MR.ROBOT/ミスター・ロボット 1 #10 決行(終)

海外ドラマMR.ROBOT/ミスター・ロボット

シーズン最終話。
f・ソサエティの計画は実行されたのか?

エンディングクレジットが流れたあとに、重要なシーンがあります
見逃さないようにしてください

 

主なキャスト

会社名 キャスト名 ■死亡
オールセーフ
(サイバー・セキュリティ会社)
エリオット・オルダーソン セキュリティ・エンジニア
天才ハッカーでもあり社会に不満を抱いている
  アンジェラ・モス エリオットの幼なじみ
  ギデオン・ゴダード

CEO(最高経営責任者)
ゲイ(パートナー:ハリー)

エリオットの精神科医 クリスタ・ゴードン 精神科医
エリオットは定期的にセラピーを受けている
Evil(悪魔)コープ
(世界最大のコングロマリット
テリー・コルビー CTO(最高技術責任者)
逮捕
  タイレル・ウェリック 技術担当上級副社長
暫定 CTO
妻ジョアンナ
スウェーデン出新
  フィリップ・プライス

CEO(最高経営責任者)

ダーク・アーミー   中国系ハッカー集団
  ホワイトローズ 首謀者
f・ソサエティ ミスター・ロボット
ダーリーン
モブリー
ロメロ
トレントン
 

#10 決行 zer0-day.avi あらすじ

“f・ソサエティ”は巨大なハッキングに成功し、アメリカや日本など世界中が大混乱に陥ってしまう。
しかしエリオットは、その記憶がまったくない。
気がついた時、エリオットはタイレルのクルマにいたが、タイレルも居なくなっていた。
エリオットは、計画を実行した時に何があったのかを知るため、動き出す。
一方アンジェラは、“Eコープ”で広報担当として働くことに。
しかし、f・ソサエティのハッキングによって、混乱に巻き込まれる。

 

まとめ

サイバー犯罪者エリオット

マイケル・ハンセンは、別れたクリスタを、「ガンだ。医者を紹介して欲しい」と言って呼びだしたが、それはウソだった。
そもそも独身とウソをつき、名前まで偽っていた男(本名はレニー)の再びのウソにクリスタは怒り、席を立つが、「キミの患者エリオット・オルダーソンにハッキングされ、警察に届けた」と言い出す。
「今、サイバー犯罪課が動いてる。カレに人生を壊され、犬まで奪われた。ハッキングは許されない。プライベートを暴かれたんだ。キミに本当のことを告白するよう言われ、そのとおりにしたのに、不倫サイトの情報を流出された。結局、それが原因で離婚になり、娘と会うこともできないんだ」と自分勝手なことばかり話すレニーに、「知ったことじゃない」と苛立ちを隠せないクリスタだが、「ボク以外にも被害者はいるだろう。キミもハッキングされていたかも知れない」と言われ、クリスタは反応してしまう。(クリスタはエリオットにハッキングされていた)。
それに気づいたレニーは、「逮捕に協力して欲しい。証拠が足りないんだ。カウンセリングで何か聞いてないか?教えてくれ」とすがるように頼むが、「何も聞いてないし、協力はできない」とクリスタは断る。

実行された

【大規模なハッキング攻撃が世界に多大な影響を及ぼし、国家崩壊の危機となっている国が出ている】
と大々的に報道が続く・・エリオットの計画は実行されたのだ。

しかしエリオットは、駐車場のクルマの中にいた。
駐車場の管理者からクルマの窓を叩かれ、クルマから降りたエリオット。
システムが落ちてカードは使えないから現金で支払ってくれ」と言われるが・・・

ここが何処で、どれだけの時間が経過しているのか全くわからない。

エリオットは、クルマを置いたままどこかへ向かうー。

f・ソサエティのアジト

着いたのはゲーセン。
そこではロメロ、モブリー、トレントンがHDDやケーブル、メモリなどハッキングに使った機器の処理に追われていた。

ダーリーンはエリオットに気づき、「いったいどこに居たの?」と聞く中、「ありえねぇ、実行は全員でやるもんだろ?」と不満を言うロメロ。
ダーリーンによると、急に消えたエリオットは、ダーリーンに何も言わず、勝手に計画を実行したあと、3日間音信不通になっていたと言う。

