IMDb 7.3だけど私は好きなエピソードです。
#17 カラダの本音 I’ll cover you あらすじ
メレディスは、一定期間グレイ+スローンに残ることを決め、ニックは臨時雇用となるが、休暇があけても職場に戻ってきたベイリーは、事態がまったく改善されていない現状に頭を抱える。
リチャードが自宅の冷蔵庫にあったドリンクを飲み、ハイに。異変に気づいたメレディスはリチャードを診察するが・・。
相関図
まとめ
病院の現状
ジョー
ベイリーから頼まれ、ジョーは産科の研修医と一般外科のアテンディングを掛け持つことに。
それは想像を絶する多忙さで、クタクタだ。
ベイリー
一方、休暇を取りリフレッシュしたベイリーはプルーと出勤するが、キャンセルだらけの”手術ボード”を見て、まったく状況が改善されていない現状に、現実に引き戻される。
リチャード
朝、自宅の冷蔵庫からドリンクを選び、飲んだリチャード。実はそのドリンクには、”キャサリン”とメモ書きがされていた。
ハイになって・・
メレディスは、出勤してくるなり様子のおかしいリチャードを診察するが、「お酒は飲んでない。さっき飲んだのはこのドリングだ」とジュースのボトルを見せる。
それは、カンナビス(マリファナドリンク)だった。
「ハイになるわけにいかん。私は酒もクスリもしない」と言うリチャードにメレディスは、「わかってる。これはただの事故」と言い、マリファナの効力が切れるまで、この部屋にいるよう言うが、リチャードの挙動不審は続く。
しかしリチャードは、メレディスが少し目を離した隙きに、勝手に部屋を出ていってしまう。
ニック
数ヶ月シアトルに滞在し、グレイ+スローンで働く決意をしたニックは初日を迎えるが、病院に歓迎ムードはない。
ベイリーは挨拶に来たニックに、「歓迎してる。数ヶ月だけですぐ出て行ってもね」と手厳しい。
それでも力になりたいと言うニックにベイリーは、「私が欲しいのは指導医だ」と言う。
ニックの実力
メレディスが、マリファナでハイになったリチャードを見守らなければならなくなったため、メレディス担当のオペをニックが代行し、シュミットは指導を受ける。
しかしニックがメレディスの代行オペをしてると知ったベイリーは、文句を言いにオペ室へとやってくる。
その時、順調に進んでいたオペ野の肝臓から出血が起こってしまう。
「出血だ。前と同じだ」と動揺するシュミットにニックは、「過ぎたことはいい。今に集中しろ。出血コントロールをするんだ」と的確に指導。
落ち着きを取り戻したシュミットは、見事にやり抜く。
メレディスとベイリー
ニックに対するベイリーの態度が納得出来ず、「ここに残り協力することに同意したのに、まだ不満なの?助っ人のニックにまで酷い態度をみせてる」とメレディスは怒るが、「自分でもわからない。女性初の部長が病院をダメにしたと言われるのが悔しい。やっと手にしたチャンスなのに無力感しかない。私にはどうすることもできない。残ってくれたこともニックが来てくれたことも感謝してる。だけど十分じゃない」とベイリー。
メレディスは、「一緒に解決策を探ろう」と言い、自分の口から伝えなかったことを謝る。ベイリーもまた、酷い態度を取ったことを謝り、ニック・マーシュは素晴らしい指導医だと言うのだったー。
シュミット
見事に出血コントロールをしたシュミットは、「復帰させてくれたことに感謝します。大変な1日だったけど、初心を思い出せた」とベイリーに感謝を伝える。ベイリーもまたシュミットに感謝するのだった。
ウィンストンの問題
弟ウェンデルが来てから、様子のおかしいウィンストンをマギーは心配するが、ウィンストンは何も話そうとしない。
腹部大動脈瘤の患者マーゴット
朝から腹部から背中の激しい痛みを訴えるマーゴットがERにやって来た。
検査の結果、腹部大動脈瘤とわかり、緊急オペとなるが、マーゴットは、「妻には連絡しないで。妻はもう治療済みだと思ってる。本当は2ヶ月前から痛みがあった。ウソをついていた」と言い出す。
マギーはマーゴットの気持ちを優先すると言うが、「奥さんに連絡する」とウィンストン。マーゴットが、やめて欲しいと言っても、ウィンストンは、「なぜウソをつくんです?」と喧嘩ごしだ。
その時、動脈瘤が破裂、マーゴットは急変する。
すぐに処置したため、オペは問題なく進んでいた。
マギーは上司として、「患者に対して、あの言い方は許されない。破裂したのは・・・」と注意をするが、「破裂したのはボクのせいじゃない。彼女は2ヶ月も放置してた。ボクは悪くない!」と反抗的な態度を見せるウィンストン。マギーは仕方なく、ウィンストンをオペ室から出す。
