今回のエピソードは衝撃的であり、背筋がゾワゾワする恐ろしもあります。
イヤ～、おもしろかった。そして先が気になる
韓国ドラマ「怪物」は、全16話配信済み。
以下のVODで視聴できます
#6 だます
ジュウォンはカン・ジンムクからミンジョンを探して欲しいと直接依頼を受ける。
秘密裏に動くト・ヘウォン議員。
相関図
まとめ
カン・ジンムク
手製のキムチを持ってムンジュ署、マニャン派出所を回り、「こんなことしかできないから」と刑事、警官に頭を下げるジンムク。
【過去】2020年10月23日、カン・ミンジョン失踪の日
派出所を抜け出したミンジョン
派出所を抜け出したカン・ミンジョンは、二日酔いで時々嘔吐しながら家までの道を歩いていた。
ミンジョンを心配しメッセージを送って来たジョンジェにミンジョンは、「帰る途中。迎えに来て」と送るが、「おとなしく帰れよ。ウソついても全部分かるからな」とジョンジェのレス。
同じ頃、派出所では
サンベ所長が、「１時間後の20時にジェイの店に集まろう。ジファたちも呼んでる」と言う。
この時点でジフンは用事があると既に帰宅。ジュウォンもさっさと帰宅し、ドンシクは、集まりを欠席すると言う。チョはナゼだと言うが、「ソウルまでミンジョンを探しに行って疲れてるんだ、帰れ」とサンベ。
ドンシクの行動
帰宅途中ドンシクはミンジョンを心配し電話をするが、「家にいる」とウソをつくミンジョン。ドンシクが、「派出所にカギが落ちてたぞ」と言うと、「父さんにバレちゃう・・・」と言うが、その直後ミンジョンは、「あとで電話する」と電話を切ってしまう。
ミンジョンの行動とジフン
ミンジョンは迎えに来てくれたジョンジェを見つけ、走りよると、一緒に家まで歩くことに。
ドリンク剤を持ってミンジョンを追いかけていたジフンは、楽しげな２人を見て諦めて踵を返す。
だがミンジョンを見ていたのはジフンだけではなかった。父ジンムクも見ていたのだ。
「この道は外灯も少ないし遠回りだからダメだと言ったろ」と言うジョンジェにミンジョンは、「早く家に帰りたくない。お父さんが（鳥肌が立つ）。お父さんが寝たら帰る」と言う。
ジンムクが娘を拘束、指先を斬り落とした!?
突然のオファー
（５話のラストエピソードに繋がる）
ジュウォンから、「ボクを信じなくていいから、庇っている人の名前を言ってくれ」と迫られたドンシクだったが、ドンシクはそれには答えなかった。
そこへ電話が鳴る。
電話はカン・ジンムクからで、ジュウォンと会って話がしたいと言う。
ジンムクの依頼
ドンシクはジュウォンと共にジンムク宅へ。
ジンムクは、「ジファを信じてないワケじゃないがオレに何も話してくれない。あなたはソウルで優秀な刑事だと聞いた。捜査をお願いしたい。どうか助けてください」そう言ってジュウォンにすがりつくジンムク。その様子にドンシクは、「ジンムクさん、もうやめろ」と言うが、ジュウォンは捜査を引き受けると言い出す。
法と原則を破る
ドンシクは、「ちょっと話をしましょう」とジュウォンを店へと呼び出すと、「捜査はムンジュ署強行班の担当だ。あなたは関係ない」と言うが、「”どこまで行けますか？法と原則を破れるか”とあなたは聞きましたよね？これはミンジョンさんの失踪事件だ。本来なら家族同然のあなたこそ率先して動くべきなのにそうしないのはオ・ジファ警部補が担当だからですか？」とジュウォン。
ドンシクは、「ジファを庇ってると言うなら見当ちがいだ」と言うが、ジュウォンは、「”誰を庇ってるのか当ててごらん”とあなたは言った。事件当日、署の資料保管室で何かあったでしょ？その時刻の署の廊下、階段、保管室の映像が消されてた。隠したいことがあって内部の人間が消したとしか考えられない。だからボクが捜査する。家族も望んでいる。あなたこそ法と原則を破れますか？」と逆に問う。
ジンムクの参考人聴取
ジュウォンによる聴取が始まった。ジンムクは泣きながら・・
●19時過ぎ、ミンジョンが帰宅
●19:17 ジフンから電話がありジェイの店で一緒に食事をしないかと誘いを受ける
●20:33 ジフンが店にやって来た。その時ソンベ所長から電話。
●結局、ジフンとマッコリを持ってジェイの店へ。
●店を出たのは23時20分くらい。自宅方向が一緒のドンシクと帰った。ドンシクもそれを認めた。
●帰宅後、ミンジョンを起こさないように部屋は見なかった。
●夜中、ミンジョンが出かけた様子も物音も気づかなかった。
●朝、ドンシクとジュウォンにドアを叩かれるまでミンジョンは部屋にいると思っていた。
●ドンシクから失くなったものはないかと聞かれジンムクは、「ケータイとジェイからもらった緑のタオルがない」と証言。
