ブレイキング・バッド5 #14 オジマンディアス(相関図あり)

海外ドラマブレイキング・バッド

とりあえずの決着がつく14話。今回を含め「ブレイキング・バッド」も残り3話

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#14 オジマンディアス Ozymandias あらすじ

ハンクとゴメスに騙されやってきた荒野でジャックたちは銃撃戦をする。その後を描いているエピソード。

相関図

まとめ

惨劇

場所
惨劇が起きたこの場所は、ウォルターがジェシーとキャンピングカーで初めてブルーメスを精製した場所だ。その頃はスカイラーは妊娠中で、高校教師のウォルターの収入だけで暮らす生活は慎ましやかだった。

その場所でジャックの集団とハンク、ゴメスが銃撃戦を展開、ゴメスは射殺され、ハンクは左ももを撃たれた。
それでもハンクは反撃しようと這ってマシンガンを取りに向かうが、ジャックに銃を向けられてしまう。

既にジェシーの姿はなく、トッドは岩場に探しに向かう。
ゴメスの所持品から2人がDEAと分かったジャックたち。

クルマの中で惨劇を逃れたウォルターは、ジャックがハンクに銃を向けたのを見て「ジャック止めろ!カレは家族だ。義弟だ」と必死に止めるが、「身内にDEAがいるなんぞ聞いてない。コイツの相棒(ゴメス)を殺した以上、ムショはゴメンだ」とハンクにトドメを刺そうとする。
だが毅然と、「じきに応援が来る」とハンク。
ウォルターは、「ウソだ。DEAは何も知らない」とジャックに言うと、「ハンク、諦めろ、抵抗してもムダだ。生きて帰れるんだ。このことは秘密にすると約束してくれ」と説得するが、ハンクは態度を変えようとしない。ジャックは、「生かしておくわけにはいかない」と再び銃を向ける。
その時ウォルターは、「カネがある。ここに埋めてる。8000万ドルだ。そのカネで逃げられる。そのカネと引き換えにカレを見逃してくれ」と交渉するが、「くたばれ、クソ野郎」とハンク。
ウォルターは、「頼む。取引してくれ」と必死に説得するが、「オレに命乞いをしろと?お前ほど頭がいい男がわからんのか。ヤツの心は決まってる。やれよ!」と言った瞬間、ジャックはハンクを射殺した。

8000万ドル≒115億
8000万ドル

眼の前で義弟を射殺され、崩れ落ちたウォルターにジャックは、「あんたが座標を教えた時にピンと来たさ」と言うと、仲間に座標ポイントを特定させ、掘削をはじめるー。

ほどなくして8つのドラム缶すべてが掘り出された。
ジャックらはその穴にハンクとゴメスの遺体を埋めると、「1缶は置いて行く。甥(トッド)はあんたをリスペクトしてる。オレがあんたを殺したら許さないだろう。恨みっこなしだ。同意しないなら最終手段に出る」と片手を差し出す。

ウォルターは握手して同意するが、「ピンクマンは?仕事はまだ終わってないぞ」と言う。
実はウォルターは、クルマの下に穴を掘り、隠れているジェシーに気づいたのだ。

ジェシーの処刑

ジャックらはジェシーをクルマの下から引きずり出すと銃を向け、「いいか?」と確認、ウォルターは頷くが、トッドはそれを止め、「ジェシーはDEAと通じてた。何か不利なことを話してる可能性がある。確認するべきだ。連れて帰って吐かせよう。コイツとは因縁がある」と言うとウォルターに、「吐かせたらすぐに始末する」と約束する。

告解

ウォルターは連れ去られようとしているジェシーに、「ジェーンを見殺しにした。あの日、お前の部屋に行った。吐いたものを喉に詰まらせ、苦しんで死んでいく彼女を見ていた。助けられたが見殺しにした」と告白するのだった。

 

ウォルター

ウォルターはドラム缶1つを載せたクルマで戻る途中、ガス欠で止まってしまう。
ウォルターはドラム缶をクルマから自力で下ろすと、荒野をゴロゴロと転がし、原住民居住区に住んでいる老人に、札束と軽トラックを交換してもらうことに成功する。

 

監禁されたジェシーの運命

暴行され、ハンクとのことを洗いざらい吐かされたジェシーは監禁されていたが、翌朝、トッドに倉庫へと連れて行かれる。そこはラボらしかった。逃げられないようチェーンで繋がれ、手錠を外されたジェシーは、壁に貼られた写真に気づき近づく・・。

近寄ったジェシーはそれが、”アンドレアとブロックの写真”だと分かった途端、絶句する。
そこへ防護服に着替えたトッドがやって来て、「メスを作るぞ」と言うのだった。

 

スカイラー

マリー

突然洗車場にやってきたマリーは、「話しがある」と言う。

「3時間前にハンクから、”ウォルターを逮捕した”って連絡があった。ジェシー・ピンクマンがハンクに協力して証言は取れてる。今、最高の気分よ、来るのを迷ったけど、よく考えたら姉さんもあの男に苦しめられてた。だから、カレが何をしたにせよ、今なら間に合う。状況は変わったの、あなたも覚悟して。きっとハンクが手を貸してくれる。私も姉さんを支える。ただし条件がある。ハンクを黒幕にでっち上げた映像のすべてを渡して」とマリー。
「分かった」とうなずくスカイラーにマリーは更に、「今からフリン(ジュニア)にすべてを話すのよ。警察からじゃなく家族から聞くべきよ」と言い出す。
スカイラーは、「ダメよ、あの子には言わない!話せない!」と言うが、マリーは、「私が話す。今、ここで、すべてを知るべきよ、隠しきれない」と言う。

すべてを話す

スカイラー、マリーから話を聞いたジュニアは、「今まで平気でウソをついてたの?何が事実なのかわからない。オレは信じない、父さんと話す!ハンク叔父さんと話す!」立ち上がると、取り乱した様子で部屋を出ていってしまう。

 

「家族だろ?」

家族って・・?

