ラスト・キングダム 1 #2(相関図あり)

海外ドラマラスト・キングダム

バーナード・コーンウェル氏の小説「サクソン・シリーズ」原作の、デーン人(ヴァイキング)の支配下となる9~10世紀のイングランドを舞台にした史実ドラマです。

 

# 2  あらすじ

キャルタンに皆殺しにされたラグナル一家。それに叔父が関わっていると知り、故郷べバンバーグへ戻り、叔父エルフリックに宣戦布告したウートレッドはエフォウイックへ戻る途中に、襲撃を受けた村を見つける。

相関図

まとめ

べバンバーグを奪還するために

甥ウートレッドに宣戦布告されたエルフリックは、手下と共に馬で追いかけるが、見失ってしまう。
エルフリックは手下増員を指示、「かならずヤツを見つけ、殺す」と憤る。

ブリーダは、「これであなたは命を狙われ続けてしまった」と言うが、ウートレッドは、「叔父を殺しオレのものを奪い返す。アバに協力を頼み、ラグナルの敵を討ち、べバンバーグ奪還する」と決断、エフォウイックへと戻る途中、デーン人に食糧を供給している村が襲撃されたあとを発見する。

だがウートレッドは、生き残っていた男エドガーから、「結婚式のパーティーで奴隷が主人一家を虐殺する謀反を起こし、報復にデーン人に襲撃された」と聞かされ驚く。ウートレッドがラグナル一家を襲撃したことになっていたのだ。
エフォウイックへ戻ればアバに殺害されるかも知れなかった。だが、ウートレッドはそれしか道がないと前進することに。

 

ウェセックス王国:ウィンタンセスター(現ウィンチェスター)その1

ベオッカ司祭

べバンバーグの司祭ベオッカはウェセックスの司祭となっていた。

ウェセックス王国の王はエセルレッド。
弟アルフレッドは、頭脳明晰で思慮深い人物だが、虚弱体質だった。(女性好きらしい)

ラグナル一家惨殺の知らせを聞いたベオッカ司祭は、アルフレッド陛下に、「べバンバーグのウートレッドがやったのだと思う。幼い頃にデーン人に連れ去られ、育てられたが、カレの心はイングランド人。デーン人の言葉が話せるウートレッドは、この王国に役立つ。エセルレッド王にそう進言して欲しい」と打診するが、「まだ会ってもない男の話しはしない」とあしらわれてしまう。

イングランドの現状

賢人会議では、イーストアングリア王国エドマンド王からの援軍要請について話し合われた。
今、イーストアングリア王国には、首領アバ率いるデーン軍の襲撃が迫っていると言う。
エセルレッド王は、イーストアングリアの陥落は避けられないと判断、援軍送らないと決断、「これで我々はイングランド最後の王国になる。異教徒と戦う日も近い。その日に備えてくれ」と命令する。

エセルレッド王の気持ち

デーン人との戦いを前にエゼルレッドは臣下オダに、酒に溺れ、怠惰な暮らしをする息子エゼルウォルドを諦め、弟王アルフレッドを後継者にするよう頼む。

 

イーストアングリア王国

アバ率いるデーン軍はイーストアングリア王国を陥落させた。
燃えるイーストアングリア王国を見たウートレッドとブリーダは、アバとの交渉を成功させるためにアバが傾倒する呪い師ストーリを人質に取ることに。

ビオデリシーズ・ワーディ(現ベリー・セント・エドマンス)

アバから預かったストーリへの売春婦に扮して町へと入ったウートレッドは、修道院にいるストーリに接触、人質に取ると、アバを待つことに。

イーストアングリアにアバとグスルムがやって来た。ウートレッドはアバに、「父ラグナルの死の真相を聞いて欲しい。殺したのは仲間のキャルタンと息子スヴェンだ」と訴えるが、聴く耳を持たないアバ。

そこでウートレッドは、「ストーリを人質にしてる。オレが死ねばヤツも死ぬ。ヤツを助けたいならオレを逃がすしかない」と駆け引きに出る。アバは、「いつかお前を殺してやる」と解放する。

エドマンド王は死ぬ寸前までデーン人にキリスト教に改心するよう説いた

 

オクスナフォーダ(現オックスフォード)

アバに殺されかけた現実にブリーダは、小ラグナル(ラグナルの息子)のいるアイルランドに行くことを提案するが、「もうオレたちはデーン人じゃない。遠くへ行こう」とウートレッド。

