ラスト・キングダム 3 # 10(シーズン最終話 / 相関図)

海外ドラマ
海外ドラマラスト・キングダム

シーズン3最終話です。
見応えあるドラマです。

 

# 10  あらすじ

エルスウィズ王妃はアーケンウォルド司教と結託し、ウートレッドの国外追放を決めるが、ウートレッドはエドワードと民衆に訴えかけ、エドワードの判断に委ねると言う。
一方、アルフレッド王逝去の知らせにデーン軍は行軍を開始する。

 

相関図

まとめ

テューラの最期

火事を知らす鐘が鳴らされ、火消しに奮闘する民衆。その中にはシトリックの姿も。

知らせを受けべオッカが駆けつけた時にはもう火事は手に負えない状態だった。
それでもテューラを助けようとするべオッカを、必死で制するフィナンとシトリック。
テューラの名を呼び慟哭するべオッカ。

夜が明け、鎮火した家の前に座り続けるべオッカは、「この火事は事故だ」と確信する。

テューラは床下から脱出することができず、最後は腹を刺して自害した

 

動き出すエゼルウォルド

葬儀を終えた途端、「今後のことについて改めて話しをしよう」とエセルレッドを誘うエゼルウォルド。
アルドヘルムは、「ヤツは卑劣な男だ。離れるべきだ」と忠告するが、エセルレッドはエゼルウォルドとシーグブリッドの話しを酒場で聞くことに。

「アルフレッド王逝去の知らせを受け、デーンは必ず攻めてくる」と言うエゼルウォルドにアルドヘルムは、「準備はできている。戦うだけだ」と言うが、「なぜ負けるとわかっていて戦う?王は死に子犬同然の息子しかいない。デーンには勝てない。だから、エドワードとヤツに従う数人を殺させて交渉する。シーグブリッド卿のケント軍はデーン側につく」とエゼルウォルド。

その時、斧を持って乗り込んで来たべオッカが、テーブルを叩き壊した。
すぐさまアルドヘルムがべオッカの斧を取り上げるが、「お前のせいで妻は火事で殺された」とエゼルウォルドを責めるべオッカ。エゼルウォルドは、「オレのせいではない」と反論するが、べオッカは、「直接手を下していなくてもお前の流したウソで妻は殺された。こんなヤツの話しに耳を貸すな!」と言って出ていくが、エゼルウォルドは、「ウェセックスはもう終わりだ。うんざりなんだ」と言う。

 

ハンスタンスタン(現ハンスタントン)イーストアングリア

アルフレッド王逝去の報がデーンの野営地に入り、雄叫びをあげるデーン人たち。
「ついに戦いが始まるぞ!」と叫ぶクヌートに、剣を掲げ、盾を叩いて盛り上がるデーン軍。

とうとうデーンの大軍の行軍がはじまったー・・・

 

投獄されたウートレッド

エルスウィズ王妃に投獄されたウートレッド。
エセルフリーダは、「母は処刑する気だったけど、国外追放するよう説得した」と言い、今すぐウェセックスから出ていくよう言うが、「王の赦免状がある。べオッカと話しがしたい」とウートレッド。

その時、「ウートレッド行くな。裁きの場で訴えろ。ウェセックスを見捨てないでくれ」とべオッカがやって来た。「何があった?」と聞くウートレッドにべオッカは、「テューラが神の元へ行った。キリスト教徒に放火された。だが今はテューラの死を嘆いている場合じゃない。王の意志を継ぎウェセックスの光になってくれ」と説得。
妹テューラまで亡くしたウートレッドは、べオッカと寄り添う。

 

それぞれの思惑

マーシアの心を失ったエセルレッド

「王の死でこれまでの協定はすべて無効だ」と言い出すエセルレッドにエセルフリーダは、「マーシアはこれからもウェセックスと同盟を組む。そうでなければどちらも倒れる」と言うが、「誰と組み、誰と戦うかは自由だ」とエセルレッド。

