今回もグッと来るシーンが何箇所か(涙)
#5 ラフマニノフピアノ協奏曲第二番
チャニョンは死ぬまでにしたことリストを作り始める。
ソウォンとの関係に悩むソヌに寄り添うミジョ。そこへアメリカから父親がやって来て・・・。
相関図
まとめ
ソヌの問題
クラブで遊んだあとの帰り道、ミジョはバー・クラブの前で若い女性、従業員と揉めているソヌを見てしまう。
翌朝、ソヌを心配し声をかけるミジョにソヌは、「妹を連れて帰ろうとしたが拒否された。話をしたいのにケータイは通じないし、家も知らない」と言う。
ミジョは、「きっとやむを得ない理由があるのかも」と言う。
ソヌと妹
ソウォンが心配なソヌはクラブのママからソウォンの住所を聞き出し、会いに行くが、玄関ベルを押すことができず、プレゼントをドアノブにかけて帰る。
翌日、ソウォンは突然兄を訪ねてやって来た。
ソウォンの手首にはソヌがプレゼントした時計が。
「お兄ちゃんと私の間にはお母さんがいる。だから来たの」とソウォン。
ソヌはソウォンがピアノ講師を辞めたと聞き、一緒に暮らさないかと提案するが、「助けは要らない。それからピアノの話は二度としないで欲しい。私はたまたま裕福な家庭にもらわれてラッキーだったの。そうじゃなきゃ、ピアノを習うことも拝むこともすらできなかったと思う」言い出す。突然卑屈なことを言いだしたソウォンに違和感を感じるソヌ。
だがソウォンはホステスを辞めたと聞き、安堵するソヌ。
父との確執
ソヌの父親がアメリカからやってきた。
ソヌと連絡がつかず、会うためにソウルに来たと言う。
ソヌの父親は、ソヌが妹ソウォンを探すためにソウルに来たと知り、「何故あの娘にこだわる?もう家族じゃない。とっくに離縁してる。あの娘には身に余る支援をした。施設にいたらジュリアード音楽院はおろか、ピアノすら拝むことなどない人生だったさ」と言う。
それを聞いたソヌは、父親がソウォンを深く傷つけたと知る。
ミジョとチャニョン
出会った場所
パニック障害のミジョは通院中の精神科医から、「これから先のことよりも友だちとの楽しかった日々を思い出すといい」とアドバイスを受け、高尺(コチョク)駅のホームにやって来た。
ホームのベンチに座り、チャニョンとの出会いを思い出していたミジョは、向かいのホームのベンチにチャニョンがいることに気づく。
チャニョンもまたミジョとの出会いを思い出し、高尺駅に来ていたのだ。
ミジョはチャニョンと食事をすることに。
その席でチャンニョンは、「アメリカに行かないで側に居てほしい。あなたなしでどうしろって?行かないで。不安でたまらない。怖いよ」と本心を口にする。「行かないわよ、あなたの側にいる」とミジョ。
「死期が分かってから周りの人たちが頭に浮かぶの。両親を思うと申し訳ないし心配で悲しい。ジンソクさんを思うと気の毒で申し訳なくて悲しい。ジュヒを思うと心配でもどかしくて悲しい。でもあなたを思うと、もう恋しくて悲しい」とチャニョン。
ミジョは、「”楽しかった日々を思い出せ”と精神科医に言われて、あの場所が浮かんだ。あなたと出会ったあの場所が」と。「私を愛してやまないのね」と言うチャニョンと笑い合うふたり。
そしてチャニョンは、「自然体でいて。私に遠慮せずにソヌさんと付き合って。私のために男まで諦められたら楽しく旅立てない」と伝えるのだった。
一方ジュヒは、ガンに効くと言う料理をするために”チャイナ・タウン”閉店後に厨房を貸してほしいと交渉、ヒョジュンは快くOKする。
ジンソク
想い
ジンソクが、チャニョンとの時間を作るため仕事を調整し、息子(ジュウォン)に離婚の話をしたと聞き、「何考えてるの?」と怒り出すチャニョン。
ジンソクは、治療を受けるべきだとチャニョンを説得するが、「治療じゃない。私がするのは単なる延命処置」とチャニョン。
するとジンソクは、「治療を拒むならオレと一緒に暮らそう」と言い出す。
チャニョンは驚き、そして、「冗談でしょ?早まらないで。ずっと側にいてくれるのはジュウォンの母親よ」と言うのだった。
ジンソクと妻
