今回のエピソードが前半の最後です
シーズン6は全16話、Amazonプライムビデオで、全話配信済みですので一気見も可能です
# 7 内側からの攻撃 Damage From the Inside あらすじ
ダコタの護衛を任されたストランドの部隊は、何者かの襲撃を受け全滅、ダコタが行方不明になってしまう。焦ったストランドがしたのは・・・。
相関図
まとめ
事件
ストランドの先鋭部隊がダコタ移送の護衛隊を任された。
たくさんのレンジャーに護衛されノロノロと移動する状況に、「私が逃げないように監視してるの?」とダコタは不満気だ。
逃げたい願望があるダコタは、「砂糖工場で話してた計画はいつやる?姉はタンクタウンと手を失い、偵察隊は2人死に、ジョン・ドリーが行方不明になって1週間よ、やるなら今よ!」とストランドを煽るが、「今じゃない」とストランド。
その時、前方から一頭の馬が走って来た。
それがレンジャーのテリーの馬だったためストランドは無線連絡するが、応答がない。
仲間を待機させ、前方の偵察に行ったストランドとサミュエルズは、大木が道路を塞いでいるのを発見する・・・とそこへ8頭の馬が走って来た。
それらは護衛隊の馬だ!
ストランドらは、急いで戻るが、仲間は全員殺害され、ダコタの姿はなかった。
サミュエルズはバージニアからの処罰を恐れるが、殺された仲間が次々と転化してしまい、ふたりはその始末をしなければならなかった。
アリシア
アリシアとチャーリーは見張り小屋の任務に就いていた。
その日、朝から何度も何度もアリシアに無線連絡し続けているストランドを、無視し続けてるアリシア。
アリシアは自分を見張り小屋に送り、6週間もの間、一切連絡してこなかったストランドを助ける義理はないと言うが、「力を貸して欲しい、キミしか頼れない」としつこく呼びかけられ、仕方なく応答すると、ストランドは、「会って話したい」とアリシアを呼び出す。
ストランドの頼み
ストランドはアリシアに事情を説明し、「サミュエルズの命もかかってる。ダコタを捜して欲しい。彼女は君を信頼してる。キミがダコタを予定の場所に送り届けてくれれば、オレたちの計画を実行できる」と言う。
ダコタの捜索
チャーリーは、アリシアがダコタの捜索をOKした気持ちが分からず、「どうしてカレを助けるの?」と尋ねるが、「タンクタウンを襲撃したヤツらの力を借りることを考えてる」と思わぬ発言をするアリシア。
そんな中、アリシアを襲って来たウォーカーが不気味な姿をしており驚く。
狩猟小屋
小屋を見つけたふたり。
それは狩猟小屋に見えたが、何やら怪しそうだ。
アリシアはチャーリーを残し、ひとりで偵察することに。
ガラスを割ってドアを開け、侵入したアリシア。
家の中には音楽が流れ、部屋の中にはたくさんの”動物剥製”がある。
アリシアが音楽が聞こえる2Fへあがると、ウォーカーの呻き声も聞こえてきた。
そして手すり越しに階下を覗いたアリシアは息を吞む。
男がウォーカーを長台に縛り付け、何やら作業をしていたからだ。
しかし男が見えなくなった数秒後、アリシアは男から首に注射され、意識を失う。
男の目的
目を覚ましたアリシアは、ウォーカーが処置されていた長台の上に寝かされ、両手だけでなく身体もバンドで縛られていた。剥製の角を使って何とか拘束から逃れたアリシアの目の前に現れたのはダコタ!
