ラスト・キングダム 4 # 9 (相関図)

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海外ドラマラスト・キングダム

シーズン4もこのエピソードを加え残り2話
マーシアとウェセックスの同盟が保たれたかと思われたが、シグトリグル率いるデーン軍にウィンチェスターを制圧されてしまう

# 9  あらすじ

エルドウルフの手引でシグトリグルとブリーダはウィンチェスターを制圧、エセルヘルム、エルフレド王妃、エルフウィアド王子は監禁されてしまう。
一方、エドワード王の命で、エルスウィズとアゼルスタンを護衛していたウートレッドたちは、エドワード王を待ち伏せしていたヘステン軍に包囲され、エルスウィズ、アゼルスタン、そしてウートレッドの娘スティオラを連れされてしまうー・・・

相関図

まとめ

エドワードとエセルフリーダ

エセルフリーダがマーシア王に就いたことで両国の同盟は保たれ、平和が来たかと思われた。
エセルフリーダはエフォウィック(現ヨーク、イーストアングリア)を奪還するため出陣することに。
エドワードは、「共に戦う」と言うが、エセルフリーダから、「国を長く空けすぎている」と言われ、ウィンチェスターに戻ることに。
「北の国境を固めたら、ウィンチェスターに兵を率いて向かう」と言うエセルフリーダにエドワードは、「協力しあい、デーンを滅ぼし、父上の夢を実現させよう」と約束する。

だがその頃、ウィンチェスターはシグトリグル率いるデーン軍の襲撃を受けることに・・・。

 

シグトリグルに制圧されたウィンチェスター

デーン軍の奇襲にウェセックス軍はなすすべのなく制圧されてしまう。
なぜならエドワードの王命で大部分のウェセックス兵士はマーシアに駐留守りが手薄だったからだ。

エセルヘルムはシグトリグルに捕らわれるが、娘のエルフレド王妃と孫エルフウィアド、そしてウェセックス兵士はすでに拘束されていた。

シグトリグルから、「戦うか明け渡すか選べ」と言われ、エセルヘルムは”明け渡す”と決断するが、そのせいで、捕らわれたウェセックス兵士は全員殺害され、ウィンチェスターはシグトリグルに制圧されることに。
エセルヘルム、エルフレド王妃、エルフウィアド王子は監禁される。

【エセルヘルムがウィンチェスターにいたワケ】
エドワードはこれまで散々自分を惑わせ、王命を盾に勝手な行動をしてきたエセルヘルムと決別を決意、ウィンチェスターに戻させていた(詳細はココ

 

思わぬ待ち伏せ

エドワードの命でベッドウィンに向かうエルスウィズ、アゼルスタンの護衛を任されたウートレッドたち。

●ウートレッドはこの任務が終わればクーカムに娘スティオラと戻るつもりだった。
●エルスウィズは長年異教徒ウートレッドを憎んできたが、ウートレッドの犠牲で娘エセルフリーダがマーシア王となり、ウェセックスとの同盟は保たれ、亡き王アルフレッドの夢”統一イングランド”の実現に近づいたことに感謝していた。

だがヘステン軍が現れ、ウートレッドたちを包囲してしまう。
ヘステンは、ウィンチェスターへ戻るエドワード王を待ち伏せしていたと言い、アイルランド人シグトリグルがデーン軍を従えウィンチェスターを制圧した。ブリーダも加わっていると言う。その事実に驚愕するウートレッドたち。

ヘステンは、「新しい王への贈り物にする」とエルスウィズ、アゼルスタン、スティオラを捕らえると荷馬車に乗せ連れ去ってしまう。大勢のヘステン兵士を前に、何もできないウートレッドと従者たち。

しかし薪を拾いに離れていたイーディスは身を隠してその様子を見守っていた。

ヘステンは、「”デーン殺し”の名声を得るのはオレだ」と言い、ウートレッドたち全員を逆さに吊し上げると、見張り兵2名を置いてウィンチェスターへと向かってしまう。

見張り兵だけになったのを待ち、イーディスは悲鳴をあげてひとりの兵士を呼び寄せると殺害。戻ってこない兵士をもうひとりが捜しに向かった隙にウートレッドたちを救出する。

ウートレッドはピヤリグ神父に、ウィンチェスターが制圧されたとエドワードに伝えるよう言うと、自分たちは徒歩でウィンチェスターへ向かう。

ヘステンはスティオラがウートレッドの娘とは知らない

 

