グレイズ・アナトミー 19 #17 もう怖くない(相関図あり)

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海外ドラマグレイズ・アナトミー

リンクがオペ後合併症で亡くなったタンクのトラウマを超える。
ルーカス・アダムスは自分自身のことを知ることに。

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#17 もう怖くない  Come Fly with Me あらすじ

ヘルムから、「高額な学費ローンに苦しみながら医学を学んでいるインターンを支えるべき」と言われたテディは、緊急会議を開く。
ニックは注意力を欠き大きな失敗を重ねるルーカスにある助言をする。
リンクはベースジャンプの事故で全身93箇所にも及び骨折をしたサム・サットンを担当することになるが、術後の合併症で亡くなったタンクを思い出し、手術計画に悩む。

タンクのエピソードはココ

相関図

まとめ

リンク

患者サム・サットン

オーウェンからコンサルを依頼されたリンクが見たのは、全身骨折状態のサム・サットン(44)だった。

ウィングスーツでベースジャンプ中、岩壁に激突。脳損傷こそなかったものの、四肢と肋骨骨折の多発骨折、脊椎骨折、気胸を起こしていた。
リンクが担当すると知り相棒クワミは、「タンクのようにはならないよな?」と言う。
クワミは、軍人だったサムは身体を酷使することで心を保っていると言い、「サムの手足も命も救って欲しい」と頼む。

タンクのエピソードはココ
意見の相違

骨折は93箇所、長い骨はすべて粉砕骨折していた。
幸い脊椎骨折は保存療法が可能だったが、リンクは合併症を避けるために段階を分け、数日かけてオペをすると言う。当然、回数を分ければ感染のリスクがあがるなど、マイナス面もあるが、リンクは、「手足より命」だと言う。だがオーウェンは不服そうな様子を見せる。

しかしオペ説明を受けたサムは、「ダメだ。後回しにされた手足が壊死する」と言い、「他に方法はないのか」とクワミ。
すると、「長時間オペになるが、一度にやってしまう方法もある」と言い出すオーウェン。リンクは、「勧められない。合併症が起こる可能性がある」と打ち消そうとするが、オーウェンは、「数回に分ける方法もリスクがある」と言う。それを聞いたサムは、「1回でやってくれ」と言う。

主治医でもないのに患者に勝手なオペ計画を提案したオーウェンにリンクは、「サムの命を守りたいから段階的オペを選んだのに、相談もなく勝手に危険なオペを提案した」と怒りを向けるが、「サムは手足を失えば立ち直れない。戦争で生死を実感したせいで帰還後日常にもスリルを求めてしまうものがいる。サムは危険を冒すことでトラウマと闘ってる。飛べなくなってもサムには希望が必要なんだ」と元軍人としての意見を言うオーウェン。
だがリンクは、「キミは整形外科医じゃない。出て行ってくれ」とオーウェンを部屋から追い出してしまう。

オペチームで立ち向かう

「皆がこのオペに注目してる。1回でこのオペをするんでしょ?」と聞くジョーにリンクは、「オーウェンにはほんと黙ってて欲しい。オーウェンの提案で、19時間にも及ぶ修復術をしなければならなくなったんだ。麻酔のリスクもあがるし50ぐらいの合併症が浮かんでる」と慎重になるリンクに、「確かに、タンクと同じ結果になる可能性もあるけど、逆にオペを成功させるために何が必要?」とジョー。
リンクは、2つの医師チーム(リンクの整復を手伝うチームと、次の箇所の準備、洗浄テーム)を作り、6人以上の医師が必要。血管吻合と回転皮弁の処置ができる医師、骨関節移植術を補助できる医師がいると言う。
ジョーは、「そのひとりは私が」とオペに協力を申し出る。
オペチームが組まれた。その中にはウィンストンやオーウェンの姿も。リンクは細かいオペ計画を皆に伝える。

トラウマを乗り越えろ

オペの時間になった。
準備するリンクにシモーヌが、「この手術プランで良いんですか」と聞くのを見てオーウェンは、「もう持ち出すな。タンクに起こった合併症は誰にでも起こり得たことだ。カレのスキルやプランを疑うな。不信感を持つのは勝手だがそれを口にするな」と注意するがリンクは、「キミもタンクのケースで苦しんだ。オペは成功したのに術後血栓は想定外だった。でも今は、サムに集中してくれ。サムが望んだオペだ。オレたちならできる」と言う。

麻酔をかけられる前、「一か八かだ」とサム。
リンクもオペに関わるスタッフに、「長時間のオペになる。キツイがサムのためにやろう。一か八かだ」と声をかける。

長時間のオペは無事終了、リンクはスタッフ全員から拍手を送られる。

無事オペが終わったことを伝えるリンクに、「成功したのか?」とクワミ。
リンクはまだわからないと答えるが、オーウェンは、「成功だ。四肢を救えた。これはカレにしかできなかった」とリンクを讃える。
「回復までは長い道のりで、つらいリハビリがある」と言うリンクにクワミは、「サムならやれる」と言う。
リンクは、「やり遂げたな」と言うオーウェンに、「二度と患者の前で余計なことは言わないでくれ」と釘をさしつつも、オーウェンの貢献に感謝を伝えた。

 

クワンとジュールス

互いに気になる存在であるのに、ギクシャクしてるクワンとジュールス。
そこへジュールスの同居人マキシーンがやって来た。
マキシーンは、「心配するからジュールスには言わないで」と言い、めまいがすると言う。
クワンはすぐにマキシーンを検査、尿路感染、脱水と判明、抗生剤の点滴を開始するが、クワンが目を話した隙にマキシーンは病院内を徘徊、シュミットを孫だと言い出す。
ベイリーとシュミットは敗血症とせん妄でマキシーンをICUへと移動させることに。

