ラスト・キングダム 1 # 8 (シーズン最終話 / 相関図)

海外ドラマラスト・キングダム

シーズン1の最終話
史実に基づく878年エディントンの戦いを描いています。
歴史ってすごいな。

 

#8 あらすじ (シーズン最終話)

サクソン人の誇りにかけデーン人をウェセックスから撤退させようとウートレッドとアルフレッド王は決死の戦いを繰り広げるが、裏切りが・・・・

相関図

まとめ

アセルニー沼沢地

スコルパの船団を焼き払い、兵士を一網打尽にしたアルフレッド王はデーン軍と戦う覚悟を決めるが、「軍隊なしでデーン人と戦うことはできない。フランキアに逃げるべきだ」とウルフェア。しかしアルフレッドは、「神のお導きだ。ウェセックスを守る。デーン人に勝つ唯一の方法は”一度の決戦”だけ」と言うと、アセルニーを出ると言う。

だが一方で負けた時のことを想定し、アルフレッドは王妃エルスウィズに、「もし負けたら、子どもとフランキアに行き、私の子どもを守って欲しい」と頼む。

アセルニーを出発するときが来た。
ウートレッドは、異教徒の自分を排除したがっているアッサー修道士の存在を危惧するが、ベオッカ司祭は、「私がお前の味方となり、力を尽くす」と誓う。
一方、勝算はないと考えたウルフェアは、馬係のハリグを残して姿を消してしまう

 

ウィンチェスター 

デーン人に占拠されてしまったウィンチェスターにいるエゼルウォルドは、「アルフレッドについて話せ」とグスリムに言われ、「カレは強い男で、頭が良い。カレの強さは信仰にある。カレは神が見捨てるわけがないと勝利を信じてる」と言い切る。するとグスルムはエゼルウォルドに短剣を手渡すと、「宿営地へ向かい、お前がアルフレッド王を殺せ」と命じる。

 

領地リスカム

アルフレッド一行は野営地を求めて領地リスカムへと入るが、領地は襲撃を受けたあとで、惨殺死体が転がり、生存者はひとりもいなかった。
ウートレッドはミルドリスと息子の無事を確かめようと屋敷(と言えないようなボロ家)に入るが、そこはもぬけの殻。だがウートレッドは赤子の埋葬あとを見つけてしまう。
我を忘れ、土を掘り起こしたウートレッドが抱き上げたのが愛する息子の遺体だった・・・。
慟哭するウートレッドにイゾルトは、「ミルドリスは息子を葬ってここを去ってる。彼女は生きてる。それが見えた」と伝える。

その夜イゾルトは、予知する能力を失ってもひとつになりたいと言い、繋がるが、イゾルトが予知夢を失うことはなかった。
イゾルトはスコルパから、(ラグナルの妹テューラが生きていて、北にいると聞いた)と言い、「あなたを苦しめるウソだと思っていたけど、彼女が見えた。デーン人との戦いが終わったら、あなたは北に向かい過去と向き合って」とアドバイスをする。

イゾルトは呪術師で、処女であることで予知夢を見ることができるとされていた
アルフレッド王と司祭たち

その頃アルフレッドは”エグバードの巨石に兵を招集せよ”と言う知らせ状を何通も綴るが、アッサー修道士は、「神のご加護が必要なら、信仰心のないウートレッドをそばに置くことは問題です。ましてや異教徒に従うなど言語道断、カレには魂がない」と進言するが、ベオッカは、「この先、待ち構える死に対抗できるのはカレだけ。私がカレの魂となりカレのために祈り共に戦う」と断言する。
そのやりとりを聞いていたアルフレッド王はアッサーを最初の伝聞者に選ぶ。

翌朝、アッサー修道士、ハリグ、そして自ら名乗り出た修道女ヒルドによって王の伝聞が各地に届けられることに。

 

オダの領地(エクセター)

オダは一命を取り留めたものの、領地は息子オダが主導、ある行動に出ていた。

【ヤング・オダの策略】
ヤング・オダはスコルパの野営地へ赴くと、「ウェセックスの中で私だけが軍勢を集められる。今、グスルムかスコルパか、どちらと手を組むか決めかねている。交渉の場を設ける」と領地に招待するが、スコルパは、「新月になったら行く」と返事していた。

エセクターに到着したウートレッドは、「安全が確保できるまで身を隠してください」と言いおきレオフリックと共に先に領地へと先に入るが、アルフレッドは、「オダの忠誠をこの目で確認する」と言い、ベオッカとイゾルトの制止を振り切り領地へと入る。

ヤング・オダの野望

レオフリックとウートレッドの来訪にふたりを向かい入れるオダ。広間にはエゼルウォルドもいた。
「これまでどこにいた?」と言うヤング・オダの質問にレオフリックは、「王と共にデーン人と戦っていた」と言い、ウートレッドは、「王の伝聞を持参した」と差し出すが、ヤング・オダは書簡を受け取ろうともせず、「書簡など無意味だ。アルフレッドの時代は終わった。あの男は自分の身を守るためにウェセックスを見捨てたのだ。裏切ったのだ」とまくし立てる。

その様子にウートレッドは、「デーン人に寝返ったのか。スコルパと何を約束した?オダ王の座か?」と図星をつくが、ヤング・オダはそれには答えず、「私の家来ならこの男を殺せ」と命じる。
それはできないと言うレオフリックに、「やれ!」と迫るヤング・オダ。
その時オダは、「息子よ」と声をかけると、短剣で腹を刺し殺害してしまう。
息子の謀反を知ったオダは、身を隠して広間にいるアルフレッド王に気づき、葬ることで罪を償う道を選んだのだった。

