韓国ドラマ:怪物 #5 だまされる

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韓国ドラマ「怪物」は、全16話配信済み。
以下のVODで視聴できます

 

#5 だまされる

連続殺人犯がジョンジェではないかと疑いを強めるジュウォンは、ドンシクにその推理をぶつける。
一方ドンシクは、ムンジュ市再開発にジンムクを利用しようとするイ・チャンジン、ト・ヘウォン議員と敵対する。

相関図

まとめ

「誰が殺した?誰を庇ってる?」

ジュウォンは失踪者、遺体発見者の名前を列挙し、「犯人は誰だ?誰を庇ってる?」と迫るが、ドンシクはジュウォンが列挙した名前”イ・グムファ”について、「イ・グムファがあんたが死に追いやった女性の名前か。必死で名前を隠してたのに、オレに知られてしまったな。なのに知りたいのはオレが誰を庇ってるか程度のことですか?」とジュウォンを追い込む。だがジュウォンは一歩も引かず、「あなたが犠牲になったそいつの名前を教えてくれ」と迫る。

だがドンシクは、「パク・ジョンジェ、ユ・ジェイ、ナム・サンベ、オ・ジファ、オ・ジフン、チョ・ギルグ、ファン・グァンヨン、オレが庇ってるのはこの中の誰かな?」と言い出す。
思わず胸ぐらを掴むジュウォンに、「簡単に教えない。だって面白くないでしょ」と笑うドンシク。
その時、TVニュースが!
ハン・ギファン(ジュウォンの父)が緊急記者会見する中継だった。

ギファンは息子ハン・ジュウォン警部補が捜査中の事件について【20年に渡る連続殺人の可能性がある】と発表したが、個人的意見に過ぎず、また先日死亡が確認された被害者について失踪前にハン警部補と接触があったことが判明したが、失踪の責任の可否については意見が分かれた。だが私は責任を負うべきと考え、地方派出所へ異動させた。私は親である前にこの国の警官であり警察トップとしてハン警部補の無責任な行為許さない。しっかり調査し必ず責任を追求する」と深々と頭を下げた。
ジュウォンは言葉を失い、すぐさま父親に電話をするー。

父ギファンの会見は、ジュウォンがマスコミ発表した2時間後のことだった

 

ハン・ギファンの行動

その頃イ・チャンジン、ト・ヘウォンと会食していたギファンはジュウォンからの電話を無視する。
そしてギファンは、「あなた方との会食はこれが最後。もう会う必要はない。息子のために頭を下げ、ムンジュ市の再開発のためにできることはやった十分でしょう」と言うと席を立つが、イ・チャンジンは、「どうせまた会うことになる」と言いきる。

ギファンが帰ったあとイ・チャンジンは、「次期警察庁長官は度胸がある。息子を切り捨てた。誰かとは違う」とト・ヘウォン議員に嫌味を言うのだったー。

イ・ドンシクと言う人物

ドンシクは、かなり酔ってると言うジョンジェを心配しジェイの店へと行く。
「もう家に帰って寝ろ」と言うドンシクにジョンジェは、「眠ったらダメなんだ。夢を見る。しきりにオレの名前を女たちが呼ぶんだ」と言うと、「ドンシク、ミンジョンをほんとうに殺してない?」と言うー。

ドンシクはジェイも気遣う。
ジェイは、デマを流され噂されることも身元不明遺体を確認することも、連続殺人の被害者だと言われることにも慣れたと言い、「私はまだここを離れられない」と言う。

 

マニャンと言うところ

カン・ミンジョン失踪から7日が経過した

JSBのイム記者は出勤して来たジュウォンにインタビューしたいとつきまとう。
それを見たドンシクは、派出所の仲間と共にイム記者を撃退する。
仕事仲間に助けられ、居心地の悪いジュウォンは、「なぜボクを助けるんですか?」と言うが、サンベ所長は、「ハン警部補はまだまだ子どもだ」と言い、他の警官たちは、「助けたのに気難しいヤツだ」と言うだけ。

ドンシクは、「内輪もめしてても外から敵が来たら一致団結して排除する。ここで起きたことはここで解決する。部外者に手を出されたくないからひとまず庇う。これがマニャンですよ」と言う。
だがその直後、ドンシクはすごい形相で派出所から走り出し、パトカーの乗ろうとする。

イベント会場で

ジュウォンはドンシクと同行することに。
向かった先は、イ・チャンジンとト・ヘウォンが主催するマニャン市再開発イベント会場だった。
ステージにはジンムクが立ち、「ミンジョンは見つかっていないが再開発はあの子も望んでいた」などとスピーチしていた。ドンシクは堪らず、「ハン警部補はここに居て。オレと一緒に転げ落ちる必要はない」と言うとステージにあがり、ジンムクをステージから降ろそうとする。

