ヴァイキング~海の覇者たち~6 #11 王の中の王

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海外ドラマヴァイキング 海の覇者たち
今回のエピソードは
●致命的なケガを負ったビヨルンは仲間に助け出されカテガットに戻ったが・・・
●勝ち名乗りをあげるオレーグにアイヴァーは、まだ決着はついていないと言う。
●アイスランドでは、遠征に向けた準備が進む中、ウベはフロキの失踪の真実をオテールから聞く。
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#11 王の中の王 King Of Kings あらすじ

仲間によって戦場から運び出されたビヨルンは、カテガットに戻るが、死期は近い状態だった。
ビヨルンはルーシ国のカテガット襲撃に備えろと指示、各国の王、首長に協力を頼む。
一方、戦いに勝ち、ヴェストフォルを陥落させたオレーグは、捕虜にしたハーラルとオラフの処遇を決めることに。
アイスランドでは春を迎え、西への冒険遠征に向け準備が進む。
ウベはオテールに、フロキについて真実を知りたいと迫る。

 

まとめ

アイスランド

春を迎え、ウベは西への遠征の準備に入る。
ウベは40人ほどの冒険隊を作る予定だった。
参加について打診したウベにチェーティルは、「俺の夢はアイスランドの王になることだが、遠征に参加する」と言うが、何か企んでいる様子を見せる。
冒険隊にはチェーティルの妻イングヴィルドと息子フローディも参加することに。

ウベはオテールに、「信仰は違うが、あんたの神と俺の神々は同じだと思う。だが、信用できない相手とは旅はできない。隠し事はなしだ。フロキについて教えてくれ」と聞く。
最初は、チェーティルに聞いてくれと言っていたオテールだったが、
・エイヴィンド一家を殺したのはチェーティルと息子であること。
・チェーティルの娘アウドは父の本性を知り自殺した
と言う。

ヴェストフォル

勝ち名乗り

ヴェストフォルを陥落させたオレーグ公は、兵士らを前に勝ち名乗りを上げるが、「戦いは終わってない。ヴァイキングは退却しただけでカテガットに戻ったんだ」とアイヴァー。
しかしオレーグは、アイヴァーがビヨルンを殺害したと思っており、「英雄である指揮官を失った」と言うが、「ビヨルンは殺せない。運び出されるのを見た。死んだかわからない」とヴィトゼルク。
アイヴァーは、すぐにでもカテガットを襲撃するべきだと言うが、「船が直り次第襲撃するが、予想以上に多くの兵士を失った」とオレーグは畳みかけるような襲撃はしない様子を見せる。

捕虜ハーラルとオラフ

広間に捕虜となったハーラルとオラフが連れて来られた。
オレーグは、ふたりの対処について考えていると言い、「どんな風に私の役に立つんだ?」と問いかけるが、「命乞いはしない。ヴァイキングにとって屈辱だから。さっさと殺せ!」とハーラル。

しかしオレーグが下した結論は、ハーラルは残し、オラフを処刑すると言うものだった。
「俺なら違う決断をした」と言うアイヴァーにハーラルは、「お前にはそんな権力などない」と痛い現実を突きつける。

処刑

火刑を受けることになったオラフ王。
オレーグは処刑する役目をイーゴリ王子にさせることに。
オラフ王を前に、「できないよ」と言うイーゴリ王子。
するとオラフは、「もう死んでいると思えばいい。何をされても平気だ」と語りかける。
オラフ王は、騒ぐことなく見事な最期を見せた。
その凄まじさに言葉を失うアイヴァーとオレーグ。

しかしその直後、アイヴァーはハーラルが脱獄したことを知る。

 

カテガット

瀕死のビヨルン

その頃、戦場から助け出されたビヨルンが、船でカテガットへと戻って来た。
ビヨルンのケガは重症で、助からない状況だった。

グンヒルドは様子がおかしいイングリッドからハーラルに犯されたと告白を受ける。
「機会さえあればヤツの喉を引き裂いてやる。でもムリね。私たちは夫のそばで死ぬ。勇敢に戦い抜けばヴァルハラで再会できる」とグンヒルド。
「幸運をもたらすと言ったのに、苦しませ破滅させてしまった」と嘆くイングリッドをグンヒルドは慰める。

ビヨルンも死期が近いことを感じており、「2人の子どもを亡くした。多くの過ちを犯してきたがそれを償うことができそうもない。心から昔に戻ってやり直したい」と後悔の言葉を口にするのだった。

ハーコン王

ビヨルンはルーシ国の襲撃はノルウェーの危機だと各国の王、首長に協力を呼びかけた。

呼びかけに応じやってきたハーコン王は瀕死のビヨルンと面会し、衝撃を受ける。
ビヨルンは、「他の王、首長の加勢が必要だ。ルーシをどう撃退するか考えなければ。向こうにはアイヴァーがいる。策を練るんだ」と必死で訴える。
ハーコン王は、「どうか生きて俺たちを導いてくれ」と言う。

