ハンドメイズ・テイル シーズン4 #8 陳述(相関図付)

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ジューンはウォーターフォード司令官と対峙し、エミリーは思わぬ人物と再会することに。

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#8 陳述  Testimony あらすじ

ジューンは法廷でフレッドとセリーナに立ち向かうことに。エミリーの前に、思いも寄らない人物が現れる。
ギレアドでは、リディアおばの立ち位置が危うく、それにより問題を起こしてしまう。

 

相関図

まとめ

ギレアド脱出者の今

ミーティング

モイラが主催する”ギレアド脱出者ミーティング”に参加するジューン。
ギレアドで受けた仕打ちや苦しい胸の内を話す参加者に、「でも今はここにいて心を癒やしてる。今は自由よ」と声をかけるモイラ。
明日、法廷証言を控えるジューンに彼女たちは口々に心配の声をかけるが、ジューンは、「緊張もしてないし不安でも怖くもない。凄く楽しみよ」と挑戦的な表情を浮かべる。

終了後、ジューンはモイラに、「気持ちを抑えようとしないでもっと怒るべきよ」とミーティングのあり方に疑問を投げかけるが、その時、エミリーが誰かと揉める声がした。

女性は、エミリーと話しがしたいだけだと言うが、それを拒否するエミリー。
ジューンとモイラが入り、女性に帰るよう迫ると、その女性は連絡先のメモを渡し、立ち去る。
「誰なの?」と尋ねるジューンに、「大丈夫だから」と話そうとしないエミリー。
ジューンはエミリーが受け取らなかったメモを拾う

女性の正体

夕食の席でジューンは、突然、「アイリス・ベーカーって誰?今日来た女の人よ」とメモを出す。
少しの沈黙の後、「彼女はアイリーン。”おば”だった。なんで会いに来たのかはわからない」と告白するエミリーにジューンは、「逃げるべきじゃない。これまで溜め込んでる胸の内を吐き出した方がいい」と言うが、「あなたと一緒にしないで」とエミリーは拒否する。

【ギレアドでのエミリーの過去】
エミリーが、”オブグレン”だった頃、女中のマーサと恋愛関係に。
ギレアドでは、LGBTは許されない行為。マーサはオブグレンの目の前で絞首刑に処され、オブグレンは侍女(妊娠できる)だったため死刑は免れたが、同意なしで割礼術を施された。
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苦悩するルーク

明日の証言はひとりで行くと言うジューン。
ルークは、「ほんとうに行かなくていいのか?」と確認するが、「私の証言を聞けば、あなたがツラくなるだけ」と言われてしまう。
そして、【ジューンがハンナと会った湖畔の家】についてルークがトウェロに話したと知ると、「勝手に話さないで!」と、声を荒げルークを批判する。

ギクシャクするふたりを心配するモイラにルークは、「ジューンが分からない。別人みたいだ。ハンナの話しをする時やベッドでも」と苦しみを吐露する。
モイラは、「凄まじい経験をしたんだ、気持ちが落ち着くまで待ってあげて」と言うが、「それを知るべきなのかも」とルーク。
ジューンはそれを階段で聞いていた。

 

セリーナとフレッド

フレッドを呼び出したセリーナは、「モイラの証言を裁判官は信じてる。明日が心配だわ。私たちの将来がかかってる。だから明日は彼女をオブフレッドではなく、”ジューン”と呼んで」と指示するが、「それより妻が法廷にいる方が心証が良い。でないとジューンに怖がってると思われるぞ」フレッド。
セリーナは、妊娠を理由に法廷に行かないつもりだったが、その言葉に、「明日の朝、会いましょう」と気持ちを変える。
「妻の服装で来い」と要求するフレッド。

 

法廷

ジューンが法廷に入ると、そこにはギレアドの正装に身を包んだフレッドとセリーナが。

そしてマーク・トウェロとルークの姿もあった。
ジューンは宣誓をすると、「ウォーターフォード夫妻は私を監禁、殴打、レイプしたー」と証言をはじめる。
詳細な証言の最後にジューンは、「これは私ひとりの声ですが、他にも数え切れないほどの声なき声がある。私の友人や命を落とした仲間の声はもう届かない。その女性たちのために国際刑事裁判所に求めます。この犯罪事実を認め、ウォーターフォード氏を裁き、最高刑を科すよう求めます」と正義を求めた。

凄まじい体験を供述する妻ジューンを黙って見つめるルーク。

次にウォーターフォード側の弁護士から質問を受けるジューン。
弁護士は、ジューンが過去に不倫をするなど貞操観念がないと指摘すると、「侍女の役割、儀式を知っていて侍女になったのでは?」と言う。
「拒否すればコロニー送りにされる」とジューンは反論するが、そのとき突然、「私たちのしていることは神聖な儀式だ」と勝手に発言するフレッド。
裁判官の制止を無視しフレッドは、「神の試練の前にギレアドの民は手痛い犠牲を強いられたが、そのおかげでギレアドの出生率は上がった。成功したんだ。神の道に従い苦しんだ末に報われた」と言うとセリーナのお腹を触る。
その発言にガマンならないジューンはフレッドの前に進むと、「私の苦しみはどう報われた?」と問うが、「キミには赤ん坊と娘がいる。娘に会えるように取り計らったろ?」と悪びれもなく言うフレッドに、「もうウンザリよ、後は裁判で」とジューン。

ジューンは既婚者だったルークと不倫の末、結婚した
その日の夜

「法廷に行って悪かった。でもおかげで何もかも知れた。これで前に進める。何でも話しを聞く」と言うルークに、「何も話すことはない」とジューン。
「どうすればいいんだ。頼むよ、話してくれ」と苦悩するルークにジューンはキスし、関係を迫ろうとするが、「待ってくれ、話して欲しいんだ。そうじゃない、やめてくれ」とルーク。
ふたりの間には埋めようのない溝があるままだ。