アリシアはダコタの無事を確認すると、「急いでここから出よう」と言うが、そこへ男がやって来た。
ダコタを庇うアリシアに男は、「キミは誤解してる。狩りをしていたら、彼女が怯えながら逃げ来たから保護したんだ」と言い、ウォーカーに細工しているのは、人を怖がらせ、ここへ近づかせないためだと言う。
そしてダコタを襲撃した者の顔は、逃げ出したために見ていないと言う。
警戒を解かないアリシアに、男はエドと名乗り、鎮静剤を打ったことを謝罪。
ダコタも、カレは助けようとしてると言うので、アリシアはとりあえず状況を受け入れることに。
ダコタはエドを信用しているようで一緒にチェスを楽しみ、エドも自分の娘を思い出すと笑顔を見せるが、どうしても信用できないアリシアは、「もう行きましょう」とダコタを促す。
しかしダコタは、「どこにも行かない」と言い出し、「襲撃者がまだ近くにいるかも知れない。ここが安全だ」とエドもアリシアを説得する。
エドの妻と娘もバージニアのレンジャーによって殺害されたらしい。
アリシアは、「寒いから毛布が欲しい」と理由をつけリビングを出るが、そこへチャーリーが現れた。アリシアが戻って来ないのを心配し、様子を見に来たらしい。
家の視察をしたチャーリーは、「入口は全部板止めされてて、窓も開かないよ」と言う。
やはりエドは信用できないと判断したアリシアはチャーリーに隠れるよう言うと、武器になるものを物色するが、そこへやって来たエドとダコタ。
アリシアはエドに、「すべてのドアと窓を封鎖してる、おかしい」と言うが、「彼女を守りたいだけだ」と言い続けるエド。ダコタも、「私はここにいたい」と言う。
そこでアリシアは、「ダコタはバージニアの妹よ、必ず探しに来る。だから解放して」と戦術を変える。それを聞いたエドは表情を変えると、「夜は危険だ、夜明けまで待て」と言う。
ここに残りたい一心のダコタは、「どうして話したの?」と怒るが、「あなたを助けるためよ、カレは信用できない。護衛隊を襲撃したのもカレだと思う。狙いが何かはわからないけど、ココにいたら殺される」とアリシア。
するとダコタは、「護衛隊が襲撃された時、姉から逃げるチャンスだと思った。ここに居られなくても、姉の元へは帰らない」と言い出す。
「朝1番でここを出て、他の場所を捜そう」とアリシア。
交渉
エドの無線を見つけたアリシアは、バージニアに連絡を取ると状況を掻い摘まんで説明し、「私がダコタを見つけた。隠れ家に送り届ける代わりに、私とチャーリーを解放して。捜しに来ないで」と条件を出す。
バージニアは条件をのむことに。
狂気
夜明けを待ちながら眠ってしまったアリシアは、大音量の音楽で目が覚めた。
その音で家に向かって集まり出すウォーカーたち。
意図が分からないアリシアにエドは、「私の創造物を呼び戻してる。ここが安全なら出て行かないだろ。妻と娘は私が調達に出ている間にレンジャーによって殺された。もう同じ過ちはしたくない。家族が死んだ後、私は彼らを家に近寄らさないためにウォーカーを作り始めた。キミを守れたら償うことができる」と勝手な理論をぶちまけると、銃を握りふたりを2F移動させた。
「私のせいね、逃げる場所を捜してただけだったのに」と言うダコタ。
そこへやって来たのチャーリー。
チャーリーはアリシアの武器と無線、クルマのキーを渡しながら、「隙を見てエドに鎮静剤を打った」と言う。
しかし家の周辺はウォーカーだらけで逃げられる状況ではなかった。
「音楽を止めて、ウォーカーがいなくなるのを待ってから出よう」と3人。
ウォーカーが少しずつ離れ出した時、「どうしてだ?私はただ、守ろうとしただけだ」とエドの声が!
するとダコタが、「エド、あなたも一緒に来ればいい」と言い出す。
アリシアは、(この状況を納めるために)頷くが、「ウソだ。キミはバージニアの仲間だ。私を助けるワケがない。私の無線でバージニアに連絡を取ってた」とイタイところを突くエド。
アリシアは盗聴していただけだと言うが、エドは、「ウソをつくな」とアリシアに銃口を向けるー
・・・銃声が1発響く中、エドに飛びかかったアリシアは、エドと揉み合いに。それにチャーリーも加勢し、バランスを崩したエドの身体に剥製のシカの角が突き刺さってしまう!
外では家から離れていたウォーカーが銃声で再び戻りはじめていた。
アリシアはエドの身体から角を抜こうとするが、抜くことはムリだった。
どんどん集まり出すウォーカーにより、今にも壊れそうな扉・・・「マズイよ、ドアが持たない」とチャーリー。
するとエドは、「私が時間を稼ぐ。2Fから逃げろ」と言い出す。
そしてエドはアリシアの腕を掴むと、「キミがやろうとしていることをやるな。自分を守るために必要なんだろうがそうじゃない、事態を悪化させるだけだ」と言う。
その時、扉が破壊され、侵入してきたウォーカー。
「行け、行くんだ!」とエドはアリシアに言うと、自らウォーカーの餌食となった。
思わぬ助っ人
アリシアたちは2Fの窓から逃げようとするが、中々板が外せない。
その時、侵入し続けていたウォーカーが、ナゼか外へと向かいはじめた。
アリシアが1Fに降りるとウォーカーを始末している人物が!
モーガンだった!
