ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理人です #10 シーズン最終話(相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理人

シーズン最終話です。
グルの出生、父ジョンウとの深い絆が描かれてます。
そしてシーズン2に予感あり

#10

グルとナムはサングを助けるためにある行動を取る。
一方オ弁護士から納骨するべきだと言われたグルは、父親の骨壺を持って行方不明になってしまう。

 

相関図

まとめ

叔父と甥

グルの機転

サングがパンチドランカーだと思い込んだナムは、「試合を止めさせないとサングが死んでしまう」と言い、ふたりでサングを助けに行くことに。
グルは警察に通報すると言うが、「ダメだよ、叔父さんも逮捕されちゃうよ」とナム。
そこでグルは、”何かあったら連絡して”と言った人を頼ることに。

賭博場のドアを開けるには暗証番号が必要だったが、グルは難なく暗証番号を解除した。

マダムの手下に軟禁された時、賭博場に連れて来られたため、暗証番号を覚えていたグル。

丁度、リングではサングとロシア人チャンピオンが闘っていたが、優勢なのはサング。
その時、ロシア人はグローブに隠し持っていたカッターの刃を使う反則技に出る。
顔を何カ所も切られ、フラつくサング。
試合を止めたいと考えたグルは、電気のスイッチをオフにする。
暗転したことでざわつく会場。
その中をグルとナムはサングを救い出そうとした時、パトカーのサイレンが鳴り響き、「違法賭博の容疑で全員を逮捕する」とアナウンスが。

一斉検挙に散り散りに逃げる観客たち。
その中をナムとグルはサングを庇って逃げたー。

グルはイ・ジュヨン検事に情報提供したのだった。
グルの気持ち

「叔父さんが死んだらダメです、ダメです」とプチパニックを起こすグルに、「オレは死なない。落ち着け」とサング。
とりあえずグルとナムはサングを入院させるが、グルはサングが生きているかを確かめたくて病室へ行く。
叔父さんが生きてるかを確かめに来たと言うグルに、「オレは大丈夫だ」とサング。
それでも、「ウソじゃないですか?父さんは病気だったのにグルにウソをつきました」とグル。
サングは、「それはお前を愛してたからついたウソだ。オレはそんなに好きじゃないからウソはつかないよ」と言うが、「それでいいです。愛さなくていいからウソはつかないで下さい」とグル。
安心した様子のグルは、ここで寝ていいか?と病室の長椅子で眠り始めるー。
サングはグルにブランケットをかけてやるのだった。

それから数日後。
グルは朝食を用意し、「朝食が出来ました」とサングに声をかけた。
グルはサングのお膳を、お父さんの隣の席に用意したのだ。

グル

混乱

オ弁護士がグルに話しがあるとやって来た。
実はグルはまだ父親を納骨していなかったのだ。
オ弁護士から納骨するべきだと言われたグルは、突然立ち上がると、骨壺を抱きしめて父親の部屋に立てこもってしまう。

12時間も立てこもったままのグルを心配し、部屋のドアを蹴破ったサング。
しかしグルは窓から逃走していた。
サング、ナム、そしてナムの両親もグルが行きそうなところを必死で捜すが、見つからない。

サングが向かった先

サングは何か手がかりはないかと兄ジョンウの部屋を見回し、ある写真に注目する。

サングがクルマで向かったのは、兄が消防士だった頃務めていた釜山の消防署だった。
そこでジョンウの元同僚から、ジョンウのこと、夫婦の関係、そしてグルとの出会いを聞くー。

【ジョンウ夫婦とグルの物語】
釜山では珍しい雪の日。
猫の救助依頼で現場に向かった消防士のジョンウが救助したのは、生後間もない赤ん坊だった。
赤ん坊が気になったジョンウが病院を訪ねると、「危険な状態だが希望はある」と医師。ジョンウは赤ん坊に、「生きるんだ。負けるな」と声をかけると、ジョンウの指を握り返した。
その話を聞いた妻ジウォンも赤ん坊を見舞い、見守った。
無事、危機を脱した赤ん坊は海外養子に出されることに。それを知ったジョンウ夫妻は、その子を養子にすることに。【グル】と名付けた。