この事態にアルドヘルムは、「マーシアがエゼルウォルドやデーン人と組めば背信行為です。マーシア人としてのプライドを失くしてはならない」と説得するが、「お前はオレに意見し、命令(50人の兵の招集)にも背いた」と言うと短剣でアルドヘルムの腹を刺し、「二度とオレに逆らうな」と宣言すると、負傷したアルドヘルムを放置して去ってしまう。

負傷したアルドヘルムはエセルフリーダを頼るしかなかった。
エセルフリーダからケガの手当を受けながら、アルドヘルムは、エセルレッドがエゼルウォルドとシーグブリッドに組みする気であると言い、「王女殿下、あなたを愛しています。マーシアのために兵を集め、我が国を救って欲しい」と頼む。

デーン軍に加わる覚悟を決めたシーグブリッド

デーン軍と組む決断をしたシーグブリッドはエゼルウォルドに、「最後までウェセックスの味方のフリをし、エドワードの行軍に遅れて参加して、背後から行軍の列を攻撃する」と作戦を伝えると、「勝ち残りますよ」と宣言、エゼルウォルドは、「パニックになるな」とほくそ笑む。

 

ウートレッドの申し開きとエドワード王子の決断

国外追放とウートレッドの申し開き

ウートレッドを牢から出し、「国境を出るのを確認する」とステアパ。

エルスウィズ王妃、エセルフリーダ、そしてエドワードが見守る中、民衆の中を連行されるウートレッド。
だが突然歩みを止めると、「オレは自由の身だ。ここに王の赦免状がある。陛下自らが書かれたのに、陛下が死んだらすべてが無効になるのか」と声を張り上げる。

エルスウィズ王妃は、「お前はかつて王の喉元に短剣を当てた。生かしてやったのです。感謝しなさい。この国の平和を乱さないで」と言うが、「もう平和などありません。デーン軍が襲撃してくる。オレは民を見捨てない」とウートレッド。
我慢ならずエルスウィズはステアパに処罰を命じるが、「王妃、不当な扱いは看過できません。カレはアルフレッド王から赦免状を賜り、自由になったのです。そう簡単に覆せない。覆すことができるのは王だけです」とべオッカ。
そこで声をあげたのはエゼルウォルド。「ウェセックスには王はいない。エドワードはまだ王ではない。権限はない」と主張する。

だがウートレッドが、「エドワードが赦免状を認めないならウェセックスを出ていく」と言ったため、その判断をエドワードが担うことに。
エドワードはステアパに解放するよう言い、「カレが囚人なら申し開きをする権利がある」と言う。
エゼルウォルドはすかさず、「王ではないあなたに権限はない」と反論するが、エドワードは、「民衆の前で裁くことに異論があるのですか」とエゼルウォルドを黙らせてしまう。

裁判

「死罪を命じた王が、なぜ赦免にしたのだ」と問うエドワードに、「許すに値したからです。年代記に私は登場しなくとも存在している。ウェセックスの兵士は知っている。サマセットでもエサンドゥーンでもすべての戦いを王と共に戦った。絆がありました。私は王を愛し憎みました。だが仕えて光栄でした。アルフレッドは私の王です
その陛下が神に召される前に、何度となく奪われた自由を私に返したのです」と言うが、エドワードから、「ではなぜ王は、それを公にしなかったのだ」と問われ、「王は相当のキレものでした。察するに、民衆の前であなたが正当な裁きを下す機会を与えたのかも知れません」と言うと、エドワードの裁きを受け入れると言う。

1番避けたかった事態(ウートレッドがエドワードの戦士となること)にエゼルウォルドは、「エドワードに権限はない。ただの王子だ。後継者じゃない」と反論するが、「王子、あなたが決めるのです」とべオッカ。

民衆の視線が集まる中、「我が父アルフレッドは忠誠心と団結を重んじ、敬虔なキリスト教徒だった。よって異教徒に全幅の信頼を寄せることはなかった。しかし王が最も信頼していたのはウートレッドの進言だ。王の赦免状は有効だ。あなたは自由だ。自分で道を選択できる」とエドワード。

