MR.ROBOT/ミスター・ロボット 2 #5 倫理爆弾

主なキャスト

会社名	キャスト名	■死亡
	エリオット・オルダーソン	セキュリティ・エンジニア天才ハッカーでもあり社会に不満を抱いている亡くなった父ミスター・ロボットが幻覚で見え、会話し、コントロールされている
	レオンレイ	地元の友だち声をかけてきた男
	■ギデオン・ゴダード	CEO（最高経営責任者）ゲイ（パートナー：ハリー）オールセーフ社は倒産 S2、2話で銃殺された（犯人不明）
エリオットの精神科医	クリスタ・ゴードン	精神科医エリオットは定期的にセラピーを受けている
FBI捜査官	ドミニク・ディピエッロ	ｆ・ソサエティ関与のサイバーテロ事件担当
Evil（悪魔）コープ（世界最大のコングロマリット）	フィリップ・プライス	CEO（最高経営責任者）
	スコット・ノウルズ	CTO（技術担当責任者） ■妻シャノン死亡　（タイレルによって殺害）
	アンジェラ・モス	元オールセーフ社社員現EコープPRマネージャー
ダーク・アーミー		中国系ハッカー集団首謀者はホワイトローズ
	ホワイトローズ（チャン国家安全部長）	ダークアーミーの首謀者
	シスコ	ダークアーミーの一員ダーリーンの元カレ
ｆ・ソサエティ	ダーリーン	エリオットの妹ダークアーミーとコンタクトを取れる
	モブリー ■ロメロトレントン
現在、逃亡中	タイレル・ウェリック	元Eコープ技術担当上級副社長妻ジョアンナスコット・ノウルズの妻シャノンを殺害エリオットと共にサイバーテロを起こした首謀者として指名手配中
	アンタラ・ナイヤル	弁護士ワシントン・タウンシップ有毒廃棄物の被害者集団訴訟の時の弁護士

#4 倫理爆弾　logic-b0mb.hc　あらすじ

エリオットはレイの仕事を手伝う名目でコンピューターを使ってFBIハッキングに着手する。
それは、FBI職員のスマホを使ってFBIのサーバーにアクセスする方法だったが、実行するには、特別な装置をFBIに設置する必要があった。
ダーリーンはアンジェラと接触し、協力を頼むが・・・。
一方、FBIはスティール・マウンテンを捜索し、温度調整システムに仕掛けられていたラズベリーパイを発見する。
その後FBI捜査官らは中国にあったEコープのサーバーなど4つの施設を調べるために北京へと飛ぶー。

まとめ

水を得た魚

レイの仕事を手伝うことになったエリオットは、用心棒ローンスターの監視付で、パソコンに向かうが、エリオットが最初にはじめたのは、FBIをハッキングをするためのシステムの構築だった。

FBI職員のすべてのモバイル通信を傍受するため、専用の基地局を作った。
もちろん、その中には倫理爆弾を潜らせ、設定条件下でのみ作動できるにし、FBIに発見された場合、メモリは自爆するようにした。
これを実行すれば、ビル内にいるFBI職員のスマホを支配でき、Eコープのネットワークもアプリもエリオットの支柱に納まる。
エリオットパソコンを操りながら、システムを支配するスリルが最高の快感であることを改めて感じる。

一方、レイの仕事の件は、暗号化されたデータベースにアクセスする必要があったため、「前任者と話しがしたい」とローンスターに頼む。

FBIの捜査

スティール・マウンテンで

温度調整システムからラズベリーパイが発見された。
それを見てドミニクは、「驚いた、凄いわ」と呟く。

北京へ

サンティアゴFBI捜査官らと北京空港に到着したドミニクは、空港のエスカレーターで、ドラゴンマスクをつけた男ふたりとすれ違う。

彼らは、中華人民共和国国家安全部で、チャン国家安全部長（ホワイトローズ）と面会する。
サンティアゴは、４施設の捜査とEコープサーバーへもアクセスを申し出る。
チャンはOKする。
すると突然ドミニクが、「ダークアーミーの情報を拝見したい。彼らは悪質なハッカーです。今回の件に関係があるかも知れない」と言い出す。
空気が固まる。
チャンは、「関係書類はすべて見せている」とその話しを流した。

