POSE / ポーズ season2 #2 欲望と自尊心(相関図付)

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大きな決断をするブランカ。
羽振りの良いエレクトラの理由は分かります。

#2 欲望と自尊心 Worth It あらすじ

ブランカは夢を叶えるために大きな決断をする。
あることに手を出したエレクトラは、再び自信を取りもどし始める。

相関図

まとめ

エレクトラ

エレクトラの収入源

ブランカのハウスを飛び出し、フェロシティへと移ったエレクトラは、その実力を発揮し、ボールで見事にルルを優勝させる。

しかしルルとキャンディは、ファーにジュエリーと羽振りの良いエレクトラに、「レストランの受付だけで買えるワケがない」と訝しがる。

実はエレクトラは、SMクラブ「ヘルファイア」で女王様として仕事を始めていたのだ。
指名客も多く、週4の仕事で高収入を得たエレクトラは、「天職を見つけた」とご機嫌。

エレクトラの反乱

そんな中、金欠のフェロシティの夕食はプロテインドリンクのみ。
「これじゃ足りない」と言うエレクトラにルルは、「皆でダイエットする」と言い、「これがウチの流儀」とキャンディ。
それでもエレクトラは、「私にはクローゼットが必要」と要求をはじめる。
キャンディは、「私たちのハウスよ、あなたは居候で年増のホームレス性転換者よ!」と辛辣な言葉を投げるが、「私は唯一無二の人間、エレクトラよ!」と言うとテーブルをひっくり返すとハウスから出て行く。

動き出したエレクトラ

”最強のハウスを作りボールを支配する”と覚悟を決めたエレクトラは、ヴォーグの申し子と呼ばれるテス、ヴォーキングのキング&プリンセス、シャドーとシルエット。そして美貌のジャズミンにカルティエをプレゼントし、スカウト。
コンテスト中のボールに乱入すると、「私のハウスを紹介するわ。ハウス・オブ・ウィンター、恐れるがいい」と皆にその存在を知らしめた。

すると恩知らずのラビーとカビーがエレクトラに走り寄り、「今のハウスはダサいの。マザーのハウスに移りたい」と希望。
それを受け入れたエレクトラ。

 

デイモンとリッキー

リッキーが、アル・B・シュアのツアーから戻って来た。
待ちわびていた再会に、ラブラブモードのデイモンとリッキー。

しかしデイモンは、クリスと名乗る男から、ツアー中リッキーと関係を持ったと言われてしまう。
当然リッキーは、「事実じゃない。裏切ってない」と言うが、それを信じることが出来ないデイモンはクリスと喧嘩になりボールを追い出される。

家に帰ってもデイモンの怒りは収まらない。
「事実じゃない。裏切ってない」を繰り返すリッキーに、「キミを信用できない。もうコンドームなしでヤラせない!」とデイモン。

ブランカはデイモンたちがコンドームなしでセックスしていたことに動揺する。

 

ブランカ

挑戦

ブランカは自分のネイルサロンをオープンしようと動き出す。
エンジェルは不動産屋と会うと言うブランカに、「美容業界に入るのよ。正体(LGBT)がバレたら店を借りられない。これからは本物のオシャレをするべき」とアドバイス。
ビジネスウーマンらしい服装とメイクを伝授する。

ブランカが交渉したのは、離婚した夫から手に入れた不動産で収入を得ているノーマン夫人。
借りる気なら2ヶ月分の賃料と保証金をと言われ、ブランカはキャッシュで支払うが、「税金と保険対策で契約書は交わさない。でも貸してもいい」と言う。