まったく記憶のないエリオット。だが、タイレルと一緒だったことは思い出す

エリオットは、「計画は上手くいったのか?」と聞く。
「大成功よ。f・ソサエティに賛同してデモまで起きてる」とダーリーン。

ネットでは、
・高まるf・ソサエティへの支持
・NSA(国家安全保障局)がf・ソサエティを捜査
・スティール・マウンテンにも被害
・中国のデータセンター同時攻撃
・世界的システム停止
・世界経済が未曾有の危機に陥る恐れ
と言うニュースで持ちきりだった。

ダーリーンは、後始末をしようと言うが、エリオットは、「やるべきじゃなかったんだ」と言う言葉を残してアジトを出て行くー。

 

ギデオン

ギデオンはオールセーフ社CFO(最高財務責任者)から、会社を閉鎖するべきだと進言を受けるが、ギデオンは、会社存続の意志を見せる。
CFOは、「f・ソサエティの話しが本当なら、借金は帳消しになるかも。それが唯一の良い話しかも」と言う。

 

タイレルを捜す

悪魔コープで

エリオットはタイレルを探しに悪魔コープ社へ行くが、そこは、サイバーテロの処理に追われる社員で戦場のようだった。

タイレルと一緒にいて、計画を話した。タイレルは何故、俺を止めなかった?
ダーリーンが2時間ほどで書いたデータを読み取り不能にする単純なワームで世界が混乱したのか?

エリオットは、まったく記憶のない計画実行の真相を知るためにタイレルに面会を求めるが、タイレルは辞職していた。

その時、ニュースで、”f・ソサエティの犯行声明”が流れるー。

【f・ソサエティの犯行声明】

「悪魔コープよ。我々は人々を解放した。貴様らの金融記録はすべて破壊。復旧は不可能だ。受け入れろ。このゲスどもに借りた金は、神の味方f・ソサエティによって帳消しにされた。今朝の市場取引開始のベルが、悪魔コープに死の宣告をする。
世界を再び民の手に。革命の間、次の言葉を繰り返して欲しい。 ”我らはf・ソサエティ。我らは自由を手にした。我らはついに目覚めた」

タイレルの妻ジョアンナ

エリオットは、タイレルの自宅へ行くが留守だった。
そこへちょうど帰宅したタイレルの妻ジョアンナと赤ん坊。
タイレルは不在だと言う。
するとジョアンナは、エリオットから情報を聞きだそうと、いろいろ質問をし始めた。
エリオットは、自分の名をオリーと名乗り、適当に誤魔化しやり過ごす。

 

すべてを消去

f・ソサエティのメンバーは、動物用の火葬場で、すべてのデータを焼却処理した。

アンジェラ

結局アンジェラは、コルビーのオファーを受け、悪魔コープで広報担当として働きはじめた。
しかし会社はサイバーテロを受け、大混乱。
アンジェラは、プルーフの会見にも立ち会い、要点メモを渡すが、プルーフはかなりナーバスになっていた。

ジェームズ・プルーフ(悪魔コープ執行副部長)の会見

インタビュアーから、「f・ソサエティは、データ復旧は不可能で、攻撃には正当な理由があると言っている」と聞かれ、「政府は我々を支持してる。皆さんのお金は安泰です。心配は必要ありません」と答えるプルーフだったが、中国のデータセンターと、オンラインのバックアップも破壊されていると言う事実を突きつけられると、表情を曇らせ、「本音を言えば、誰もが心配すべきだ。私の人生も終わった。年金も貯蓄もすべて失ってしまった。対策を練り続けたが、元に戻すことは不可能だ」と言い、銃を持ち出し、ライブ中継中に自殺する。

アンジェラの動揺とCEOプライス

ロビーで呆然と座っているアンジェラに、声をかけたのはCEOのプライス。
「ショックだったろう。帰って休むといい」そう言って立ち去りかけたプライスは、突然、「キミはコルビーからの紹介だね?午後に私の会見がある。広報担当として見学したらどうだ?」と言い出す。
「たぶん、ムリだと思います」とアンジェラは言うが、アンジェラの靴に飛び散ったプルーフの血液に気づいたプライスはテーブルにお金を置き、「靴を買い換えなさい。それは捨てるんだ」と言う。

