デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~ シーズン3 #9,#10(最終話 / 相関図あり)

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海外ドラマデッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~

このレビューが「デッド・トゥ・ミー」の10話が最終話になります。

#9 残された時間 We’re almost Out of Time あらすじ

ジェンは捜査の目をくらまそうとモラニス捜査官を訪ねる。一方、ジュディは自分の人生について考える。

 

相関図

まとめ

モラニス捜査官を訪ねたジェン

お手製のスコーン持参でモラニス捜査官を訪ねると、「実はスティーブと関係を持っていた。ジュディにはとても話せない」と号泣し、お腹の子はスティーブの子だと告白したジェン。

「すごい話だ」と優しく話を聞いていたモラニスだったが、「これで仮にスティーブの遺体からあなたのDNAが出ても、もっともらしい説明がつくね」とジェンの画策などお見通しだと言わんばかりのモラニス。

ジェンとジュディ

現状

「ケモの効果はまったくなかった。だからこれ以上の治療は無意味だって。私、受け入れた。残された時間は愛するひとと穏やかに過ごしたい」と言うジュディに、「ダメよ、治験を受けて」とジェン。

ジェンはカレンから見せられたストリートカメラ映像に、自宅のゴミ箱を漁るモラニス捜査官が映っていたと言い、「きっと私のDNAを調べてると思う」と告白する。
追い詰められたジェンを見て、「この状況は赤ちゃんによくない」とジュディ。
しかしそれをチャーリーとヘンリーが聞いていた。

妊娠を知った子どもたち

チャーリーは、「誰の子だよ?」と怒ったが、ヘンリーは、「お兄ちゃんになれてうれしい。パパも怒ってないと思う。パパが死んで3人家族になったけど4人になる。ジュディとベンを入れたら6人家族だ」と。
ヘンリーの優しさに癒やされるジェン。

ジュディに治験を受けさせたいジェンは大学病院に電話するが、治験の受付は終わっていると断られる。それでも何とか受け付けてもらおうとするジェンは暴言を吐き、結局、治験リストに入ることは出来なかった。

警察署で

罪を認めたベンは郡の刑務所へと収監されることになった。
「あなたの手柄よ」と労うペレスに、「ベンは間違いを犯したけどいいヤツだからフクザツだ。それに夫のひき逃げ犯は必死で探したジェンが、なぜベンを告訴しないか腑に落ちない」と言い出すニック。
仕方なくペレスは、「ジェンはベンの子を妊娠してる。ベンはそれを知らない」と話すが、「そうか、わかったぞ!キミがジェンを庇ってきたのは友だちだからか。そしてジェンの秘密を守ってやってる。だけどジェンの妊娠のことはモラニス捜査官に伝えるべきだ」と言い出す。

ベンからの電話

拘置所からジェンにコレクトコールがかかった。
「通話を断られるかと思った。出てくれて嬉しいよ。やっと償いができる」と言うベンにジェンは、ジュディが末期がんでもう治療法がないと言う。

通話は残り1分となった。
「ボクの気持ちを伝えたい。愛してるジェン。見返りは求めない」と言うベンにジェンも迷った末、気持ち伝えようとするが、電話は切れてしまうー。

ジュディ

別れの準備

出所して社会復帰訓練所にいる母エレノアを訪ねたジュディは、「あなたの家に居候させて」と頼むエレノアに、「ソノマに行く」と断り、プレゼントだと封筒を渡す。
中身は大金だった。

チャーリー

ゲストハウスでトランクに荷物を詰め込んだジュディだが、気分が悪くなり座り込んでいたところを、チャーリーから咎められる。ゲストハウスは今やチャーリーの部屋だからだ。だがチャーリーはジュディの体調が悪いとわかると、気遣う。
母親の妊娠を知り、「ママはパパのことを嫌ってたのにベンには優しい、わからないよ」と言うチャーリーに、「ジェンは厳しいけどタフで頼りになるママよ。それにどんな時もあなたの味方」とチャーリーを諭す。
「愛してる」とチャーリーを抱きしめるジュディに、「ボクも」とチャーリー。