パーティー

チャンの自宅で開かれたパーティー。
ドミニクはトイレを捜しているうちに、時計だらけの部屋へと迷い込む。
１台のハト時計に見とれていると、声をかけてきたのはチャン。

ドミニクとチャンは、たわいもない話しをする。
チャンからFRI捜査官になった理由を聞かれ、ドミニクはプライベートなことまで話してしまう。
チャンは妹のチャイナドレスまでドミニクに見せる。美しいと感動するドミニクに、「5/9のサイバー攻撃がなければ、世界はどうなってたと思いますか？」と問いかける。
ドミニクが、言葉を返せないでいると、時間を知らせるベルがすべての時計から鳴り響いたー。

（しかしドミニクは、チャンに妹がいないことを知っていた）

ジョアンナ（タイレルの妻）

いまだにタイレルとの連絡はつかない。

カリームの精神状態

カリームはカフェにジョアンナを呼び出し、「もうやめたい。FBIにウソがバレてる。電話も盗聴されてる、きっと。誰を守ってるんだ？あのパーカー男か？」と言うが、ジョアンナはそれには答えず、「何も問題ないって約束する」と落ち着かせる。

封書

自宅に届いた封書の中に、赤ちゃんのオモチャが入っていた。
ジョアンナはボディガードに送り元を調べさせるが、「郵便物の追跡も電話の追跡にも時間を要すると言われる。
ボディガードは、カリームの件も指示どおり終わったと報告する（ボディガードが強盗を装ってカリームを殺害した）

電話の相手

夜中、例のスマホが鳴ったが、相手は何も話さない。
「タイレル？タイレルなの？」とジョアンナは問いかけるが、返答はない。
その時、スマホから聞こえた音が自宅近くのものだと気づいたジョアンナは、外へと走り出るが、そこにはタイレルの姿はなかった。

アンジェラ

ダーリーンからの頼み

自宅に帰るとそこにいたのはダーリーン。
「５週間ぶりの再会が不法侵入？出てって！」
アンジェラは怒るが、「あなたがオールセーフをCD-ROMで感染させて、史上最悪のハッキング事件の発端を作ったってFBIに言うわ。エリオットはあなたを守るためにログをすべて消した。だけどFBIが捜査を進めれば、あんたとエリオットが危ない。今度はあんたがエリオットを助ける番よ」とダーリーン。
ダーリーンは、「小さな装置を渡すから、職場へ持って行って23ＦのFBIのオフィスにそれを置いて立ち去るだけ、簡単なことよFBIのシステムへのアクセスを手に入れれば、危険も排除できるし、あなたとエリオットの証拠も消える。」と。
しかしアンジェラは拒否する。
ダーリーンは、「好きにすれば良いけど、例のCD-ROMのことを知ってる人が他にいるならヤバいわよ」と言って帰って行った。

オリー

アンジェラは、FBIの捜査状況を確認するため、オリーを呼び出す。
久しぶりの再会にオリーは饒舌で、アンジェラを愛していたと言い、失業中だから仕事を紹介して欲しいと履歴書まで渡す。
殺害された上司ギデオンの死を悼んでいた時、「あのCD-ROMが関係あるのか？」と言い出すオリー。
アンジェラは探りを入れられていると感じ取り、テーブルのスマホを確認する。
録音されていた。
「なんのマネ？FBIに協力してるの？」と言うアンジェラに、「違う、弁護士から怪しい時は録音するように言われたんだ」と否定するが、「FBIに３度呼び出しされ尋問を受けた。CD-ROMを渡した男の似顔絵作りには協力したけど、アンジェラの名前は出してない」とオリー。
アンジェラは席を立つと止めるのも聞かず出て行く。