混乱しつづける

手がかりを求めて

タイレル・ウェリックが消えた。

カレのクルマで目覚めたら、世界は崩壊寸前。
ヤバい状況だが理由はあるはずだ。ヒントを残したかも知れない。

計画を実行した詳細が、まったく思い出せないエリオットは、タイレルのクルマに戻り、手がかりを見つけようと、クルマの中を探り、サンルーフの中のサングラスに気づく。
そのサングラスの柄は、USBだった。

ネットカフェで

エリオットはネットカフェへでUSBを確認する。
入っていたのは、コートアイランドでスケボーを楽しむ他人の動画だったが、その中に海沿いの手すりにひとり座るエリオットが映り込んでいた。
まもなくエリオットは、柵から(ひとりで)落下する。

エリオットの妄想

(何が言いたい?全部、俺の仕業だと教えたいのか?ミスター・ロボットが出てこないなら強行手段だ。警察に自首する)
エリオットは自分の中のミスター・ロボットを呼び出すために、強行手段に出たのだ。

そこへ、「出て来てやったぞ」と現れたミスター・ロボット。
エリオットはミスター・ロボットを壁に押しつけ、首を絞めながら、「タイレルは何処だ?言え!」と問い詰め、大声をあげる。
「タイレルの居場所はお前も知ってる。忘れるな!俺はお前だ!」とミスター・ロボット。

しかし現実は、自分で自分の首を絞め、独り言を言う奇妙な行動をする男エリオット。
ネットカフェにいた客は、エリオットを奇異の目で見るー。

ネットカフェを出ようとしたミスター・ロボットは、客に卑猥なイチャもんをつけ、殴られる。

切り替わって殴られたのはエリオットに。
ミスター・ロボットは、「しっかりするんだ。本来は俺が預言者でお前が神だ」と言う。

しかし現実は、エリオットが殴られ倒された。

CEOプライスという男

靴屋で

アンジェラは靴を買いに行く。
血だらけの靴を見た店員は、「この血は自殺した人の?あんなのを目撃したのに、よく靴を買いに来れましたね。ウソ集団の中でよく働けるもんだ。良心を取りもどして!染まっちゃダメだ」と言い出す。
「私、仕事が必要なの」と言うアンジェラに、「そんな理由だけで?呆れた人だ」と店員。
思わずアンジェラは、言う。「何様つもり?次はプラダへ行くわ」と。

アンジェラの疑問

会見をする直前、プライスはアンジェラがいるのに気づき、「いい靴を選んだじゃないか」と声をかける。
何も言わないアンジェラに、「疑問があるんだろう?私ならそれに答えられる。言いなさい」とプライス。
「不思議なんです。あなたの自信が。あなただけ心配してない。乗り切れると確信されてる。理由は?」と聞く。するとプライスは、「これは人間の仕業だ。やったのは我々と同じただの人間。私の背中には、世界最大の大企業がある。その重みの下では、こんな問題は砕けてしまう」と言う。
「もうひとつ伺っても?ナゼ、私を雇ったんですか?私の正体を知らないハズはないし、こんな雑談を私にするワケがない」アンジェラは確信を突くが、「今、必要な人材なんだ」とプライス。
「ウソです。理由があるハズ」アンジェラは言うが、プライスはそれ以上答えようとしない。

会見場には、衝撃の自殺を図ったプルーフの遺影が飾られていた。
それを見たアンジェラは、「今朝のことは一生忘れられない・・」と呟くと、プライスは言う。
「ここだけの話し、カレが死んで安堵してる。厄介な男だった。心が弱く才能も乏しくて私が嫌悪する男だ。カレが居なくなって、世界が良くなったとさえ思う」と言う。
その発言に驚くアンジェラを置いて、プライスは会見場に堂々と立ち、「プルーフのために黙祷を捧げましょう」と言うのだったー。

 

f・ソサエティ

後始末

ダーリーンは、最後の後始末をするために、ゲーセンで「世界終末パーティー」をすると言い、フライヤーを配るよう渡すが、ロメロやモーブリーは、「喜べない。我らがリーダーは勝手に実行して失踪した。後片付けもしないでな」と不満を漏らす。

”世界終末パーティー”

ゲーセンに集まった人々は、パーティーを楽しむ。
ここに人を集めたのは、たくさんの指紋をつけるためだった。
その中で、ロメロ、モーブリー、トレントンは、「明日からどうするんだ?」と言うが、「私たちが解放したのよ!楽しまなきゃ」とダーリーンは言うのだった。

