韓国ドラマ:怪物 #13 問う

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今回は相関図を、「イ・ユヨン死亡に関する相関図」にしてみました。

韓国ドラマ「怪物」は、全16話配信済み。
以下のVODで視聴できます

 

#13 問う

すべてを思い出したジョンジェの自白により、全体像をつかみかけたドンシクは、ジュウォンの父ハン・ギファンの関与を伝え、「あなたを信用してよいか」と問いかける。

相関図

まとめ

ドンシクとジュウォン

ジョンジェが自白したと聞き駆けつけたジュウォンだが、そこにジョンジェの姿はなく、ドンシクは、「家に帰した」と言う。
「どうかしてる。署へ連れて行くべきだ」と言うジュウォンにドンシクは、「ジョンジェはすべてを思い出して、”オレが殺した。道路に倒れてたユヨンをクルマで轢いた”と自白したが、ソンニョ捜査官の見解と違う。ユヨンは向かってくるクルマの前に立った状態で轢かれた。やっと記憶が戻り、必死で話すジョンジェがウソをつくとは思えない。強行犯チームがイ・チャンジンを張り込みし、イ・チャンジンが次長に会うために本庁へ行ったが会えず、悔しさに暴言を吐いてたのを見てる。イ・チャンジンの発信履歴で、この3日間で14回もハン・ギファンに電話し、ずっと無視されてる。ト・ヘウォンにも8回かけてる。それに、ト・ヘウォンはイ・チャンジンに安値で土地を売ってた」と言う。
だがジュウォンは、「イ・チャンジン、ト・ヘウォン、2人が父が繋がりがあるとして、ユヨンさんの事件と結びつける理由がわからない」と言う。
ドンシクは、「チョ・ギルグはギターピック鑑定書を偽造したのは上層部の指示だったと言ってた。当時ムンジュ署署長だったのはハン・ギファンだ。そして、カレがユヨンの失踪事件を未解決で打ち切った。その上、イ・チャンジンが会いたがってる。すべての線があなたの父親に繋がってる」と言う。

しかしジュウォンは、「だから21年経ってやっと自白したジョンジェを自宅へ帰らせたんですか?正気ですか?」とドンシクの胸ぐらを掴むが、「これからハン警部補はどうしますか?よく考えて動いてください。オレはあなたを変わらず信頼してもいいんですか?」と問うドンシク。
ジュウォンは、「ボクはあなたを信じない。父も、そして自分も、誰も信じません。あなたが信じようが信じまいがボクには関係ない」と言う。

【過去】2000年10月14日 食堂

イ・チャンジン(ジンリ建業代表)、ト・ヘウォン(財団理事)が食事をする店にムンジュ署署長ハン・ギファン(当時)がやって来た。ト・ヘウォンとイ・チャンジンはムンジュの再開発が順調で上機嫌だ。
ギファンは地主の説得に協力する代償に、妻の実家、オイル建設を施工会社入札で選定するようイ・チャンジンに約束させていた。
イ・チャンジンはギファンにお酒を勧めるが、ギファンはクルマで来ていることを理由に断る。その態度が気に食わず、「あなたも同じ船に乗っている。チンピラのお酒は飲めないのか!」と迫るイ・チャンジン。ト・ヘウォンが間を取り持ち、ギファンは、「一杯だけ」と酒を飲むが、それきっかけで、飲み始めてしまう。

その後ハン・ギファンはユヨンをクルマで轢く事故を起こした。
ユヨンが失踪した日は2000年10月15日。

ジョンジェ

ユヨン失踪日のことをすべて思い出しドンシクに自白したジョンジェ。
「オレを殺してくれ」と慟哭するジョンジェにドンシクは、「お前が生きてるのは犯人を見つけるためだ」と言い、ジョンジェより先にユヨンをクルマで撥ねた者がいる。イ・チャンジンかも知れないが、ジョンジェの母ト・ヘウォンがユヨン失踪後にイ・チャンジンに安価で土地を売っているから違うだろう。ヘウォンが土地を売った理由を知りたいという。

