韓国ドラマ:怪物 #16 つかむ(最終話)俳優に魅了尽くされたドラマでした!

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最終話です。
ドンシクを演じたシン・ハギュンの演技に心を持っていかれ、ジュウォンを演じたヨ・ジングくんの真摯な演技に心を揺さぶられました。素晴らしいドラマです。
話しがフクザツ、人間関係がわかりずらい、名前がややこしくてしんどいなどのお話しを聞きました。その気持はめっちゃわかります。(よろしかったらこのサイトを参考にして)諦めないで最後まで見てください
満足できるフィナーレがそこにあります。

韓国ドラマ「怪物」は、全16話配信済み。
以下のVODで視聴できます

 

#16 つかむ (最終話)

チョン・チョルムンが殺害された。ドンシクはジュウォンと事件を解決するため動き出す。

 

相関図

まとめ

チョン・チョルムン殺害の真相

チョン・チョルムンからのドンシクを自宅へ呼び出すメールを見たジュウォンは、ドンシクに内緒でチョン宅へ。そこで浴槽で首を刺され死ぬ寸前のチョンを発見した。

【チョン・チョルムンを殺害したのは・・・】
チョン宅に潜んでいたイ・チャンジンだった。
イ・チャンジンは2台のスマホを残し逃走していたー。

「なんで勝手に行動した?」と怒るドンシクに、「あなたがチョン署長宅へ行っていたらチョン殺害の罪を着せられていた」とジュウォン。ドンシクはジュウォンに、負い目を感じて行動するなと言い聞かせる。

そのやりとりを見ていたジファは、「すべてを話して」と言うが、「お前はもう関わるな」とドンシク。するとジファは、「ミンジョンの指を店先に置いたのはあなたよ。それを分かっててなぜ追求しないと思う?私は一度もあなたを止めようとしてない。あなたのやりたいようにやらせたのに今更関わるなって?何を隠してるの?」と迫る。

ドンシクは、「21年前にハン・ギファンだユヨンを轢き殺した。ジュウォンが盗聴してわかった」と告白する。ジファは、「データを渡して、私たちは警官よ、逮捕するために努力しないと」と言うがドンシクは、「お前も法では解決できないと分かってるはずだ。ハン警部補と一緒にやる。カレは録音データをオレに渡し、公表していいと言った。父親と一緒に地獄に堕ちると、自分ですべてやると言った。罪を償う気らしい。だからオレのメールを見てチョン署長宅へ行ったんだ。オレはアイツをひとりで行かせられない」と言う。

 

ハン・ギファン

【チョン・チョルムン死亡の第一発見者がジュウォンだった】と知り何度もジュウォンに電話するギファン。だがジュウォンは父親の電話を無視し続けていた。

クォン・ヒョク検事からチョン殺害事件について報告を受けたギファンは、「チョンはナム・サンベを殺した罪悪感で自殺したんだ。凶器のナイフからもチョンの指紋が出てる。事件は終結だ」と言い出す。
ヒョクは驚き、「もう少し捜査するべき・・・」と言うが、「お前はオレの指示に従って処理すればいい」と押し切られてしまう。

その後ギファンはイ・チャンジンに電話すると、「事件は終結させる。証拠はないから大丈夫だ。しばらく身を隠せ」と指示するが、イ・チャンジンはムンジュ署刑事たちに重要参考人として連行されてしまう。

イ・チャンジン

なめた態度で聴取を受けるイ・チャンジン。
ジファンは、「あなたが署長を殺したのか?」と問うが、「自宅にいた」と言いきる。
だがイ・チャンジンは、チョン・チョルムン殺害未遂容疑で緊急逮捕されることに。
(ギファンから証拠がないと聞いたイ・チャンジンは)「上層部はこの逮捕を知ってるのか?証拠もないのに逮捕はダメだろ」と訴えるが、「アリバイが証明できないし、前日に署長から会う約束のメールを受け取ってる」と言うメールを突きつけられ、殺人未遂の映像がある」と見せられる。

【殺人未遂の映像】
釣場で待っているチョン・チョルムンを背後から走って襲撃しようとするイ・チャンジンが映っている動画だった。

 

ト・ヘウォン

ドンシクから【チョン・チョルムン署長を襲撃するイ・チャンジンの映像】を見せられたト・ヘウォンは、「だから次は私の番だと言いたいの?人のことは気にせず自分の人生を生きなさい」と言うが、「ジョンジェがユヨンを殺し、あなたが隠蔽したことで人生はすべてが変わってしまった」とドンシク。
ト・ヘウォンは、「気の毒ね」と返すが、「おばさんとジョンジェもね、自分たちのせいじゃないかも知れないのに、21年間もカネを奪われてたんだから。ジョンジェの前にユヨンを轢いた人がいるんだ」と言う。

動揺しながらも、「私があなたに騙されると思う?」と言い返すト議員にドンシクは、「ユヨンの解剖鑑定書を見せてもらうといい」と言う。
ト・ヘウォンは息子ジョンジェが逮捕されるのを恐れ、ジョンジェを別の病院へ移すよう秘書に指示する。