思わぬ・・・

思わぬ幸運

”神のハーモニーズ”のボランティア、ジェナに約束の千羽鶴を届けたジェンは、ジェナが産婦人科医で、聖ブリッジの治験ジュディが参加できるよう掛け合ってくれると聞き、一縷の望み持つ。

思わぬ訪問者

ジュディの留守中に、母エレノアが突然訪ねてきた。
「何の用か?」と問うジェンに、「あの娘、詐欺でもやってるんじゃないの?カタギでこんな大金は稼げない。ソノマに行くとかって私を排除しようとしてる」と大金を見せ、苛立つエレノア。
ジェンは、勝手な言い草のエレノアに我慢できず、「ジュディはがんなの」と告白する。

そこへ帰宅したヘンリー。
「ジュディがスーツケースを持って出ていったよ」と言う。
すぐさまジェンはジュディのケータイに電話するが、ケータイはジュディの部屋に置いてあり、部屋の壁にはジュディの絵が掛けてあった。

ジュディ

自首

ジュディは警察署でニックに、「スティーブを殺した。ジェンは何も知らない」と自首し、スティーブ殺しの凶器、”鳥の置物”を見せる。

ジェンとジュディ

”ジュディが自首した”と連絡を受け、署にかけつけたジェン。
5分の面会を許され、「何やってるの?バカじゃないの?治療を続ける約束でしょ?自供を撤回して!」と怒鳴りつけるが、「止めて!私の人生よ。私は死ぬ。それが事実だし、これが私たちの逃げ道だと思う」とジュディ。ジュディは、「あなたを失いたくない。あなたにそばに居てほしい」と泣くジェンに、「どこに居ても一緒だから」と言う。

ジェンの頼み

ジェンはニックに、「FBIに引き渡すのを待って欲しい。治験を受けさせたい。唯一のチャンスなの。3週間だけ逮捕を待って」と懇願する。
最初は自首してきたジュディの釈放などあり得ないと言っていたニックだったが、追跡装置をつけることで同意する。

母とジュディ

ジュディは追跡装置をつけることで一旦釈放になった。
自宅に帰ると、そこには母エレノアが。
エレノアはジュディを抱きしめる

 

モラニス捜査官

ジュディを一旦釈放したニックはペレスに、「クビにしても構わない。だけど彼女を刑務所で死なせたくなかった。モラニス捜査官にバレたらオレは終わりだな」と言うが、「永遠にバレない」とペレス。
モラニス捜査官はモーテルで死んでいたのだ。

「マジかよ?」と言うニックにペレスは、「何もかも伝えようと思って訪ねたら、部屋中荒らされ、死んでた」と言う。
ペレスは、モーテルの部屋からジュディに関係するものを持ち帰る。

そして・・・

翌朝、エレノアはジュディのクルマでサンフランシスコへ向かう。
足にはジュディの発信機!?が。
そしてジェンはジュディを連れてメキシコに向かっていた。

 

感想

10話目の最終話につなげるためのエピソードですね。
次がファイナルです。
メキシコでふたりはどうするのかな?

 


 

 

#10 行きつく先 We’re reached the end あらすじ

ジェンはジュディの望みを叶え、メキシコへ女子旅をすることに。そこへベンから思わぬ情報が入る。

 

まとめ

逃避行

スティーブ殺害を自供したが、治験を受けるために3週間の猶予をもらったジュディ。
だがジェンはその3週間をジュディの願いを叶えるために、メキシコに逃避行することに。
3週間後、ジュディは逮捕されるだろうことは目をつぶって。

だがそこへ二人組の男が接触して来た。
ジェンはその男を見て、(FBIだ)と言うが、「ギリシャ人のシンジケートよ」とジュディ。

ギリシャ人たちはジュディとスティーブがシンジケートから盗んだ大金をカンバスの裏に隠していたことを知っており、「カネを返してもらおう。武器は使いたくない」と言う。
だがジュディは、「撃っていいわ、私はがん末期なの。お金は全額治療費に使ってない」と言い出す。
「それでもカネを取り返さないと困る」と言う男たちの隙きを見て、銃を向けると、「銃を捨ててクルマに乗って!」とジュディ。