オクスナフォーダの町に着いたウートレッドは、鍛冶屋に剣の制作を頼む。
剣の柄には、父ウートレッド卿からもらった琥珀を埋めてもらう。

しかしそこにもウートレッドの追手5人がやってきた。
ふたりは、追手を始末すると町を出る。

アバにも叔父にも命を狙われている状況にウートレッドは、以前、ベオッカ司祭の言葉「ウェセックスのアゼルレッド王を訪ねるなさい」を思い出し、ウェセックスを目指す。

 

ウェセックス王国:ウィンタンセスター(現ウィンチェスター)その2

ベオッカ司祭との再会

ウェセックスの民はデーン人の装いのふたりを侮蔑、兵士も王への謁見を取り次ごうとしない。
そこへ騒ぎを聞きつけベオッカ司祭が現れた。ベオッカはウートレッドを見るなり、「神が遣わせたに違いない」とよろこび、アルフレッド王子との面会を取り付ける。

アルフレッド殿下

アルフレッドは各王国にいる耳目(じもく)から情報を得ていると言い、ウートレッドがラグナルを殺害した噂があるが、真実はキャルタンがラグナルを殺害、屋敷を得て太守になり、口封じにお前を殺害しようとしているし、アバも刺客をマーシャに送った。私はいつの日か、王国がひとつになることを祈っているが、今、残っているのはウェセックスだけ。だが1つになったイングランドはここから始まる。ウェセックスを救えばイングランドを救える。ウェセックスを救えば、ノーサンブリア、そしてべバンバーグも救える。今、グスルム率いるデーン軍がレディンガムに集結し、そこで野営を張っている。ベオッカはお前が私たちの強みになると言うが、私にはお前がデーン人にしか見えない。国も主君も持たず、我が身のことしか考えない男にしか見えない」と言い、ウートレッドがイングランド人としてウェセックスに尽くす気持ちがあるかと試す。

信頼を得るために

アルフレッドの考えを聞いたベオッカは、べバンバーグから持ち出した”憲章”をウートレッドに見せると、「保管していた。アルフレッド陛下もこれをご覧になり、お前こそが領主だと知っておられる。だから領主らしく振る舞うんだ」と信頼を得るには努力がいると諭すが、その言葉にウートレッドは、「レディンガムを視察する。なぜデーン人がそこにいるのか目的を探る」と行動を起こす。

ベオッカ司祭は、”ウートレッドは異教徒だがイングランドの魂を持っており、信用に足る人間である”と主張するが、”信用できない”と言う姿勢を見せるアルフレッド。
ベオッカは、ウートレッドが信用にたる人物と認めるられるだけの情報を持ち帰るよう神に祈る。

アルフレッドの信頼

ウートレッドが城に戻ってきた。
アルフレッドは緊急賢人会議を招集、「べバンバーグの異教徒がデーン軍の情報を持っている」とウートレッド紹介、ウートレッドは、デーン人は春を待って襲撃してくるだろうと予想しているエゼルレッド王たちに、「デーン人は数日以内に襲撃してくる。彼らは生贄を捧げてる、これは戦いの数日前にする儀式だ。ヤツらはまず食糧確保のために作物豊かな”アベンダム”を襲撃するはず。レディンガムからアベンダムまでの道で迎え撃つべきだ」と進言するが、「デーン人として生きてきたお前が、私たちを罠にかける可能性もある」とアルフレッド。

だがエゼルレッド王は、「お前ならどんな作戦を考えるのだ」と問う。
「アシェスの丘で待つ。あそこなら道が狭く、上から襲撃しやすい。デーン人たちはサクソン人を恐れないから無謀な戦いを挑むはず。我々を所詮農民と高をくくってるが、利はある」とウートレッド。
もちろんオダの息子は、「話しが上手すぎる」と反対するが、エゼルレッドは弟アルフレッドに意見を求める。アルフレッドは、「攻めてくるなら受けて立たねば、平原よりは丘が良い。アシェスの丘に兵を進めましょう」とウートレッドの意見を採用するが、信頼を得られたと満足気になるウートレッドを捕らえ、投獄してしまう。

エゼルレッド王はアルフレッドと共にアシュスの丘でグズルム率いるデーン軍を待ち受け、戦いの口火を切る

 

感想

話しがどんどん進みます。
今回は一気にウェセックスまで出てきました。

 

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