民衆が湧き上がる中、ウートレッドは、「いつの日かべバンバーグへたどり着きたい。だが今は、エドワードに仕える」と宣言。
民衆が歓声をあげる中、エルスウィズ王妃はその場を去り、エゼルウォルドとシーグブリッドは、一番ないシナリオに動き出したことに困惑する。

王と認められるために

エドワードがウェセックス軍を率いてデーン軍と戦うことに納得していないエセルレッドは、「細かな戦術を教えていただきたいが、まず、ここに集まっている太守がエドワードを支持しているのか聞きたい」と言い出す。
エセルヘルムは、「もちろん支持する。エドワードは王になる」と言い、シーグブリッドも支持を表明するが、「戦の話しをすると知りながら領地に戻った太守はどうか?ウェセックスは多勢にならぬのでは?」とエドワードが皆に支持されていない空気を作り出す。

エドワードは、「皆、味方だ」と言い、ウートレッドは、「我軍は必ず遠征して戦います。デーン軍は見境なく土地、銀そしてマーシアの冠を奪う気だ。確かにデーン軍の方が数では勝るが、我々にも勝機はある。そのためには全軍を挙げねばなりません。アルフレッドから学んだ戦法で戦う」と言うが、エセルレッドは、「マーシアに戻りあなたの書状を待ちます。だが負け戦はごめんだ」と横柄な態度で宮殿を去る。

シーグブリッドは”エドワードを支持する”と表明したが、一方でエゼルウォルドとも結託していた。
ウートレッドは、「ケントの兵が必要だ」と説得する。

エセルレッドの態度にエドワードは、「カレの態度は正しい。私は父ではない」とすっかり気落ちするが、ウートレッドは、「グスルムにウィンチェスターを取られた時、あなたの父上は何ヶ月も沼地に身を隠し、負けて命を取られる恐怖を克服した。ウェセックスの太守と従士に書状を送るのです。みんなあなたを支持する」と言い、兵数が少ないウェセックス軍が勝つためには、開けた戦場は避けるべきとし、”べダンフォード”を戦場にするべきと進言。エドワードはすべての太守に書状をしたため、届けた。

ウートレッドはエドワードと共にウェセックスを出発、マーシア王国のウイカムで野営を張るが、エゼルウォルドの姿が消えていた。

ウェセックス軍の作戦は、べダンフォードに集結、それより先に進軍し、森の中でデーン軍と戦う

 

キンボルドトン(現キンボルトン)マーシア

エゼルウォルドの謀反

一方、マーシア王国まで進軍、キンボルドトンで野営を張るデーンの野営地にエゼルウォルドがやって来た。
エゼルウォルドは一番避けたかった(ウートレッドがエドワードに仕える)事態となり、その情報を持って戻って来たのだ。

ブリーダから、「ウートレッドを殺すんじゃなかったのか」と聞かれ、エゼルウォルドは、「あえて殺さなかった」と答えるが、「寝込みを襲えば良かったのに」と言われ、ブリーダが真実を知っていることに愕然とする。

だがエゼルウォルドは、「太守シーグブリッドと組んだ。カレの兵はウェセックスの中で1番だ。戦闘が始まったらウェセックス軍の後方からサクソン人を攻撃することになってる」と言い、デーン軍の味方だとアピール。
クヌートはエゼルウォルドの肩を叩き、満足気だ。

【真実とは】エゼルウォルドがラグナルの寝込みを襲い、殺害したこと
ラグナルをヴァルハラの送るために

ブリーダは兵士のジャクドーを呼び、偵察兵を尾行してサクソン人の野営地に行き、ウートレッドに伝言を頼みたいと言う。

 

べダンフォード (戦場)

太守軍との合流ポイントに着き、「我々が死ぬかも知れない場所だ」と言うエドワードに、「あなたが父王のような偉大な王となる場所かも知れません」とウートレッド。
だがべダンフォードにマーシア軍、ケント軍(シーグブリッドの軍)の姿はなかった。

