MR.ROBOT/ミスター・ロボット 2 #11 パイソン 前編

海外ドラマ
海外ドラマMR.ROBOT/ミスター・ロボット

ますます精神的分裂感を見せるエリオットー。
ダイナー襲撃事件後は、まだわからない

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主なキャスト

会社名 キャスト名 ■死亡
  エリオット・オルダーソン セキュリティ・エンジニア
天才ハッカーでもあり社会に不満を抱いている
亡くなった父ミスター・ロボットが幻覚で見え、会話し、コントロールされている
FBI捜査官 サンティアゴ ドミニクの上司
  ドミニク・ディピエッロ f・ソサエティ関与のサイバーテロ事件担当
Evil(悪魔)コープ
(世界最大のコングロマリット
フィリップ・プライス

CEO(最高経営責任者)

  アンジェラ・モス

元オールセーフ社社員
現EコープPRマネージャー

ダーク・アーミー   中国系ハッカー集団
首謀者はホワイトローズ
  ホワイトローズ
(チャン国家安全部長)
ダークアーミーの首謀者
  シスコ ダークアーミーの一員
ダーリーンの元カレ
f・ソサエティ ダーリーン エリオットの妹
ダークアーミーとコンタクトを取れる
  モブリー
■ロメロ
トレントン

 

#11 パイソン 前編 pyth0n-pt1.p7z あらすじ

EコープCEOのプライスは、現金通貨に変わるEコインを流通させようと政府高官を動かそうとする。
男女2人組に誘拐されたアンジェラは、ある豪邸の暗い一室へと入れられ、謎の少女から不思議な質問をされ続ける。
エリオットは、消えたミスター・ロボットがすべてのカギを握っていると考え、脳は睡眠、体は覚醒状態を作って、ミスター・ロボットの動きを探ろうとする。

 

まとめ

プライスの戦略

プライスは、政府高官ジャックと面会し、Eコインを流通させるため、【Eコイン融資サービス】を許可するよう頼むが、「違憲行為だ。認められない。通過を作るのは政府だ」と反対される。
それでもプライスは、「現金の存在価値が失われてきたことだ。それが世界の流れだ。ビットコインは中国の影響も強い、支配されたら地獄だ。中国の融資を使ってEコイン融資をするんだ。そして我々でコントロールする。新しい資産を手に入れ、金融界を再建することができる」と説得する。
高官はオバマ大統領は反対すると言うが、「いずれ正しいと気づく」とプライス。

結局、法案はとおり、Eコイン融資サービスが始まるー。

 

ドミニク

病院にいるドミニク。
ダイナーは銃撃されたが、ドミニクは無事だったー。
「ケガはしてない。任務を遂行したい」と言うドミニクに医師は、ショック状態と診断し、自宅療養を言い渡す。

サンティアゴは、暴走するなとドミニクを諫めるが、「あなたのせいよ。メディアに公表すればこうなると分かってた。死者が出た上に私は死にかけた。ダークアーミーの仕業よ、黒幕がいるかも。中国政府も関与してる。何かを隠してる。情報が漏れてる。ただのテロ事件じゃない。戦争に発展しかねない。安全保障の問題だわ」とドミニク。
するとサンティアゴも、「私も同感だ。裏がある。例の2兆ドルのタイミングも変だ。だが全容がわからない」とー。
「2兆ドル?何のこと?」とドミニク。

アメリカ政府は中国と和解し、Eコープ救済目的で無金利で2兆ドル中国から融資されたのだった

それを知りドミニクは、「ワナよ。昨夜のこと(ダイナー襲撃)があるのに許されない。ただの乱射事件じゃない。先月私たちを襲った相手よ(中国でのテロ)」と言うが、「世界が待ち望んでいた2兆ドルの融資は奇跡だ。政府の中国との関係悪化は避ける。政府は忘れてる。世界規模の危機が融資で収まるんだから。私はキミの味方だ。見捨てたりはしない。何とか道を探そう。誰が仕組んだことにしろ、連中は我々を完全に出し抜いたんだからな。まずは帰って休むんだ」とサンティアゴ。
ドミニクは、「尋問は私がする」と言うー。