だが市民から、「お前はまた邪魔するつもりか?20年前も邪魔したろ」、「お前のせいで大金を失った」、「マンションの値段が上がらないのあんたのせいだ」、「隣の市はどんどん開発されていくのに」とドンシクへの誹謗中傷がはじまる。
そしてとうとうひとりの女性が、「再開発のタイミングで小娘が消えるなんて最悪だ」と言い出す。その言葉にドンシクは、「自分の娘が消えてもそんなことが言えるのか?」と言うが、女は自分を正当化する。
ト・ヘウォン議員が間を取り持とうとするが、手を振り払ったドンシク。するとト議員は、「あなたは全く変わってない。20年前のその性格のせいで私たち苦労した」と言う

その言葉にドンシクは、「あんたは20年前、私は息子のために何でもする。ジョンジェにつきまとうなと言ったが、オレがつきまとってるんじゃない。ジョンジェがオレにすがりついてるんだ。20年前も今も。知ってるでしょ?ジョンジェはオレが手を離したら終わりだ」と言うー。

だが突然イ・チャンジンが、「せっかくのイベントが台無しだ。また暴れたら困る」と自分のボディガードにドンシクを拘束するよう指示してしまう。
ドンシクはそれを阻止するために暴れ、大立ち回りに。この状況に仕方なく、「集団的暴行容疑で現行犯逮捕します」とジュウォン。イ・チャンジンも暴行教唆容疑で現行犯逮捕した。

ムンジュ署

イ・チャンジンとボディガードをムンジュ署へと連行したドンシクとジュウォン。
騒ぎを聞きつけたのかジュウォンのケータイには父親から電話が入るが、それを無視するジュウォン。

だがイ・チャンジンは、「イベントに勝手に入ってきて被害者の父親(ジンムク)を突き飛ばし、市民やト議員を脅迫した」と主張、勝手に大立ち回りの動画をSNSにアップしていた。
動画にはイ・チャンジンのボディガードと大立ち回りをするジュウォンが映っていた。

 

ハン・ギファン

大立ち回りをする息子の動画を見たハン・ギファンは、息子に電話をするが無視され苛立つが、クォン・ヒョクから、「私が家族の橋渡しをして間を取り持つ」と言われ、「ジュウォンを押さえつけてくれ」と頼むと、イ・チャンジンに電話する。
「また会うことになるって予言は当たりましたね?」と嫌味を言うイ・チャンジンにギファンは、ジュウォンのトラブルの件を頼む。

 

気づく

ジファは、「イ・チャンジンが示談に応じる。イベントを台無しにしたことは目をつぶるので暴行も示談にと言ってる」と伝えるが、「あり得ない!」とジュウォン。だがドンシクは、「応じる。拡散した映像を消すよう伝えてくれ」と言う。

ジュウォンはこれまで理解できなかったドンシクの一連の行動の意味にやっと気づいた。
(わざと頭に血が昇ったフリをして暴れ、イベントを中止させたのだ)と。
ジュウォンは、「目標を達成したから示談に応じたんですね?カン・ジンムクさんのためだ。二度とカレに手を出さないように。ト議員にあんなことを言ったのにどんな事情があるんですか?」と切り込む。
だがドンシクは、「オレとジョンジェの間に特別な事情があると言いたいのか?妹を殺してから20年間2人で一緒に人を殺し続け、ミンジョンも殺したとしよう。オレたちは共犯だ。ハン警部補はどこまで行けますか?」とドンシク。

「どう言う意味だ?」と聞き返すジュウォン。ドンシクは、「20年間人を殺してきたオレたちを捕まえるためにどこまでできる?法と原則を破れるか?」と問う。ジュウォンは、「それは絶対にできない」と答えるが、ドンシクは、「人を死に追いやっておいて都合の良い時だけ法と原則を守ってる。だからオレに”理由はなんですか?”、”どんな事情ですか?”と質問ばかりするんだ。楽な生き方だ。お帰りください」と言うとタクシーで去ろうとする。ジュウォンは後を追い、「まだ話は終わってない」と止めようとするが、ドンシクはそれを振り切り、タクシーで帰宅する。
だがドンシクは、太ももの痛みに耐えられず鎮痛剤を飲む。

ドンシクはソウル庁広域捜査隊だった時のバディ:サンヨプを思い出し、”アイツはどこまで行けると思う?”と自問自答する。

 

ジュウォンとクォン・ヒョク

父ハン・ギファンは緊急会見以降、電話には出ず、会いに行っても門前払いし、自宅のセキュリティ番号まで変えてジュウォンを排除した。そんな中、クォン・ヒョクから呼び出される。
ヒョクは、「なんでこんなに問題を起こすんだ?近々行われる監査官室の調査を受け、【聞き込み捜査中に会ったひとり。名刺にある電話番号にメールを送ったようだが理由はわからない】と言え、それで終わる」と言うが、「まるでシナリオみたいだ」とジュウォン。
ヒョクは、「連続殺人なんて言わずにおとなしくしていれば半年でソウルへ戻れる。いい加減にしないと親父さんに見捨てられるぞ」と言うが、ジュウォンは、「パク・ジョンジェについて調べて欲しい」と頼む。