挑む

病院から消えた息子を心配していたト・ヘウォンはジョンジェの帰宅に安堵し、よろこぶが、ジョンジェから、「すべてを思い出した。ボクがクルマでユヨンを轢き、母さんの飛ばしケータイに電話したんだ。あの日、母さんはイ・チャンジンに助けを求め、カレがユヨンを処理した。鹿牧場と土地を安値で売ったのはそれに対する対価だろ。母さん、ユヨンは誰が殺したの?ユヨンを殺したのは誰だ?」と問い詰める。
だがト・ヘウォンの答えは、「あなたがクルマで轢き殺したのよ!」と。

そこでジョンジェは、「母さんはイ・チャンジンにユヨンの処理を頼んでのに、ユヨンは自宅地下室の壁にいた。イ・チャンジンは何もしてない。カン・ジンムクが処理したんだ。母さんは騙され、カネと土地を渡したんだ。母さんはイ・チャンジンとハン・ギファンが会ってることを知らないだろ?」と言う。
ヘウォンは驚き、「あり得ない」と言うがジョンジェは、「母さんが知ってると思ってることが真実かな。2人に利用されてるんだ」と言う。

実は筋書きはドンシクが考え、それをジョンジェが実行していた。
ト・ヘウォンは息子ジョンジェがユヨンをクルマで撥ね、ユヨンは死んだと思っている(ハン・ギファンが轢いたことは知らない)

 

ハン・ギファン

ジュウォンの賭け

ジュウォンは次長室へ行くと、「祝いの言葉はないのか?」と言うギファンに、「鑑定書について調べたことを報告に来た」と言う。
”ギターピック鑑定書”の偽造、処分をしたのはト・ヘウォン議員と、チョ・ギルグだと報告するジュウォンにギファンは、証拠がなければ処罰できないと言う。
すると、「チョン・チョルムン署長は処罰できる。父さんの指示だとウソをついてト・ヘウォン議員から20年間金銭授受を要求していました。チョンが署長になるときも、お父さんが賄賂問題をもみ消したそうですね?記者と国会議員がよろこぶネタです。人事聴聞会はだいじょうぶですか?」とジュウォン。

チョン・チョルムン

チョン・チョルムンを呼んだギファンは、「長官内定おめでとうございます」と満面の笑みで拍手しながら入ってきたチョン・チョルムンをいきなり跪かせると、「ト・ヘウォン議員から20年間いくら受け取った?鑑定書の件はどうなった?」と尋問するギファン。

チョン・チョルムンは、
●ギターピックからト・ヘウォンの息子ジョンジェの指紋が出た
●ジョンジェは飲酒運転で女子大生を轢いた
●鑑定書はすり替え、処分した。当時の鑑識担当は病死した
と言い、「連続殺人犯はカン・ジンムクなので問題にはならない」と言うが、ギファンはチョン・チョルムンの胸ぐらを掴むと、「その時にジョンジェを逮捕していれば終わったことだろ。20年間もカネを巻き上げいい思いをしやがって!警察を止めて消えろ」と言う。

だがチョン・チョルムンは突然表情を変え、「できません。留置場のCCDカメラを次長命令で私が止めましたよね?」と言い出す。

【過去】
ギファンはチョン・チョルムンに、「カン・ジンムクに会いに行きたい」と言う理由で、午前5時に留置場のCCDカメラを止めるよう頼んでいたのだ。
※チョン・チョルムンはナム・サンベからも、「ジンムクに聞きたいことがあるから会わせて欲しい」と頼まれており、問題が起きたときはナム・サンベに責任を押し付けるつもりだった。
だが実際はチョンとナムで首を吊ってるジンムクを発見することに。

ギファンは、「記憶にない」とシラを切るが、「確かに、カン・ジンムクに会ってませんね、会いに来たのはJL建設のイ・チャンジンでしたね。私がほんとうにCCDカメラを止めたと思ってますか?」と笑うのだった。