ジュディはタイヤを撃ち抜きパンクさせると、そのまま逃走する。

最期のとき

ジュディがジェンを連れて来たのは、スティーブがお気に入りだったメキシコの家だった。
素敵なロケーションにビーチを見て、感動するジェン。
ふたりはゆっくりとバカンスを楽しむ。

そこでジュディは、「ベンと人生を歩いて行きたいなら、すべてを話すべき。赤ん坊を父親を知らない子にしないで」とジェンを諭す。

赦すこと

だがガレージには、分解したハズの66年製のマスタングが置かれていた。

「バラして捨てたハズだったのに、ほんとうにごめんなさい。叩き潰して!」と言うジュディにジェンは、「そんなことできない。あなたと出会えた」とジェン。

幸せを感じて

だがジェンが出血してしまう。
診察の結果、前置胎盤による出血で注意が必要だが赤ん坊は順調に育っていると言う。
その上、赤ん坊は女の子だと判明。
ジェンとジュディはエコー写真を見て幸せに浸る。

思わぬ事態

その夜、ふたりはレストランで食事を楽しむが、そこへ刑務所のベンからコレクトコールがかかった。
電話に出たジェンは、思い切って妊娠を告げる。
自分の子どもだと知り、心からよろこぶベン。そしてベンは、「ボクからも情報があるんだ」と言う。

ベンの話しでは、モラニス捜査官がギリシャ人シンジケートに殺され、スティーブ殺害捜査資料が紛失したため、スティーブ殺害はギリシャ人らの犯罪と言うことで捜査が打ち切られたと言う。

「あなたはギリシャ人に脅迫され仕方なく自供したと言えばいい。サンフランシスコへ戻って対策を考えよう」と言うが、ジュディは激しい痛みで倒れてしまう。
「苦しんでほしくない。だから帰ってちゃんとケアしよう」と言うジェンにジュディは、「ここに残る」と言う。
死期が近づいているジュディ。それを分かっているジェンはジュディの気持ちを受け入れた。
「幸せだった。あなたに出会えたことがほんとうに」と言うジュディに、「私もよ」とジェン。

翌朝ジェンが目覚めると、枕元にはジュディからの手紙といつもジュディが身につけていたブレスレットが置かれていた。

死を受け入れて

ジュディの死を受け入れたジェンは、猫のサミーと一緒にマスタングでサンフランシスコへと戻る。
その日は”神のハーモニーズ”のコンサートの日だった。
教会にはジュディが折った千羽鶴が飾られ、笑顔で歌い踊るヘンリー。
そこへベンがやって来た。
ジュディから招待状を受けていたのだと言う。
ジェンはジュディの愛を感じ、涙する

ジュディが亡くなって・・・

ジェンはジョーイを出産。
ベンと一緒に生活をはじめていた。
ジェンはジュディとの約束を果たすためベンに、「話しがある」と切り出すのだったー。

感想

今回のエピソードが最終話でした。
「We’re reached the end(私たちは終わりに達した)」ってエピソード題がおしゃれです。
ジュディは亡くなり、モラニス捜査官がギリシャ人のシンジケートに殺され、捜査資料を持ち去ったペレスの機転によりベンは刑期を終えて出所。そしてジェンはジョーイを無事出産。
だけど、1つジュディとの約束を果たしていませんでした。
それは、「ベンに真実を話すこと」。
最後の最後、ジェンはベンに、「話しがある」と切り出したところでドラマは終わりました。きっと話したのだろうと思うし、ベンはジェンを許しただろうと思います。
人を殺しておいて、こんな結末はどうなのかって賛否はあるだろうけれど、ドラマだから、犯罪のすべてが憎むべき犯罪ではないと言う事実もあるワケで・・・、
病を押して撮影に望んだクリスティナ・アップルゲイトに敬意を表したいと思います。

 

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