オダは姿を現したアルフレッド王に、「陛下、お許しください。どうか息子を気高く死なせてやって欲しい」と懇願するが、「背徳行為を決して許さぬ。今すぐサマセットの兵をあげよ」と命じると、「我は王だ。ウェセックスの戦士よ、共に戦おう」と決起を宣言する。

レオフリックはオダ卿の兵士
ミルドリスとの別れ

オダ卿を頼りエクセターに身を寄せたミルドリスは修道女として生活していた。
ウートレッドは埋葬された息子を見たと言い、「ひとりで立ち会わせて悪かった」と謝罪するが、「子どもは弱いわ、でも私は夫がいなくてもひとりじゃない。もう私のことは放っておいて」と言うと、ミルドリスは何も語らず去ってしまう

スコルパ

翌朝、スコルパはヤング・オダと交渉するため領地にやって来たが、「オダの息子は裏切りものとして死んだ。休戦は終わりだ。お前の船団はアルフレッド王がすべて焼き尽くした。グスルムと早く合流しろ」とウートレッド。スコルパは、「お前の妹はスヴェンの慰めものになっている」と侮辱するが、ウートレッドは冷静に対応する。

 

エグバードの巨石

招集をかけた兵士の集合場所=”エグバードの巨石”に到着した。
「援軍が待っているはずだ。私ひとりで行く」とアルフレッドは確認に行くが、そこには誰もいなかった・・・。「誰も私の声に応じなかったのか」と落胆するアルフレッドに、”今は待つしかない”と野営を張ることに。

グスルムから”アルフレッドを殺せ”と命じらられたエゼルウォルドは、丘にひとりでいる叔父を見て、”今しかない”と短剣に手をかけ近づくが・・・・結局、叔父に手を下すことができなかった。

その時、「あれを見ろ」と声をあげるアルフレッド。
アルフレッドの指の先には、王の呼びかけに応えた兵士の大軍が・・・。

 

グスルムの覚悟

グスルムと合流したスコルパは、「攻め入るべきだ」と進言。ラグナルも兄弟(ウートレッド)を殺す覚悟があると言ったため、「ならば戦う」と出陣を決めるグスルム。

 

エディントンの戦い(878年)

戦いを前にアルフレッドは、「ウェセックスを取り戻す!皆殺しだ!」と兵士を鼓舞する。

一方デーン軍を率いるグスルムは、総攻撃するべきだと言うラグナルを退け、自分の戦略にこだわる。
デーン軍の中にはアルフレッド王を裏切ったウルフェアの姿も!

弟ウートレッドとの戦いを前に、「覚悟はある?」と聴くブリーダにラグナルは、「皆殺しだ」と覚悟を決める。

激突

戦いが始まった。互いに盾の防御姿勢で押し合う両軍。
激しい衝突の中、レオフリックは裏切りウルフェアを刺し殺すが、首を切られてしまう。
ウートレッドは号令をかけ、ジリジリとデーン軍に圧力をかける。
サクソン軍の圧力にたまらず”全体後退”の指示を出すデーン軍、デーン人の動きを見たウートレッドも兵士に後退を指示する
そこへ馬で分け入って来たスコルパは、「ウートレッド・ラグナルソン、贈り物をくれてやる!」と掲げたのは、”イゾルトの斬首”だった・・・・

無我夢中でデーン軍の中にひとり突っ込んでいくウートレッド。
それを合図にサクソン人の総攻撃が始まる。
ウートレッドはスコルパの胸を槍で突き刺し葬る。

ラグナルは、サクソン軍の予想外の圧力に、「次はどうする」と指示を仰ぐが、「司祭が言ったとおりだ、神はヤツらの味方だ」とグスルムは指示を出さなかった。

勝利したアルフレッド王

エディントンの戦いはアルフレッド王の勝利で終わった。
ウートレッドは戦死したレオフリックに剣を握らせると、「領主と同じ位で葬って欲しい」と言い、エゼルウォルドはそれを了承する。
イゾルトはウートレッドの希望どおり火葬することに。
ベオッカは、「お前はウェセックス王国のために尽くした、私が願っていた男になった」と感謝を伝えキスする。

 

デーン軍の降伏

デーン軍はウェセックスから撤退した(878年)

和平は人質により保障された。その中にはラグナルとブリーダが。
ラグナルとウートレッドは互いの運命に翻弄されながらも、信頼関係を確認する。

そしてグスルムは洗礼を受けキリスト教徒となった。

そしてウートレッドは、北にあるべバンバーグを目指しハリグとヒルドと共に過去と向き合う旅に出るのだった

 

感想

シーズン1の最終話では、史実”878年エディントンの戦い”が描かれました。

 ここからネタバレ 

まさかイゾルトが犠牲になるとは思っていなかったので意表つかれて声が出てしまいました
ストーリー的に救われたのは、ブリーダも含めウートレッドとラグナルが互いを殺し合うことがなかったこと。
ラグナルとウートレッドはこの複雑な関係に翻弄されながらも、互いを兄、弟と思っている。
ラグナルはウートレッドが、キャルタンに父の敵を討ち、妹デューラを助け出せば、心から感謝すると思う。

史実でアルフレッド王は、デーン人の侵略からイングランドを守り、イングランドを統一する礎を作ったグレート・キングです。

どうやらウートレッドはアルフレッド王とは違う道を行くようですから、これから先は父の敵、妹の救出、べバンバーグ奪還のため叔父エルフリックとの戦いが描かれていくのかな?

あ・・・レオフリックは素敵な戦士でした。
カレが亡くなってさみしい。

オダは最後まで素晴らしい領主でした。厄介なヤング・オダが死んでくれてすっきりしました。
元妻ミルドリスとは良い関係で別れることはできなかったけれど。
ウートレッドは息子を亡くし、孤独になってしまいましたね。

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