アリシアも応戦し、すべてのウォーカーを始末したあと、ハグしあうふたり。
「生きていたのね・・」と言うアリシアに、「助けてくれた人がいる」とモーガン。
モーガン
朝、エドを埋葬したあと、「バージニアに見つかる前にココを出よう。いい場所がある。未完成だがアルとドワイトもそこいる。皆を呼ぶんだ。一緒に行こう」と言い出すモーガン。
実はアリシアは、野球場跡地に居住しようと考えていた。だからアリシアはバージニアに、ダコタと引き換えに解放するよう求めたのだった。
アリシアの告白にチャーリーは、「ダコタを渡してはダメ」と言う。
意見の相違
「その”いい場所”にダコタを連れて行くつもり?」と確認するアリシアに、「仲間を取りもどすために、互いに大事な人を交換すればいい」と言い出すモーガン。アリシアは、「利用する気?」と責めるが、モーガンは、「これまでとは違う手段を使うしかない」と言う。
その言葉にアリシアは、モーガンがダコタの護衛襲撃を襲ったことを知る。
それでも、「やむを得ずだ。何としてでも仲間を取りもどしたい。グレースの居場所が分からない。ダコタと交換すれば、誰も傷つかない」とモーガン。
アリシアはモーガンを止めるために、「私もダコタを使ってバージニアとの交渉した。でも、彼女を仲間にすればバージニアを倒せるわ」と話し、説得するが、「バージニアと取引する。それが仲間を救う唯一の方法だ」とモーガンも譲らない。
ふたりが言い争っているところへやって来たチャーリーとダコタを見て覚悟を決めたアリシアは、「あなたの場所へは行かない。もうついて行けない」とモーガンに別れを告げる。
「待ってくれ!」モーガンはアリシアを止めると、「全員揃わなきゃ今まで戦ってきた意味がない。どんなことをしても皆をそこへ連れて行く。ダコタも歓迎する」とアリシアの意見を受け入れた。
再会と決別
ダコタの捜索を続けるストランドがエドのハウスを見つけてやって来た。
それに気づいたアリシアは外へ出ると、「ダコタはここにいる」と。それを見て、「キミはやると思った」と満足そうなストランド。
しかしロートンに帰ろうと言うストランドにアリシアは、「彼女は戻らない」と言う。
「どうして?」と聞くストランドに、「彼女はオレと一緒に行く」と現れたのはモーガンだった。
モーガンが生きていたことに驚き、「バージニアは知っているのか?」と聞くストランドに、「知ってる」とモーガン。
モーガンは、「彼女の知らない場所に向かう。キミも一緒に来てくれ」と言うが、ストランドは、「一生追われることになるぞ。時を待て。ダコタは連れて行く」とダコタに近づこうとする。
「ダメよ」とアリシアが止め、武器を構えたため、ストランドは銃を向ける。モーガンも武器を構えた。
緊迫の数秒のあと、銃を下ろしたストランドは、クリストファーのコインペンダントを見せながらアリシアに、「もうキミを守れない。今までの努力がムダになる。すべてな」と説得するが、「あなたが変わるなと言ったのよ」とアリシア。
ストランドを残し、4人は去って行った。
グレースがいた場所
ロートンに戻って来たストランドから、「ダコタはモーガンと行った。アリシアとチャーリーも」と聞いたバージニアは、怒りを顕わにし、「どっちの味方なの?」と迫るが、ストランドが、「あなただ」と言うのを聞くと、ストランドをあるエリアに連れて行き、「重大な戦いにあなたを召集すると言ったでしょ?それが今日よ!」とドアを開ける。
そこにいたのはグレース。
バージニアはストランドに、「ガルチから連れてきた仲間全員を呼んで」と命令を出す。
(フィアー・ザ・ウォーキング・デッド6,前半完)
感想
今回のエピソードでシーズン6の前半エピソードが終了だと言うのに、このままグレースは出てこないのか?と思いきや、最後の最後でチラッと出演でした~。
なんだか前よりキレイになっての登場です(笑)
大切に扱ってもらっているようなので、そこは一安心。
冒頭、ダコタがストランドに、「偵察隊はふたり死んだ」と言ってたましたよね?これはドワイトの計画どおり、アルとドワイトが死んだ扱いになってるようで良かった。
そしてジョンも行方不明だって。モーガンと出会って欲しいけど、ジョンは自分の小屋に向かったんじゃないかと思います。
今回はちょっとキモいキャラ、エドが出て来ましたが、エドも1話だけのスポット出演でした。
ウォーカーを剥製にするなんて、悪趣味。
以上、アメリカではここまでを前半として2021年の秋に。エピソード8~は、後半として今年の春先から放送していたようです。
最終放送は6月ですから3ヶ月遅れで全話視聴できるのは良い方ですよね。
コメント