ウィンチェスター ウェセックス王国

ブリーダ

ウィンチェスターを制圧したブリーダは、「サクソン人には神を冒涜することが一番堪える。墓場の遺体を掘り起こそう」と持ちかけるが、「ヤツらの反応を待つ」とブリーダの計画に乗ろうとしないシグトリグル。

監禁されているエセルヘルムは、「好きなだけ銀を渡す」と取引を持ちかけるが、「銀貨など望んでない。望みはお前たち全員への報復だ」とブリーダ。

ヘステン

シグトリグルへのみやげ(エルスウィズ、アゼルスタン、スティオラ)を携えやって来たヘステンは、デーン殺し(ウートレッド)を捕らえたことは内緒にし、シグトリグルから褒美をせしめ、その後に自分の存在感をアピールする作戦を立てる。

捕らえられたエルスウィズ

王座に座るシグトリグルとブリーダの前へと引き出されたエルスウィズは、「息子はウェセックスの土地を絶対に渡さない。私たち諸共燃やす覚悟がある」と死ぬ覚悟を見せ怯まない。

ブリーダはエルスウィズを苦しめようと侍女(スティオラ)を拷問すると言い出す。
エルスウィズは、「拷問なら私が受ける。そこのものはデーン。テテンホールで勝利したあと奴隷にした。同胞を大切にするなら解放してやって」と言うが、エルスウィズのフォローも虚しく、「その娘はウートレッドの娘だ」とバラしてしまうエルドウルフ。

ブリーダは、「娘の首をはね、その斬首をウートレッド送りヤツを呼びだそう」と言うが、シグトリグルはスティオラを預かると言う。

シグトリグルとスティオラ

スティオラは自ら命を絶とうとするが、シグトリグルは、「危害は加えない。話がしたいだけだ」とそれを止める

スティオラの生い立ちを聞き、「私はデーンでもサクソンでもない」と言うスティオラを気に入ったのか、シグトリグルは、サクソンのことを理解したいと言い、「お前の父はなぜデーンを憎むんだ」と問う。
スティオラは、「憎んでいない。”デーン殺し”と言われることもイヤがっている。父は誰のことも裏切ってない。育ててくれたデーンと血を分けたサクソンの間で板挟みになってきただけ。母はデーンだけど父を愛してた。父がデーンを滅ぼす気なら、私はここにはいない」と言い切る。

【スティオラの生い立ち】
父はべバンバーグ領主の息子ウートレッド、母はノーサンブリア王国グスレット王の妹ギゼラでデーン人。 

 

エドワードの怒りと決断

ウェセックスへ戻る途中、野営を張るウェセックス軍を見つけたピヤリグ神父は、シグトリグル率いるデーン軍に守りが手薄のウィンチェスターを襲撃され、息子ふたりと母親を人質に取られた上、制圧されたと報告、エドワードは怒りに震える。
エドワードはすぐさま民兵を募り、マーシア兵士も集め全員でウィンチェスターを奪還すると進軍を決める

 

ウートレッドたちの策

その頃、ウィンチェスターに着いたウートレッドたちは、町へ入る方法を模索するが、あまりの兵の数に策がない状況だった。しかもべバンバーグ奪還を急ぎ、べオッカを失ったことを悔やんでいるウートレッドは襲撃を躊躇する。すると、「私がやる」とイーディス。
イーディスは商人に扮し侵入、人質の居場所を調べることに。

 

シグトリグルに制圧されたウィンチェスター

アゼルスタン

王の棺部屋に監禁されている王族たち。
エセルヘルムはアゼルスタンに近づくと、誰なのかと問うが、「話すなと言われている」とアゼルスタン。
だがエセルヘルムは、その子がエドワード王の最初の妻の子どもだと知っていた。
「なにゆえ王の落とし子をウェセックスに連れて来たのか」と問うエセルヘルムに、エルスウィズは、「エドワードに頼まれた」と答えるが、「そんなはずはない。売春婦の子に地位など不要」とエルフレド。

エセルヘルムは、「いずれこの件について正させてもらう」と言うが、「ここを出ることは無理でしょう。あなたは哀れな子に怒りをぶつけた罪を顧みるべき」とエルスウィズ。
エルスウィズはアゼルスタンをアルフレッド王の棺の側へ連れて行くと、「我々は死ぬかも知れないが、王国は残る。それは大事なのだ」と諭す。