帰宅後、ジンムクの供述を検証するジュウォンは、ミンジョンの指先を発見し、ムンジュ署で参考人聴取を受けた時、「23時以降のアリバイを証明する人はいない」とドンシクが証言したことを思い出し、アリバイになるのにそれを話さなかったことに引っかかる。
また、それは黙っていたのに、「失くなったものは？」とジンムクに聞いたドンシクにも引っかかりを覚える。
確認
緑のタオルについてジェイに確認するジュウォン。ジェイもなくなっていることを認める。
その他証言を確認するジュウォンにジェイは、「また誰かを疑ってるの？警官って悲しい仕事ですね。ドンシクさんは違うのに」とジェイ。すると、「全員疑うのがボクの仕事。あなたもお母さんを見つけたければ疑った方がいい。全国を探したと聞いた」と言い出すジュウォン。「余計な忠告は要らない」とジェイは言い返すが、ジュウォンは、「ボクは探さなかった」と言う。
ハン・ギファン次長とクォン・ヒョク検事
力関係
ジュウォンはクォン・ヒョクに、「頼みたいことがある」と以下を頼む。
●失踪事件の捜査記録
●ムンジュ署の防犯カメラ管理室の入退室記録（2020年10月24日、15時～翌日22時まで）
ヒョクはハン・ギファンにジュウォンから頼まれたことを報告し、得意げに、「ボクがジュウォンを止めるのでご心配なく」と言うが、ギファンは意外にも、「渡してやれ。まず目的を知ってからだ」と言う。意表をつかれたヒョクは反論しようとするが、ギファンは、「キミの意見は関係ない。指示に従え。何も分かってない」と言い出す。
「それに気づかないとはジュウォンに上手く使われてる。先読みしてジュウォンの前を走れ。後をついてくる犬など必要ない」と厳しい言葉を浴びせるジファン。
だがヒョクはそれでは引き下がらなかった。
「ジュウォンに調査を頼まれた人物が次長と関係のある人で驚きました。パク・ジョンジェです。20年前にト議員と親しくされ、再開発計画も一緒にされてたんですね。ジュウォンには話してません。不都合でしょうから。先走り過ぎましたか？」とやり返す。ジファンは、「ご苦労だった」と言うしかなかった。
イ・チャンジンとト・ヘウォン議員の画策
息子を庇う母ト・ヘウォン
ト議員は、「休暇を取る」と突然言い出した息子ジョンジェに、「この状況で休暇を取るは怪しまれる」と諭すが、「ムンジュにも人間にもウンザリなんだ。女性の声が聞こえるんだ。ミンジョンの事件のせいで昔を思い出してるのかな」とジョンジェ。
するとト・ヘウォンは、「ドンシクのアリバイ証言なんかするからよ。あのまま事件を終結させればよかったのに」と過去を悔み文句を言いはじめる。だがジョンジェは、「やめてくれ。ドンシクは犯人じゃないんだよ」と。その言葉にト・ヘウォンは、「ナゼあなたに分かるの？」と訊くが、息子が答えようとするのを打ち消すように、「何日か休みなさい」と話を終わらせる。
次の一手
その一部始終を聞いていたイ・チャンジンは、「なぜドンシクが犯人じゃないってわかるんですか？女の声も聞こえるようだし息子さんが犯人かな？」と茶化すが、「ふざけないで！死にたいの？二度と言うな」と大声をあげるト・ヘウォン。
ト・ヘウォンは続けて、イ・チャンジンが準備してる次の手（車載カメラ映像）を渡すよう要求する。
イ・チャンジンは、「事件の終結を図るおつもりかな？次長に話しておくべきだ」と忠告するが、ト・ヘウォンは、「あの人は味方じゃない。よこしなさい」と要求する。
その後イ・チャンジンはト・ヘウォン議員から【作業完了。しばらく慎重に行動を】の連絡を受けるが、急に縄張りを荒らすような行動に、ハン・ギファンが怒るのにと案ずる。
そこへ、【HKH】から電話がかかった。イ・チャンジンは無視する。
サンベ所長
vs ジュウォン
クォン・ヒョクからデータを入手したジュウォンは、ムンジュ署の防犯カメラ管理室に入室していたのがナム・サンベ所長だと知り、「なぜ防犯カメラ映像を消したんですか？」とストレートに切り込む。
だがサンベ所長は動揺を見せることなく、「今から話すことはオフレコだ。記録に残るとマズイ。ドンシクが20年前の捜査記録を持ってた。知っていたが妹の事件だから戻せと言えなかった。だがミンジョンの事件が起き、ドンシクに早く戻せとオレが指示した。ドンシクはジョンジェを巻き込みたくないと自ら資料室に入ったのを知り、こっそり消したんだ」と説明する。
「それを信じろと？」と言うジュウォンに、「公式的には後輩に差し入れをしたことになってる。非公式として一度見逃してくれ。私もあと１年ほどで定年だ」と言う。
そこへドンシクがやって来た。
ジュウォンは去り際ドンシクに、「捜査記録を資料室に戻したんですね。やっと真実を知ることができました」と嫌味を忘れない。
vs ドンシク