ルーシ軍の侵攻

カテガットに向けて陸経路で侵攻をはじめたルーシ軍。
その道中アイヴァーはイーゴリ王子に、「オレーグは俺を名ばかりのスカンジナビア王にする。権力を握るのはオレーグだ。ルーシ国の後継者であるお前のことも支配してる」と言うが、「オレーグは強すぎるよ」とイーゴリ王子。
アイヴァーは、「ジールと手を組むんだ。オレーグを倒せるだけの軍隊が手に入る。そのためには態勢を整える。側近の中に俺たちの味方を探す」と言う。

オレーグはコソコソ話すふたりをジッと見つめていた。

 

カテガットでの戦い

ビヨルンの覚悟

ルーシ国のカテガット侵攻を知ったエイリークはビヨルンにその事実を報告する。
「できる限りの準備はした。ハーコン軍も加勢してくれるが、圧倒的に劣勢だ。それにあんたは指揮を執れない」とエイリーク。
そんな弱気なエイリークの頬を叩き、「神々を忘れたのか?ここで立ち向かい、勝たねばヴァイキングは滅びる」と鬼気迫った形相で必死に訴えかける。
エイリークはビヨルンに心を奮い立たされ、「二度と弱音は吐かん」と言うとノルウェー統一王の王冠をビヨルンに渡し、「あんたのもんだ。私の王よ」と尊敬と敬愛、そして忠誠を誓う。

ハーコン王の裏切り

野営地にいるルーシ軍の元へ出向いたハーコン王はオレーグ公と面会し、「剛勇のビヨルンは死んだ。どうか命を助けてくれ。あなたに仕える」と寝返る。
オレーグ公はハーコン王を受け入れるかに見せて、殺害。
「偉大な英雄は死んだ。カテガットは我々のものだ」と戦いの前から勝ちを確信する。

戦いの時

戦いを前に整列したルーシ軍。
そこへ馬でひとりやって来た者が・・・死んだと聞いていたハズのビヨルンだった。

死を覚悟したビヨルンは「鎧を着させてくれ」とグンヒルドに言い、最期の戦いへと出たのだった。

驚くオレーグ、アイヴァー、ヴィトゼルクたち。
オレーグの側近ガンバタールは、「カレは死んだハズだ。これはイカサマだ。証明してやる」と言うとビヨルンの前に馬で近づき、ビヨルンに矢を放つ。
1本、2本、3本・・・身体に突き刺さる矢をもろともせず、馬に騎乗し続けるビヨルン。
それを見て、ガンバタールは、「見たか?ヤツは死んでる」と兵士たちに言うが、ビヨルンは剣を抜き、天に向けて剣を突き立てた。

「あり得ない」とアイヴァー。
「ヤツを殺せないと言ったろ」とヴィトゼルク。
オレーグもその凄まじい光景に思わず十字を切る。

 

カテガットと民は、ビヨルンの勇姿に気持ちを奮い立たせ、一斉にルーシ軍に向かって行く。
ビヨルンの呼びかけに応じた各国の王たちは、ルーシ国を挟みうちにする。
退却を余儀なくされたルーシ国。

戦いのあと

祠に馬に騎乗し剣を振りかざしたままのビヨルンが葬られた。

カレほどの男は二度と現れない。我が英雄は奇跡を起こした。ノルウェー中の王や女王、首長たちがビヨルンの呼びかけに応じ、国を守るために集結した。カレこそ真のノルウェー統一王。カレだけが民の心をひとつにし、勝利へと導くことができた。預言者の言葉どおりラグナルより偉大な人ビヨルン。

 

感想

ビヨルンもハワード王も、そしてオラフ王も生きてたのね~!
そして11話にしてほんとうにビヨルンがこの世から去りました。
なんか祠か古墳のような中に、剥製化された状態で葬られる?と言う凄いシチュエーションで葬儀が終了した感じですケド
王妃グンヒルド曰く、預言者の言葉どおりビヨルンは父ラグナルを超えた真の王となって亡くなったそうです~。
な~んか、視聴者の私としてはビヨルンはすぐに騙される思量深いタイプではないと言う印象ではありますが、カリスマ性は十分に持っていたようですね。
ルーシ族を撤退させたのも、ビヨルンによる各王、首長への呼びかけによる結果でしたし。

オレーグ公によりオラフ王も処刑されました。
見事な処刑シーンでしたね。目の前で信念に基づく死を見せられると、怖さを感じる気持ちわかります。
そして凄いのがハーラル王がまたまた脱獄ですよ!
1番修羅場を超えて生きてるよね~。
こういうしぶとさが初代ノルウェーである由縁なのかも。

ハーコン王は、オレーグ公と面会し、ビヨルンが死んだと思わせて、自分が命乞いしました。
これはビヨルンの作戦?それともほんとうにハーコンが寝返ったのかな?どっちだろ。
結局、ビヨルンが死んだと言うウソ情報を信じたオレーグが、気楽に戦いを考えていたと言うのも、ノルウェーの合同軍団の勝利に一枚噛んだのも事実のように思います。

ファイナルシーズンの中盤で、ラゲルサ、ビヨルン、オラフ・・メインどころが消えました。
そしてカテガット陥落までは至らずのオレーグ。
これからアイヴァー vs オレーグが始まるのかな?
アイヴァーも、この状況を見たら、兄弟ゲンカしてる場合ではない。
ノルウェーのためにキエフと戦うべきだろーと思いますが。

 

コメント

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