 

互いの仕掛け

就業時間前、「お父さんから連絡は来たか?あれから3日も経つのにチョンはいつもどおりだ」と言うドンシクに、「ジョンジェさんは思い通りに動きましたか?ボクもそれを待ってるんですが」とジュウォン。

互いに動いたものの、まだ何も変化がないのだ。

するとドンシクは、「もしもあなたの父親がオレの妹の死と関係があったら、あなたは大丈夫ですか」と言い出す。ドンシクの思わぬ言葉に驚くジュウォン。

そこへJSB記者イムがやって来て、「お父さんの長官内定についてインタビューさせてくれ」といつもながら強引なイムをサンベ所長方式で撃退するドンシク。
だがジュウォンは、「インタビューじゃなくて情報提供ではどうですか?」と言い出す。ドンシクは、「よく考えて!」とジュウォンを止めるが、「分かってます。ボクは警部補ハン・ジュウォンです」と言う。

思わぬオファー

ドンシクに知らない電話暗号の電話が。
本庁次長室秘書からで、ギファンが会いたいと言う。
本庁にやって来たドンシクにギファンは、「本庁監察調査係に入って私と一緒に不正を働いたやつを捕まえよう」と握手を求める。

人事聴聞会

ムンジュ署署員も、マニャン派出所の警官たちも食い入るように見る中、聴聞会がはじまった。
会場にはクォン・ヒョクとジュウォンの姿も。(ヒョクが手配し、ジュウォンは会場に入れた)
ギファンの質疑応答がはじまった。
議員から、側近の某警視正が20年間に渡り金銭授受していたことを知っていながら黙認していた件について問われたギファンは動じることなく、「事実ではない」と否定、債務関係があると証拠を提出した上で、「長官になった暁には警官の監察を強化する」と約束する。
JSBの記者に情報提供したのがジュウォンだと知ってるらしいクォン・ヒョクは、「この情報だけでここまで来たのか?」と言うが反応を見せないジュウォン。

法の執行

そこへ入ってきたのはドンシク。
係員はドンシクを止めるが、「ソウル庁監察調査係のイ・ドンシク警部補です。法の執行に時間と場所を選ばない」と主張。ギファンは仕方なく許可を出す。

するとドンシクは、「ハン・ジュウォン警部補。イ・グムファ殺害事件、及び職権乱用、ほう助等の容疑で逮捕します」とジュウォンに手錠をかける。
「何のマネですか?」と言うジュウォンにドンシクは、「罪を犯したなら罰を受けるのは当然だ」と。
ただ唖然とふたりを見るハン・ギファン。

 

感想

1話、1話、まるで違うドラマを見ているような展開を見せる「怪物」。
人事聴聞会のシーンは、ジュウォンはドンシクに逮捕される想定だったのか、そうじゃなかったのかさえわからない。と言うか、イ・ドンシク、ハン・ジュウォン、このふたりの刑事は、はるか上の事件で仕事してるって感じさえしました。

両親への愛ってないようであるものだから、ジュウォンはキツかったろうと思います。
だけど、人事聴聞会の出来事は、たぶん、ドンシクとジュウォンの作戦でしょう。
ナゼなら、もし父親を貶めるつもりなら、父親を訪ねて情報提供をしないし、マスコミリークして聴聞会にそれを出すよう言うワケがないから。
ジュウォンはイ・グムファにおとり捜査を頼み、死なせてしまったことを悔やんでました。贖罪でもあるんじゃないかと思います、と言うか、そうであって欲しい。
ドンシクがジュウォンを貶めたのではないと信じたい。

ほんと、壮大で、崇高なドラマですよね、これ。
残り3話かぁ~。
早く見たいような、終わりたくないようなそんな気持ちになってます。

ちなみに一緒に見始めた友だちは、すでに完観。
後半4話は一気だったと言ってました。

このドラマの良さを多くの人に知ってもらいたいなー。
せっかく、Netflix以外でも見れるドラマなので、ぜひ~。

 

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