クワンの連絡で駆けつけたジュールスは、「何はあったの?どうしてマキシーンが来院した時に連絡しなかったの。あなたの無責任のせいでマキシーンが敗血症とせん妄を併発したのよ」と怒りをぶつける。

 

ニックとルーカス

ニックの助手をすることになったルーカスだが、初っ端から遅刻ではじまる。
ニックは遅刻の言い訳をするルーカスを制止し、「今からやってもらうことを言うからメモするんだ」と言うと、5つのオーダーを出す。

だがルーカスがニックのオーダーを忘れたせいで患者が急変してしまう。
ルーカスは言い訳しようとするが、ニックは、「言い訳はいい。努力して自分を変えろ。キミを見込んで助手にしてるのにキミは集中力を欠き、ミスばかりしてる。もっと努力するんだ。私の指導を受けたいなら、合う薬を処方してもらえ!」と言う。
その意味がわからず、「薬って?」と呟くルーカスにニックは、「ADHDで苦しんでるんだろ。症状を押さえる薬をもらえ、このままじゃキャリアを失うぞ」と言う。

「オレはADHDかな?」と聞くルーカスに、「そうだと思う」と否定しないミカ。
ルーカスはネットを検索する。
心配しやって来たニックに、「オレはADHDじゃないし、診断もされてない。でも調べれば調べるほどに当てはまる」とルーカス。
研修医責任者のニックはルーカスを見て、すぐに気づいたと言う。
「細部への注意力は欠けるし、過度の集中する。管理能力も乏しい。複雑な作業は苦手だが細かく指示すれば処理能力があがる。これらはすべて当てはまる。ボクも同じだからわかるんだ。大学時代診断された時、外科医の道は閉ざされたと思ったけど、向き合って専門家の助けを借りてコントロールできてる。まずは診察を受けろ」と助言する。

 

研修医プログラムの見直し

ヘルムから、「医学を志し努力してるものが学費ローンに追われ、生活することも苦しいなんて間違ってる。インターンを支えてやるべきだ」と意見されたテディは、早速、【インターンプログラム】を見直す幹部緊急会議を開く。
テディは会議に参加したリチャード、アメリア、ベイリー、ニックらにインターンアンケートの結果を見せ、”今の給料ではシアトルの標準生計費を賄えない”と言う現実は対処法を考える必要があると言う。

インターンの給料は、政府の財政支援で支払われている。
食事手当15ドル/日が支給され、駐車場代も無料、有給休暇も4週間/年ある

それでもリチャード、ベイリー、ニック、アメリアは、自分たちも粗食でやって来たとか、有給休暇など使ったことはないと若かりし頃の苦労話しで盛り上がる。

だがその様子を盗み見しているミカは、ジョーの店でのバイトがバレて自分の処分を話し合われているのではないかと気が気じゃない。

結局テディは、必要とするインターンに給付金を出すことに。
ミカは処分なし、給付金の第一号だと言われ、涙を流し、お礼を伝えるのだった。

リチャードは”ジョーの店”にいるヘムルに会い、「私はキミに復帰は難しいと言われ、そのまま理由も聞かなかったが、今日はキミに復帰してもらうには何が必要かを聞きに来た」と言う。

 

アメリア

”見捨てられ症候群”から立ち直りはじめたアメリアは、ミカに酷い扱いをしたことを謝罪。
ウィンストンにも、「マギーのことであなたを責めた。完全な八つ当たりだった」と謝罪するが・・・

感想

まず、ルーカス・アダムスがADHDだろうってエピソード。
インターンとしてルーカスがシーズン19に登場した時から、ルーカスの描き方が他のインターンたちと違うなぁと思っていました。例えば、段取りが悪いとか、遅刻が多いとか、頼まれた雑用を忘れがちなところとか・・・だからルーカスがADHDだと思うと指摘したニックの発言で、それらの違和感が、腑に落ちました。
あえてドラマでもルーカスをそう描いてたいたんでしょうね。
これまでの社会で生きづらさを感じている人。逆にその人と友だちでいる、同僚であることでストレスを受けることがあっても、そう言う人だから、そう言うキャラだからで受け入れるしかなかったこれまで。でも最近は、それらは発達障害だと言う見解が。自閉症スペクトラム(ASD)、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、ADHD(注意欠如、多動性障害)などがその代表的なものですが、部屋を片付けられないのも、約束の時間にいつも遅れるのも、いくつかをまとめて仕事を頼むと必ず1つや2つの漏れが生じるとか・・・そんなことも発達障害だとわかってきています。
そして発達障害は、バカなワケじゃなく、やはりひとつの脳の障害であり、薬でコントロールできるとも言われはじめています。
ニックによると、カレもまたADHDらしいし。
ルーカス自身もティーンエイジャーの頃から少し悩んでいた部分が、ニックの指摘でクリアになったようだし、診断を受け、適切な投薬で医師を続けて欲しいですね。
だってルーカスは、時々洞察力が優れていたり、凄い行動力を見せるから。
それからニックはほんとうに思いやりの深いひとだなと思います。指導者に向いてる。

アメリアは1話で立ち直ってくれてよかった(マジ)
彼女の津波のような感情エピソードは私の精神に良い影響を与えないので(笑)

 

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