 

街中で

f・ソサエティのサイバーテロは称賛され、金融街ではデモ行進が行われる

エリオットの幻覚

殴られたエリオットを支えながら、デモ行進の中を歩くミスター・ロボットに、「何をしたのか教えろ」とエリオット。
するとミスター・ロボットは、「泣き言はたくさんだ。終わった事だろ。俺たちでやるんだ」と言う。
すると、そこに現れた母親と少年だった自分。

(これは幻覚だ)とエリオット。
ミスター・ロボットは、「今、話してる相手もそうだろ?世界は幻想で出来てる。薬で合成される感情。広告と言う名の心理戦争。遺伝子組み換えの食糧。メディアには洗脳される。SNSで創り出された虚構。リアリティーはない。そんなもん21世紀にはない」と言う。

混乱の中にいるエリオットは、「ひとりになりたい。ひとりにしてくれ」
そう念じた途端、街の真ん中にたったひとり立ち尽くす状態に。

すると大きなスクリーンに映し出されたのは、若き日の両親と自分。
スクリーンの中からミスター・ロボットは言う。
「こんなのはイヤだったハズだ。お前が苦しみ惨めだったから俺たちは現れた。ひとり淋しく部屋で泣いていたときのお前の方から必要とした」と。

(俺はどうすりゃいいんだ)

そう言うエリオットにミスター・ロボットは言う。
「俺たちの言葉に耳を傾けろ。俺たちのしたことのよって世の中は良くなった。お前もいずれそれに気がつく」と。

混乱のままのエリオット

「今からどうするか言うぞ」
ミスター・ロボットはそう言って、エリオットに家へ帰り、パソコンで計画が実行されたあとの世界を見るよう言う。

ミスター・ロボットに言われたとおり、自宅でネットサーフィンをするエリオット。
そこへドアを叩く何者かが・・・・

 

CEOプライスに接触した男(エンディングクレジットのあと)

アジア系の男は、高級サロンで寛ぐCEOプライスに近づく。
「何の件で来たんだ?」と聞くプライスに、「大変な時期だがコルタン鉱山の話しがまだだ」と男。
プライスは、「問題がまだ山積なんだ。コンゴは後回しだ」と答える。
「犯人はご存じなんでしょう?」と男から聞かれたプライスは、フッと笑い、「その人物は、処理するさ、いつものように」と言う。
その時、男の腕時計が、(ピピピピ)と鳴った。

感想

シーズン1最終話でした。

まとめるの、めっちゃ難しかった
正直、誰のためになんでまとめてるのか、わからなくなる瞬間が、こういう時(笑)

とりあえず、

このグレー枠は、エリオットの考え
黄色枠は、妄想の中の行動
赤枠は、f・ソサエティの動画

と言うことで分けて見ました。

妄想なのか現実か。
虚構のストーリーは難解すぎて、正直しんどい
だけど、多くの視聴者がこのあとのシーズンは面白いと言うので、私も耐えて見続けるつもりではいます。

冒頭にも書きましたが、エンディングクレジットが流れたあと、シーズン2に向け、とっても大切なシーンがありますから、お見逃しなく

 

以下、ネタバレ

 

シーズンのはじめ、あまり存在感のない悪魔コープのCEOプライスでしたが、後半、ぐんぐんその策士ぶり、冷酷ぶりが顕わになり、コングロマリット(巨大企業)のCEOは、こういう人物じゃなきゃ務まらないんだわと思いました。

そしてホワイトローズも女装じゃないスーツ姿で登場でしたね~。
時計が(ピピピ)となった音で気づきました、私。
プライスもホワイトローズも、こうなることは想定内なワケですから、じゃぁ彼らの本当の目的は何なんだってことですよね?
プライスは、「犯人はわかっている。いつものごとく処理する」と言ってましたが、エリオットだと分かってるんでしょうか?
それとも、タイレルだと思ってるとか?
タイレルも何処にいるんでしょう?
消されたとは思えないので、どこかに潜伏してるんでしょうけれど。

こんな大きな黒幕を見ると、「世界を解放したわ~Fuu~」と叫んでるダーリーンたちが、バカっぽく見えますね。
彼らは駒として使われただけってことですもんね。

エリオットの部屋を訪ねてきたひとも興味あります。
全く誰かわかりませんでしたが、タイレルかな?

 

 

 

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