フィナン、シトリックらはやって来たデーンの偵察隊を始末するが、そこにひとりのデーン兵士が現れる。ジャクドーだった。
ジャクドーはブリーダからの伝言、「エゼルウォルドだ。失敗するな」を伝えると、デーン軍が近いことを知る。

兄の寝込みを襲い殺した卑怯者がエゼルウォルドだとわかり、怒りに震えるウートレッドは、オフファースから”テューラの血袋”を受け取る。

 

戦闘

デーン軍との戦いのときが来た。
マーシア軍もケント軍も到着しない中、デーン軍と戦うことになったエドワードは、「今日の戦いはアルフレッド王のためでも、私のためでも、王冠のためでもない。自分自身と祖先のために戦うのだ」と皆を鼓舞、森の中に待機する。

行軍するデーン軍は、木に吊るされた偵察兵の無惨な姿に隊列を止めるが、その時、森の中から矢が飛んで来たかと思う、雄叫びと共にウェセックス軍が飛び出し、後方部隊のデーン軍を左右から挟み撃ちする・・・

不意打ちを食らったものの、兵数で圧倒的に有利なデーン軍は、ウェセックス兵士を次々と始末していく・・・
万事休すかと思われたとき、エセルフリーダ率いるマーシア軍が現れた。

シーグブリッドの選択

マーシア軍が加わり形勢が逆転、劣勢となったデーン軍。
ヘステンから、「援軍はまだか」と言わたエゼルウォルドは慌てるが、そこへケント軍を率いたシーグブリッドが現れた。エゼルウォルドは安堵するが、シーグブリッドは剣を抜くと、「ウェセックスのために!」と突撃命令を出す。

シーグブリッドはエゼルウォルドを裏切ったが、クヌートの放った槍で胸を射られ戦死した

 

兄ラグナルの敵討ち

シーグブリッドの裏切りで、デーン軍の勝ち目はなくなり動揺するエゼルウォルドは、ウートレッドとブリーダが自分を見ていることに気づくと、(殺される)と直感、馬で逃走する。

逃げるエゼルウォルドを追いかけるウートレッド。
エゼルウォルドは枝に引っかかり、落馬、右腕を負傷してしまう。
木の陰に隠れていたエゼルウォルドは、近づいてくるウートレッドに、「頼む、お前の前に二度と現れない」と言うが、「ラグナルを殺したのか?」とウートレッド。
「オレじゃない」とエゼルウォルドは否定するが、喉元に剣先を突きつけられ、「お前が兄を殺したと認めろ」と迫られ、ついに、「殺した。殺やらなきゃオレが殺やられてた」と白状し、命乞いをはじめる。

だがウートレッドはそれを許さず、テューラの血を使い、「地獄へ堕ちろ」と心臓を一突きに殺害してしまう。

そこへやって来たブリーダが、「見て!」と言う。
ウートレッドとブリーダは、空に架かった橋を見て、ラグナルがヴァルハラへと旅立ったことを知った。

 

勝利したウェセックス、マーシア合同軍

デーン軍との戦いに勝利したエドワードは王に即位。(クヌート、ヘステンは生きており、兵を引き上げた)
兄ラグナルをヴァルハラへと送ったウートレッドはロイディスの湖畔のラグナルの墓に行き、埋めたトールハンマーのペンダントを掘り起こすと、首にかけるのだった。

このペンダントは育ての父ラグナルが、妹テューラを助けたウートレッドの勇気を讃え、送ったペンダント(詳細はココ

感想

シーズン3が終わりました。
見応え十分でした。
多少の脚色はあっても、これは史実ですもんね。
史実にはエゼルウォルドが王位を狙い反乱を起こし、のちに戦死したと記録があるようです。
(そこはドラマなので脚色してありますが)

とうとうアルフレッド王が亡くなり、シーズン4からは、エドワードに時代がはじまるので楽しみです。

 

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