アフェア ファイナルシーズン #9

海外ドラマアフェア

話しがフクザツになってきた~
世界的なセクハラ告発ムーブメント「#Me Too」の要素を入れ込んできたもんだから、話しはややこしくなってきてる~(面倒くさいかも)

#9 あらすじ

ヴァニティ・フェアの記者ペトラから電話取材されたヘレン。
翌朝、ノアのスキャンダル記事が出てしまう。
時を同じくして、山火事が発生し、どんどん被害が拡大していた。
一方オードリーはJFK空港で5時間以上の足止めを食らうことに。
その時、ファーキャットから電話があり、オードリーはカレの自宅へと向かうのだが・・・。

 

まとめ

ヘレン エピソード

ノアのスキャンダル

このエピソードの続き

”ヴァニティ・フェア”の記者ペトラは突然ヘレンに電話をしてきた。

「感じの悪い電話だった。離婚のことや、あなたの女関係についてしつこく聞かれた」と言うヘレンに、「何がなんだか・・。最初はカムバックストーリーだと言ってたんだ。なのにペトラは急にスキャンダルを嗅ぎ回りはじめたんだ」とノア。
ヘレンは、「”#Me too運動”に巻き込まれてるの?何かあるなら話して」と言うが、ノアは、「弁護士にも出版社にも相談してる。問題ない」とノア。
ヘレンは、「カギをかけて帰って」と自室へ引き上げる。

翌朝ヘレンがキッチンへ行くとノアが子どもたちに朝食を作っていた。
ノアは勝手に泊まったが、「片づけたら帰る」と言う。

子どもたちを学校へ送って行ったヘレンは、保護者たちが自分を好奇の目で見ていることに気づく。
案の定、運転席の窓を叩き、「夫も同じ目に遭った。危機管理の専門家を知ってる。紹介するから連絡して」とママ友だち。

恐れていたとおり、ノアのスキャンダル記事が出たのだった。
記事の内容は、「6人の女性が、ノアから不適切な発言や精神的に追い詰められたと声をあげた」と言うものだった。

エージェントは、”女性を尊重しているし、傷つけた女性に謝罪する”と声明を出すようノアに要求するが、出版社は、契約書の道徳条項を行使し、新刊の出版を中止すると言い始めていた。
「どうしたらいいんだ」と動揺するノアだが、ヘレンまで仕事を解雇されてしまった。

その時、「トレヴァーがケンカをした。迎えに来いと学校から電話が来た」とノア。
ヘレンはノアを制止、「私が行く」と言うが、「トレヴァーに直接説明した」と言い、ふたりで学校へ向かう。

道路は山火事のせいで、渋滞していた。
「仕事のこと悪かった」と謝るノアだが、「採用されるために頑張ったの。ホイットニーの結婚式の準備さえもガマンして。でももうどうでもいい。私がどう頑張ってもあなたがぶち壊す。謝るならあの女性たちに謝って!」とヘレン。
ノアは、「どう謝れって言うんだ。オレは何もしてないのに」と言うが、「じゃ全部ウソなワケ?脇が甘い結果よ。自分で責任を取れないなんて最低よ!」とヘレン。
しかしその言葉にノアは、「キミのやったことの責任を取ったのは誰だ?えぇ?オレはやってない罪で服役した。もうそんなのは二度とごめんだ!」と感情をぶちまける。

結局、山火事の影響で、学校までの道はすべて封鎖されてしまい、子どもたちを迎えに行けなくなる。
ヘレンはトレヴァーの親友ブルックリンの母親ローレンに、子どもたちの迎えを頼み、一旦家に戻る。

そんな時、プロデューサーから連絡があり、映画のタイトルが変更され、クレジットからノアの名前が外されることが決まったと連絡が入った。

その時ローレンから、子どもたちは既にお迎えがあり、学校にいないと連絡が!
ノアが子どもたちのケータイの位置情報を確認すると、”マリブ”にいることがわかる。
「サーシャの自宅だわ」とヘレン。