エルドウルフの慚愧

サクソンへの報復に囚われているブリーダは、シグトリグルの賛同がないまま墓荒らしをはじめてしまう。
エルドウルフは、「これは神ヘの冒涜だ。やめてくれ。マーシアは見捨てたが、ここには共に戦った戦士たちが眠ってる」と止めに入るが、「散々他人を騙してきたならそう言う気持ちを捨てな。あんたが協力するって言うから受け入れてやったんだ。どうせキリスト教徒は裏切りもののあんたを受け入れない」と言い捨てられてしまう。

結局、シグトリグルとブリーダに都合よく使われただけと悟ったエルドウルフは、虚しさから酒を煽るとスティオラに近づき、

「ヤツらに取り入ったのは愚かだったと悔やんでる。お前の親父がイーディスを変えた。お前の親父もエセルレッドもエセルフリーダもオレがのし上がるチャンスを奪った。奪われた家督を取り戻したい一心だったオレを叩きのめしたんだ」と言うが、「自業自得よ」とスティオラに言われ、殴りつける。

それを見たシグトリグルは、「サクソン人は民を恐れさせて支配するのか」と問うが、「支配とはそういうものだ」とエルドウルフ。
だがスティオラから、「あなたはエセルレッド王を殺しマーシアから追放された」と真実を言われてしまう。

シグトリグルという男

シグトリグルはエルドウルフを捕らえると、皆の前へと連れ出し、「オレたちは定住の地を求めてウィンチェスターを奪った。オレたちは心をひとつにして戦うが、怒りに支配されない。どんな時でも団結する。我々の祖先とはやり方が違うんだ。アバ、血染めの髪、クヌートも栄光を求めたが怒りが原因で失敗してる。この男も己の欲のために動いた。そういう野心は毒だ。オレたちはその毒を許さない。コイツの命を取って戒めにする」と言うと処刑を命じる。

その時、「お慈悲を!」と叫ぶ声が。イーディスだった。

「何者だ?」と聞くシグトリグルに、「一度寝た売春婦だ。何の関係もない」とエルドウルフ。
神への祈りを唱え、処刑されてしまう。

だがブリーダは、シグトリグルが過去の偉大な戦士を非難したことが許せず、「偉大な勇者たち貶めた」と言うが、「カレらもういない」とシグトリグル。

ヘステンの画策

イーディスは城内を歩き、監禁されているエルスウィズ、アゼルスタン、スティオラを捜すが、ヘステンに見つかっしまう。
ヘステンはイーディスがエルドウルフの妹と見抜いており、「シグトリグルに見つからないよう隠す」と連れ去る

 

ウェセックス軍の進軍

動けないウートレッド

フィナンは町へ突入しようと言うが、「勝つ方法がわからない。オレが慌てたせいでべオッカが死んだ。慎重になる気持ちもわかってくれ。エドワード王を待つべきだ」とウートレッド。

その時、ウェセックス軍を率いてエドワードがやって来た。

危険な突撃

エドワードは、「突撃」命令を出すが、シグトリグルはすぐさま閉門すると、弓矢で応戦、次々と射り殺されていくウェセックス兵士たち。
一端軍を引いたエドワードは、「夜明には援軍が来る。明日には完全に包囲するぞ。降参するなら今だ。命だけは助けてやる」と叫ぶが、シグトリグルは、頑丈な作りのウィンチェスターが簡単に突破されないと考え、「何もしない」作戦に出る。

このままではウェセックス軍が全滅するとウートレッドとフィナンは、「陛下、一旦退却しましょう。アイツは策士です。作戦を練り直すべきです」と進言するが、エドワードはそれを無視し、突撃命令を出してしまうー。

感想

過去の偉大なる勇者は、怒りと野心で身を滅ぼしたとシグトリグル。
となると、エドワードが怒りとプライドで突き進んだ突撃命令は絶対間違いだったと言えるワケで・・・

フィナンはイーディと恋の予感かな。幸せになって欲しい

そうそうシグトリグルは、骨なしアイヴァーの親戚だってヘステンが言ってましたよね?
アイヴァーって「ヴァイキング」の出てくるラグナルの息子アイヴァーだと思うのだけど、
ネット調べでは実在した人物かどうかわかりませんでした。

でも、これまでのやり方は古い、変えるって感じ、いいなと思うし、怒り、恨み、憎しみでいっぱいのブリーダを見るのが逆につらく感じます。
もう少しで出産じゃないかな。
お母さんとして安住の地を見つけて暮らしてほしいな。

コメント

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