アンジェラ

連れて行かれた場所

地下鉄でアンジェラの前に現れた男女ふたり組は、スマホを取り上げ、クルマに乗せ、行き先を伝えずクルマを走らせる。
到着したのは、民家。
何も説明されないまま、アンジェラは薄暗い、コイが泳いでいる水槽と、イスと机(古いパソコンと赤い電話あり)の部屋に閉じ込められる。

変な質問

程なくして入って来たのは少女。
「時間がないから始めましょう」少女はそう言ってパソコンを操作し、「セックス中に泣いたことは?」と質問をはじめる。
突拍子もない質問に、「何なの?答えない」と言うアンジェラ。
すると少女は、「答えてもらわないとお仕置きされる」と言ってアザだらけの身体を見せる。
「誰にされたの?」アンジェラが聞いた時、電話が鳴った。
電話に出た少女は、「はい。わかりました」と答えて電話を切り、「早く始めないと水槽の水が減ってく。時間がない」と言って、また、「セックス中に泣いたことは?」と質問する。

(これに答えないと進まないんだ)と気づいたアンジェラは、質問に答えはじめたー。

水槽の水が半分になった頃、「カギは部屋の中にある?」と少女は聞く。
それも質問なのだ。
アンジェラは、「どう言う意味?知らない」と返事するが、その時、またまた電話が鳴った。
少女は電話に出たあと、「あなたに」と受話器を差し出す。
それに従ったアンジェラ。
電話口からは電子音声で、「暗くて何も見えない部屋に、たいまつとマッチがあればどうする?」と質問が始まった。
アンジェラはいくつかの質問に答えていくが、それは少女の質問、「カギは部屋にある?」と言う質問へと繋がっていた。
電話が切れたあと、少女は再度聞く、「カギは部屋の中にある?」と。
アンジェラは、「ある。カギは手の中に。手はポケットの中に」と答えると、パソコン画面には、「準備完了」が表示された。
少女は、「結果を持ってくる」と言って部屋を出て行く。

目的

待たされている間に、水槽の水はなくなり、コイが死んだ。

ようやく部屋に入ってきた人物は・・・・ホワイトローズだった。
(アンジェラは正体を分かっていない)

向かいに座ってタバコを吸い出す人物にアンジェラは、「あなたは誰?ずっと待ってた。あなたの家なの?」と聞くが、「私は時間を大切にするの。あなたに与えられた時間は28分間。特別待遇。始めましょう。待たされた理由を知りたいハズよ。あなたは4時間もここにいたのに、外に出ようとしなかった」と言う。
アンジェラは、「魚が死んだ。あなたは最低ね、子どもに暴力なんて」と言うが、ホワイトローズは、「メイクよ、あれも実験のうち。感情移入度や騙されやすさを計った」と言う。
「実験?私を?」状況が分からないアンジェラにホワイトローズは、「あなたが情報を公表すると困るの。本当なら殺してるところ。私の計算では90日前に死んでて当然だった。でもあなたは生き延びた。あなたは苛立たしいほど姿を表す。どこを見てもいるもんだから1度会うことにしたの。プライスが特別視する理由を知るために。私たちの協力関係も、あなたに壊されたみたいだから。私たちは、”事件”や”友人”で繋がってるの」と。

そしてホワイトローズは、ワシントン・タウンシップ事件が関係し、友人がエリオット・オルダーソンを指すことを話す。

アンジェラは目の前の人物がエリオットを知っていることに驚く。
「あなたの母親とエリオットの父親は、大義のために死んだ。生け贄ね。ふたりが命を捧げたおかげで人類が進化できる。あの事件がなければ、ここで私と会うことはなかった。あなたを殺しはしない。だけど、あなたがこだわってる使命を諦めるべき理由をわからせてあげる」とホワイトローズ。

「何が望みかわからないけど、データを渡すから解放して」アンジェラは頼むが、「データはいずれ手に入る。復讐心を原動力にしていつか私の計画を潰すかもしれない。欲しいのは、あなたの信念」とホワイトローズ。
「何への信念?」と尋ねるアンジェラにホワイトローズは、「信じれば夢は叶うと考えたことがある?」と。
「ええ。そう信じてたけど気づいた。現実世界ではムリ。どれだけ望んでもね」とアンジェラ。
「それはあなたの”現実”の定義によるわ」とホワイトローズは言う。

 

その後アンジェラは、ダークアーミー関係者のクルマでナイヤル弁護士宅へ行き、弁護は必要ないと伝え、「もう連絡しないで」と言って去る。

 