信じられない事実にショックを隠せず、「ウソだと言ってよ、母さんも知ってて協力したなら共犯じゃないか」と言うジュニアを連れて自宅へ戻ってきたスカイラーは、見慣れない軽トラが駐車されており、(ハンクに逮捕されたハズの)ウォルターがいることに驚く
「父さん!逮捕されたんじゃないの?父さんが麻薬の売人だって」と矢継ぎ早に質問するジュニアを止め、「荷物をまとめてくれ。出発してから話す。家族のためだ」と繰り返すウォルターにスカイラーは、「ナゼここにいるの?逮捕されたと聞いた。ハンクが逃がすワケがない。ハンクは?ハンクはどうしたの?」とスカイラー。
ウォルターは苛立ちながら、「心配ない。私たちは大丈夫だ。何も心配ないが、すぐにここを出た方がいい。頼むから言うとおりにしてくれ。あとで説明するから」と言うが、「教えて、ハンクはどこなの?」と引かないスカイラー。

ウォルターはスカイラーに近づくと、「トラックに1100万ドル積んである。それでやり直そう。新しく出発しよう。今はそれだけを考えるんだ。そうすれば助かる」と説得するが、「殺したのね?あなたハンクを殺したのね」とスカイラー。それを聞き、「叔父さんを殺したの?父さん」と動揺するジュニア。
ウォルターは、「違う、違う、救おうとしたんだ。頼む、今すぐここを出よう」と言い、荷持を持ち出そうとするが、スカイラーはキッチンの包丁を手に、「出て行って」と言い出す。

ウォルターは、「言っただろ。何も心配ないんだ」と言うが、スカイラーは、「もうやめて。何も聞きたくない。この家から出て行って!」と近づいてきたウォルターに向かって刃物を振り回す・・右の手のひらを切られたウォルターは、力づくでスカイラーから包丁を奪いはじめ、もみ合いに。
ジュニアは、「やめて、やめて!包丁を捨てて」と叫ぶが、ウォルターはやめず、スカイラーから包丁を取り上げ馬乗りに!その瞬間、ジュニアは父親に体当たりして、母親を庇う。

それを見たウォルターは、「どうしてだ?家族だろ?」と叫ぶが、ジュニアは、「父が包丁を持って母に襲いかかりました。人を殺してるかも知れません。まだ家に居ます。早く来てください!」と警察に通報する。するとウォルターは荷物を持ち、ホリーを抱き上げると軽トラで連れ去った。

ホリーを誘拐して

自宅には警察が。マリーも駆けつけ、ホリー誘拐事件の捜査がはじまるー。
そこへウォルターから電話がかかった。
警察が逆探知を開始する中、電話に出たスカイラーに、「警察はいないな」とウォルター。

スカイラーが、「いない」と答えると、ウォルターは、「どういうつもりだ。ナゼ私の言うことをきかないんだ?お前のせいだ。私への尊敬が足りないからこうなった。ホリーを連れ出したのは、お前にわからせるためだ。お前は私が家族のためにしたことを感謝するどころか、間違ってる、犯罪だと文句ばかり言い、邪魔ばかりしただけでなく、ジュニアに言うなと言い聞かせたのにバラしたな。この役立たずのバカ女が!」と罵声を浴びせ、罵り続けた。

「ごめんなさい」と言うスカイラーに、「お前は私がしたことを語る権利はない。第一お前は、何も知らない。この私がひとりで考えてやった。逆らうな。さもなくばハンクと同じ目に遭うぞ」とウォルター。
「何があったの?教えて。ハンクはどこ?」と言うスカイラーに、「カレには二度と会えない。邪魔をしたからだ。家族でも関係ない。いいな、よく覚えておけ」とウォルター。
スカイラーは、「お願いだからホリーを返して。ウチに帰ってきて」と言うが、ウォルターは、「まだやることがある」と電話を切ると、ケータイを壊した。
その後ウォルターは消防署の消防車の運転席にホリーを乗せると、赤色灯を点灯させて立ち去った。

【nagi 考察】
スカイラーは途中から、ウォルターは警察がいるのを分かっていて、逆にそれを利用して、スカイラーは何も知らなかったバカ妻にしようとしていると気づき、「ごめんなさい」と言ったのだと思われる。

 

消える

ウォルターは”人消し屋”を使い、旅行カバンと1100万ドルが入ったドラム缶と共にアルバカーキを出て行った。

 

感想

「家族だろ。家族のために」。どんな場面でもウォルターは、家族と言う言葉を使い、それを優先して行動してたけど、私的には、ウォルターがスカイラーにかけた電話は、スカイラーが何も知らないを装うためだと思います。カレがした究極の家族への気持ちだったのかなと。

最後は人消し屋を使ったウォルター。
これでもう、ウォルター・ホワイトはいなくなると言うことかな。

 

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