しかしグルは、何才になっても話しをしなかった。
心配したジョンウ夫婦は病院を頼るが、【選択的かん黙】と診断され、医師から、「機能的に問題はない。自分から話す時を待ちましょう。それまでは別の方法で疎通を取って」と言われる。
ジョンウたちは手話をはじめるが、グルの知能は素晴らしく、手話でコミュニケーションを取れるようになった。そして、家族で水族館に出かけた時、大きな水槽の前でグルは、図鑑で覚えた知識を話し出した。夫婦は抱き合い喜ぶ。

しかしその後末期がんがわかった妻(グルの母)。回復が見込めないと知り、ジョンウは3人で最後の時を過ごすため、消防士を辞め、ソウルへと引っ越したと言う。
ジョンウは母が亡くなったことを受け止められないグルを家族の思い出の水族館に連れて行き、「ここにお母さんはいると」と伝えた。

サングはグルが立ち寄りそうな場所を聞くと、「釜山に来てるなら・・・」とある場所を聞く。

”シーライフ釜山”

グルは骨壺を抱き、電車に乗って釜山にやって来ていた。
行ったのは、”シーライフ釜山”(水族館)。
そこは両親と来た思い出の水族館で、グルがはじめて言葉を話した場所だ。

グルは大水槽の前で、父と母を思い安らぎを感じるが、同時に、ふたりが消えていく不安に襲われプチパニックを起こしていた。
そこへやってきたサング。
「父さんに会いたい。だけどもう会えません。グルがどれだけ頑張っても、優秀賞をもらえないし声も聞けない」と言うグルに、「故人になっても話しはできるんだろ?誰かがそう言ってたぞ」とサング。

ハン・ジョンウの遺品整理

いつものように作業着に着替えたグルは、「ハン・ジョンウさんの最後のお引っ越しをはじめます」と祈りを捧げ、作業に入る。

ムーブ・トゥ・ヘブンの作業着を見つけたグルは思わずそれを抱きしめ、匂いをかぐ。
作業着のポケットにはスマホがあった。
写真フォルダーにはグルの写真ばかり・・・その中に1つ動画が。
それは父からグルへのメッセージ動画だった。

「父さんも母さんと同じで人生の中で1番幸せだったことはグルのお父さんになれたことだ。お前は今、父さんに会えなくて淋しいだろうけど、お前は1度見たものは決して忘れない。だから思い出はお前の中にある。だから大丈夫だ」と言ってふたりの約束の言葉を残した。
グルは見事に父親の遺品整理をし、植樹葬儀を執り行った。
グルは父親の木に抱きつき、「父さんは見えなくても側にいる」と言う言葉を思い出して。

最後の審判

約束の3ヶ月が過ぎた。
オ弁護士はサングに、「私はあなたがグルの後見人としてふさわしくないと判断した。最も大きな理由は、違法賭博犯罪に関与していただけでなく、グルまで危険に晒したことです」と言い、後見人解任の手続きを取ると言う。
「異議はありません。ただこれからグルはどうなりますか?」とサング。
すると、「後見人解任は私の意見です。だがグルは違う。あなたに後見人を続けて欲しいそうです」とオ弁護士。
サングはグルの気持ちに思わずこみ上げる。

一方ナムも、「もうコソコソするのはイヤなの。私はムーブ・トゥ・ヘブンで働く」と宣言する。
当然、ナムの母親は認めないと言うが・・・。

 

思わぬ依頼

家の前でバンを整理しているグルに女子高生のチャ・ウンビョルは、「私はもうすぐ死ぬから遺品を整理して欲しい」と仕事を依頼するのだったー。

感想

涙を流さないグル。
それを見て苦しくなる私-。
最後を見て思わず、(グルはひとりで生きていけるから心配要りませんよ。そういうグルにあなたが育てたんです。そして、サングもグルの叔父としてカレを見守ることができる人だから、大丈夫です)とジョンウに伝えたくなるような素敵なドラマでした。

グルは、サングを通して大人になり、サングもグルの存在で大きく変化しました。
そう言う繊細な部分を丁寧に描いていた素敵なドラマだったと思います。

ラスト。
これから自殺すると言う女子高生(中学生?)チャ・ウンビョルの依頼を受けたところでシーズンが終わりましたので、これは続編、つまりシーズン2間違いなさそうですね!

 

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