ヘレンがサーシャに電話をすると、「子どもたちは無事だ。今、ヘリをそちらへ向かわしてる」と言う。

ノアは、「キミもマリブへ。子どもたちの側に。ボクは空港でホイットニーが着くのを待って話しをするよ。4人の子どもが立派に育ったのはキミのおかげだ。感謝してる」と言う。

 

サーシャ

トレヴァーのケンカの原因

ヘリに乗ってマリブへ着いたヘレンは子どもたちを見て安心するが、トレヴァーの顔は赤く腫れていた。
「ブルックリンがパパの悪口を言ったからケンカになった」と言う。

子どもたちを迎えに行った理由

サーシャは、「子どもたちを勝手に連れてきて悪かった。実を言うと、トレヴァーが電話してきて言ったんだ。”パパが家にいる。でも顔を見たくないから迎えに来て欲しい”って」と言う。
「ほんとに?」とヘレンは聞くが、「昨夜のことは謝る。疲れていたんだ。キミを愛してる。変わるべきはオレだと思った。キミならこの状況にどうするか?と考えて行動した」とサーシャ。

子どもたちは父を告発したオードリー・ネルソンのインタビューを見て、「彼女は売名行為をしてる。全部でっち上げだ」と言う。

サーシャの本音?

突然かかってきた電話は、ニューヨークポストからだった。
ヘレンはサーシャに相談するため、カレの書斎に行くが、「あとはクソ野郎の名前を消し去るだけだ」と誰かに話しているのを聞いてしまう。

「笑えない」と言うヘレンに、「ノアのスキャンダルが映画に影響しないように必死なんだよ」とサーシャ。
「ニューヨークポストが私のコメントが欲しいって、どうして私の番号を知ってるの?」と聞くヘレンに、「マスコミの世界はそう言うものだ。そのうち家にも来る。ボクの経験から放っておくとエスカレートする。”自分と子どもたちをそっとしておいて欲しい”とコメントを出すべきだ。今は子どもたちを父親から離すことが1番だ」とサーシャ。
しかしヘレンは、「それは出来ない」と言う。

その時、映画関連のスタッフの女性の告発文を見つけたステイシー。
その記事を音読して、「私がパパをハロウィーンのパーティーに連れて行った。私のせい?」と泣きじゃくる。
ヘレンはステイシーを抱きしめながら、コメントを出す決意をする。

コメントを発表したヘレンだが、サーシャの話から、サーシャとペトラが懇意だと聞き、(何か)違和感を感じるヘレン。

TV番組でのイーデンの告白

司会者から、10年も前のことを今になって告発した理由を聞かれたイーデンは、「記者から電話で、セクハラがあったか?と聞かれたの。だから真実を言おうと思った」と答える。
イーデンは、「私はノアとのツアーの後、仕事を辞めた。男のクライアントとそう言うのがイヤでキャリアを諦めた。自分を恥じた。気をもたせたのかも。でも最近になってやっと私が悪いんじゃないとわかったの」と言う。
司会者が、「別れた妻のコメントが届いた」と言って読み上げたのは、端折られたものだった。

「コメントが端折られてる。こんなこと許されるの?」と聞くヘレンに、「よくあることだから」とサーシャ。

エラリーは続けてヘレンのことを、「彼女はいい人だけど、世代が違う。価値観が古い専業主婦。ノアに尽くしてた。夫に捨てられた後も。ノアは良い夫、父親でありながら、一歩外へ出たら、一緒に働いてる女性に関係を強要できる」と言い放つ。
「母さん、今のほんと?」と聞くトレヴァーにヘレンは、「いいえ、ちがう。彼女がパパにベタベタしているのを見た。インチキな女、全部デタラメよ。私は仕事もして、パパを支えてきた」と言う。