 

ギレアド

窮地

”おば”に復帰したものの、同僚から疎まれる存在になってしまったリディアは、その苛立ちから、電流棒で侍女とルースおばを痛めつけてしまう。

リディアはローレンスに面会を求め、「あれは事故だった」と主張するが、ローレンスは、リディアおばの精神状態こそが問題だと指摘する。
「私はクビですか」と聞くリディアに、「それは避けたい。だから立ち直ってくれ。私はギレアドの未来を担う仕事に命を賭けてるんだ。ひとつ良い知らせがある。シカゴで侍女が捕まった」と資料を見せる。
それはジャニーンがシカゴで逮捕された報告書だった。
「あぁ・・・この子は惑わされたんです」と言うリディアにローレンスは、「キミは痛めつけるのが好きだ。だがその行為は同僚だけじゃなく侍女も遠ざける。キミにははけ口が必要なんだろう。この侍女はキミに任せる」と言う。

再会

監禁されているジャニーンに面会に行き、「軍がシカゴを一掃したからあなたは助かったのよ」とギレアドに感謝するよう言い聞かせるリディアに、「ジューンは?死んだの?」とジャニーン。
ジューンがカナダに脱出したと聞き、ジャニーンは、「彼女ならやると思った」と笑顔を見せるが、「何がうれしいの?あなたは置いて行かれたのよ」とマインドコントロールしようとするリディア。
しかし、「もう分かってる、これが死ぬまで続くのね。侍女に戻さないで。ここで死なせて」とジャニーンはリディアに懇願する。

「そんなことを言うのもジューンの影響よ。彼女は皆を堕落させ、おかしくする。可哀想に。あなたをどうすればいいのかしら・・・」とジャニーンを抱きしめるリディア。

 

波乱を巻き起こす

”ギレアド脱出者ミーティング”にアイリーンおばを連れて現れたジューン。
驚き、「これは良くない」と言うモイラにジューンは、「彼女を歓迎するひとは?挙手して」と多数決を取り了承されると、円の中心にアイリーンおばを座らせ、「話したかったんでしょ?どうぞ」と促す。

アイリーンはエミリーに、「私は酷いことをした。あなたと女中のマーサとの情事を密告し、そのせいでマーサは処刑され、あなたは去勢術を受けさせられた。どうか私を許して欲しい」と赦しを請う。

しかし怒りMAXのジューンは、「難民と偽ってカナダに入国し、新しい人生、名前まで手に入れたけど、罪のすべてをあの国に置いてこられると思ったの?許される資格があると思うの?」と追い込む。
「皆、神の子よ、どうかお願い。どうやったら償えるのか教えて」と懇願するアイリーンにエミリーは、「あなたにできることは何もない」と立ち去る。

エミリーの決断

「ジューンは酷い。不意打ちするなんて。皆、どう前に進むべきか模索してる。ギレアドで味わった苦しみを何とか役立つものに変えたいって」と言うモイラに、「そんなことできるのかな」とエミリー。
モイラはエミリーに、「”おば”はギレアドの情報を知ってるはず。彼女に証言させるべきだ」と提案する。

エミリーは前に進むためアイリーンに会いに行くが、アイリーンは首吊り自殺を図っていた。

押さえ込んでいたもの

アイリーンの自殺を知った”ギレアド脱出者”たちは、「裁判して刑務所に入って欲しかった」「死ぬのは臆病者」など言い、エミリーに気遣う言葉をかけるが、ジューンは、「エミリーの気持ちを聞きたい」と言い出す。
「私は今、最高の気分。死んでうれしい。私のせいなら満足だわ」とエミリー。

エミリーの言葉で、怒りに火がついた仲間たちは、口々に押さえ込んでいた怒りを噴出させる。

その状況にモイラは、「そこまでにしよう。怒りは正当な感情だけど怒りを捨てなきゃ前に進めない」と、皆を諫めるはじめるが、「傷を癒やすことがそんなに大切?感情のまま怒っちゃダメなの?」と煽るような発言をするジューン。
モイラは、「今日はここまでにしよう」とミーティングを打ち切ろうとするが、「続けたい人がいれば私は残れる」とジューン。
その言葉で、次々と、「私も残れる」「話したい」と仲間たち。
感情を顕わにする彼女らを見て、ジューンは満足そうな表情を浮かべる。

その夜、ミーティングから帰ったジューンはルークに、「話しがあるの、ハンナと最後に会った時のことよ」と話す気になるのだったー。

 

受け入れられる

翌日、審問会に向かうため、エントランスに出て来たフレッドとセリーナが見たのは、ギレアドに反対するデモではなく、セリーナを応援する人々だった。

その光景に、「声が届いたぞ、ウォーターフォード夫人」とフレッド。
するとセリーナはフレッドの手を握り、笑顔を浮かべクルマへと進み始める。

 

感想

ジューンの原動力は完全に、≪怒り≫。
影響力のあるジューンの言動は、ギレアドを脱出できた仲間たちにも影響を与えています。
(お利口さんでいる必要はない。されたことに怒っていい。許す必要などない)と言うスタンスを示し続けてるジューンとは対照的に、怒りは決して良い結果を産まないと言う考えのモイラとは今後対立して行きそうです。
≪怒り続ける≫行為はかなりエネルギーが必要。
どうなんだろうか。許せない気持ちは分かるし、きっちり裁判で裁いてもらいたいけど、許せなくても、許したくなくても、(もう関係ない)と切り離すしか先に進めないように思うんだけどな、ジューンにとっては、そうじゃないようですね。

 

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