ジンソクは離婚成立まで家を出ることを決めるが、妻ソンジュは、「すべてを知ってて黙ってたのね。長い間私を軽蔑してたの?それを離婚の切り札にして脅すなんて酷すぎる!」とジンソクを非難する。
しかし、「軽蔑なんてしてない。話を切り出す勇気がなかっただけだ」とジンソク。
ジンソクは息子ジュウォンには、「出張に行く」と家を出る。
死ぬまでしたいリスト
チャニョンは、”死ぬまでにしたいリスト”を書き始める。
そこには、
・親に別れを告げる
・ジュヒに彼氏を作る
・ミジョの実の母を探す
・ジンソクを家庭に戻す
と書かれていた。
チャニョンの両親
楊平にあるチャニョンの両親の店へとやって来たミジョとチャニョン。
チャニョンの両親は娘とミジョの突然の訪問によろこび、料理を振る舞う。
そのうれしそうな顔を見て、病気のことを切り出せないチャニョン。それはミジョも同じだった。
結局、両親に話すことができず、帰ることに。
チャニョンができたのは、見送りに出てきた両親をハグすることだけだった。
結局、両親に話せなかったチャニョン。
「兄弟がいれば良かったのに。私が死んだら二人の葬儀は誰がする?法事は誰がする?ふたりの顔見たら胸が切り裂かれる思いだった」と涙するチャニョンにミジョも、「どうすればいいか分からない」と言い、ふたりはただ泣き続けた。
ミジョとソヌ
姉ミヒョンから、ソヌが元気がなかったと聞いたミジョはソヌに電話をかけるが出ないため、自宅を訪ねる。
ソヌは見るなり玄関口でミジョを抱きしめる。
ソヌは落ち込んだ様子を見せ、「ソウォンにとって自分は頼もしい兄ではなかった」と言い、ミジョが養子としてチャ家に来た時、最初から家族やお姉さんに心を許せたかと聞く。
ミジョは、
そんなある日、母親がラフマニノフを聞きながら洗濯を畳んでいた。その時の母との会話や音楽が、はじめて、(ここなら安心して生きていけるかも)と思わせたのだと言う。
ミジョは、「父親が妹を深く傷つけた。だがどうして良いか分からない」と悩むソヌの肩を叩き、「だからあなたが妹を守るの!元気だして」とハグする。
ミジョが大切な存在だと確信したソヌは、「ソウォンにキミを恋人だって紹介したい」と言う。
ミジョは頷きOK、ふたりはキスをする。
ジュヒとヒョンジュン
ジュヒは”チャイナ・タウン”の厨房を借りてチャニョンのために料理をする。
それを手伝うヒョンジュン。
何気ない会話からヒョンジュンと恋人ヘジンが、誕生日の一件以降、連絡が途絶えたままだと聞いたジュヒは、「彼女はあなたを傷つけたと思って連絡できないでいるのよ。何もなかったようにあなたから連絡してあげて」とアドバイスする。
アドバイスに従いヒョンジュンが連絡するとすぐにヘジンから電話が!
ジュヒはうれしそうなヒョンジュンを見て、幸せな気持ちになるのだった。
波乱の予感
ソヌは、恋愛感覚が鈍ってる兄さんを助けてとソウォンに電話し、3人での食事する約束をする。
ソヌとソウォンが約束の時間にクリニックの待合室で待っていると遅れてやってきたミジョ。
そこへソヌの父親までやってきた。
ソヌの父親はソウォンに気づくと、「この光景はなんだ?何故お前がいる」と。
その言葉に顔をこわばらせ、去ろうとするソウォンを止めたのはミジョだった。
ミジョはソウォンの中に、【幼い頃、拠り所がなく毎日不安だった自分】を見て思わず手を握りしめたのだった。
感想
「死」を題材にするものはやっぱり苦手だな。
チャニョンが両親に病気のことを言えなかった気持ち、めっちゃ分かるし、自分が死んだあとの両親を思う気持ちにも胸を締め付けられます。
チャニョンとジンソク、ふたりの関係は特別なものなんだなって伝わりますね。
だからこそチャニョンの「死ぬまでにやることリスト」に、【ジンソクを家庭に戻す】って項目が。
妹のことで苦しむソヌに寄り添うミジョ、良かったな。
訪ねてきたミジョを思わず抱きしめるシーンがたまらんかったわ~。
39才だけどふたりの関係はフレッシュに感じる。
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