苦しみの理由
手術は無事終わった。
マギーはウィンストンに、「ちゃんと説明して」と求める。
ウィンストンは、子どもの頃から素行の悪かったウェンデルに振り回され、逮捕、保護観察を食らった経験があると言い、「”ハートパッチ”は悪徳商法だ。だがカレは借金して1万ドルをつぎ込んだために、優れものだとオレにウソつかせてベイリーに買わせようとしてる。アイツと関わるとボクの大事なものがすべて奪われていく。今度こそ改心したと信じては騙される。弟とちゃんと話す。ケリをつける。時間をくれ」と言う。
リンクとジョー
患者:サイモン・クラーク 38才
腹痛と嘔吐でERへとやってきたサイモンは、4年前、膝の滑膜肉腫でリンクがオペした患者で、現在肺の転移巣の治療中だ。(妻のクリスティンは妊娠8ヶ月)
ジョーとリンクが主治医になる。
リンクは、「ツライ手術とケモ、放射線治療を経てやっと妊娠した。子どもを見るまでは頼むと言われてる」と言うが、検査の結果、腸にも転移しており、小腸がガンで閉塞している状態だった。
ジョーは、「オペすれば時間が稼げる」と転移巣除去術を行うことに。
厳しい現実を告知されたクリスティンは動揺し、「まだ32週目なの、カレに息子に会ってもらいたい」と言うが、サイモンは、「俺たちは永遠だ」と言い、オペを受ける決意をする。
しかし麻酔をかける直前、サイモンはリンクに、「何かあった時のためだ。子どもにオレの名前をつけるなとクリスティンに言ってくれ。子どもには楽しい人生を送って欲しいんだ」と伝言を頼む。
しかしサイモンのガンは血管まで取り込んでおり、腫瘍摘出できない状態だった。
ジョーは術式をストーマ造設術に切り替えるが、リンクは、「腫瘍摘出しないのか?息子に会わせてやりたい」と言うが、ジョーは決断を変えなかった。
「長くてあと1ヶ月ぐらいだろう」とクリスティンに余命宣告したリンクとジョーにクリスティンは、「カレはずっと父親になりたがってた。その夢を叶えてあげたい。今すぐ帝王切開で赤ちゃんを生みたい」と言い出す。
ジョーは、「今、出産すれば赤ちゃんが危険になる。出来ない」と言うが、リンクは、「指導医のデルーカ先生に伝え、話を聞く」と言う。
リンクの態度にジョーは、「私も産科医よ!」と怒るが、「指導医に聞く。間違ったことはしていない」とリンク。そこからふたりはプライベートも含めた言い合いとなる。
リンクはトッドとデートの度にルナを預けるジョーに、「オレは利用されてるだけだ。親友ぶって患者を必死で救おうとするオレをわかってるフリをしないでくれ」と怒りをあらわにするが、ジョーは、「あなたに恋してた。利用したんじゃない。でもあなたは違った。だから友情をま守るために距離を置いたの。産科医として32週の出産は認められない」と言う。
クリスティンは、「息子と会いたいなら何としても生きて。そうじゃなきゃ子どもにあなたの名前を付けるわ」とサイモンを励ます。
その夜、リンクはアメリアにスカウトと過ごしたいと頼み、連れて帰る。
オーウェンとテディ
息子レオのジェンダー問題で悩むふたりはカウンセリングを受けることに。
カウンセラーは、「”支えて認める”。レオのリードに従って。今日と明日、言うことが違ってもそれを受け入れて」とアドバイスするが、それはテディが1番苦手なことだった。
「起こりうる事態を想定して準備をしたいのに、何もせず見守るだけなんてどうしていいかわからない」と悩むテディにアメリアは、「ミネソタでノンバイナリーのカイと出会った。男性でも女性でもないカイは、私の心を自由にしてくれた。物事や人をすべて明確に定義しなくても無条件に愛することはできる」とアドバイスする。
テディはアメリアの言葉で気持ちを切り替えることができた。
真実
メレディスから連絡を受け、病院へやって来たキャサリンは、鎮痛目的でマリファナドリンクを飲んでいたと言い、ガンが再発したと告白する。
まとめ
あぁ~キャサリンのガンが再発してたなんて。
リチャードにとってはまた、大きな試練が襲いそうです。
ベイリーは本当に頑張っているから、グレイ+スローンが研修プログラムを続けられたらいいなと思うし、ベイリーの悩みが少しでも減って欲しいと思う。
シュミットが復帰したこと、嬉しかったなー。
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