 

動きだす

ユヨン殺害事件の解決、犯人逮捕に向け、一気に動き始めたジュウォンたち

ジョンジェ

その頃、ジュウォンはジェイと一緒に病院にジョンジェを迎えに行くと、退院させていた。
途中、クルマからジョンジェを降ろしたジュウォンは手錠を取り出し、「逮捕する前に自首してください」と言うが、ジョンジェは自ら両手を差し出し、「逮捕してくれ」と頼む。

逮捕状申請

ジュウォンから、ト・ヘウォンとジョンジェの逮捕申請書を受け取ったクォン・ヒョクは、「お父さんに話してないだろ?先に連絡しないと。これは俺たち家族の問題だ」と言うが、「父がヒョクさんを家族だと思ってると思う?ヒョクさんのために言う。もうロープを離して。ロープはもう腐ってる。あなたは賢い人だ。だから選んで。ロープを掴み続けて一緒に落ちるか、時機を見て離すかを」と言う。

逮捕されたト・ヘウォン

弁護士から黙秘権を行使するよう言われ、なにも答えないト議員。
ドンシクはト・ヘウォンに、「ギターピック鑑定書の偽造、本物の処分にト議員が関わったこと。金品授受があったことはすべて確認でき、昨夜、チョ・ギルグもすべて認めた。だがわからないのは、そのギターピックがナゼ、パン・ジュソン遺体発見現場にあったのか。それについてジョンジェは、ギターピックから何が出たのか、ナゼそこにあったのかだけはわからず、母親に問いただしても、”何のことだかわからない”と言われたと言ってる。あなたはカン・ジンムクからその理由を聞いたでしょ?」と問い詰める。

【ギターピックに関する真実】
21年前、ジンリ建業に売却した鹿牧場の土地のカギを欲しいとカン・ジンムクに言われたト・ヘウォン。
ジンムクは、「ジョンジェがユヨンをクルマで轢いたのを見た。あなたが処理したあと、落ちていたギターピックを拾い、パン・ジュソンの横に置いた。ジョンジェに罪を着せようとしたのに、ドンシクが捕まったすべてを警察に話す」と脅迫され、鹿牧場のカギを渡した。

そして21年後、ミンジョン事件が起きた。ト・ヘウォンに会いに来たジンムクは、ミンジョンだけでなく、これまで20年間、女性を殺害してきたとほのめかし、「明日のイベントに被害者の父親として参加し、再開発が必要だと協力するから、あなたも今までどおりに芝居をして」と言われたのだったー。

それでもシラを切りとおすト・ヘウォンにドンシクは、「ジョンジェは、この20年間人が殺されていくのを母親はオレのために黙ってみていたのか。サンベ所長とカン・ジンムクをオレのために殺したのか、母に正直に話して欲しいと言ってくれ。それは事実なら、自分で首を切ると言った」と言う。
ヘウォンは号泣し、「ちがうのよ、私じゃない。私がイ・チャンジンにナム・サンベのメールを見せた。だけどカン・ジンムクはちがう。あなたも葦原での話を聞いたでしょ。あのふたりがやった、イ・チャンジンとハン・ギファン」と自白した。

イ・チャンジン容疑者

同じ頃、ジュウォンはジファ立会いでチョン・チョルムンの不正に関する参考人聴取をしていたが、ト・ヘウォンの自白により、参考人イ・チャンジンは、容疑者に。
逮捕状申請と聞いても、「逮捕状が下りると思ってるのか?」と余裕を見せるイ・チャンジン。

逮捕状を待っている間、イ・チャンジンはジュウォンに、「誰の味方ですか?父親を裏切る気か?」と聞くが、「何故ボクが父親を裏切るんですか?」とジュウォン。
ジュウォンの考えが読めないイ・チャンジンにジュウォンは、「忠告しましょう。あなたの周りの誰が味方なのか把握した方がいい。父がイ・ドンシク氏をソウル庁監査調査室に呼んだ理由がわかりますか?」と問う。
「敵をそばに置いて監視するつもりでしょう」と答えるイ・チャンジンに、「あなたは20年以上の付き合いなのに父を分かってない。父は息子でも裏切る人だ。ボクは息子だし、録音データのおかげで生きてるでしょう。誰かが罪をかぶる必要がある」そう言うと葦原で盗聴した録音を聞かせる。

録音には、イ・チャンジンがクルマを降りたあと、「全員消すべきだな」とつぶやくギファンの声が録音させていた。

そこへ逮捕状が降りたと連絡が。
出るはずのない逮捕状に、「何だって?」と驚くイ・チャンジンに、「ソウル庁監察調査係ハン警部から法に則り処理するよう言われた。長官は切り捨てたようね」とジファ。

ハン・ギファン

ト・ヘウォンが自白、イ・チャンジンの逮捕請求が出た連絡はすぐさまハン・ギファンにも入った。
ギファンはクォン・ヒョクを呼び寄せるが、ヒョクは、「検事として正しく行動します」と手を切る。

それが復讐

夜、留置場の電源が突然落ちた。
ドンシクはイ・チャンジンの首を絞め殺そうとするー。
たまらず、「ハン・ギファン、オレじゃない」と自白したイ・チャンジン。

逮捕劇

TVでハン・ギファン長官の21年前の女子大生ひき逃げ事件を隠蔽工作と共に、ジュウォンが盗聴した録音テープが流れる臨時ニュースが!
一貫の終わりだったー。
ギファンは隠し持っていた銃で自殺を図ろうとするが、そこへジュウォンが!