疑惑

「キミは強いし勇気もある。乗り切れるよ」サーシャはヘレンを優しく慰めるが、「子どもにウソを言うのは良くない」と言い出す。
しかしヘレンは、「ウソじゃない。エラリーとノアは寝てない。離婚してるのにウソをつく必要もない」とヘレン。
すると「でもキミが言ったじゃないか。イーデンとノアが寝たって」とサーシャ。

その言葉でヘレンはサーシャがペトラに情報を流したことに気づく。
しかしサーシャは、「ペトラからノアのことを聞かれたから話したまでだ。悪いのはオレじゃないだろ。ノアだ」と言う。
だがヘレンは気づいていた。
「これでノアの映画からカレの名前が消える。それがあなたの狙いだったのね!」と。
「この映画は私のものだ」とサーシャ。

その時、ヘレンのケータイが鳴る。発信者はノア。
「出るな」と止めるサーシャを無視し、ヘレンは電話に出る。
そして子どもたちを連れて、山火事で煙る道路を運転し、ノアの元へと急ぐ。

 

ホイットニー エピソード

ファーキャット

JFK空港で足止めを食らうことになったホイットニーは、スマホで父ノアのスキャンダル記事を読み、動揺を隠せない。
その時、ファーキャットから電話がかかり、会いに行く。

ファーキャットはホイットニーを見るなり、「可哀想に」と抱きしめ、「キミの親父さんはゲス野郎だし軽率だ。キッパリ決別するべきだ」と言うが、「結婚式の準備を一生懸命してくれた。父は変わったと思う」とホイットニー。
するとファーキャットは、「結婚するのか。おめでとう」と喜び出す。

そんなファーキャットを理解できず、ホイットニーが、「あなたは”ザ・ブロード”のパーティーで、リッチな友だちを楽しませるために私を利用したのよ」と非難すると、ファーキャットは突然声を荒げ、
「止めろ!十分だ。キミは父親のことで傷つき、責める相手を捜してるんだろうが、責める相手を間違ってる。この間のことは、明らかにキミが求めたことだろ?」と言い出す。
「そんなのウソよ。私は求めない」とホイットニーは言うが、「キミはすぐに帰らなかったし、婚約者をパーティーに連れて来なかった。心配するべきは父親のスキャンダルだ。ダシールが21丁目にギャラリーを開く。こけら落としはボクの個展をするんだが、ダシールはそれをキミに任せたらどうだと言ってきた。だが、キミがそういう態度なら、考え直すべきだな。もう帰った方がいいな」とファーキャットホイットニーをバッサリ切り捨てた。

”オードリー・ネルソン”

ホイットニーは、父を告発した”オードリー・ネルソン”を同じ飛行機の中で見つける。
オードリーはTwitterに、「ノア・ソロウェイの新刊発表が見送られるのは、出版社の大英断だ」と称賛を書き込んでいた。

ホイットニーは、「ノアの娘よ。家族の人生を壊した人に挨拶したくて」とオードリーに声をかけ、隣の座席に座る。
「航空保安官を呼んだ方がいいのかしら?」と警戒するオードリーにホイットニーは、「告発する前に私たち家族に影響が及ぶことを考えなかった?」と投げかける。
オードリーは、「じっくり考えた上で、告発しようと決めたの。ソロウェイを尊敬していたし、講義を受けることは夢だった。だけど私の作品をろくに読みもしないで。私を一目見て、”価値がない”と決めつけた。私を見下した。作品じゃなく私を評価したの」と言う。
「最低な教授でも、父のキャリアを潰して良い理由にはならない。個人的な恨みを宣伝に利用してるみたい」とホイットニー。
するとオードリーは、「ご家族には悪かった。でも私たちは自分の経験を語るべきなのよ。問題は女じゃなく男。男の機嫌を取らずに言いことが言える世界にしたい」と言うのだった。