オ・ジフンの告白

クォン・ヒョクからパク・ジョンジェの情報を得たジュウォンはドンシク宅へ向かう。
その頃、イム記者から執拗な取材を受けたドンシクは、逆にイムから情報提供者を聞き出し、オ・ジフンを自宅へと呼んでいた。
やって来たジフンに、「マスコミにリークしたのは何故だ?ナゼオレを売った?」と問いただすドンシク。ジフンは、「売ったんじゃない。ミンジョンを殺したのは兄さんじゃない」と言い、ミンジョンが失踪する直前に見たことを話し始めるジフン

ジフンは、「送り届けに来たんだ」とミンジョンと話すジョンジェを見たのだと言う。

「ジョンジェさんが犯人だとは思ってない。でもドンシクさんが捕まるのも納得できなくて記者に犯人じゃないと伝えたんだけど、何故見たのかって聞かれて・・・ボクがミンジョンのストーカーに思われたくなかった」そう泣いて説明するジフンにドンシクは、「ミンジョンが最後に会ったのがジョンジェだと誰にも話すな。オレが何とかする」と言うのだったー。

思い

その話を立ち聞きしていたジュウォンは、そのまま地下室へと入る。
突然やってきたジュウォンに、「自分の家みたいに出入りするんだな」とドンシク。だがジュウォンは、「ユヨン、パク・ジョンジェの事件のあと、パク・ジョンジェは鹿を殺したと大騒ぎし精神病院に4年間強制入院してる。何故庇うんですか?鹿じゃなく殺したのは人間でしょ?あなたたちは共犯ですか?」と切り込む。

だがドンシクは、「それだけのことを知っただけで意気揚々と問い詰めるのか?ただの学歴詐欺だ」と言うが、「オ・ジフンへの言葉(ミンジョンが最後に会ったのがジョンジェだと誰にも話すな)を耳元で囁くと、この言葉についてはどう説明する?」とジュウォン。

それでもドンシクは、「あなたが握ってる情報だけでは、ジョンジェがイ・ユヨンを殺した証拠も、ミンジョンを殺した証拠もない、そしてオレが共犯だと言う証拠はどこにある?ハン警部補、しっかりしてくださいよ!」と言い放つ。
その言葉に苛立ち、「なんでボクにこんな仕打ちをする?」と腕を掴むジュウォンにドンシクは、「あなたこそどういうつもりだ?なぜオレがそこまで話さなきゃならない?使命感を持って一緒に犯人を捕まえよう、だからオレを信じてってか?笑わせるな、そんな人間じゃないだろ。イ・グムファを忘れるな、死に追いやったんだ。遺体を引き取る家族もいない彼女を殺したことをもみ消すつもりか?そしてこの事件を解決して堂々とソウルへ戻りたい、違うか?」と迫る。

浅く頷くと、「それじゃいけないのか?そのために犯人を捕まえたい。ボクのおとり捜査のせいで死なせてしまった。ボクの責任だからボクが捕まえる!イ・グムファさんをボクだけは忘れないからボクが捕まえるんだ!犯人を必ず捕まえてみせる。だから教えてくれ。ボクのことを信じなくてもいいから。誰なんだ?」とジュウォン。

ドンシクはジュウォンの肩を掴み、近づくが、そこへケータイのバイブ音が・・・

 

感想

5話の後半から一気に空気が変わってきました。
それまで敵対関係だったドンシクとジュウォンに、1つの目的が出来たみたいな。
5話はこれまでと違い、ドンシクがほんとうは良い人と言う描かれ方でした。
ジェイを思いやり、ジョンジェを心配し、ジンムクさんを庇おうとする。ある意味、マニャンの兄貴的存在であることを説明したようなエピソード。
そしてドンシクは、マニャンで起こり続ける連続殺人、及び失踪事件について、解明、逮捕することがどれだけの闇をあからさまにすることかも分かってて、恐れてる感じもします。
だけど、このままじゃダメだって思ってて、それを解明するのに、ジュウォンは耐えられるのか、やれるのか、それだけの覚悟があるのかを確認してる感じ。
だから、ジュウォンの最後の、「ボクの責任だからボクが逮捕する」と言う覚悟を聞いて、信頼したような・・・。
で、4話目の感想にも書きましたが、怪しいのはここに来てジンムク!?でもこの流れ、名前を出した人は結局ちがうみたいなところがあるので、ジンムクさんはシロかも。

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