ドンシクはサンベ所長に、「なんでCCDカメラ映像を消したんですか？オレの頼みはそれじゃない。ナゼ痕跡を残したんですか？」と聞く。サンベ所長は、「完全犯罪を狙ってるようだが、そんなものは簡単にできない。全部消したと思ってもそれは思い込みだ。確実に消すためには他のもので誤魔化さないと」と笑う。
ドンシクは、「何故削除を頼んだ理由を聞かないんですか？」と改めて聞くがサンベ所長はニヤリと笑い、「次は何をしようか？」と言うー。
新たな証拠
ムンジュ署の情報提供サイトに、”車載カメラ映像”の情報が投稿された。
その映像には、ミンジョンを追いかけているオ・ジフンが映っていたが、パク・ジョンジェは加工により消えていた。ジファは、「弟は犯人じゃありません」と言うが、係長はジフンを連行するよう言う。
重要参考人オ・ジフン
夜のパトロール中、すれ違った車両ナンバーを見たドンシクは、「強行班のクルマだ」と言うと派出所へと戻りはじめる。
その頃、派出所ではジフンが強行班の刑事に連行されるところだった。
ジフンは、「ボクじゃない。最後にミンジョンを見たのはボクじゃない」と主張するが、ドンシクも、「緊急逮捕と同じだ。調査する必要はある」と言う刑事を止めることができず、連行されるジフンに、「心配しなくていい。署で全部話せ」と声をかける。
その後ドンシクはパトカーに乗り込むと、ムンジュ署庶務室へ行くが、そこにジョンジェはおらず、何度かけてもケータイは不通だった。
ムンジュ署で
ジフンは取り調べで、「ミンジョンを迎えに来た人がいる。パク・ジョンジェさんです」と告白。
それを受け、ジファはこの事件から外れ、休職すると申し出、受理される。
そこへ駆けつけたのはソンベ所長だった。
ソンベは、「この変人（ドンシク）と一緒にパトカーを返してきてくれ」と言うと、弟を心配するジファを気遣い、「お前はここにいない方がいい。私に任せなさい」と言い、ふたりを帰した。
ジェイの店（マニャン精肉店）で
心の中の怪物
ムンジュ署を出たジファとドンシクはジェイの店にいた。
「ミンジョンを追いかけたとジフンから聞いていたのにあなたに話せなかった」と言うジファにドンシクは、「オレもジフンから聞いた。ジョンジェが全部話してくれる」と励ますが、「私は30年来の友人を信じられないし、ジフンも疑ってる。弟が犯人じゃなくてジョンジェであって欲しいとさえ思ってる私は怪物だわ」と自分を責め、泣くジファ。
だがドンシクはその時、店を覗いているジンムクに気づく。
スーッと店に入ってきたジンムクは、「ここにいるかと思って来てみた」と言う。ジファはジンムクにすがりつき、「ジフンじゃありません。ミンジョンを傷つけるワケがない」と必死に訴え、「分かってる、ジフンじゃない」とジンムク。
だがそれを見たドンシクは笑いを浮かべたあと、「なぜ分かるんだ？」とジンムクに訊ねる。
ジンムクは吃りながら、「ジフンはそんなことをするヤツじゃないから～」と。
耐えられなくなかったのか店を出るドンシク。
SMS
ドンシクが店に戻って来た時、ジンムクのケータイにメッセージが入る。だがジンムクは、それを見るなり目を見開き、様子がおかしくなる。メッセージを見たジファも強行班にGPS追跡の応援要請をかける。
そこへジュウォンとファン警部補がやって来た。ふたりはミンジョンのケータイの電源がONになったのを察知し、GPSが示す場所を探してやって来たのだ。
店の状態を見て、「何事ですか？」と聞くジュウォンにドンシクは、ジンムクのスマホを見せる。そこには、【お父さん、私を出して】とメッセージが！
感想
６話、面白かった。
重厚なドラマだ。
全16話だって言うのに、1/3を過ぎた時点で、ほぼ犯人確定
まさかね？それだけじゃないよね？
「怪物」はスター度当初、IMDb評価は7ポイント台でした。だが回を追うごとに上昇、この6話で★9.1を叩き出し、この先の9点台のエピソードが続きます。期待できるわ～。
もうドンシクは完全に誰が犯人なのかを知ってると言う理解でいいですよね？
少なくともミンジョンを殺したのはジンムクですよね？
ジンムクの妻をはじめ。多くの失踪者、遺体発見者がいるけれど、これらすべてをジンムクが20年をかけて殺したのだとしたら、どれだけ家族のような関係でも、ジンムクを守り続ける意味ってあったのかを知りたいと思う。
そしてやっぱりキーポイントになる人物は、サンベ所長でしたね～。
ソンベが最後は怪しいかもって友だちとも話てたんですが、キーマンではあるみたい。
他には、20年前のムンジュ市再開発の時、ジュウォンの父ギファンがト・ヘウォン議員と絡んでいたと言う事実も出てきたし、気になります。
あと、ジェイの失踪中の母親の話しで、ジュウォンは、「ボクは探さなかった」と言うセリフがありました。
これも気になります。
ジュウォンの母親も失踪者なのかな？
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