ホイットニーの告白

ロスに戻ったホイットニーが、自宅のドアを開けると、彼女を心配していたコリンが、「生きてたんだ」とイヤミで迎える。
それは音信不通にしたことを心配してのことだと分かっていても、「すごく疲れてるの。もう寝たい」とホイットニー。
しかしコリンは、「ボクはキミの夫になるんだ。話しをする必要がある」と言う。
その真っ直ぐな視線に耐えられなくなったホイットニーは、「結婚できない。ファーキャットとセックスした。昔付き合ってたから」と告白する。
コリンは言葉を失うが、「カレを愛してるのか?」と聞く。
「まさか。最低の男よ。だけど私も最低よ・・だから別れるべき。結婚できない」とホイットニー。
だがコリンは、「やり直せないか?」と言う。
「そうね、結婚しなきゃ”国外退去”だものね」と言うホイットニーにコリンは、「うそだろ?永住権のためだって思ってたのか?オレは希望のないこの国がキライなんだ。アイルランドに帰りたいよ!ボクは、キミと居たいから永住権がいるんだ」と言い、大きなキャンバスを見せる。

それはコリンが描いた”ホイットニー”だった。
コリンは、「ごめんよ、オレは描くのが遅いんだ。みんなみたいにどんどん描ければ・・。でもボクは何百万と稼げる。ボクを諦めないで」と言う。
ホイットニーはコリンに抱きつき、「心から愛してる」と・・・ふたりは愛を確かめ合う・・。

父の訪問、母の訪問

その時ドアをノックし、開けて欲しいと言う父の声が。
「ニュースを知ってるだろ?女性たちの発言はデタラメだと知っておいて欲しい。心配しなくていい。この件はお母さんとなんとかするから」とノア。
”何とかする”の意味が分からず、「どうやって?」とホイットニーは聞くが、ノアは「闘う」と言う。

そこへヘレンがトレヴァーとステイシーを連れてやって来た。
「分かったことがある。皆に話しておきたい」とヘレンは言い出す。
「この騒ぎは私のせい。サーシャは映画の脚本のクレジットをお父さんから奪いたかったの。私があることをサーシャに話し、それをカレが記者に話した。お父さんは何も悪いことをしていないのに、ねじ曲げられてスキャンダルになった」と言い出す。
ホイットニーはコリンに弟妹を外へ連れだしてくれるよう頼む。

ヘレンは、「あなたとイーデンが寝たとサーシャに話してしまったの。ほんとうにごめんなさい。まさかサーシャが利用するとは思わなかった」とノアに謝る。
しかしホイットニーは、「なんでママがパパに謝るの?全部がウソとは限らない。パパはママを裏切り、私たちのことも捨てたのよ!ママはパパに未練があるから庇うのよ!私はパパを非難して欲しかった。クズだって認めてくれたら、パパのような酷い男を普通じゃないと分かったのかも。そしたら、私も酷い男を好きにならずにいられた」と訴える。
それでもヘレンは、「悪いのは私なのよ。女性たちの告白はほんとうのパパとは違う」と言うが、ホイットニーは、「彼女たちを信じる。私にもそうだった・・・。ロドニー・キャラハンの家でパーティーの夜、パパが女たちに向ける目つきを見た。あの目は、獲物を狙う目よ」と。
それはホイットニーが心の奥底にしまっていた父への嫌悪感を噴出させたー。

 

感想

ハリウッドの女優が、映画プロデューサーからセクハラを受け、それをSNSで、「#Me Too」と投稿したことがキッカケで、世界的なセクハラ告発ムーブメントになった「Me Too運動」をドラマに要素に入れてきたのはわかるけど、この手の話しは、白黒つけられないもんでしょ?
少なくとも、ファーキャットがホイットニーにしたことは、セクハラとパワハラだと思うけど、ノアはどうなんだろう?
無理矢理、合意なしは少なくともなかった。
それでも、これはMe Tooなんかな?
答えなんて出せないと思うから、面倒な方向に話しが展開してるなと思う。

 

 

コメント

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