脳は覚醒、体は睡眠

「必ず負ける」と言ったアンジェラ。
エリオットは、(アンジェラは正しいけど、必ず負けるとは限らない。相手を勝たせなきゃいい。すべてのカギを握るのは、”ミスター・ロボット”かも知れない)そう考え、「脳は覚醒、体は睡眠」と唱え、ミスター・ロボットの動きを探ろうとする。

ミスター・ロボットが捜していたもの

ふと目覚めたエリオットは、何やら部屋で捜しものをしているミスター・ロボットを見る。
まさにエリオットは、望んだとおりの、脳は覚醒しているが、身体は眠っている状態を手に入れた。
ミスター・ロボットにはエリオットの声も姿も聞こえず見えないらしい。

【ミスター・ロボットの行動】

ミスター・ロボットはエリオットに話しかけることもなく、”BBQレストラン”のメニューパンフを見つけると、パソコンの前へと座った。

パンフには、数字の羅列が書き込まれている。
ミスター・ロボットは、その数列を解読し、ある電話番号を導き出して電話をする。
電話の相手からは、「8番街25丁目にタクシーが待ってる」と。
ミスター・ロボットは、部屋を出て行く。

エリオットは単独行動するミスター・ロボットを客観的に見る

8番街25丁目にタクシーで

部屋を出て行ったミスター・ロボットを見失わないように尾行するエリオットー。
しかし途中で気づく。
【ミスター・ロボットは俺だ】と。

言葉どおりの場所にタクシーが停まっていた。
エリオットはドアを開けると、タクシー・ドライバーは、「エリオットか?」と尋ねるが、状況が読めないエリオットは答えない。
すると、ドライバーはヒンディー語で何やらまくし立てたあと、エンジンをかける。
「待ってくれ」エリオットはクルマに乗り込んだ。

今度は「アドレス」と行き先を尋ねるドライバー。
しかしエリオットは行き先など知らない。
またもやヒンディー語でまくし立てられ、困惑していると・・・
突然隣に乗ってきた人物が、「チャーチ通りへ」と。

タイレル・ウェリックだった。

完全に混乱状態のエリオットにタイレルは、「ボクらが会うことはとても危険だが、ある影響力のある協力者のおかげで守られてる」と言い出す。

(自分が銃殺したハズのタイレル・・・)
エリオットは、自分が見えてるタイレルが、現実なのか否かわからなくなり、パニックに陥り、自制が効かなくなってしまう。

 

計画は継続中

仕方なく途中でタクシーを降りたふたり。
「いったい何のつもりだ?精神的にツラかったのはわかるが、それはボクも同じだ。どれだけ大変だったか」タイレルはここでは話せないから行こうと言うが、「どこへ?」と困惑するエリオット。
「ふざけるな」とタイレルは怒るが、ほんとうにエリオットが分かっていないことに気づき、「すべて忘れたのか?ダークアーミーの第2段階が整ったんだ。キミが見たら喜ぶ。上手くいったんだ。後はボクら次第さ、見せてやる」と言うとエリオットの肩に手を回してどこかへと連れて行くー。

 

感想

タイレル、生きてましたやん

イヤ、生きてたような気はしてましたよ、だってジョアンナへのアクションは明らかに、彼女と息子を愛する気持ちが詰まってたからね。
でも、ミスター・ロボットが、”エリオットが銃殺した”って言い切るから~。
私まで、(そうか・・・死んだんか・・)と。
騙されてたワケかー。

で、タイレルが隠れリーダーとなって、計画を継続させてたんですね~。
もちろんそれは、「第2段階の準備が整った」と言うワードから、ダークアーミーが絡む今回の5/9攻撃の続きのようです。

アンジェラに告発されちゃ~たまらんと言うことで、アンジェラを確保、説得したのはダークアーミーでした。

これで完全に、f・ソサエティ(エリオット)含むダークアーミー vs FBIの構図になったのかな?

ダイナー襲撃の詳細はまだ語られてません。
でも、「尋問は私にさせて」とドミニクがサンティアゴに言ってたんで、ふたりとも生きてるのか、もしくは、どちらかが生きてるっぽい・・・・

ドミニクもサンティアゴも、政治が絡む世界的な事件で、かなり力関係が関係する複雑なものだと分かったようです。

 

 

 

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