「自殺でもする気ですか?母さんが自殺したと連絡が来た時、”弱い人間がする最悪の逃避だ”と言ったのに、同じことをするんですか?」と言うジュウォンに、「なぜ録音データを公表した?お前の人生も台無しになる!」と声を荒げる父に、「それはボクの望みだから。父さんと一緒に地獄に堕ちる!」とジュウォン。

「これで幸せですか?あれほど望んでいた長官になれましたよね?」と言うジュウォンに銃を向けるギファン。ジュウォンは怯まずに、「撃ってください」と迫る。

そこへドンシクが。
ドンシクに近づき、「銃をください」と言うジュウォンにドンシクが銃を手渡すと、父に銃口を向け、「父さんを殺す気はない。罰を受けてもらう。妹を殺した犯人を逮捕してください」とジュウォン。

ドンシクは、ユヨンひき逃げ事件の容疑者としてギファンの手に手錠をかける。
だがギファンは、「カン・ジンムクは自殺ほう助で、ナム・サンベは私ではなく恐らくト・ヘウォンが・・」と言い出すー。すると、「撃ちます」とジュウォンは父親の近くに1発を撃ち込んだ。それはジュウォンの父への怒りだった。

ドンシクとジュウォン

父が連行されたあとジュウォンは、「警官を辞め、罰を受けます。妹さんの死に対してボクが謝罪します」と頭を下げるが、「ダメだ。ハン警部補に罪はない。罰を受けたいなら死ぬまで刑事として生きるんだ。それがオレへの謝罪になる。罪は罪を犯したものが受けるものだ。だからカン・ミンジョンの指を遺棄して捜査を妨害した容疑でオレを逮捕してください」とドンシク。
ジュウォンは、「できません。ボクには資格がない」と言うが、「あなた以外に自首する気はない。逮捕してください」とドンシクは両手を差し出す。

罪状を言い、「逮捕します」と言ってもドンシクに手錠をかけることができないジュウォン。
ドンシクはジュウォンの手を取り、「ジュナ」と言葉をかけるとジュウォンを優しい目でみつめ、手を差し出す・・・
ジュウォンはドンシクに手錠をかけると、その手に額をつけるよう頭を下げ続けたー。

ハン・ギファンはイ・ユヨンを飲酒ひき逃げした罪で20年以上、もしく無期懲役に。
イ・チャンジンは、殺人等の容疑で無期懲役
ト・ヘウォンは、懲役9年の判決を受けたが控訴
ジョンジェは懲役3年(控訴せず)
ドンシクはミンジョンの指を遺棄した罪で懲役1年、執行猶予2年
そしてジュウォンの職権乱用容疑は不起訴処分になった。

 

2022年2月5日。今日はサンベ所長の命日。

ジファからのメールで久しぶりにマニャンに戻ってきたジュウォンを温かく迎えるマニャンの仲間たち。
「あの時以来だな。元気にしてたか」とドンシク。
江原道の警察署女性青少年係に勤務しているジュウォンに、行方不明者が山で見つかったと連絡が入った。
仕事に行くと言うジュウォンにドンシクは、「ジュナ、しっかり食べてちゃんと寝て・・・」と声をかける。
それはいつも母がドンシクに言っていた言葉だった。
ジュウォンは、「タメ口はやめてください」と照れたように言うと、仕事へと向かって行く。

 

感想

イヤ~、もう言葉では表現できないほど感動しました。素晴らしいドラマでした。

ジュウォンが父ギファンに立ち向かうシーンもすごかったし、ドンシクがジュウォンに、逮捕してくれと両手を差し出すシーンもすごかった。
あのシーンでドンシクがジュウォンに、「ジョナ」って呼ぶシーンがツボで泣きそうになりました。
個人的には、ドンシクもジュウォンも死ななくて良かった。正義が果たせて良かった。
それに尽きます。
サンベ所長、疑ってごめんなさい。あなたは本当に心の温かい人でした。そしてドンシクを愛してくれてありがとう。
定年後、ドンシクとあの家で過ごせる日がなかったことが悔やまれます。
ラストのラスト。
【韓国では所在不明の成人失踪者は”家出”と処理される。彼らが家に帰れるようにどんな小さな情報でも派出所に通報してください】と言うドンシクとジュウォンのナレーションが入って終わりましたが、この話しはドラマの中でも出てきました。韓国では大きな問題なんでしょうね。
でも日本にもきっといるんだろうな?そんな話を具体的に聞いたことはないけれど。

ヨ・ジングをしばらく追うし、シン・ハギュンのドラマもしばらく追うことになりそうです。
とにかくこのふたりがいてこそのドラマでした。

 

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