女性不動産王として名を馳せるノーマン夫人。
取締役副社長を息子のジョナスが勤める家族経営だ。
現実

仲間のデイモンが亡くなった。
ブランカはハウスルールで葬儀参列を子どもたちに伝える

葬儀場でブランカに声を掛けてきたのは看護師のジュディ。
ジュディは、副作用が怖くてまだ薬を飲んでいないとブランカに薬の服用を強く勧める。

その夜、ブランカはクラブで遊んで帰って来たデイモン、リッキー、ラビー、カビーに、葬儀に参列しなかったことについて叱るが、「いろんな経験をしろって言ったろ。最初はボクたちに無関心だった客が、ヴォーキングを始めると集まり出して、有名人扱いだ。クラブ中が沸いた。白人たちも大喜びで奢ってくれた。マザーが言ったとおり変化の時だよ」とデイモンたち。
しかしブランカは、「ボールは流行や派手なダンスを見せるところじゃなく、家族のためのものよ。葬儀も同じ」と4人の行動を諫める。

難題

ネイルサロンオープンに向け準備する中、突然やって来たノーマンの息子ジョナスから、「あんたには貸せない。今日中に出てってくれ」と一方的に契約を破棄されたブランカ。

理由はブランカが女装男性だから

相談を受けたテルは、「違法行為だ」と言うが、契約書なし、2ヶ月分の賃料も現金で支払ったため証拠書類がないブランカ。

その上ブランカは、デイモンとリッキーが感染予防意識が低いことにも悩んでいた。
テルは、「黒人のゲイボーイは自尊心を身につける機会がない。自分を大事にしていてもセックスする時、流されてしまう。私たちもそうだったし、その結果、HIV感染した。マザーとして手本を見せて善悪を教えるべき。大家に立ち向かう姿を見せなきゃ子どもたちも闘うことを覚えない」とブランカを励ます。

闘う決意

ネイルサロンオープンを2日後に控え、準備に追われるブランカを訪ねてきたノーマン夫人は、「不法侵入よ、出て行って。あなたは私を騙した。だから契約は破棄よ。借地人として退去させる権利がある」と圧力をかけはじめる。
しかしブランカは、「人権委員会に相談し、プロボノで弁護士を頼んだ。裁判まで私に権利がある。人生を賭けて最後まで闘う」と闘う姿勢を見せた。

マザーとして

夕食の席で性教育をはじめたブランカに、照れから真面目に聞こうとしないデイモンとリッキー。
エンジェルは、「自分だけが感染しないと思わないで!」と厳しく意見する。
「ツラい話しをする・・・若い黒人のゲイで貧しいあなたたちがエイズで死んでも、世間は自業自得だと言う」と話し始めるブランカ。

’83年頃、まだHIV、エイズの知識がなかった頃、ブランカは愛する人に身体を与えることが愛だと思っていた。
愛されたくて名前すら知らない相手とセックスした日々。

「私は自分を貶めてた。カレらを喜ばせたくてコンドームなしでセックスした結果、エイズ感染した」
ブランカの告白に言葉を失うデイモンたち。
「あなたは勇敢な女性だ。あなただけがオレを守ってくれた。今度はオレがオレたちがあなたを守る。もうツラい思いをさせない」とブランカをハグし気持ちを伝えるリル・パピ。

ブランカは、「自分を愛さないなんてダメ。それが私の失敗。私は病気と闘う。大家のノーマンとも闘って店を勝ち取る」と気持ち伝えた。

決意

ネイルサロン「ヴォーグ」をオープンさせたブランカ。
それだけでなくブランカはAZTを服用する決意をする。

 

デイモンの決断

デイモンとリッキーはふたりでHIV検査を受けた。
検査結果はふたりとも陰性だったが、デイモンはリッキーとの別れを決める。
リッキーは別れたくないと言うが、「ボクたちはまだ誰かに自分を捧げるには若すぎる。キミにも自由でいて欲しい」とデイモンは別れを告げる。

リッキーはブランカのハウスを出て行くことに

リル・パピの情報で、リッキーはエレクトラのハウスへと移った

デイモンはブランカの勧めで近所でヴォーキング教室を始める

 

感想

ブランカにとって大きな決断がいくつもありました。
AZTを服用することを決断できたのは、家族にエイズ発症の事実を伝えることが出来たからですよね。
リル・パピの言葉も心に沁みました。
そして、ブランカの決断はデイモンにも影響を与えました。
デイモンは夢であり目標であるダンサーになるために、リッキーと関係を解消。

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