アンジェラとエリオット

FBIが自分たちに迫ってきていることを知ったアンジェラはエリオットの実家を訪ねる。
「ダーリーンにはキミを巻き込むなと言った。キミがリスクを冒す必要はない」とエリオットは言うが、「簡単なことだと聞いた。床に装置を置き、立ち去るだけと。それですべての証拠が消えるんでしょ？」と聞く。
「そういう計画だが・・」と言うエリオットに、「いろんな可能性を考えた。でもこのままなら、職を失い、司法取引で実刑を逃れるのがやっと。何かしなければ捕まるのを待つだけだわ。やるわ。そんなに危険なことなら、あなたが今止めてくれるハズよ」とアンジェラ。
装置をFBIのビルに設置する役目はアンジェラがすることに。

アンジェラは、何度も連絡したのにどうして会ってくれなかったのか？と聞く。
エリオットは、「正気に戻りたかった。次にキミに会う前にヤツを消したかったんだ。でも、死んだ親父がキミの後ろに立ってるよ」とエリオット。
それを聞いたアンジェラは、「友だちよ。心配するし、話しも聞く。役に立てることもあるかも」と伝えた。

アンジェラの覚悟

タクシーを何台も乗り継ぎ、最後は地下鉄でｆ・ソサエティの現アジトへ着いたアンジェラ（尾行されないためのダーリーンからの指示）。
そこに居たのは、モーブリーとトレントン。
「これから先は、私の指示に従ってもらう」とダーリーン。

銃撃戦

翌朝、FBI職員たちが朝食のために集まった時、ドアから目出し帽を被った２人組の男がマシンガンをぶっ放し、そこにいた全員を銃殺していくー。
家具の後ろに隠れたドミニクは、仲間の銃を拾い、相手の襲撃に備える。
犯人のひとりは、ドミニクに撃たれ倒れるが、自ら頭を銃で撃って自殺。
もうひとりは、マシンガンでドミニクに襲いかかる・・・・

レイの仕事

前任者RT

レイは、前任者のRTをエリオットに会わせることを渋ったが、必要だと言われ、許可する。

いつもどおりローンスターが監視する中、エリオットとRTがパソコンに向かう。
RTの顔には、暴行の跡があった。
作業中、RTに十分なスキルがあることを知ったエリオットは、（レイはナゼ俺に頼んだんだ？）と思い始める。

エリオットはパソコン内のメモ帳を利用し、ローンスターにバレないようログで会話する。
RTから、「このサイトの内容をほんとうに知らないのか？」と聞かれ、「完全招待制のサイトとしか教えられていない」とエリオットが言うと、RTは、あるサイトへのログインページを開き、ID、パスコードを打ち込んだあと、「これで以上だ」と言って部屋を出て行った。

そのサイトは、「ミッドランド・シティ・匿名マーケット」
少女やロケットランチャー、暗殺の請負までを売りにしている闇サイトだった！

レイの正体を知って

闇サイトを知ったエリオットは、レイは知らずに運営を任されているのか、または、二面性があるのかと考え始めた時ー。
ミスター・ロボットが現れた。

ミスター・ロボットは、
無視するんだ。俺たちには他の戦いがあるだろ？

と闇サイトはスルーするように言うが、「もし罪を犯してるなら端末でカレを破滅させられる。被害者がいるんだ。彼らを助けないと。俺は見過ごせない」とエリオット。
ミスター・ロボットは、エリオットのウンザリした様子を見せる。

仕打ち

その夜、２人組の男に寝込みを襲われたエリオット。
外に連れ出されたエリオットの目の前には、ローンスターが。
頭皮ごと剥ぎ取ったRTの髪の毛を見せ、「尻尾みたいな髪型のヤツは信用できん。すぐに秘密をバラす」と。
するとレイが現れた。
「レイ、何やってんだ？」と聞くエリオットにレイは、表情ひとつ変えず、「見るなと言ったろ」と。
男たちはエリオットを暴行した。