーガルとの一件を告白する。だがジェイミーは、「ドゥーガルは酔っていて覚えていないし、覚えてても女に殴られたとは言えない。心配はいらない」と言う。
ジェイミーはクレアを秘密の地下通路から城へ帰そうとするが、ルパートたちに見つかってしまう。
ジェイミーの覚悟
一族の家訓
ジェイミーに洋服と紋章を渡すルパート。紋章に刻まれた文字は、「ルセオ・ノン・ウロ(我は燃えず輝く)」。マッケンジー一族の家訓だと言う。
つまりジェイミーはコラムに忠誠を誓うことになってしまったのだ。
ジェイミーは、「オレはマッケンジー一族じゃないからこの紋章は付けられない。オレの一族の家訓は、”ジュ・スウィ・プレ”だ」と言うと、クレアに先に大広間へ行っておいてくれと言う。
ジェイミーの選択
大広間では忠誠を誓う儀式が続いていた。
だがジェイミーが姿を現した途端、広間の人々は息を呑みジェイミーを見つめた。
その意味がわからないクレアにマータフは、「領主は選任制だ。アイツがコラムに忠誠を誓えば、ハミュッシュ(コラムの息子)、ドゥーガルだけじゃなくジェイミーにも資格が生まれる。もしも一族がジェイミーを領主に望めば、領主の座を狙ってる叔父のドゥーガルは面白くない。ジェイミーが宣誓すれば敵になる。ヤツは”お尋ね者”だ。ランダル大尉に目をつけられている。ここしか安全な場所がなかった。領主の城にいて、甥であり戦士であるジェイミーは宣誓は避けられない。宣誓を拒めばこの場で血が流れる。逃げ道はない。ギャザリングの間、身を潜めていれば大事になることはなかったんだ」と言う。クレアはすべて自分のせいだと言葉を失う。
コラムの前でひざまずいたジェイミーだが、すぐに立ち上がると、剣を飾さず、「私は血族である盟友です。だが宣誓は断る。忠誠を誓うのは我が家名だけ」と。
その言葉にマッケンジー一族の男たちは剣に手をかけるが、ジェイミーは続けて、「だが血族としてあなたに服従する」と宣言する。
緊迫のときが流れたー・・・コラムはジェイミーに盃を渡し、微笑む。
盃を飲み干したジェイミーを一族は歓声と拍手で讃えた。
イノシシ狩り
翌朝クレアはイノシシ狩りに同行するが、戦士が足を負傷してしまう。
応急処置を施し、城へ連れて帰るようルパートに指示するが、そこでまた叫び声が!
クレアはルパートが止めるのも聞かず、声の方向へと向かうが、一頭のイノシシがクレアに向かって突進する・・・もうダメだと思った瞬間、イノシシは銃で仕留められた。ドゥーガルがクレアを助けたのだ。
戦士の最期
クレアが駆けつけると、足に大怪我を負ったジョーディをドゥーガルが抱きかかえていた。
出血は多いが足の治療は可能と判断したクレアは止血、腹の傷を確認するが、内臓が見えるほどの致命傷だった。首を横に振り、(助からない)ことをドゥーガルに伝えるクレア。
それを察したドゥーガルはジョーディの足の止血を解くー・・・どくどくと流れ出す血。
ドゥーガルは、「足と手の感覚がない」と怖がるジョーディを抱きしめ、「大丈夫だ、心配いらない」と声をかけ続け、クレアは、「故郷はどんなところなの?」と語りかける。ジョーディは故郷が如何に美しいかを話し、「帰りたい・・」と言い残し逝ってしまう。
狩りの成果(大きなイノシシ1頭)はあったが、ひとりの戦士が亡くなってしまった。
ドゥーガルはグラスホッケーのゲームに加わり、ラフプレイを連発する。それは仲間を死なせてしまったことへの悲しみと怒りを発散するかのようだったー。
ドゥーガルの申し出
ジョーディへの対応を見たドゥーガルは、クレアが非業の死に慣れていると推測、「ジョーディはあんたのおかげで安らかに逝った。それこそ人が最期に望むことだ。あんたを牢獄から解放しよう。明日、一緒に旅に出る。領地を巡り地代を集める。コラムの代役だ。道すがら野暮用も片付ける。肝の座った治療師が必要だ」と言い出す。
どうすることもできないままリアフ城にいることがツラかったクレアは、この旅で”クレイグ・ナ・デューン”に近づくチャンスがあるかも知れないと同行をすることに。
感想
内容盛りだくさんでしたねー。
前半はクレアの逃亡計画の話し。
中盤はマッケンジー家とジェイミーの関係性がわかる内容。
終盤は、ドゥーガルの人柄が垣間見える内容でした。
ジェイミーの忠誠を誓うエピソードは、コラムの懐の広さと、ジェイミーの真摯な態度で1番良い着地地点が見つけられ良かったです。
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